2011年11月28日月曜日

アニメ文庫 CM

テレビアニメではなく、劇場アニメでもない、ただのOVAのCM?

このCMを作る編集作業でも少し劣化しているのか動きがあまりないところでもノイズが多くこの映像だけでは十分な評価はできないけれど、閑散期なので第1期3作品を見ておこう。

ギョ うごめく不気味

局:TOKYO MX
放送日:2011/10/26
評価:HV1280+

特別大きな分布でもないけれど、線も細く精細で鮮明な絵に見える。このフレームは比較的円に近い分布になっているけれど、全体としては少し縦の伸びが悪く横長の楕円っぽくなるところが多い。

グレイン風ノイズ効果のちらつきもあるけれど、MXではノイズ効果は潰れても線が荒れるような劣化は出にくいので細かい描写も比較的良く残っているようだ。

現在のufotable標準なのかfate同様、縦855程度のジャギが残っているところもありHV1280+映像で間違いなさそう。カット数も少なく正確に855と断定できるところは見つけられなかった。


みのりスクランブル!

評価:HV1280+

動きのあるカットばかりで条件が悪いけれど、比較的安定したフレームでは若干横長でも十分大きめの楕円分布になる。上下に少し影が見えているのは動きの大きなカット中のフレームで圧縮劣化によるコーミングが出ているため。

少し黒を持ち上げたコントラスト抑えめの淡い質感でも、ノイズ効果もほとんどない明るいすっきり画質で十分見やすい。このところ暗い絵の作品が多かったufotableだけに新鮮な印象。


そのすっきり映像が効いて動きの大きさの割りにはブロックノイズもそれほど目立たないけれど、解像度を推定するには厳しくほとんどお手上げだけど、線周辺のノイズには横1500程度のジャギが出ているところも多いので、他と同じくらいの可能性が高そう。



百合星人ナオコサン



評価:HV1280+


この作品も若干横長の楕円分布になるところが多い。みのりほどではないけれど、これもコントラスト低めの淡い質感の明るいすっきり画質。

上2作品より線もはっきりしていて比較的ジャギの特徴もわかりやすいけれど、ジャギはやはり縦855周期になっているように見える。線周辺のノイズに横1520の特徴も良く残っている。

ノイズ効果の有無や明るさバランスの違いで、見た目の質感は特にギョだけ異なっているけれど、分布も似てどの作品も画質的には似た特徴になっているようだ。

HV1280作品と比べて上の画質と誰もが感じるような映像というわけでもなく、横長の分布になるものが多いという点でも向上する余地は十分残っているけれど、HV1280ばかりの中この手の作品でもちゃんと上の解像度で作っている点でufotableは十分頑張っていると言ってもよさそう?