2013年10月7日月曜日

メガネブ! 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:スタジオディーン
評価:HV1280


大きくても縦が切れた四角感のある分布になるところがほとんど。番宣では縦720のカットと、873くらいに見えるカットが混ざっていたけれど、放送は本編はすべて720になっているようで、前期3作品HV1280+を並べたディーンもこの作品では脱落。

番宣の高解像度カットは大幅に修正されていても本編で使われているので、最初は本編も1552x873くらいのサイズで作りだしたものの、途中で切り替えたようだ。ディーンのHV1280+はさんかれあ以降、撮影に負担がかからなそうな効果の少ないすっきり画質ばかりだったけれど、この作品は効果も多用しているのでその辺りの負担が時間的に間に合わず、仕方なく小さくしたようにも見える?実際の処理はわからないけれど、一度は高解像度で撮影した絵を1280x720に縮小したように見えるところもあった。
 OPも本編と同じHV1280だけど、動画らしい動画のない実写画像も使ったEDだけではHV1280+を維持していて、本編より高精細な映像になっていた。番宣は劣化で正確な数字は確認できなかったけれど、EDも安定したところが少なく断定できるようなところが見つからない。それでも873よりさんかれあ、八犬伝と同じ869に近く見えるところが多いのでおそらく869の方だろう。




局:BS11
放送日:2013/10/06
評価:HV1280


似ような分布でもBSの方が微妙に大きな分布に見える。

動きの少ないところはMXはディテールの潰れが多い変更前のMXに近い特徴で、BS11の方が緻密な絵になっている。

特に動きの少ないところではMXの方が線の荒れは少ないものの、動きだすとMXの劣化がかなり目立つようになり、BS11の方が圧倒的に落ち着いた映像になっている。派手な動きも多いので、MXはボロボロになったフレームも大量に発生。BS11も誉めるほど良い画質ではないけれど、BS11の圧勝と言っていいだろう。

新MXとの相性が特に悪い特徴のアニメなので、時間差も30分しかないし積極的にBS11で視聴しようと思うくらいの差がある。

夜桜四重奏 ~ハナノウタ~ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:タツノコプロ
評価:HV1280


僅かに横長な感じでも大きな円に近い分布になる鮮明HV。一部色味のある線も使っているけれど線もしっかり暗い高コントラスト映像でくっきり画質。

比較する意味もないけれど、2008年のヨザクラカルテットはTBSはサイドカットの4:3、BSもまだBS-iだった頃で16:9、もちろんどちらもコンポジソースの酷い画質だった。

線の黒さのバラつきが大きく、背景はモブを含めて淡い絵にしているところカットではメインキャラが浮いて見えたするなど、少し癖のある質感になっている印象。といってもストーリー上重要なところがわかりやすい絵にした結果なので、映像としては見やすいし作りも丁寧な印象。

この作品もノイズ効果のほとんどないすっきり画質で、変更後のMXと相性も悪くなく、比較的動きの大きなところでも圧縮劣化はそれほど増えていない。地味な動きのところはBD並みと表現してもいいくらいの安定したカットも少なくない。安定感は以前のMXも大差なかっただろうけど、ディテールの残り方は圧倒的に今の方が上。シーンチェンジでは酷く荒れたフレームもしっかりあるけれど、この作品だけで考えるなら稀な劣化には目を瞑ってもいいかな?


元絵の特徴も良く残っているけれど、比較的細い線には縦720のジャギもきれいに残っていて、これもHV1280。

てーきゅう 25話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:MAPPA
評価:HV1280


一応3期ということで、MXの変化の影響も含めてみておこう。

小さい円分布の傾向はそれほど変わらないけれど、2期回に比べるとノイズが多く周囲が明るくなっている。

ノイズといってもこのフレームでは元映像のノイズ効果も良く残っている影響が強く、圧縮劣化っぽい劣化はそれほど多くない。といっても安定しているフレームを見ているからそうなっているだけで、動画での動きは少ないといっても爆速アニメなので全体ではブロックノイズも大量に出てかなり荒れた映像になってしまっている。今でも派手に動くところでは大量の圧縮ノイズも出ていたけれど、格段に荒れやすくなった。今のMXとの相性はかなり悪いタイプの映像と言っていいだろう。


尺余りの宣伝コーナーは先週の全編宣伝と同等の作りで、編集自体は1080iで行っていて商品画像などの一部の要素はしっかりフルHDの特徴になっている。キャラ部分にフィールド毎のリサイズで縞が出ている。編集時に60i環境で適当に処理しているので、先週の場合場所によって拡大率も異なっていたけれど、一箇所だけまじめ数えてみたところは正確に縦600→1080の比率で拡大しているところがあった。縞解消するような映像でもないので今回の映像の数字は確認していない。

世界でいちばん強くなりたい! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/06
制作:アームス
評価:HV1280+/844?
HV1280+/864に訂正 詳細は2話で。


縦の伸びはそれほどでもないけれど、横は切れたように見えるくらい大きな分布になる。この分布でも線がかなり細く黒浮きが激しいところが多いので、ソフトなHVに見える環境が多くなりそう。これもノイズ効果があるけれど、比較的簡素な作画だからか圧縮劣化もそれほど多くない。

大半のカットで色収差効果がかかっていて画面隅に近くなるほど輪郭に色ずれが見える。流行といってもいいくらい、どこの制作の作品でも使われるようになっているけれど、ほぼ全体に使っている作品は稀。そういえば全体にこの手の効果をかけたラグランジェもこの枠だった。

以前よりグレインのノイズの粒が潰れずに残るようになり、その影響で線の輪郭の特徴がわかり辛くなってしまったけれど、比較的安定したフレームには百花繚乱サムライブライドと同じ844に十分近い特徴が残っていて2作連続でHV1280+維持のアームス。正確に844か確認するには時間がかかりそうなので?付きでしばらく保留。コントラストの高いくっきり画質ではない分、映像で見ると高精細さがわかりにくいけれど、人物が非常に小さいところもそれなりに描き込まれているなど、HV1280では表現できない描写もそれなりにある。

ダイヤのA 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/10/06
制作:マッドハウス, Production I.G
評価:HV1280


場所によって傾向が異なるけれど、見た範囲では横長の楕円分布になるところが多かった。明るいシーンは線もしっかり黒い高コントラストの鮮明HV画質が基本だけど、効果で線があまり黒くないところもあり、ほとんどのカットで画面上部が明るくなっているので、くっきり画質というほどのメリハリは感じない。

横長分布はマッドハウスに多いので、マッドハウス寄りの映像に見えるけれど、IGにありがちな下のような小さい円分布になるところも混ざっているので、場所のよって変わるっているようだ。EDクレジットでは複数の撮影に分かれるような感じのない表記に見えるけれど、分布傾向が違うカットは線の特徴も違うので、あくまで映像の特徴からの推測だけどEDに出ていない撮影カットも少し混ざっていると思う。


マッドハウス寄りと思われる横長分布になるカットは少し線が荒れてわかりにくいけれど、鮮明な横方向は1280に近い特徴も残っていた。一方IGっぽく見えるカットは線の乱れも少なく縦720のジャギもはっきり見え、いずれもHV1280でサイズは統一されている。

てさぐれ!部活もの 1話



局:日本テレビ
放送日:2013/10/05
評価:HV1280


CG短編。

横伸びが良く大きな分布の鮮明映像、といっても特に高精細なわけでもない。

普通のアニメっぽい質感に見せようとしつつ、CGらしさを隠そうともしていないので、どこか中途半端な映像に見えてしまう。普通のアニメっぽい質感にしたことで普通のアニメと比較してしまうので、安っぽい作りがそのまま前面に出た絵になってしまったような?

線の輪郭なども普通のアニメっぽい特徴になっているけれど、縦横とも1280x720のジャギのはっきり見えるところはCGらしい質感で、これもHV1280。

はじめの一歩 Rising 1話


局:日本テレビ
放送日:2013/10/05
制作:マッドハウス MAPPA
評価:HV1280


ノイズで周囲が少し明るくなるところが多いけれど、大きな円分布の鮮明HV。演出的な効果のないカットはどこも似たような分布で安定している。New Challengerも2009年当時としては欠点の少ない鮮明HVだったけれど、2期, 3期で画質が変わる作品も多い中、4年経っても似たような画質で印象もほとんど変わらない。


まったく変化がないわけでもなく、少しノイズ効果が強くなったのか圧縮劣化が出やすくなり、線もわずかに荒れ気味。グレイン風ノイズによる元映像のざらつき感ではなく、圧縮劣化のノイズによって少しざらついた感じに見える環境も多いかも。


元絵の特徴も良く残っているけれど、細い線や線間隔の狭いところには縦720のジャギもはっきり残っていて、これもHV1280。

WHITE ALBUM2 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/05
制作:サテライト
評価:HV1280


ここは大きめの円に近い分布になるけれど、効果でぼかした一回り小さい分布になるところカットの方が多く、どちらかというとソフトなHV画質。線も比較的明るいけれど、黒浮きが気になるほど極端でもなく、十分HVらしい鮮明映像に見える。

グレイン風ノイズもしっかりあり、ノイズも以前ほどは潰れず残っているけれど、派手な動きは少ないので、圧縮劣化も言うほど多くない。動きが大きくなるところやシーンチェンジでの劣化酷くなっているけれど、比較的明るさを抑えた映像なので、くっきり鮮明HV作品よりは気にならないかも?

ややソフトな質感なので線も滑らかに見えるところが多いけれど、ジャギ感の強い絵をぼかして整えたような特徴で、特に細かい描写は潰れやすくなっている辺りはちょっともったいない作り。

乱れのないリサイズで縦720のジャギもきれいに残っているところが多く、これもわかりやすいHV1280。