2011年10月1日土曜日

WORKING'!! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2011/10/01
評価:HV1280

先行1話で見たフレームと同じ。

ちょっとボケ気味とも思える見た目の印象からは予想できない大きな分布はほとんど変わらず。絵としても先行時との差はほとんど感じないけれど、僅かに周囲のノイズ分布が減っていてすっきりした絵になっている。

どちらかといえばボケの絵なのに線の黒浮きが酷くどこかはっきりしない絵に見えるところが多いけれど、太めの線や黒で塗られた周囲などを見ると分布に見合うはっきりした境界になっているのがわかる。

線の黒浮きはぼかしの影響で起こることが多いので矛盾した話になっているけれど、線が細くなりすぎると弱いぼかしでも激しく黒浮きする。この絵も細い線になるほど明るくなっているので線の細さも一因だろう。ただ見た目の線の太さと黒さがあまり一致せず、少し太く見える線でも激しく黒浮きしているところもあるので他にも理由がありそうだけど、適当に実験してみてもなかなか似た質感の絵が作れずよくわからない。

映像として見た印象と分布に違和感を感じて、分布の割には・・・という表現を使うことも多いけれど、何か間違えたのか?と本気で思ったのはこれだけ。というより実際はよく間違えるので最初はまたやっちゃったと思ったけれど何度確認しても大きな円分布になってしまう。

ちなみに、コントラストの高低もこの分布に影響がありコントラストを下げるとその分小さくなるけれど、人間の感覚より鈍い変化なので伸びの良さと人が感じる鮮明さは一致しない。というか、そもそもこのチェックは人間の感覚ではわかりにくいところを目に見えるようにすることでアプコンとHVを判別できないか、というところから始めたものなので人の感覚とは違うところが重要だったりする。

D.C.S.S ~ダ・カーポ セカンドシーズン~ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2011/10/01
評価:SD-ip/486(A)

MXでは初放送。2005秋からのtvkは当然額縁。

アプコンでも円に近い分布でジャギ感もなくなめらかな線に見える。全体としてもコントラスト控えめの映像だけど線の黒浮きも目立ち、分布以上にボケ感の強い絵に見えるけど、荒れているわけではないのでテレビの鮮明化処理次第で普通のアプコンと感じるくらいの絵にすることも可能だろう。

SD-ipで発生する残像とは異なる特徴の残像のようにも見えるノイズがあったり、縞の特徴は486(A)に十分近いものの僅かに異なっているので、かなり古いタイプのアプコンなのかも。

トワノクオン第一章「泡沫の花弁」前半パート見せます!!


局:tvk
放送日:2011/09/27
評価:HV1280

MXでは全編放送済みだけど、比較は同一尺の映像の方が無難だろうということでMX待ちで遅れてチェック。

MXでは円に近い分布なのに対し、tvkは横に少し潰れて縦長の楕円っぽくなっているだけでなく、ノイズの多いために上下の黒い部分もMXより少し明るくなっている。

極端に細い線での描写は少ないのでtvkボケの影響で線が黒浮きして見える部分は少なく、見比べても印象差はそれほど感じないけれど、線が少し太く細かい描写も潰れかかっているtvkらしい画質。



局:TOKYO MX
放送日:2011/09/30
評価:HV1280

MXは前回放送と同等な感じだけど、今回はご丁寧に前半パート見せます!!のところまでしっかり追加したタイトルを左上にほぼ常時表示と、楽しむことを禁止したような宣伝番組になっている感じ?

バクマン。2 1話


局:NHK Eテレ
放送日:2011/10/01
評価:HV1280

1期と大差なく小ぢんまりした円分布のソフトHV。比較的黒に近い線で描いている部分も多いけれど、ぼかしの影響で線が細くなっているところが激しく黒浮きしてしまい、カット間での印象差だけでなく1フレーム内でも違和感を感じるところもあるバランスの悪さは相変わらず。

細い線での描写が解像度不足でジャギ感の強い線になっているところも多く、縦720の特徴がとてもわかりやすいHV1280。

はなかっぱミニ


局:NHK Eテレ
放送日:2011/10/01
評価:HV1280+

[新]付きでも新映像なのか怪しい感じの番組でスルーつもりだったけど、バクマン。2直前だったのでついでにチェック。無印同様極端な縦長分布だけど縦の伸びは非常に良く、線は太めでも精細なHV映像。

フルHD?と思えるくらい細い線での細かい描写もあるけれど良く見ると拡大跡があり、線周辺のノイズになどに縦900周期の特徴が出ていて元は1600x900の映像で間違いなさそう。無印はBSプレミアムでも放送されるけれど横1440経由ではない映像にならないかな?

機動戦士ガンダムUC 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/10/01
評価:HV1280

ここからは通常進行。比較対象としては強敵なWOWOWで見たフレームと同じところ。

BSアニマックスは特にボケもなく、似たような大きさになっているけれど、動きの少ない部分でも圧縮ノイズが多く、周囲が少し明るくなっているのに対し、WOWOWはしっかり暗くノイズすっきりした分布になっている。少しざわついた感じのする映像でシーンチェンジ近辺では劣化が目立つところもあり、当然の結果だけどWOWOWの圧勝。とはいえ条件の違いを考えれば十分頑張ってる映像で、普通に見ていて悪いと感じる環境も少ないだろう。



逆に誤差とは思えないくらいWOWOWより伸びのよい分布になり、絵で見ても線が少し細くなっているように見えるところもあった。

中央がアニマックスで下がWOWOWの同じフレーム。ここも圧縮劣化でノイズが増えていてその影響もあるけれど、僅かながらWOWOWより鮮明な絵になっている。

線の特徴を見ると1440へのリサイズの特性が影響している感じがするけれど、提供された放送用マスター自体異なる可能性もあり、この映像だけでは差がどこからくるのか判断するのは難しいかも。他の作品も見て比較していく中でアニマックス固有の癖みたいなものも見えてくるかもしれない。



ノイズが少なく周囲がしっかり黒くなっているWOWOWの分布。普通に見ていても他とは違うと感じられる安定感はやっぱり凄い。

BSアニマックス スタート記念 無差別評価まつり

全番組のリストを作るつもりもなく全体の傾向を見るという程度の一覧になってしまうけれど、あに瓶的評価分類をまとめてみた。全部チェックする時間もないので今回は分布省略。

局:BSアニマックス
放送日:2011/10/01

普段は24:00過ぎは前日表記にしているけれど細かいことは気にしない。

記号は▲フィルム経由 ◆コンポジソース

こち亀 浅草初恋物語4:3-ip/486(R) ▲◆

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-4:3-ip/486(R) ▲◆

ドラゴンボールZ4:3-ip/486(R) ▲

スクライド4:3-i/486(A)


無責任艦長タイラー4:3-ip/486(A) ▲

舞-乙HiME4:3-ip/486(A) ◆

テニスの王子様 ANOTHER STORY 立海烈伝SD-i/486(A)


べるぜバブSD-p/48x


シティーハンター24:3-ip/486(A) ▲

ルパン三世(新)4:3-ip/486(R) ▲

毎日かあさんHV1280+
今日の放送はぎゃろっぷ制作の1440x810の特徴のある映像で、現在の地上波とは異なる。


爆丸 ガンダリアンインベーダーズSD-ip/486(A)

うちの3姉妹 おかわりぱれたい4:3-ip/486(A)
フルHD相当解像度の装飾サイドパネル付き


バトルスピリッツ ブレイヴHV1280

こち亀TVSP レッツゴー長崎!4:3-ip/486(A) ◆
コンポジ由来のノイズは抑えられていてコンポネと大差なく見えるところも多い。


剣勇伝説YAIBA4:3-ip/486(A) ▲◆

モジャ公4:3-ip/486(R) ▲◆

ちびまる子ちゃん第1期4:3-ip/486(R) ▲◆

ケロロ軍曹4:3-ip/486(A)
装飾サイドパネル付き


名探偵コナンTVSP 巨大神像の怒り4:3-ip/486(A) ▲◆

ちびまる子ちゃん4:3-ip/486(A) ▲◆
開始特番の方は(A)
こち亀 両津の体力株式会社4:3-ip/486(R) ▲◆
ドラゴンボールZスペシャル4:3-ip/486(R) ▲
アニメ本編は通常放送と同等

今日のラインナップの傾向からして当たり前の話なのでここで触れるまでもないけれど、4:3、コンポジ率の高さに驚く。珍種なアプコンもなく486(A)か486(R)で、常時縞の-iアプコンも2作品ありHD化の価値も半減と言った感じだけど、比較的新しいHV作品では比較にならないくらいの向上なのは言うまでもない。

1440x1080放送ということもあり、いい意味で無個性のBSアニマックス。癖のない無難画質だけど安定志向で見やすい画質は地上波局に近い傾向。

優秀という表現を使うような凄さはないけれど、古いグレインの強い絵でも線の乱れは抑えられていて、新旧作品が入り乱れるラインナップのアニマックスに合った選択をしている印象。逆にHVだと若干粗さが気になるところもあり、もう少し調整の余地ありな感じがしないでもない。開局直後は短期間で微調整される例も珍しくないし、初日の僅かな映像だけで評価するのも早計ということでラインナップの充実含め、今後のアニマックスに期待しておこう。