2011年11月11日金曜日

化物語 1話



局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/11
評価:HV1280

WOWOW, MXと同じところ。

ほとんど差のない分布。MXと比較すると背景などのディテールはMXより残っているけれど、圧縮劣化や色の崩れが気になる。微妙な表現もつぶれず残っていることも十分利点ではあるけれど、アニメでは線の乱れの方が見た目の画質に大きく影響するだけに、むしろMXの方がアニメ向きの画質になっているような。

まあMXが今の画質のまま、マルチL字なしで衛星有料放送してくれるのであれば、AT-Xと同額でも安いと感じるくらいのMXの方がアニメ専門チャンネルっぽいラインナップかもしれないけれど。

1, 2話はOP, EDの文字含め1280x720で作られているので断定は難しいけれど、横方向に複数回のリサイズ跡が出ているところがあり、WOWOWでも横1440経由の映像だったので、いつも通り横1440経由の映像だろう。

黒執事Ⅱ 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/11
評価:HV1280


TBS1話と同じところ。

TBSより少し大きな分布に見えるけれど、これもBSアニマックスらしい線周辺のモスキートが目立つ映像でそのノイズの分布が重なって見えている影響が大きくTBSより鮮明というわけでもない。グレイン風ノイズが残っている状態であれば絵全体にノイズが見えるはずだけど、線の周囲以外はすっきりした絵になっているので、見えているノイズの大半は圧縮劣化の影響だろう。

モスキートノイズは多いもののブロックノイズ含め線が大きく崩れるような劣化は少なく、普通に見ていて悪い画質と感じることは少ないだろうけど、TBSは線の周囲もすっきりして落ち着いた映像なので比べてみると少し荒れて見える。逆に背景などの微妙なディテールはアニマックスの方が良く残っていて緻密な絵になっている。

夏目友人帳 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/11
評価:HV1280

BSアニマっクスでは途中でのHV化になって過去の他局のチェックと直接比較できなかったので、いくつか比較してみよう。

テレ東で見たところと同じ。

ほとんど変わらない分布だけど、テレ東の方が周囲のノイズ分布が少し強く出ている。BSアニマックスの方が少しすっきりした絵になっているけれど、テレ東の方がグレイン風ノイズが潰れず良く残っているだけでアニマックスの方が優秀というわけでもなさそう。ただやはりアニマックスは色のにじみが少なくテレ東より細かい色描写もはっきりしてた。

拡大してみれば差はあるものの、小さい分布で低コントラストのボケ感のあるソフトHVなので、動画としてはロゴ以外何が違うのかわからなくくらい似た状態に見える。

撮影時のリサイズの影響かぼかし効果前はジャギ感の強い線だったので縦720の特徴もわかりやすく、どこかはっきりしない見た目の印象の割りには撮影解像度で1ピクセル幅しかないような細かい描写も潰れずに残っている。

けいおん!! 1話


局:BSスカパー!
放送日:2011/11/10
評価:HV1280


TBS1話で見たところ同じ。下はそのTBSの分布。

似たような大きな円分布になっているけれど、TBSより横の伸びが僅かに悪く、周囲のノイズ分布も少し多い。

拡大して比較すると、TBSの方が細かい描写も崩れず良く残っていたり、僅かに色が鮮やかでノイズも少ないすっきりした絵になっている違いも見えてくるけれど、普通に見ていて気付けるような差はなく、ロゴを隠せば判別不可能と思えるくらい同等の画質に見えし、圧縮劣化もほとんど気にならないレベルで安定感のある映像になっている。

縦のは何故か720より少し小さく715のジャギが綺麗に残っているのもTBSから変わらずそのまま。



局:TBS
放送日:2010/04/06
評価:HV1280

BSスカパー!も同じ傾向だけどノイズも少ないTBSでも特に縦方向は線に周期的な乱れが出ていて僅かに横長感のある分布になっている。

といっても劣化ではなく、元から補間弱めのリサイズでジャギ感の強い絵だったというだけで、その特徴が放送でも崩れる良く残っているという話。