2013年7月10日水曜日

有頂天家族 1話

局:BS11
放送日:2013/07/09
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280

MX1話と同じところ。

伸びは大差ないものの、BS11は周囲が明るくもやっとした分布になるところが多い。

といってもノイズが多いことが強く影響しているわけではなく、背景に貼り付けたざらついた絵の特徴が潰れず良く残っているためで、このフレームもBS11の方が圧倒的というほど情報量の多い緻密な絵になっている。

その分、圧縮劣化の影響で線の乱れはMXより増えているけれど、見ていて気になるような劣化はなく、見た目の印象でもBS11の圧勝というくらいBS向きの特徴のアニメと言えそう。

ただ、ひねくれた見方をすると、 オリジナル映像は背景は過多と言いたくなるくらい情報量が多いので、絵の中でどこに注目して見ればいいのかわかりにくいカットも少なくない。MXの少しボケた感じになっている背景の方が見やすく疲れにくい映像になっているかも?

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/07/08
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280


分布差が大きく、全体では一回り以上小さい分布になるところが多いけれど、鮮明なカットは大きな円分布になる。個性的な表現も地味に使っている辺りに大沼作品らしさが出ている感じもするけれど、線もしっかり暗い高コントラストの癖のないHV画質カットが多い見やすい映像。

以前はマングローブ同様、鮮明さ優先のリサイズで出たノイズの影響で上下に影がはっきり見える分布が多かったSILVER LINK.、というより、その特徴もSILVER LINK.の方が先だったけれど、このアニメではその処理の名残は残っていてもリサイズの副作用で出ていたノイズが大幅に減って、粗さも見えない上質なバランス志向HV画質になっている。

大半は潰れているけれど軽微なノイズ効果があり、動画では気付けない程度だけど背景も僅かに崩れ気味。それでも気になるような圧縮劣化は少なく安定した画質に見える。

少し線に揺らぎはあるものの、以前よりは縦720の特徴もわかりやすく残っていて、これもHV1280。

神のみぞ知るセカイ 女神篇 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/07/08
制作:マングローブ
評価:HV1280


大きな分布になっているけれど、鮮明さ優先したようなリサイズの影響で上下に×形のノイズ分布が見える。最近のマングローブ作品共通の特徴。

効果で淡い絵になっているカットも多いけれど、鮮明なところはシャープフィルタで補正したように見えるくらい輪郭強調された極端なくっきり画質に仕上げている。やや鮮明さを欲張りすぎた処理で、環境によっては少し汚く粗い絵に見えてしまうこともありそう。

ジャギ感の強い線も多く、細かい描写には縦横とも1280x720の特徴がはっきり残っていて、これも引き続きHV1280。

ハイスクールD×D NEW 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/08
制作:ティー・エヌ・ケー
評価:HV1280, OP,EDのみHV1280-i(GONZO)


この程度の6角形のような分布になるところが多い。もう少し大きな分布になるところもあった。

線も十分暗くコントラストも高めの鮮明画質だけど、線の黒さのバラつきが大きく、特に明るいカットでは少しバランスの悪いえに見えてしまうところがあった。一部だけどリサイズの質の問題で線が荒れて見えたり、特に規制的な表現でないところで何が映っているのかわからないくらい極端に暗い絵のカットもあり、さらにOP, EDはフィールド毎の拡大で縞HVになってしまっているなど、雑な仕事っぽく見えてしまう特徴が多い1話。

多少線に揺らぎもあるけれど、縦720のジャギもそれほど乱れなく残っているところが多く、引き続きHV1280。

OP, EDは文字を含めて縞HVになっているけれど、EDは縞解消で文字も乱れの少ない状態に改善できるものの、OPは縞解消しても少し崩れて見える。OPは1080→720→1080と一旦1280x720に戻していて、その縮小処理もフィールド毎のリサイズで行ったためにフルHD解像度で重ねられた文字が劣化したようだ。EDも1080→720→1080になっているかもしれないけれど、そうであったなら1080→720をちゃんとフレームで縮小していたはず。