2012年12月30日日曜日

機動戦士ガンダム第08MS小隊 特番 新作ショートフィルム



局:TOKYO MX
放送日:2012/12/30
制作:サンライズ
評価:HV1280-i(SPICE)

特番内で流れた16:9のデジタル制作新作映像部分。分布でわかる通り、これもフィールド毎のリサイズで拡大した縞HV。

直線描写も多いのでフルHD環境では縞の影響もはっきり見えてしまう微妙画質になってしまっている。特番などでは雑な処理で劣化した映像も時々見かけるし、ここだけの問題で適切な画質で収録される可能性も高そうだけど・・・



縞解消後の分布。元から大きいというほどの分布ではなく少しソフトな輪郭になっているけれど、線も太めで適度に暗いコントラスト高めの映像で普通に見ていてボケを感じるようなところはなさそう。

翠星のガルガンティア 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/30
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864

まだ2013冬アニメのテレビでの番宣を見かけない作品もあるのに、また春アニメの番宣。

巨大と言ってもいいくらい大きい円に近い分布になる高精細HV。宣伝用映像なので本放送全体が同レベルの映像になるかどうかはともかく、一見してHV1280クラスの映像ではないとわかる精細感があるくっきり画質。背景の描き込みもテレビアニメとは思えない緻密さで、映画でもここまで情報量の多い映像は珍しいかも?

軽微なノイズ効果は使っているようにも見えるけれど、放送ではほとんど潰れてすっきり画質になっていることもあって、情報量の多い映像でも圧縮劣化は気にならない程度に抑えられている。

乱れの少ないジャギの特徴も綺麗に残っているところも多く、これもI.Gの高精細作品ではおなじみ縦864のもえたんBASARAで元は1536x864で間違いないだろう。普通のバランスなので線が黒に近かったBASARAほど極端な鮮明映像ではないけれど、最近はあまり見かけない癖のない鮮明画質のI.G作品になりそうだ。

ラブライブ! 番宣



局:TOKYO MX
放送日:2012/12/29
制作:サンライズ
評価:HV1280+/810


BS11の番宣は劣化状態だったので、MXも見ておこう。下はBS11の同じフレームをそのまま再掲。

MXの方が横の伸びが良く、奇妙な影も見えない僅かに横長な感じでも円に近い分布になっている。線のボケ(というか崩れ)もなく細く引き締まってBS11よりはっきりして絵で見ても鮮明さが増している。MXの圧勝というくらいの差があるけれど、BS11の劣化は番宣特有のものなので本放送ではMXに近い分布になるはず。





局:BS11
放送日:2012/12/28
評価:HV1280+/810


映像自体の劣化もあるけれど、MXと比較するとそれとは別の圧縮劣化での乱れも出ている。

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 宣伝映像


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/29
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


特番での紹介映像をチェック。

大きめの円に近い分布でも、はっきりとして線が少ない絵のためかもやっとした暗めの分布になるところが多い。

比較的明るい映像でも何か間違えたのでは?と思いたくなるくらい線が極端に明るくなっているところがほとんど。JCフィルタとは異なる、強いぼかし効果は使わずコントラストだけ下げたような映像だけど、画面内でも背景と人物など要素によってもバランスが異なるために浮いて見えてしまうところもあり。キャラ紹介の静止画を見るとそこまで黒浮きが酷い絵でもないし、全体に細い線でも描写が多いので軽微なぼかし効果でも線の明るさが大きく変化しやすい作画に見えるので、作画と効果の相乗効果で意図した質感以上にはっきりしない映像になってしまっただけかも?

弱いノイズ効果はあったかもしれないけれど、放送では潰れてスッキリした絵になっている。圧縮劣化も目立たずMXの中でも安定した放送画質になっている。

線が細いと解像度限界でジャギ感のある線になりやすいこともあって縦720の特徴も比較的わかりやすく、これもHV1280。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/29
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280?

このフレームは比較的綺麗な円に近い分布に見えるけれど、1期と大差ない特徴で見た目の質感も良く似ている。

2期で画質や作画まで変わってしまう作品も多々あるけれど、番宣を見る限り圧縮劣化の目立たない安定感のある放送画質になっているところを含めほとんど差がない画質に見える。

しっかり補間の効いたリサイズで元絵の特徴が強く出ているのかもっと高精細な映像のような線に見えるところが多いけれど、ノイズなどには縦720に近い特徴が多く出ているので、引き続きHV1280だろう。ただ地味でも動きのあるカットばかりで断定できるようなフレームは見つからなかったので?付き。

D.C.III~ダ・カーポIII~ 番宣 2回目


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/29
制作:風見学園公式動画部
評価:HV1280+/900

60秒の長い番宣で前回の番宣でチェックしたフレームとは異なる特徴だったので再検証。

前回見た番宣のフレームより縦の伸びがかなり良くなり、かなり大きな分布になるカットがいくつかあった。ここはゲームOPの映像と同じ縦900の特徴になっているので元は1600x900だろう。

暗部を持ち上げた淡い質感などの明るさのバランスや、色収差の色ずれ効果などの特徴はそのままなので、分布の割にはそれほど鮮明な絵に見えないけれど、線も非常に細く精細な映像になっている。

今回の映像でも前回の番宣に似た小ぢんまりした横長の分布になるカットも多く混ざっていたけれど、OPと本編で違うパターンや、本編でも混合状態になるかはわからないけれど、映像としてはOPっぽくないところでも縦900になっているところがあるので、本放送では全体がちゃんと1600x900で作られる可能性もありそう。

前回の映像も低品質リサイズで縦方向にボケた映像だったために誤認した可能性も否定できないので、本放送前に再検証する予定。

2012年12月29日土曜日

劇場版 涼宮ハルヒの消失


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2012/12/29
制作:京都アニメーション
評価:HV1280/715, 710


WOWOWでは去年放送されていたけれど今回もキッズ。U局アニメ絡みの映画全体の傾向だけど無料局に来ない劇場版八ルヒ。


キッズでは圧縮劣化が多く、ノイズの影響で周囲が明るくなってしまうところが多いけれど、若干横長でも大きな円に近い分布になる鮮明HV。演出的な効果のないカットでは線も黒に十分近く、メリハリのあるくっきり画質に見える。


最近の京アニHVからするとまだ未熟な作りで、鮮明さを欲張ったようなジャギ感の強い線や輝度ムラのある線も多い。映画館レベル大画面であれば気にならないかもしれないけれど、ボケのない大き目のテレビで見ると、細かい描写の粗さが気になるカットもちらほら。

京アニはSD時代から解像度限界まで鮮明さを優先したような絵にしてしまう傾向があって、今のように映像を拡大して見る機会が多い時代ではアプコンBDでみると線がガタガタになってしまうなどの欠点となってしまっていた。去年の映画けいおん辺りまではその傾向が強かったけれど、日常や氷菓以降は過剰な鮮明さは狙わなくなりバランス志向の絵作りになってきている印象。

公開前のCMで見た通り、映画で黒帯なしの16:9なのに縦は720より微妙に少なく715という奇妙な数字。ジャギ感が強いこともあって横方向も数えやすく1281x715程度。全カット調べるわけにもいかないけれど調べた範囲ではほとんど縦715になっていた。唯一見つけた例外はスタッフロール後の図書館のシーンで、ここも715のカットもあるけれど大半は更に少し小さく710になっていた。

場所によって微妙に撮影解像度を変えているとは思えないし、元は1280x720だった映像をフルHDに拡大する処理が雑で統一されていなかったために切れた部分が異なっただけ?何か理由があって切った可能性もあるけれど、見切れてしまった部分が存在しているならちょっともったいない話。数ピクセル分絵が切れても見た目の画質にはほとんど影響しないし、演出上重要な要素も存在しないだろうけど、そういう部分が存在するという話を聞くと見てみたいと思う人も出てくるかな?
 
スタッフロールの文字はリサイズ跡もなくきっちり縦1080になっているのでマスター自体フルHDのテレビ解像度だろう

ビーストサーガ 番宣


局:テレビ東京
放送日:2012/12/28
制作:Synergy SP
評価:HV1280


縦の伸びがちょっと悪く、横長の楕円分布になるところが多い。大きいというほどでもないけれど、線も太めでしっかり黒く、朝アニメらしい癖のない高コントラストのくっきり画質で鮮明さは十分。ただ普通に見ていて気になるレベルではないけれど、リサイズの質があまり良くないのか線が少し荒れ気味で、その特徴が分布に影響しているようだ。

荒れ影響で線のジャギを見ても良くわからない状態になってしまっているけれど、リサイズの副作用で出た線の輪郭ノイズに、3/2倍になる縦720→1080の拡大した特徴の3ピクセル周期の輝度ムラが出ているので、これもHV1280で間違いないだろう。

劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH


局:テレビ東京
放送日:2012/12/28
制作:マングローブ
評価:HV1280

映画のCMや紹介映像などを積極的に探しているわけでもないので単純に出会わなかっただけかもしれないけれど、公開当時のアプコンの映像しか見かけることがなかったハヤテの劇場版。

大きな円に近い分布だけど、このフレームに限らず上下に少し影が出ている。影の原因は720→1080の拡大が鮮明さ優先の処理で周期的な乱れが強く出ているため。その影響もあって拡大して線の特徴を見ると少し荒れたように見えるところもあるけれど、絵としてみると線も十分滑らかに見え、癖のない明るいすっきりくっきり画質の鮮明HVに見える。

軽微なノイズ効果はあったかもしれないけれど、ほぼ潰れてすっきりした絵になっている上、軽微なグラデーション効果はあっても作画も簡素なベタ塗り画質からか、圧縮劣化も非常に少なく安定感も高い。

撮影時のリサイズはしっかり補間も効いて元絵の特徴も残っているけれど、リサイズ処理で出たノイズには縦720の特徴がしっかり出ているHV1280。これも黒帯なしの16:9なので、映画でも最初から16:9の1280x720で作ったパターンだろう。
 

青の祓魔師 劇場版 予告篇 & CM



局:TBS
放送日:2012/12/28
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280+/810


動きのあるカットばかりを選んだCMより安定したフレームが多かったので予告篇で再確認。

大きな円に近い分布の鮮明HVだけど、少し角ばって8角形っぽい分布になるところが多かった。少し明るさは抑え目でもコントラストも十分高いくっきり画質はテレビシリーズから大差ないけれど、全体に精細さが増したような質感で線も少し細くなっている。

デジタル制作でもフレーム毎に微妙に絵の位置がずれるフィルムっぽい効果を使っているカットがほとんどだけど、ノイズ効果もほとんどないすっきり画質で、フィルムっぽくしたかったわけでもなさそう。ジブリもデジタルなのに絵を揺らしてたりするけれど、実際フィルムっぽく見えるわけでもないし映像圧縮を増やすことになるので、個人的にはマイナスなイメージが強い。

以前チェックしたCMでは縦900っぽく見えると書いてしまったけれど、しっかり補間の効いたリサイズで元絵の特徴が良く残っていたところを誤認してしまったようだ。今回の安定したフレームを見ると線間隔の狭いところや細い線などに縦810の特徴がはっきり残っていて1440x810のHV1280+に訂正。



評価:HV1280+/810-i

こちらはCMにあったフィールド毎のリサイズで縞になっていたカットで、上下に噴出し状の分布が付いている見慣れた縞HV分布になっている。

縞特徴から縦810→1080と拡大したのは確実なので、1440x810制作でほぼ間違いないだろう。

縞解消設定としては
Destripe(405, 8, 6, 4)
辺り。

ラブライブ! 番宣



局:BS11
放送日:2012/12/28
制作:サンライズ
評価:HV1280+/810

CDアルバムのCMも頻繁に流れているけれど、アニメの番宣をチェック。

円に近い分布でも小ぢんまりした分布のソフトなHV画質。ちょっと強めのグラデーション効果や、遠近表現で遠景を淡くする効果を使っているところが多いけれど、比較的素直な高コントラストのくっきり画質で分布の割にはしっかり鮮明に見える。横方向に少しノイズの影が出ていて、これもBS11番宣特有の劣化画質になっていた。本放送は自然な分布になるだろう。

地味な分布だけど、縦は720ではなく810に近い特徴が広範囲に出ていて、1440x810のHV1280+で間違いなさそうだ。気合いの入っている作品ということなのか、単に移行のタイミングがこの作品だったのかはともかく、実質テレコムが作ってるような特徴でもすでにアイカツ!でHV1280+作品を出しているサンライズだけど、サンライズ夜アニメでの1280x720超作品の登場は今年春辺りからのHV1280+アニメの増加傾向を加速させるきっかけになるかも?



局:TOKYO MX
放送日:2012/12/??
評価:HALF-HV1280+/810

日付を記録しそこねてしまったけれどMXでのアルバムCMの分布。動きが大きく劣化が多いのでノイズに埋もれてはっきりしない分布になってしまっているけれど、横の伸びはかなりよく番宣よりは鮮明な映像になっている。

良くみると横長の明るい部分と上下に傘のような分布が見えるけれど、このCM映像は1080iの片フィールドを拡大した状態になっていることが原因。本編でも似たような状態のカットが出てくるかもしれないので、本放送ではHV1280+らしい大きな分布になるところもあるのかも?

片フィールド分しかないので縦方向の情報が欠落した状態なので縦810の特徴は残っていないけれど、比較細かい描写が多く特にCGと思えるカットでは比較的ジャギがはっきり出ていることがあって、ほぼ正確に横1440の特徴が出ていた。

2012年12月27日木曜日

AKB0048 next stage 番宣


局:BS11
放送日:2012/12/26
制作:SATELIGHT
評価:HV1280

tvkでも見かけたけれど、ボケのないBS11を待ってのチェック。ただ、横にBS11番宣特有のノイズ分布が見え、横方向に少し荒れた絵になっている。

小ぢんまりした分布だった1期1話よりさらに小さく、ソフトというよりはボケ気味のHV画質。番宣の方が状態が悪いのは良くあることなので、本放送は大差ない画質になりそう。

カットによっては1期同様線の黒浮きが激しくメリハリのない絵になってしまっているところもあるけれど、淡い質感でもある程度コントラストのある線になっているカットもあるのでアプコン?と思うほどのボケを感じる環境は少ないかも。

ボケ+劣化で線も荒れて特徴のはっきりしないカットばかりだけれど、動きのない背景の線に縦720に十分近いジャギが出ているところがあるので変わらずHV1280だろう。圧縮劣化の影響だと思うけれど縦675っぽく見えるところもあるので念のため?付きで本放送で再確認。

2012年12月26日水曜日

琴浦さん 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/25
制作:AIC Classic
評価:HV1280

全体に伸びが良く大きな分布になる。絵でみても線がかなり細く見えるけれど、特に細い線でも十分暗いので鮮明で精細感も高い。べた塗りに近いすっきり画質で圧縮ノイズも少なく、安定した放送画質になっている。

AICらしい細い線の多い絵でもジャギ感も非常に弱い滑らかな線に見えるところがほとんどで、AICも脱HV1280?と考えたくなる画質だけど、拡大してみると縦720のジャギも見えているし、細かい描写もしっかり縦720の特徴が出ているHV1280だった。

比較的上質なリサイズを使ったとしてもよく使われるリサイズでは実現できない映像なので、少し特殊なリサイズか、フルHDに拡大した後に線が少し細く鮮明になるようなシャープ系フィルタで使って精細さを強調した映像だろう。線が歪むほど強いフィルタ処理でも無そうな質感で、鮮明さを優先したような1280x720作品に見られる粗さもなく良く出来た映像に仕上げているようにも見える。ただちゃんと撮影から高解像度だった映像では表現できる描写も潰れてしまうし、撮影時とは異なる質感の絵になるリスク含め、優秀というよりは強引な手法という方が合ってるかも。

2012年12月25日火曜日

幕末義人伝 浪漫 番宣


局:テレビ東京
放送日:2012/12/24
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280


特別大きいというほどでもないけれど、大き目の円分布の鮮明HV。あまり癖のない明るさバランスの高コントラスト映像で、線も適度にくらいくっきり画質。潰れているだけかもしれないけれど、グレイン風ノイズっぽいちらつきも見えずすっきりした絵に見えるところが多い。

同枠前番、同じトムスの神様はじめましたが1440x810のHV1280+だったので、そのクラスの維持を期待したいところだけど、縦720のジャギの特徴もはっきり残るHV1280。番宣と本放送で変わることもあるけれど、神様は番宣も1440x810だったのでこの作品はHV1280のままかな?

映画けいおん!


局:TBS
放送日:2012/12/24
制作:京都アニメーション
評価:HVFULL


比較的珍しい深夜アニメの劇場版の地上波放送。

横はばっさり切れてしまっているけれど、縦の伸びは非常に良く、一見して高精細映像とわかる鮮明HV。公開当時のCMで確認した通り、縦1080のジャギも非常に綺麗に残っているフルHD映像。線も適度に暗い高コントラスト映像で、グレイン風ノイズはあっても放送では上手く潰れて圧縮劣化も少なく比較的安定した画質になっている。

全体にジャギ感の強い線で、特に細かい描写では線がガタガタになっていたり、破線状に見えたりと、優秀といえるような特徴でもなくちょっと無理してフルHDにしたような感じもする。とはいえ、スペック的な良さよりも作品の面白さの方が圧倒的に重要だけど、この作品での長編フルHD、今年に入って氷菓以降noOP, EDのフルHD化、本編も夜アニメ最高の高精細制作、と積極的により上の画質を目指す姿勢は高く評価したいところ。氷菓のOP, EDではこの作品ほど粗い特徴はなく、さらに上質なフルHDを作れるようになった。

WOWOWでも放送済みだけど、2011年辺りから比較的新しい作品を中心に横1920を維持したソースでの放送が増えていることもあって、この作品もフルHD制作のリサイズなしフルHD放送になっている。初というわけでもないけれど、そもそもフルHD制作アニメ自体まだまだ希少種なので横1920維持の放送が比較的多いWOWOWやBSプレミアムでもまだなかなか見ることはできない。まあ放送としては限界のスペックとはいっても画質では言うまでもなくBDの方が上だけど・・・

そのWOWOWやBDと比べるとTBSではやや横方向にボケた絵になってしまっているけれど、少しソフトになった分、粗さが軽減されて癖のない落ち着いたHV画質に見えるかも?

2012年12月24日月曜日

宇宙戦艦ヤマト 復活篇


局:ファミリー劇場HD@旧e2
放送日:2012/12/23
制作:ヤマトスタジオ
評価:HV1280+/810


大きな円に近い分布になる鮮明HV。線もしっかり黒いくっきり画質だけど、カットによっては細かい描写が暗さで見えにくく精細感が弱くなってしまっているところがちょっともったいない。CGで描いたところは細かい描写で情報量も多く、全体としては緻密で精細感の高い映像になっている。

不安定なファミ劇だけに地味な動きでも圧縮劣化が多いけれど、動画で見るとそれほど荒れた感じもせず、ファミ劇HDにしては見やすい画質になっている印象。グレイン風ノイズ効果もあるけれど、ノイズの粒はほとんど潰れてすっきり画質に見える。

上21, 下22程度の黒帯付きビスタサイズだけど、黒帯を含めて縦810の特徴がはっきり残っているHV1280+。絵の部分では1440x776~778程度と、絵のある範囲でも縦720は超えている。クレジットの文字はきっちり縦1080になっているところがほとんどなので、オリジナルのマスターもビスタサイズではなく黒帯付きの16:9フルHDのテレビサイズと考えてよさそうだ。

2012年12月22日土曜日

GJ部 原作CM


局:日本テレビ
放送日:2012/12/22
制作:動画工房
評価:HV1280+/810

原作のCMだけど、"~TVアニメ「GJ部」より~"の表示付きでアニメ映像も流れたので番宣扱いでチェックしておこう。

これもソフトな質感で大きいというほどでもないけれど、小さい感じでもない中間的なHV分布。
若干赤みを帯びた線は極端に暗くないけれど、少し太めになっていることもあって適度なメリハリのある絵に見える。彩度も抑え目で落ち着いた質感のバランス志向のHV画質。

地味な分布だけど縦720の特徴がなく、どうやら1440x810のHV1280+。動画工房は夏雪ランデブーも1440x810だったし番宣未確認のまんがーる!が同レベルであれば、動画工房もHV1280+常連の制作に移行したと言えそうだ。

僕の妹は「大阪おかん」 1話


局:BS朝日
放送日:2012/12/21
制作:キャラクション
評価:HV960


久しぶりのBS朝日。FLASHかどうかわからないけれど、FLASHっぽい動画を使わない動きが圧倒的のCG系短編。2話が来年なので実質2013冬アニメ?

大きな分布になっているけれど、上下左右に影が付いたような形で特に高精細というわけでもなく、縦横とも960x540のジャギが綺麗に残っているHV960。菅原そうた作品のネットミラクルショッピングもフィールド毎のリサイズの縞HVだったけれどHV960だった。

gdgdのフルHDに対して微妙なサイズだけど、この絵ではフルHDで作っても印象はほとんど変わらないかも。ジャギがはっきり見える絵でも線も太めでしっかり黒いので、適度な距離離れると十分すぎるくらい鮮明に見える。

BS朝日でも横1920維持ソースは未発見でこの映像も横1440経由。

閃乱カグラ 番宣


局:BS11
放送日:2012/12/21
制作:アートランド
評価:HV1280


少し縦長の分布になっているけれど大きめの円に近い分の鮮明HV。ただ全体としては少し小さいくらいの分布になるソフトなカットも多かった。
輝度グラデーションで画面下が暗く上に行くほど明るい映像は非常に多いけれど、効果がかなり強く、極端な表現になっている。ちょっと色に違和感を感じるところがあったり、演出で故意にやっているだけかもしれないけれど暗いシーンが極端に暗く、完全な黒になっているところも多いので、何か不適切な処理があった可能性もありそう?極端な特徴のカットばかりの番宣なので本放送では印象が異なる絵に変わるかも。


線に少し乱れがあるものの、縦720と断定できるくらいのジャギの特徴も残っていてこれもHV1280。

猫物語(黒) 番宣


局:BS11
放送日:2012/12/21
制作:シャフト
評価:HV1280

綺麗な円分布でより若干小さく見えるけれど番宣では少し劣化していることが多いので、ほぼ同等と考えてよさそうだ。見た目にも特に変化は感じない。

少しぼかして整えた感じで線も滑らかに見えるけれど、細めの線で描いているところが多く、解像度限界でジャギがはっきり見えるところが多く、これもHV1280。

みなみけ ただいま 番宣

局:BS11
放送日:2012/12/21
制作:feel.
評価:HV1280/675


ちょっとソフトなHV。若干明るさ抑え目でも線も適度に暗い高コントラストの癖のないくっきり画質。

横方向に少しノイズの分布が見えているけれど、BS11の番宣でたまに出てくる固有の劣化なので、本放送ではすっきりした円に近い分布になるはず。少し暗め絵に見えるのも編集の影響かもしれないけれど、MXでの番宣を見つけたら比較してみよう。

横方向はBS11劣化の影響で少し崩れているけれど、縦はいつもの縦675のfeel.の特長で元は1200x675だろう。

ONE PIECE FILM Z CM


局:フジテレビ
放送日:2012/12/15
制作:東映アニメーション
評価:HV1280


既に公開中だけど、もう一つ劇場版。

動きのあるカットばかりな上、フジボケの影響で少し縦長の分布になっているけれど、小ぢんまりした分布のちょっとソフトなHV。コントラストは高めで鮮明さは十分感じられるけれど、テレビシリーズのような精細感はない。
 
近年のワンピース劇場版は放送で見る限りいずれも1280x720だったけれど、今回も縦720のジャギがはっきり残っているHV1280。ほとんどの作品がHV1280+の東映アニメーションも劇場版だけは何故かテレビ以下のサイズで作っている不思議。

劇場版Steins;Gate 負荷領域のデジャヴ CM



局:TOKYO MX
放送日:2012/12/21
制作:WHITE FOX
評価:HV1280

テレビシリーズの鮮明なカットと比べると小さい分布でソフトというよりボケ気味な映像になっているけれど、テレビでもソフトなカットも多かったので、CMに鮮明なカットが入っていないだけかも?

ソフトな分線の崩れは比較的少なく、縦720のジャギもはっきり見えるところがあり、テレビシリーズ同様HV1280。

/>

サイト:youtube
配信日:2012/11/09?
評価:HV1280

TVスポットのフルHD配信。これも横1920維持のソースになっているので、アニメ映像以外の部分フルHDで入った文字などはリサイズなしの鮮明な輪郭を維持している。

ほとんど変わらない分布でノイズが少ない分、周囲が暗くなっている。絵で比較すると、ノイズは少ないというよりは、細かい描写が潰れて消えたと言った方が適切で、ディテールが消えているというレベルを超えて、放送で見えている線が完全になくなっているところがあるなど、情報の欠落が激しい。

線も全体に放送より荒れ気味で、この低コントラストの淡いバランスはネット配信にはかなり厳しい特長と言えそうだ。

僕は友達が少ないNEXT 番宣


局:TBS
放送日:2012/12/20
制作:AIC Build


1期より若干小さな分布になっているけれど、それでも十分大きめの円に近い分布の鮮明HV。PVの時点でこの傾向に変わっていたので予想の範囲ではあるけれど、1期の線がしっかり黒い極端メリハリ画質から、全体線が明るくなり鮮明でもくっきり感の弱い質感になった。

このパターンのAIC作品では演出とは無関係にカット間あるいは1カットの中でも見た目の質感がバラバラになってちぐはぐな印象を受けるものが多い。今回はバランスが悪さが気になるほどではないけれど、線の黒さが場所によって大きく異なるところも多い。繰り返しこの画質で作っているのでバランスが悪いというのも個人的な好みでの意見に過ぎないかもしれないけれど、低コントラストのソフトな画質でもJCやIGの作品は作品全体に統一感があるのが普通だっただけに、AICに多いこの手の画質は雑な作りに見えてしまう。

僅かにぼかしているもののジャギ感や粒状感のある線になっているところが多く、縦横とも1280x720の特長がわかりやすいAICらしい特長。

ささみさん@がんばらない 番宣


局:TBS
放送日:2012/12/20
制作:シャフト
評価:HV1280


明るさバランスは作品によって異なっていても、どの作品も似たような分布になるいつものシャフト画質。それでも他の作品より四角感のある分布になるところが多く、シャフトの中では精彩感高めの鮮明な映像になっている印象。

暗部を持ち上げたような淡く明るい感じのカットが多いけれど、若干赤みを帯びていてもしっかり暗い線でコントラストも高く、くっきり画質画質になっている。ノイズ効果のあるカットも多いけれど、ちらつきのあるグレイン風ノイズではなく、テクスチャを貼り付けたタイプの圧縮に優しい特長で、ノイズ効果の強いカットも圧縮劣化は少なめ。


比較的細い線で描かれたところでは解像度限界で縦720の乱れのないジャギが綺麗に残っていて、とてもわかりやすいHV1280。

2012年12月20日木曜日

THE UNLIMITED 兵部京介 番宣


局:テレビ東京
放送日:2012/12/19
制作:マングローブ
評価:HV1280


大きな円分布になるコントラスト高めの鮮明HV。

横長分布の前作から制作も変わっているけれど、キャラデザの差はともかく、若干太めの線や明るさのバランス、ノイズ効果のないすっきり画質などの特徴が似ているので、見比べてもそれほど違和感がない。それでも線が黒に近くなり縦ボケもなくなったのでより鮮明に見える。
 すっきり画質が効いて、大きく動くところでも圧縮劣化が目立たず比較的安定した画質になっている。

鮮明さを優先したようなリサイズを使っていて少し輝度ムラがあり若干粗い感じがするけれど、見て気になるような乱れはなく、縦720のジャギもわかりやすい。

たまこまーけっと 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/19
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/955.5

先週までは一枚絵を動かすだけだったけれど、ようやくちゃんとアニメ映像を使った番宣映像。

かなり大きな円に近い分布の精細映像。


中二に近いちょっと暗部を持ち上げたコントラスト抑え目の映像でくっきり画質というほどのメリハリはないけれど、弱くシャープフィルタを掛けたような輪郭強調気味の線になっていてそれなりに鮮明に見えるカットが多い。少し線が太めなこともあって、氷菓、中二と比べると若干精細感は弱くなっている。紙に書いた線の特長を活かそうとしただけかもしれないけれど、粗さが見える絵になっているので若干雑な作りに見えなくもない。

今回もフルHDには届かず、最近の京アニ標準、縦955.5の中途半端な特長を維持している。今回もOP, EDだけフルHDのパターンかな?

2012年12月19日水曜日

豆富小僧


局:日本映画専門チャンネルHD
放送日:2012/12/09
制作:ラピス
評価:HV1280/739


2011年の3D上映もあった3DCG作品。 上22, 下21ピクセル幅の黒帯付きビスタでの放送。

巨大と言ってもいいくらい大きな分布になる・・・けれど、ジャギの特長を見るとそれほど高精細映像というわけでもない。

黒帯込みでは縦720は超えていても739辺り。絵のある部分では1314x710程度と1440x810にも遠く及ばない状態なので、1280x720クラスの映像とと言ってしまっていいだろう。映画、テレビアニメの高精細化の進行に合わせて、そのなかで使われるCGでもHV1280+映像が多くなってきた2012年だったけれど、2011年辺りまで国産CG映像は1280x720近辺の映像が非常に多かった。


あまり高精細でないということ以上に気になるのが、特に細かい描写でアンチエイリアスも効かず古いCG作品のようなジャギ感の強い線になっているところの多さ。カットによって少し特長が異なり十分滑らかな線になっているところもあるけれど、どこか安っぽいCGという感じが残る映像に見えてしまうかも?

劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~ ~サヨナラノツバサ~


局:BSアニマックス
放送日:2012/11/25
制作: SATELIGHT エイトビット
評価:SD-ip/486(A)

アプコン放送だったけれど、一応チェックしておこう。HV1280だった宣伝映像のチェックはこちら。

2作とも似たような分布なので1作目のフレームのみ。


特に横方向はガタガタに見えるくらいジャギ感の強い線になっていて、分布も四角になるのはHV移行期良くあったパターン。

HVが当たり前の今の視点では出来の悪い低画質化放送にしか見えないけれど、比較的線の黒さが維持されているところが多い高コントラスト映像に加え、リサイズの副作用ノイズの輪郭強調効果が効いてアプコンでもボケ感を感じるところは少ない。動く部分では豪快にアプコン縞が出て少し劣化した絵になってしまうけれど、縞解消してみると耐えられないほど酷い画質というわけでもないかも。

2012年12月18日火曜日

そらのおとしもの f(フォルテ) 1話


局:BS11
放送日:2012/12/14
制作:AIC ASTA
評価:HV1280

2010秋はまだボケ局だったけどBS11では未放送だったのでチェックしておこう。

MX, tvk(2010)と同じところ。

MXより横の伸びが少し良く、大きな円分布になっているけれど、見た目の鮮明さはほとんど変わらない。

細部を拡大してみると、むしろBS11の方が線の乱れやノイズが多い。背景の微妙な描写もBS11の方がブロック化しかかったような崩れが目立ち、MXの方が安定した画質だった。

生徒会の一存 LV.2 番宣


局:BS11
放送日:2012/12/16
制作:AIC
評価:HV1280

配信前のCMもチェックしているけれどあらためて。


中間的な分布のソフトな質感のHV画質。前回見たCMより少し悪い分布になっているけれど、初期宣伝用映像とちょっと作りが違うのか、番宣の編集での劣化なのかは本放送で再確認。

暗部を少し持ち上げたコントラスト控えめ、彩度も低めの落ち着いた質感の映像。

AICらしい細い線での描写の多い精細な絵で、線の黒浮きが激しいカットもあるけれど、バランスの悪さが気になるほどでもない。ただ、普通に見ていても線がガタガタになっているのがわかるくらいジャギ感の強いところもあった。

しっかり補完の効いたリサイズで線に注目するとちょっと高精細な元絵の特長が強く出ているけれど、線周辺のノイズには縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。

gdgd妖精s 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/17
評価:HVFULL

タイトルそのままの2期番宣。

1期同様枠に超えるような巨大分布になるフルHDの3DCG。

1期では顔のパーツなど粗いジャギが見える低解像度のテクスチャを使っているところがほとんどだったけれど、そんな粗さは感じない映像になったようだ。

NEXT A-Class


サイト:youtube
配信日:2012/11/16?
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864


かなり大きい円に近い分布の精細HV。BSの1920局でも大半は横1440x1080を経由しているので横が切れた分布になってしまうけれど、横方向も切れずに伸びが良く、フルHDのマスターをそのままアップロードしている。youtubeの1080p配信映像でも1440x1080経由のソースは少なくないけれど、BS放送より1920を維持した映像を多く見ることが出来る。

フルHD配信といても枠をはみ出すほどの巨大さでもなく、フルHD制作映像ではない。特にCG部分はジャギの特長がはっきり出ていてわかりやすいけれど、IGの高精細アニメではおなじみ、もえたんBASARAの1536x864。


全体に線があまり明るめでくっきり画質というほどのメリハリはないものの、線も細く精細感の高い映像。動きの激しいところでもブロックノイズだらけになるような破綻はなく、十分安定した映像に見えるけれど、細部は相応に劣化していて極めて優秀というほどの高画質でもない。それでも放送に比べると目に付く劣化が少ない分、良く見える映像にはなっている。




戦勇。 番宣


局:テレビ東京
放送日:2012/12/16
制作:Ordet×LIDEN FILMS
評価:HV1280


大き目の円分布になる夜アニメっぽくない明るく高コントラストのくっきり画質。軽微なノイズ効果を使ったちらつきもあったり、カットによっては軽くグラデーションを掛けているところもあるけれど、基本べた塗りのすっきり画質に見えるところがほとんど。

適度な太さでしっかり暗い線に見えるところが多いけれど、細い線で描いているところも多く、解像度限界でジャギの特長がはっきり出てしまっているところもあり、その影響か微妙に四角感のある分布に見えるところが多かった。

その特長のおかげで縦720のジャギが非常にわかりやすく、これもHV1280。

進撃の巨人 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/13
制作:WIT STUDIO
評価:HV1280

春アニメでもしっかり動くアニメ映像を使った番宣。


少しソフトなHV画質で小さめの円分布になるところが多い。全体のコントラストは十分高いけれど、線があまり暗く、輝度効果でコントラストが浅いところも多いのでくっきり画質というほどのメリハリはない。彩度も控えめで派手さを抑えたような落ち着いた質感。

良く動くので圧縮劣化も出ているけれど、派手に動きの割りには劣化は抑えられていてボロボロに破綻したフレームは少ない。ノイズ効果は使っていないか軽微なスッキリ画質になりそう。

線も滑らかに見えるけれど乱れの少ない縦720のジャギもしっかり残っていてこれもHV1280。

D.C.III~ダ・カーポIII~ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/15
制作:風見学園公式動画部
評価:HV1280/675

縦に少しボケて横長の楕円分布になる。ラグランジェほど強烈ではないけれど、同類の色収差っぽい効果が入っていて、画面隅に近くなるほど色ずれした線になっている。線も細めで黒浮き気味ではっきりしないところも多く、環境によっては目が疲れそう。

特番で流れたゲームOPは縦900の高精細映像だったけれど近い特長は見当たらない。分布通り縦方向は少し荒れ気味だけど、線間隔の狭いところのジャギは縦675になっていて元は1200x675っぽく見える。これはfeel.っぽい数字なので今回もfeel.絡みでの制作なのかな?

革命機ヴァルヴレイヴ 番宣



局:TBS
放送日:2012/12/14
制作:サンライズ
評価:HV1280

画質評価には不向きな番宣だけど、CGでも一応動きはあるので確認しておこう。


比較的安定したフレームでも小ぢんまりした分布になるちょっとソフトなHV。ジャギ感軽減のために少しぼかして整えた影響かな?
 
そのままではわかりにくいけれど、シャープフィルタで補正するとCGらしい乱れの少ない縦720のジャギがはっきり見えてくる。この映像で本放送の画質の予想は無茶だけど、解像度的にはやっぱりHV1280になりそう。



評価:HV1280-i(SPICE)


一部フィールド拡大の縞カットが混ざっていた。

CLAYMORE 傑作選 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/13
制作:マッドハウス
評価:SD-ip/483?


日テレでは額縁だったクレイモア。

額縁ではなくてもレタボズーム以下のちっちゃい四角っぽい分布の2007年作品とは思えないくらいのボケ画質。BDのCMの映像も大差なく、まさかこのレベルのままとか?


マッドらしいグレイン風ノイズの強い絵でボケも強いので誤認の可能性もあるけれど、この枠の過去の傑作選と同じアプコンっぽい特長で縦483に見える。

横540くらいのレタボから拡大すると似たような分布になりそうなのでレタボ経由の可能性も高そうだけど、粗いジャギが出ているけれど、ノイズ効果の影響で劣化が酷くLB-SD-ipと判断できるような特長は見つからなかった。

ポーリー・ポケット


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2012/12/08
評価:HV960/576

3DCG短編。英国産キャラらしいけどアニメの制作がどこなのかは不明。本家公式のyoutube配信は2012年の日付だけど、検索すると2011年の映像もあるので2011年作品なのかも?

輪郭線のないCGでは境界のはっきりしない分布になることが多いけれど、これもそんな傾向。それでも伸びは悪くなく、見た目の鮮明さもまずまず。

背景などではCGらしいガタガタのジャギが見えてしまっているところも多いけれど、人物の輪郭などは少しソフトに仕上げていて全体としてはそれほど粗さは感じない。背景のジャギがはっきり見えるのでとても数えやすく、海外作品含め比較的珍しい1024x576の16:9だった。

トリコ 85話


局:フジテレビ
放送日:2012/12/09
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/810


1話での?評価のまま長く放置していたけれど、ようやく確定してようそうな特長が見つかったので修正。

少しソフトになり、分布でも小さくなっているけれど、太めで黒に近い線の高コントラスト映像なので、絵としては非常に鮮明に見える。

線が滑らかな上フジテレビ劣化のノイズの影響もあって断定できるような特長がないカットばかりなのは相変わらずだけど、極端に線間隔の狭いところで比較的はっきり縦810のジャギが
出ているところが見つかり、どうやら元は1440x810のHV1280+だったようだ。さらに86話では、日光の効果の集中線的な部分に縦横とも1440x810のジャギがはっきり出ているところも見つかったので他の東映アニメーション制作同様これもHV1280+で間違いないだろう。

2012年12月17日月曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 Q CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/02
制作:スタジオカラー
評価:HV1280

ここに書くまでもなく一見してわかる上下黒帯付きのシネスコサイズのCM。

一部を拡大していた日テレの放送は処理のまずさも手伝って上質なアプコンレベルのボケ画質になってしまっていたけれど、CMの安定したフレームはに近い平均的なHVらしい綺麗な円分布になっている。

とはいっても黒帯込みで縦は720なので絵の部分は1280x544程度しかなく、縦基準で判断するとHDと呼びたくないと思う人が出てきてもおかしくないくらいの低解像度。最近ではドットハック セカイの向こうにCMなどで見る限り横1280のシネスコだったけれど、最近は1280x720クラスの劇場版アニメが激減しているだけに物足りないと感じる人も多くなりそう?

スイートプリキュア♪ 1話


局:tvk
放送日:2012/11/26
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900

テレ朝1話と同じところ。

tvkボケでテレ朝より角が少し取れた円に近い分布になっているけれど、それでも巨大な分布になる高精細HV。

特に細い線は黒浮き気味になっているところも多いけれど、普通に見ていて気になるようなボケ感もなくしっかり鮮明に見える。とはいってもテレ朝と比較すると背景の描写も潰れ気味でのっぺりしているなど、どこか甘い感じのする絵のtvkらしい微妙な画質に見えてしまう。

てーきゅう 8話


局:TOKYO MX
放送日:2012/11/25
制作:MAPPA
評価:HV1280-i(SPICE)


明るい部分の縦の伸びはそれほど変わらないけれど、フィールド毎のリサイズで上下に影のある分布に変わる。6話辺り以降ずっと縞HV状態だけど、元からボケた絵なので普通に見ていても縞状の劣化が気になるところはほとんどない。

縞の特長から確実に縦720→1080と拡大していている。1話に比べると精細に見えるカットも多いものの、少し粗いジャギが残っているところもやはり多い。動画なしで1枚の絵を動かして誤魔化すカットがほとんどなので、1280x720でも元絵の解像度が不足していただけだったようだ。

短編で画質を気にしている暇もないような作品だけど、5話では全編輝度変換ミス+超過輝度切捨てで明るすぎる絵になっていたりと不適切な処理も多め。BDでは修正されるかな?

みなみけ 8話


局:TOKYO MX
放送日:2012/11/24
制作:童夢
評価:SD-p/483すたちゃ

継続して調べてなかったので、どの時点で変わったのかわからないけれど、1話の487から483に変わっていた。その数字の差分絵が少し拡大された状態になっているので、周囲の数ピクセル幅の僅かな額縁が1話より狭くなっている。

OP, EDの文字を除くと動く部分でもちゃんとフレームで拡大された状態になっているなどの特徴は変化なく、見た目の画質はほとんど変わっていない。

アプコン時代のすたちゃ作品では話数、あるいはカットによってもアプコン処理が変わる作品が多くあり、かなめもも487483が混在していた。


tvkのおかわりも同様に483に変わっているけれど、こちらも何話で変わったかは未確認。