2011年11月30日水曜日

戦国BASARA弐 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/30
評価:HV1280+

BSアニマックスの特徴もある程度わかってきたけれど、年内は他局と比較できるHV作品をチェックしておこう。

TBS1話と同じところ。

これもTBSより少し大きな分布に見えるけれどノイズの分布が重なって見えているだけ。背景などのディテールはBSアニマックスの方がつぶれず残っているように見えるところもあるけれど、無理して情報を残そうとした分圧縮劣化で崩れてしまっているので、TBSより緻密な絵になっていると言えるほどでもない。

TBSと比較するとモスキートノイズのちらつきが気になるけれど、大きく動くシーンではブロックノイズだけでなのはTBSも大差ないし、鮮明な高精細映像のわりには圧縮劣化も他HV作品と大差ない印象。

2011年11月28日月曜日

HIGH SCORE


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/28
評価:HV1280+


見事な巨大分布でも、FLASHっぽいPC作画系画質のいつものDLE作品っぽい出来。縦横とも1440x810のジャギもわかりやすいHV1280+映像。EDの文字も映像と同じ解像度で入っている辺りも含め、DLE標準画質と言った感じ。


個人的には結構好きなDLE作品もあるけれど、3Dとはいえgdgd妖精sのような低予算でも動きや表情が豊かなCG作品を見てしまうと、FLASH的な動きが手抜きにしか見えなくなってしまった。

ハヤテのごとく!! 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/28
評価:HV1280


テレ東BSJAPANと同じところ。

似たような大きさでもノイズが多いためにBSアニマックスだけ周囲の明るくなっているいつものパターン。JCらしい小さい分布だけど極端にコントラストの低い映像でもなく、明るさのバランスは自然で見やすい方か。

BDではノイズも荒れもなく比較すると驚くほどすっきりした絵になっているに対し、放送ではどの局も線が少し荒れ気味なので、BD基準で見るとアニマックスだけ極端に悪い感じではない。分布でもわかるくらいノイズが多いのは事実で、他局より見劣りした絵になってしまう環境も多いだろうけど。

アニメ文庫 CM

テレビアニメではなく、劇場アニメでもない、ただのOVAのCM?

このCMを作る編集作業でも少し劣化しているのか動きがあまりないところでもノイズが多くこの映像だけでは十分な評価はできないけれど、閑散期なので第1期3作品を見ておこう。

ギョ うごめく不気味

局:TOKYO MX
放送日:2011/10/26
評価:HV1280+

特別大きな分布でもないけれど、線も細く精細で鮮明な絵に見える。このフレームは比較的円に近い分布になっているけれど、全体としては少し縦の伸びが悪く横長の楕円っぽくなるところが多い。

グレイン風ノイズ効果のちらつきもあるけれど、MXではノイズ効果は潰れても線が荒れるような劣化は出にくいので細かい描写も比較的良く残っているようだ。

現在のufotable標準なのかfate同様、縦855程度のジャギが残っているところもありHV1280+映像で間違いなさそう。カット数も少なく正確に855と断定できるところは見つけられなかった。


みのりスクランブル!

評価:HV1280+

動きのあるカットばかりで条件が悪いけれど、比較的安定したフレームでは若干横長でも十分大きめの楕円分布になる。上下に少し影が見えているのは動きの大きなカット中のフレームで圧縮劣化によるコーミングが出ているため。

少し黒を持ち上げたコントラスト抑えめの淡い質感でも、ノイズ効果もほとんどない明るいすっきり画質で十分見やすい。このところ暗い絵の作品が多かったufotableだけに新鮮な印象。


そのすっきり映像が効いて動きの大きさの割りにはブロックノイズもそれほど目立たないけれど、解像度を推定するには厳しくほとんどお手上げだけど、線周辺のノイズには横1500程度のジャギが出ているところも多いので、他と同じくらいの可能性が高そう。



百合星人ナオコサン



評価:HV1280+


この作品も若干横長の楕円分布になるところが多い。みのりほどではないけれど、これもコントラスト低めの淡い質感の明るいすっきり画質。

上2作品より線もはっきりしていて比較的ジャギの特徴もわかりやすいけれど、ジャギはやはり縦855周期になっているように見える。線周辺のノイズに横1520の特徴も良く残っている。

ノイズ効果の有無や明るさバランスの違いで、見た目の質感は特にギョだけ異なっているけれど、分布も似てどの作品も画質的には似た特徴になっているようだ。

HV1280作品と比べて上の画質と誰もが感じるような映像というわけでもなく、横長の分布になるものが多いという点でも向上する余地は十分残っているけれど、HV1280ばかりの中この手の作品でもちゃんと上の解像度で作っている点でufotableは十分頑張っていると言ってもよさそう?

パパのいうことを聞きなさい! キャラソンCM


局:TBS
放送日:2011/11/25
評価:HV1280?


局も違うけど一応普通のアニメ映像を使ったCMなので番宣替りに見ておこう。

動きのあるカットが多いけれど、比較的安定したフレームでは大き目の円分布になる鮮明HV。全体に少し線の輪郭が甘く、効果でコントラスト押さえ気味のカットも多いのでくっきりの強い画質という感じでもないけれど、その分綺麗に補間された線はとてもなめらかに見える。

縦720に近い特徴にはなっていてこれもHV1280っぽくは見えるけれど、劣化の影響なのか正確に720と断定できるようなフレームが見つからず念のため?付き。

2011年11月25日金曜日

名探偵コナン 漆黒の追跡者


局:日本テレビ
放送日:2011/11/25
評価:HV1280+

放送周期が短すぎて再チェックするまでもないけれど、去年4月の放送で見た同じフレーム。

デジタル放送といってもリアルタイム圧縮なので同一局、同一フレームでも僅かな差はあるけれど、絵で見ても判別できないくらい似た状態で、特に変化した要素はなさそう。

メジャー 第1シリーズ 5話


局:BSプレミアム
放送日:2011/11/18
評価:HV1280

時間が経ってしまったけれど、1話とは大きく特徴が異なり線がガタガタになってしまっている5話。6話以降でも似た特徴の回があるけれど、面倒なのでどの回がこの状態なのかまでは追っかけていません。

この特徴は3年前の地上波放送で既に確認済みだけど余りにもいい加減なことしか書いていないので、今回は補正方法も合わせて考えてみよう。

当時は横長の分布で見ていたのでわからなかったけれど、分布も変わっていて上下に変な影が出ている。縦1080の状態で3ピクセル単位のガタガタ状態なので、縦360の映像ようにも見えるけれど、結果は酷い状態でも一応工夫したリサイズ処理なので縦720分の情報もしっかり残っている。フィールドが絡む問題ではなくちゃんとフレームで拡大しているのだけれど、リサイズ処理が不適切で崩れたような絵になってしまっただけのようだ。



リサイズの特徴の説明のための画像としては失敗作でわかりにくいけれど、左は縦720で1ピクセル幅の縞状の画像を拡大した状態とします。

中央はそれを補間なしで縦方向だけ1080に拡大=1.5倍にした例。元は1ピクセルの同じ幅だった青と水色の帯が2:1の周期で変化してしまい、濃い部分の方が強調されたような状態になる。実際これに近いリサイズだった作品はほとんどないけれど、1.5倍という拡大率だけに、補間の効いたリサイズでもアルゴリズム次第で2:1の揺らぎが強く出てしまう例は少なくない。

右がこの作品の一部回で使われているリサイズの特徴を示したもので、2:1の周期が目立つのを避けるために、1ライン目は青、3ライン目は水色をそのまま使い、その間の2ライン目はその中間の像を作る(ここでは緑っぽい色のところ)元映像の鮮明さを維持しつつ拡大での2:1周期の揺らぎを目立たなくする工夫されたリサイズになっている。・・・はずなんだけど何か調整がまずかったのかこの作品では3ピクセル周期のガタガタ映像になってしまった感じ。いくつかの処理の組み合わせでこの特徴になっただけかもしれないけれどこの作品のリサイズ処理は出来が悪い。

これに似た特徴のリサイズは最近でも使われているけれど、この作品とは異なり鮮明さと線の滑らかさを十分両立している。このリサイズは拡大によって線が太くならない(青と水色のラインは縦1ピクセルのままになる)という利点もあり、ジャギの特徴から元は1280x720で間違いないのに大きな分布になるパターンが多い。この方向性のリサイズはボケが少ないという利点はあっても、補間の効いたリサイズのような線のなめらかさは得られず、3ピクセル周期の揺らぎが強めに出てしまうので採用例は少ない。


需要があるかわからないけれど、縦の周期的な崩れの中から都合のよい情報を取り出して普通のHV画質に改善する方法を考えてみよう。上の説明のような特徴なので、青と水色の部分の情報を取り出して縦720に戻せば拡大での揺らぎを解消できるはず、ということで

function major1remix(clip c, bool "debug") {
debug = default(debug, false)
l0 = c.PointResize(c.Width, 360, src_top=0, src_height=1080)
l2 = c.PointResize(c.Width, 360, src_top=2, src_height=1080)
v = interleave(l0, l2).assumefieldbased().AssumeTFF().weave()
return (debug) ? interleave(c, v.Spline36Resize(c.Width, c.Height)) : v
}

お詫び:trueとfalseが逆になってました


OP, EDは問題ないので、インタレ解除後の本編部分に対して

major1remix()

するだけ。1920x720になるので、好みのリサイズで1920x1080に戻して下さい。

major1remix(true)

と書くと、1920x1080出力の比較モードになり元の状態と修正後の状態を交互に表示します。

下は変換後の分布だけど、奇妙な影が消え縦の伸びも若干良くなっている。フィルタなどでジャギ感を軽減させるよりは良い絵になるはず。

横方向にも似たような周期的な乱れがあるけれど縦ほど荒れた状態ではなく気にならないので手を加えずそのままということで。

のだめカンタービレ フィナーレ 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/21
評価:HV1280

フジテレビBSフジの放送で見たフレームと同じ。

似たような大きさの分布でもBSアニマックだけ顕著に周囲が明るくなっていてノイズが多め。細部の潰れも目立つけれど、元からノイズ効果もあるJC画質なので劣化が気になる環境も少ないだろう。色に関しては他の比較同様BSアニマックスがもっとも安定していて細部の色の塗りわけも滲まず良く残っている。

フジはボケる前の放送なので、安定感ではノイズの影響で劣化が出やすいBSフジより上だったけれど、今の状態で再放送されるとBSアニマック以上に荒れた絵になってしまいそう。

低コントラストとノイズ効果の影響で、ソフトというよりボケを感じるくらいのJCらしい画質になっているけれど、縦横とも1280x720のジャギが綺麗に残っているところも多い。

2011年11月20日日曜日

映画!たまごっち うちゅーいちハッピーな物語!?


局:TOKYO MX
放送日:2011/11/20
評価:HV1280+

前作とほとんど変わらない画質で、細部の特徴まで良く似ている。特徴が異なった分布に見えるけれど絵の差で、前作でもこのような分布になるカットもあるし、逆にこちらでも似たような二重っぽい分布になるカットもある。

どのカットのフレームを見てもやはり縦は1028という中途半端な数字で、文字などが縦1080なのも同じ。画質だけでなく、全体に前作とまったく同じ作りになっている感じ。

縦1000を超えてくると細部の特徴や見た目の印象もフルHDとほとんど差はなく、フルHDレベルと言ってもいいかも。

えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?


局:TOKYO MX
放送日:2011/11/19
評価:HV1280+

簡素な絵の影響でカットによって傾向が変わるけれど、細かい描写の多いところでは縦の伸びが非常に良い巨大分布になる精細HV。

線の輪郭がとても滑らかで一見フルHDっぽく見える。線は少し太めだけどその分しっかり黒いのでくっきり感も抜群。ベタ塗りに近いすっきり画質でこれだけ解像度の高い映像はCG以外ではほとんど例がない凄い映像かも。

ノイズもないので、比較的ジャギの特徴も残っていて、縦は1028と中途半端な数字になっている。整数で16:9にならないけれど1828x1028辺りのようだ。1440放送なので横はボケた状態で横の数字は正確に確認できないけれど1800を超えるジャギの特徴も比較的綺麗に残っていた。

中途半端な数字なので見えている特徴は元絵のジャギの可能性もありそうだけど、ズームアウトするカット(絵の拡大率が変化する)で見てもカメラが寄った状態と引いた状態のどちらにも縦1028の特徴が出ているので、この数字は撮影解像度に由来するものだろう。完成映像しか見ることが出来ないのでいつもの憶測だけど、たまに整数で16:9にならない不思議な数字のジャギが残っている作品があるのは撮影時は一回り大きなサイズで作り、後で周囲を少し切って完成させることがあるのかもしれない。

黒帯なしの16:9映像でスタッフロールの文字はしっかり縦1080になっていることに加え、EDは黒背景に映像を40%に縮小表示している状態もほぼ16:9になっていることから、これも最初から16:9で作ったようだ。

2011年11月19日土曜日

化物語 4話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/18
評価:HV1280

4話といっても本編ではなく、WOWOWとBDとの比較に合わせて、OPの文字入りのフレームをチェック。

キッズもWOWOW同様、横が切れた分布でどちらも放送は1920だけど横1440経由の映像。WOWOWより圧縮劣化でノイズが多い分、周囲が明るくなっている。

比較的動きの激しいOPでも、WOWOWはBDと比較しても静止画で確認しないとわからないくらいの僅かな圧縮劣化しか出ていなかったけれど、キッズは比較にならないくらい劣化が目立ち、ブロックノイズだらけのフレームも多い。といってもMXもキッズと大差ないくらい崩れた状態なのでWOWOWが凄かったという話。MXと比較すると全体としては劣化が多い感じはするものの、フレームで比較するとMXより安定しているところも結構あり、安定感が劣るというほどでもない。

コマ送りすると酷いところもあるけれど、ノイズ効果のないベタ塗りすっきり画質が効いているのか動きの激しさの割りには破綻という表現を使いたくなるくらい崩れたフレームは少ないかも。

2011年11月17日木曜日

劇場版テニスの王子様 英国式庭球城決戦! CM


局:テレビ東京
放送日:2011/11/16
評価:HV1280, HV1280-i(SPICE)

今更というくらい公開から時間も経っているけれど、気になるカットもあったのでチェック。

動きの激しいカットが大半なので、放送では小さい分布になるところが多いものの、動きの少ないカットでは大きめの綺麗な円分布になる十分鮮明なHV。暗さ抑え目で彩度も低く、画質視点で見ると地味な印象。動きの激しいカットも多いけれど、ほとんどノイズ効果のないすっきり映像なので酷いというほど荒れた映像にはなっていない。




一部見慣れたHV1280-i分布になるフィールド毎の拡大で縞の出ているカットもあった。基本24fpsの映画で60i経由にすることもないだろうし、TVCM用の映像を作る際の問題なんだろうけど、適当な仕事も珍しくない業界なので映画館で見ても縞の影響が残った映像の可能性も否定できない?


元絵と撮影解像度が比較的近いカットが多いためか、縦720に近い特徴はあっても正確に720と断定できるジャギははっきり残っていなかった。ただ、縞カットの部分は正確に縦720からの拡大なのは間違いないので、これも普通のHV1280映像で間違いないだろう。

2011年11月16日水曜日

メジャー 第1シリーズ 1話


局:BSプレミアム
放送日:2011/11/14
評価:HV1280

先週は巨大化して話題になったけれど、ロゴが変わったBSプレミアム。

地上波再放送の1期1話は未チェックなので同じ場所での比較が出来ないけれど、NHK-Eでの番宣と比較して少し横の伸びが良く一回り大きな分布になっている。

2004年と比較的初期のHVアニメだけど、BSプレミアムの放送はちゃんと1920ソースでの放送。撮影解像度が1280x720なので1440経由でも見てわかるような劣化は出ないけれど、僅かな崩れやリサイズの副作用ノイズなどがなく、線の輪郭も非常に綺麗。

一部回想シーンでかなり強烈なノイズ効果を使っているところでは圧縮劣化もかなり出ているけれど、それ以外はノイズ効果のないすっきりベタ塗り画質ということもあって放送画質とは思えないくらい安定した映像になっている。

撮影時のリサイズは若干補間弱めで周期的な揺らぎも見えるけれど、最低限のぼかしで上手く隠しているので線も十分滑らかに見える。少し太めの線でも適度に暗く高コントラストのすっきりくっきり画質で悪くない。ただ、この画質を全話維持していたわけでもなく、出来の悪い回もあり。

映画「マジック・ツリーハウス」オススメ


局:テレビ東京
放送日:2011/11/15
評価:HV1280


映画の宣伝番組(というほどの長さもないけれど)内の映像。

大きめの円に近い分布にネコ耳が付いたような変わった分布で、斜め方向に伸びが良い感じに見える。このフレームに限らず全体に似たような傾向になっている。

細かい部分や細めの線には縦720のジャギがはっきり見えていて、これも映画でも16:9のHV1280のパターンだけど、線の輪郭が不自然に滑らかになっている。warpsharpのような線の輪郭を変化させるようなフィルタを強めにかけたような状態で、その処理の絵に与える影響の癖が分布に影響しているようだ。

フィルタで質感を整えるくらいのことは他作品でもやっているかもしれないけれど、線の特徴が変わるほど強く使う作品は珍しいかも。すっきり画質で線は少し太めで十分暗く、くっきり感も十分な鮮明映像なので見た目の印象は悪くないけれど、線の特徴を潰してしまうし細かい部分も絵が崩れてしまうので個人的にはあまり評価したくない。憶測だけど、そのような細工の割にはジャギの特徴が強く残っているので、出来た映像がジャギ感が強すぎて粗く見えたために仕方なく使ったようにも見える。

番宣用の編集での劣化の影響か圧縮劣化が目立つけれど、いずれどこかで放送されることがあればもっとすっきりした安定した映像になるだろう。

2011年11月13日日曜日

けものとチャット


★4:3アニメです

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/13
評価:4:3-ip/486(R)

このフレームの分布では同心円状という感じはしないけれど、PC作画のCG作品で太い線のすっきり鮮明画質だけど簡素な映像。FLASHっぽい動きにも見えるけれど、計算で描かれた線ではなくペイント系ツールで描いた絵が基本になっているので違うのかも?

486(R)なので局でのアプコンの可能性が高そう。486に戻した状態で上下4ピクセルずつの黒帯がありアプコン直前の絵は縦478になっている。最初からその数字ではないだろうし、SDマスターを作るまでの過程で少し切れたのかも?

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/13
評価:HV1280

効果などの影響でもっと小さい分布になるところも多いけれど、鮮明なところは十分大きめの円分布になる。極端に細い線での描写は少なく、コントラストを抑えたシーンも多いけれど、線が十分暗い高コントラストのくっきり画質になっているところの方が多そう。

軽微なグレイン効果の影響もあるのかキッズらしい周期的な線の崩れもあり安定感のある映像ではないけれど、気になるような圧縮劣化も少なく見た目の印象は悪くない。

ジャギ感の弱い線でわかりにくいところが多いけれど、細い線や線間隔の狭いところには縦720のジャギも残っていてこれもHV1280。映画でも黒帯なしの16:9で文字などの要素も縦720になっているところがあるけれど、キャラ紹介や最後のスタッフロールなどの文字は縦1080になっているのでこれも最初から16:9で作っている可能性が高そう。

これも横1440経由の映像。

僕は友達が少ない 1話


局:BS-TBS
放送日:2011/11/12
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

番宣同様、BS-TBSの方が横の伸びが少し良くさらに大きな分布になっている。色や圧縮劣化の多い不安定さは相変わらずのBS-TBSだけど、1920化後はTBSより線が僅かに細く引き締まって見える。

1920局での1920ソースの動向を集中的に調べてから1年近く経過しているので、現在は少し状況が変わっているかもしれないけれど、BS1920局でもほぼすべての映像が横1440経由になっているところも多いのに対し、1920後のBS-TBSでは僅かとはいえ1920を維持したフルHD映像も存在しているし、TBSより良い分布になるなど、エンコード以外の部分では高品質な映像を維持できる機器に変わっているのかも。

放送画質に大きく影響するエンコーダ品質は相変わらず最低レベルなのがもったいない。BS-i時代からのこの低画質エンコーダに手をつければBSでもトップクラスの画質になる可能性を秘めていると言えそうでも、やればできる子状態には何の価値はないので実行に期待したいところ。

フレームで比較すればBS-TBSの方が劣化が少ないところも多く、OPのようにTBSでも圧縮劣化が目立つ動きの大きな映像ではTBSより安定しているフレームも多く、TBSの方が優秀というほどの差は感じないものの、動きの少ないところではシーンチェンジ後を中心にブロックノイズだらけの破綻フレームが多く動画としては不安定さの方が気になりやすい環境が多いだろう。

追記
誤解を招きやすい表現になってしまったけれど、このアニメは相変わらず横1440経由の映像で再生機からエンコーダまでの伝送途中での劣化が少なくなったように見えるという話。リサイズを数回繰り返したとしても普通にテレビで見ていて気付けるような差は出ないけれど、画質向上効果は十分にある。似たような変化で顕著だったのはBSフジで、画質向上前のBSフジではすべての番組で横方向にリサイズを繰り返したノイズがはっきり残っていたけれど、変更後は1440→1920への拡大を1回しかやっていないように見えるすっきり映像に変わった。1920-1440リサイズでの劣化は編集などの映像の加工でも起こるので元から劣化していることも多く、ソースの品質向上も重要なのは言うまでもない。

2011年11月11日金曜日

化物語 1話



局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/11
評価:HV1280

WOWOW, MXと同じところ。

ほとんど差のない分布。MXと比較すると背景などのディテールはMXより残っているけれど、圧縮劣化や色の崩れが気になる。微妙な表現もつぶれず残っていることも十分利点ではあるけれど、アニメでは線の乱れの方が見た目の画質に大きく影響するだけに、むしろMXの方がアニメ向きの画質になっているような。

まあMXが今の画質のまま、マルチL字なしで衛星有料放送してくれるのであれば、AT-Xと同額でも安いと感じるくらいのMXの方がアニメ専門チャンネルっぽいラインナップかもしれないけれど。

1, 2話はOP, EDの文字含め1280x720で作られているので断定は難しいけれど、横方向に複数回のリサイズ跡が出ているところがあり、WOWOWでも横1440経由の映像だったので、いつも通り横1440経由の映像だろう。

黒執事Ⅱ 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/11
評価:HV1280


TBS1話と同じところ。

TBSより少し大きな分布に見えるけれど、これもBSアニマックスらしい線周辺のモスキートが目立つ映像でそのノイズの分布が重なって見えている影響が大きくTBSより鮮明というわけでもない。グレイン風ノイズが残っている状態であれば絵全体にノイズが見えるはずだけど、線の周囲以外はすっきりした絵になっているので、見えているノイズの大半は圧縮劣化の影響だろう。

モスキートノイズは多いもののブロックノイズ含め線が大きく崩れるような劣化は少なく、普通に見ていて悪い画質と感じることは少ないだろうけど、TBSは線の周囲もすっきりして落ち着いた映像なので比べてみると少し荒れて見える。逆に背景などの微妙なディテールはアニマックスの方が良く残っていて緻密な絵になっている。

夏目友人帳 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/11
評価:HV1280

BSアニマっクスでは途中でのHV化になって過去の他局のチェックと直接比較できなかったので、いくつか比較してみよう。

テレ東で見たところと同じ。

ほとんど変わらない分布だけど、テレ東の方が周囲のノイズ分布が少し強く出ている。BSアニマックスの方が少しすっきりした絵になっているけれど、テレ東の方がグレイン風ノイズが潰れず良く残っているだけでアニマックスの方が優秀というわけでもなさそう。ただやはりアニマックスは色のにじみが少なくテレ東より細かい色描写もはっきりしてた。

拡大してみれば差はあるものの、小さい分布で低コントラストのボケ感のあるソフトHVなので、動画としてはロゴ以外何が違うのかわからなくくらい似た状態に見える。

撮影時のリサイズの影響かぼかし効果前はジャギ感の強い線だったので縦720の特徴もわかりやすく、どこかはっきりしない見た目の印象の割りには撮影解像度で1ピクセル幅しかないような細かい描写も潰れずに残っている。

けいおん!! 1話


局:BSスカパー!
放送日:2011/11/10
評価:HV1280


TBS1話で見たところ同じ。下はそのTBSの分布。

似たような大きな円分布になっているけれど、TBSより横の伸びが僅かに悪く、周囲のノイズ分布も少し多い。

拡大して比較すると、TBSの方が細かい描写も崩れず良く残っていたり、僅かに色が鮮やかでノイズも少ないすっきりした絵になっている違いも見えてくるけれど、普通に見ていて気付けるような差はなく、ロゴを隠せば判別不可能と思えるくらい同等の画質に見えし、圧縮劣化もほとんど気にならないレベルで安定感のある映像になっている。

縦のは何故か720より少し小さく715のジャギが綺麗に残っているのもTBSから変わらずそのまま。



局:TBS
放送日:2010/04/06
評価:HV1280

BSスカパー!も同じ傾向だけどノイズも少ないTBSでも特に縦方向は線に周期的な乱れが出ていて僅かに横長感のある分布になっている。

といっても劣化ではなく、元から補間弱めのリサイズでジャギ感の強い絵だったというだけで、その特徴が放送でも崩れる良く残っているという話。

2011年11月10日木曜日

ベン・トー 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/09
評価:HV1280

MX1話と同じフレーム。

大差ない分布だけど、僅かにBSアニマックスの方が大きく見える。MXの方が乱れの少ない引き締まった線になっていてアニマックスは圧縮劣化が目立つのでノイズが影響しているだけかも。わかりにくいけれどMXの方がノイズが少ない分周囲が暗くなっていて、絵で見てもすっきりした絵になっている。

OPの動きの大きなシーンはMXでも劣化が目立つところが多いけれど、アニマックスの方が大きく崩れて不安定に見える。それでも普通に見ていて気になるような劣化はほとんどなく、逆に色はMXより少し鮮やか滲みも少ないなど優れている部分もあり悪い画質というほどでもない。

2011年11月9日水曜日

パタパタ飛行船の冒険 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/09
評価:HV1280+


先月なんとなく18話の放送を見たところフルHDの特徴のあった16話とは異なる状態だったので追跡調査していたけれど、帯枠で1話からの放送も始まったのであらためてチェック。

1話も巨大分布で絵としても非常に鮮明で精細感もそれなりにあるけれど、16話の素直な分布と異なり上下隅に折り返したようなノイズの分布が見えていて中央の明るい部分は少し伸びが悪くなっている。

線にも補間弱めのリサイズで拡大した跡がしっかり残っているので、放送回(カットに変わっている可能性含め)によってフルHD撮影のところと、少し低解像のところが混ざっていたようだ。全カット調べるわけにもいかないので見落としはあるかもしれないけれど、1話にはフルHD撮影されたカットは見つけられなかった。

線がガタガタになってしまっていることもあってジャギも数えやすく、見た範囲ではどのフレームも縦横とも1488x837というちょっと変わった数字になっている。16:9の93倍という中途半端な倍率だけど、これも整数で16:9になる組み合わせの一つ。この数字も初出というわけでもなく、ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっにもこの数字の特徴だった。

OP, EDは1話と同じ1488x837のジャギが綺麗に残っているけれど、本編より補間の効いたリサイズを使って線の荒れも抑えられていて、2002年放送作品とは思えないくらい上質なHV映像になっている。

前回のチェックと先月以降確認した範囲では、この1話と18, 19話がHV1280+で、16, 20, 21話がHVFULLだった。EDクレジットを見ると悲しいことに三文字作画回がフルHDで国内作画の方がHV1280+回になっている。ということでwikipediaの各話の演出作画監督情報から推測すると、全26話中4, 5, 9, 11, 14, 16, 20, 21, 23の9回がフルHDの可能性が高そう。

追記
全カット調べるのも不可能で、全話調べたといっても完全に正確な情報にならないけど、一通りチェックしてみると予想に近い結果だったものの、三文字作画回でも5話だけフルではなく、逆に国内作画の24話はフルだった。

狼と香辛料Ⅱ 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/08
評価:HV1280

MX1話と同じところ。

大差ない分布でもキッズ方が若干横の伸びがよく線も僅かに引き締まっているように見えるところはあるけれど、全体に圧縮劣化が多く線の乱れはキッズの方が目立ち、MXの方が落ち着いた絵になっている。それでもすっきりくっきり画質ではないのでキッズでも劣化が気になるようなところは少なく、見た目の印象は悪くない。

けいおん! 1話



局:TBS
放送日:2011/11/08
評価:SD-ip/486(A)

16:9での放送でもコンポジノイズ満載で、まるでコンポジ時代のBS-TBSを見ている気分になる懐かしい画質。中央はそのBS-TBS1話の分布でとても良く似ている。一番下はTBS初回放送時の4:3の分布。

見た目にもBS-TBSでの放送と大差ない絵に見えるけれどアプコン処理はやり直しているようだ。左右の僅かな黒帯の幅も異なっていたり、アプコン縞もTBSの方が少し多く、他のコンポジノイズもBS-TBSよりはっきり綺麗に残っていて静止画で見ると汚く見えるところが多い。局間で差があるということは少なくとも一方は局でアプコンしている可能性が高そう。

比較にならないBDのHV画質を見た後ではどうでもいい違いだけど。



局:BS-TBS
放送日:2009/04/25

今回のTBSに比べ左側の切れが大きく、逆に右はTBSより黒帯が細くなっていた。

ドット妨害のノイズが「動き」として検出されるためにコンポジソースでは絵としては動きのないところでもアプコン縞が出ることが多いけれど、今回のTBSの放送よりは縞は抑えられていて線の乱れも軽減されているように見える。といっても相対的に僅かに良く見えるかも?という程度で2009年の視点で考えても酷い映像なのは言うまでもない。





★4:3アニメです

局:TBS
放送日:2009/04/02

4:3の初回放送時のTBSの分布。4:3の範囲で横720の映像になっている分見えている部分はスクイーズアプコンより解像度が高く横の伸びが良くなっている。

2011年11月8日火曜日

ゼロの使い魔 ~双月の騎士~ 4話 @よりぬきゼロの使い魔


局:TOKYO MX
放送日:2011/11/07
評価:SD-p

2期回もHVっぽい分布になる鮮明化アプコン画質。

1期1話より若干鮮明な絵に見える感じはするけれど全体にSDらしいジャギの目立ち、線も少し輪郭強調気味でカットによってはギラついた感じに見えるなど、若干汚い絵になっている。たまゆらの低画質化処理に少し似た質感。

処理自体は1期回と大差ないように見えるけれど、SDソース自体が1期よりジャギ感が強く輪郭強調ノイズも強めだった特徴が残ってしまった感じ?ハードでのリアルタイムアプコン処理ではないので、SDの段階でソースの欠点を潰した上で拡大鮮明化処理をかけた方が良い絵になるだろうしちょっと惜しい出来かも。

条件もいい加減だったあに瓶極初期のチェックなので正確な評価はできないけれど、初回放送時のMX1話はアプコンとしては悪くない分布だけど、12話は分布から考えて常時縞のSD-i回だった可能性が高そう。

彩雲国物語 1話


局:BSプレミアム
放送日:20111/11/07
評価:HV1280


BShiで見たところ同じフレーム。

BShiより横の伸びがよくなり、むしろ縦の伸びの悪さが気になる横長感の強い楕円分布になる。BShiより圧縮劣化も目立たず線の乱れも十分抑えれているけれど、弱いグレイン風ノイズの影響が大きいのかシーンチェンジ付近ではブロックノイズが目立つところもあり、安定した映像という表現が似合うほど良い状態でもない。

線の乱れが軽減したこともあって、以前の放送ではわかりにくかった縦720のジャギもはっきり確認でき、むしろわかりやすいくらいのHV1280映像。細かい描写も少なく元絵の解像度が不足しているように見えるところもあるけれど、1280x720の状態で線間隔が1ピクセルしかないような描写が残っているところもあった。

横方向は適度に補間されているように見えるのに縦はガタガタという表現が合うくらいの線をぼかして誤魔化したような特徴になっている。BShiの2話で720→1080の拡大に問題がありそうなことを書いたけれど、今回の放送で見ると縦の伸びの悪さは撮影時のリサイズの悪さが影響していたようだ。

2011年11月6日日曜日

僕は友達が少ない 番宣


局:BS-TBS
放送日:2011/11/05
評価:HV1280

TBSと同じところ。

相変わらずのBS-TBS画質だけど、TBSより僅かに横の伸びがよく、絵で見ても横方向にボケが軽減されていて引き締まった線に見えるところが多い。

これも横1440経由の映像ではあるけれど、1920放送効果が出ているようにも見える。放送時間の文字などの加工が入っているので元から違っている可能性もあり、本放送での違いも合わせてみた方がよさそうだ。仮に僅かに鮮明な絵になっているとしても、欠点が多すぎるのでTBSより高画質と感じることはないかもしれないけれど。

TBSより圧縮劣化が多いのはいつも通りだけど、鮮明な絵でもノイズ効果のないすっきり画質が効いているのか劣化もそれほど目立たず比較的安定した映像になっている。

2011年11月5日土曜日

妖狐×僕SS 番宣


局:TBS
放送日:2011/11/04
評価:HV1280?


少し横長感のある楕円分布。絵で見てもわからないレベルだけど全体に縦の伸びが僅かに悪い。

少し黒浮き気味の線になっているところもあり、はっきり見えるくらいのグレイン風ノイズも加わってくっきり感は弱めだけど、全体としてはコントラストは十分で過剰な輝度表現もなく落ち着いた映像になっている。

ジャギ感のほとんどないソフトな輪郭の線で、少しソフトな分元絵の特徴も強く残っていてわかりにくい映像。線間隔の狭い描写には縦720周期のジャギも出ているところがあり、高解像の特徴も見当たらないのでこれもHV1280っぽく見えるものの、断定できるような特徴が見つからないので?付きで保留。

よくあるパターンだけどアニメ映像以外の部分はフルHDで加工されている。

ブラック★ロックシューター 番宣 2回目


局:フジテレビ
放送日:2011/11/03
評価:HV1280


新しい番宣は若干傾向が異なっていたのであらためて。

日常的な絵のところで比較すると、前回見たところより一回り大きな分布で少し線も細く少し鮮明に見えるところが多い。圧縮劣化も目立つ荒れ気味な映像で、横の伸びがちょっと悪く縦長感のある分布になるのはフジテレビらしい特徴。

部分的に細すぎるくらいの線が黒浮き気味いなっているところもあるけれど、全体としては細くてもしっかり暗さを維持した線が多く、精細感と鮮明さが両立した感じの映像になっている。

のだめカンタービレ 巴里編 1話


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/04
評価:HV1280

状態も異なるので改めて2期も見ておこう。低コントラストのJC画質は相変わらずでHVとしては小さい分布だけど、1期よりは大きく少し鮮明で精細になった巴里編。

低コントラスト+ぼかしのJCらしいソフトなHV画質だけど、元は比較的ジャギ感の強い絵で、1280x720の状態で線の間隔が1ピクセルしかないような描写も潰れず良く残っているわかりやすいHV1280。

モスキートノイズも他局より少し多い感じはするけれど、線が大きく崩れるようなところも稀なので、BSアニマックスのHVの中では安定感のある方だろう。

おねがい☆ティーチャー 1話


★4:3アニメです

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/03
評価:4:3-ip/486(R)

ちょっと古い作品はスルーしているものも多いけれど、BDのCMもあったので合わせて特徴を見ておこう。

放送1話の分布。鮮明に見えるところもあるけれど、4:3にしては少し横の伸びも悪く、どこかはっきりしないアプコンらしい映像に見えるところも多い。それでもちゃんとコンポネソースのすっきり画質でなので、古さを考えれば状態としては良い方か。

普通に-ipアプコンだけど486(R)なので局でアプコンしている可能性が高そう。



★4:3アニメです

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/03
評価:SD-p/486

丁寧に探していないけれど1話のカットは使ってなさそうなので上とは異なる絵のBDBOXのCMの分布。

比較的鮮明なフレームではまずまずなHVっぽい円に近い分布になる。4:3の範囲で横720程度の絵になる4:3アプコンは、16:9換算ではおよそ960x480程度のHV960と大差ない条件になるので、この分布も優秀という程でもないかな?

カットによって縦に潰れた楕円になったり、逆に少し縦長の分布になったりと画質が少し不安定なところは気になるけれど、普通に見ていてわかるような変化でもなく、線の輪郭がはっきり滑らかになるようなフィルタ処理を使っているので放送本編より鮮明で見やすい映像になっている。

2011年11月4日金曜日

イナズマイレブンGO 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/04
評価:HV1280+

キッズ初回放送を見落としてしまっていたので今更ながらテレ東、BSJAPANと比較。

どの局もほとんど変わらない分布で普通に見ていて判別できないくらい似た画質だけど、キッズはどちらかというとBSJAPANに近い感じで背景などの細かい描写も良く残っているけれど、安定度の高いBSJAPANより顕著に圧縮劣化が多く、探せば地上波より潰れが目立つフレームも見つかる。

といってもノイズ効果のほとんどないすっきり画質なので酷いブロック化で破綻した状態になることもほとんどなくキッズでも安定している方かも。

他局同様、周期的な揺らぎはあるものの1440x810のジャギが綺麗に残っているHV1280+映像。キッズもBSJ同様横1440経由。何度か書いているけれど、1440x810の1440は推定撮影解像度の数字であり、横1440経由は1080i化後1440x1080の状態があったという意味なので同じ1440でも意味が違います。

2011年11月3日木曜日

映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?


局:BSアニマックス
放送日:2011/11/03
評価:HV1280

CM特番などではプリキュア劇場版のチェックもしているけれど、テレビシリーズと比べると小さいものの、十分大きめの綺麗な円に近い分布になる。

精細感は若干折るものの、見た目の質感もテレビシリーズから劇的に変わっているわけでもなく、線も極端に細くなくしっかり黒いのでくっきり感も十分。それでも普通に見ていても少し印象の異なる絵になっているので、意識して見れば違いもわかりやすいだろう。

若干撮影までのリサイズの質に問題があり周期的な線の崩れが少し多め。見ていて気になるような悪さではないし重箱隅すぎる話だけど、最近はそういうレベルでも荒れが目立たない優秀な映像が多いので、古いHVというか少し雑な処理に見えてしまう。

映画でも黒帯なし16:9映像で縦720のジャギも綺麗に残るテレビシリーズより低解像度のHV1280。他にも例はあるけれど少し変わった特徴でタイトルやスタッフロールの文字なども1280x720になっていた。テレビアニメはもちろん映画でも文字がフルHD解像度で入っているものが圧倒的に多いだけに、オリジナルはもっと高精細な映像でテレビ用16:9映像を作るときに1280x720にしているだけ、という可能性も考えたくなる特徴なんだけど、テレビ映像ではわからない領域の話なので実際のところは不明。

2011年11月2日水曜日

狼と香辛料Ⅱ 第0幕


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/01
評価:HV1280

MX1話との比較は次回、ということで他では放送されていない0幕。

状態のよいところは大きめの円に近い分布になるけれど、一回り小さい分布になるところも多い。演出としての差以外でも、線の黒さや質感が少し異なるところもあった。

カットによっては動きの少ないところもでキッズらしい周期的な線の荒れが出ているところもあるけれど、気になるような圧縮劣化は少なく十分安定した画質に見える。

少しソフトな質感になっているところが多いので見た目には線も滑らかに見えるけれど、縦720のジャギもはっきり残っていてわかりやすいHV1280。

2011年11月1日火曜日

しまじろう ヘソカ 81話


局:テレビ東京
放送日:2011/10/31
評価:HV1280?

BS11もHV回に届いたので、先行テレ東を久しぶりに見たところ、縞HVは解消されてちゃんとフレームで拡大された状態に変わっていた。継続的に見ていないのでいつ改善したのかは不明。半年以上遅れているBS11で追っかければどの時点で改善したのかわかるだろうけど。

僅かに横長の楕円になっているものの、少し太めの十分暗い線で描かれているので縦にボケて見えるようなこともなく、少しソフトでもしっかり鮮明に見えるすっきり画質になっている。

ジャギ感の非常に弱い線でわかりやすい特徴がほとんどない難解な映像だけど、細かい描写などには縦720周期の特徴が出ているのでこれもHV1280っぽく見えるただ、線はとても滑らかで高解像度っぽく見えるのに、線間隔の狭いところが横960で表現できる限界で潰れているところが多い。元々細かい描写の少ない作画なのでそう見えるだけかもしれないけれど、元は960x540程度の絵にフィルタ処理で精細感を加えた可能性も否定できず?付きで保留。