2013年4月9日火曜日

アラタカンガタリ~革神語~ 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/03/25
制作:サテライト・JM ANIMATION
評価:HV1280

HVとしては小さい分布のボケ画質。元からあまり黒くない線で描いている上に、ぼかしの副作用で黒浮きが目立つカットも多く、環境によってはアプコン?と思うくらいはっきりしない絵に見えてしまうこともありそう。

大きく動くところでは普通に見ていても崩れが分かるくらいブロックノイズが大量発生している不安定な映像だけど,線の輪郭を見ると動きのないカットでもノイズ効果も影響でブロックノイズっぽい崩れが出ているところが多い。

そんな状態でも線間隔の狭いところには乱れのない縦720のジャギが残っているところがあり、これもHV1280。

ハヤテのごとく!Cuties 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/04/08
制作:マングローブ
評価:HV1280


大きめのでも中央の少し明るい部分と暗く広がる部分が重なったような分布になるところが多い。

絵で見るとシャープ系フィルタで輪郭強調したような線になっていて、少しぼかし過ぎた絵を後から補正したような特長。コントラストを抑えた映像は2期のJC画質に近く見えるけれど、2期っぽい質感にしてみたものの、JC並みのボケ映像に絶えられず強引に鮮明にしたのかも・・・は憶測というより妄想だけど、そんな感じに見える。

グレイン風ノイズのちらつきも見え、今期の作品の中ではノイズっぽい粒も少し残っているけれど、派手な動きがほとんどなく、劣化が気になるところはほとんどない。少しざらついた絵に見えるけれど、ノイズ効果に加え、鮮明化の副作用のノイズやリサイズでの乱れの影響で線が少し荒れていることも影響しているようだ。

番宣通りの特徴で、縦720周期のジャギははっきり見えないけれど、鮮明さ優先したようなリサイズの影響で3ピクセル周期の揺らぎが強く出ているHV1280。

百花繚乱 サムライブライド 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/04/08
制作:アームス
評価:HV1280+/844


特に横の伸びが良いけれど大きな分布になる。線が細く若干黒浮き気味なので、鮮明さではトップクラスの映像には見えないけれど,精細な描写も多く、情報量の多い緻密な絵になっている。墨含めてほぼ1期通りの質感で、1期のカットを混ぜてもまったくわからないだろう。追記 寝ぼけていたのか2期1話の映像同士で見比べてずれたことを書いてました。ごめんなさい。1期と大差ない質感のところも多いけれど、1期の方がやや暗い絵で彩度が高くメリハリのある絵になっていた。逆に1期では細い線で描かれたところでの黒浮きがひどく輪郭ははっきりしているのにどこかボケたように見えるカットも多かったけれど、2期では細い線の黒浮きが1期より軽減されていてカット間の印象差が小さくなっている。見やすい映像になっているけれど、1期の癖の強い映像と比べると個性を失った感じがしないでもない?

グレイン効果があったちらつきもはっきり残っているけれど、ほとんど潰れていてMXでは圧縮劣化も目立たず十分安定した画質になっている。

2期も本編に重ねられた文字の一部や予告などには綺麗に縦1080のジャギが残っていて、部分的にフルHDの要素も混ざっているけれど、大半の普通のカットのジャギを数えるとどこも縦844で、EDも同じだった。

また整数で16:9にならない数字が出てきたけれど、横1500の16:9は縦は843.75と非常に近く、正確に16:9でなくても1500x844でほぼ16:9になることから、最初から1500x844で撮影という可能性もありそう。それをフルHDに拡大した後にさらに加工を加え最終的な映像に仕上げた映像、という辺りが正解かな?


1期2話でも数字は書いたけれど、2010年頃より高精度で判断できるので改めて1期の特徴を調べてみると縦は846で間違いなそうで、1504x846は整数で16:9になるのでこちらの方が実際の撮影サイズとしては納得できる数字。どの推測も憶測になってしまうけれど、1期の時点で1500という数字は特に意味があるものではなかったので、2期の横1500ぴったりに見えるような特長もただの偶然だったようだ。

RDG レッドデータガール 1話


局:tvk
放送日:2013/04/07
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280


MX, BS11と同じところ。

tvkでも十分大きな分布で鮮明な映像に見えるけれど、他と比べるといつも通りの一回り小さい分布になっている。

鮮明さは十分な感じでも、異常に細かい描写のある背景が多い作品なのでディテールの潰れが酷く、他局より格段にのっぺりした絵になってしまっている。比較しなければ特に悪い画質には見えないけれど、MXの緻密な映像を見た後だと物足りなさを感じるかもしれない。

デート・ア・ライブ 1話


局:tvk
放送日:2013/04/07
制作:AIC PLUS+
評価:HV1280

これもMXと同じところ。

比較しなければ特に大きくもないけれど綺麗な円分布で悪い感じはしないけれど、MXより横の伸びが悪く、絵で見てもはっきリボケが分かる。MXで見ても線が黒浮き気味になっているところが多かったので、ボケの影響でさらに黒浮きが激しくなっている。テレビの鮮明化処理で十分鮮明に見える環境も多いだろうけど、補正のかからない環境ではこの分布でもどこかはっきりしない絵に見えてしまいそう。

波打際のむろみさん 1話


局:tvk
放送日:2013/04/07
制作:タツノコプロ評価:HV1280

これもMXと同じところ。

横の伸びは大差ないのに、縦の伸びが悪く横長の分布になっている。輪郭がはっきりした線だからなのか、鮮明さを維持している線が多く、これも映像で見比べるとMXとの差はあまりない印象。

線が黒に近い高コントラスト映像で、ノイズ効果のないすっきり画質だとtvkでもそれほど悪い絵にならない傾向。逆にノイズ効果付きのJCフィルタ画質は、MXと比較すると100%確実に判別できるくらいボケた絵になってしまうことがある。


よんでますよ、アザゼルさん。Z 1話


局:tvk
放送日:2013/04/08
制作:Production I.G
評価:HV1280

MXと同じところ。

MXより1回り以上小さな分布なるくらいボケているけれど、線の黒浮きもほとんどなく映像で見るとこれでも十分鮮明に見える。圧縮劣化も目立たず、ロゴを隠して見比べてると判別できないくらい似て見える。ボケても人の目にはボケて見えない映像という点でtvk向きのアニメかもしれない。

K 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/04/07
制作:GoHands
評価:HV1280

これも1話からL字のMX。


TBS, BS-TBSと同じところ。

TBSとほとんど変わらない分布で絵で比較しても大差ないけれど、TBSよりノイズ効果が潰れてすっきりした絵になって圧縮劣化も少し減り、線の乱れも少なくなっている。オリジナルの質感から離れているかもしれないけれど、TBSより少し安定度が増したように見える。

派手な色使いの作品だけど、色のよさはTBS>MX>BS-TBSで、TBSがもっとも良く見える。ただ色付きグラデーションが強烈なので、動画ではその印象が強すぎて細かい部分の色を意識することもないので、画質視点で見比べても大差ない印象。

キングダム 1話

局:NHK-G
放送日:2013/04/07
制作:ぴえろ
評価:HV1280

1年前のBSプレミアム1話で見たところと同じ。

NHK地上波ボケの影響で横の伸びが悪く縦長の分布になっているいつものパターン。線が太いので黒浮きもほとんどなく鮮明さはあまり変わらず、見比べても簡単に判別できるほどの差は感じない。

それでも細かい描写はボケて潰れて緻密さが失われているとこも多く、BSプレミアムスタート以降、画質面でNHK地上波が勝てる要素はほとんどなくなっている。