2012年7月3日火曜日

THE iDOLM@STER 1話

局:TBSチャンネルHD@e2
放送日:2012/07/02
評価:HV128

TBS, BS-TBSで見たところと同じ。BS-TBSはまだ1440だった。

どの局も似たような分布で見た目の鮮明さは大差ない。BS-TBSがおかしいだけだけど、色は当然のようにTBSに近似していて、BS-TBSのような色異常はない。

TBSと比べると若干横の伸びが悪く、絵で見ると横方向のリサイズの副作用ノイズがTBSより多くみえる。正確な処理過程はわからないけれど、TBSチャンネルは1920-1440間のリサイズが1往復多く、その分微妙に劣化して絵になっている感じ。

動きの少ないところはTBSと大差ない画質に見えるけれど、静止画で比べると圧縮ノイズも少し出ている。平均で見るとそれほど大きな差でもないビットレートも、ピークが伸びないことが影響しているのかシーンチェンジや大きく動くところのような情報量を必要とする部分ではブロックノイズも多く出ている感じ。BS-TBSのように特に動きがないところでボロボロになるわけでもなく、あまりに気にならないところでの劣化が多い感じもするけれど、TBSと比較すると不安定でちょっと見劣りする映像になってしまうようだ。

誉めるような画質ではないけれど、BS-i時代からの伝統テロップはあるもののロゴ以外の邪魔な表示やCMもなく、落ち着いて視聴できる無難な画質の局として十分評価できる存在になったと言ってもいいかな?

ゆるゆり♪♪ 1話



局:テレビ東京
放送日:2012/07/02
評価:HV1280


1期に似た大きさでも若干角が取れて円に近い分布になるところが多い。

不自然さを感じるくらい明るい淡い絵は相変わらずで、特に細い線で描かれたカットは線の黒浮きも激しく分布以上にソフトな絵に見えるところが多い。カットによってばらばらなので適切な比較はできないけれど、1期に比べて細い線での描写が増え、その分メリハリのないはっきりしない絵になっているカットが多かった・・と感じたのは気のせいかな?

少しソフトで全体に滑らかな線になっているけれど、特に細い線には解像度限界で縦720ジャギが出ているところも多く、引き続きHV1280。


OPとEDは本編より少し暗く、線の黒浮きも酷くないので、淡い感じでも不自然さを感じない明るさに見える。


ということで4人の髪の色で比較してみる。

上がOP、下が本編。演出上の効果で色が変わるところももちろんあるけれど、それ以外はこれに近い色になっているところが多いようだ。

左右のあかりちなつの赤系統の色は、OPより本編の方が明るく色も薄くなっているけれど、結衣髪はOPの方が少し明るくなっている。輝度変換でのミスでは暗い色はより暗く、明るい色は明るすぎる状態になる、という説明に都合がよさそうな特長だけど、実際に起こりそうなミスを再現しても近似する色にならず、この色の差からOPが正解で本編が間違っている、という結論には至りそうにない。

それでも本編より自然に見えるOP EDの映像を見るとこちらが当初意図した色で、本編は1期でミスしたことを認めたくない大人の事情によって2期は故意に間違えて明るい映像にしたのでは?なんて憶測も成り立ちそうな気がしてくる・・・なんて、ちょっと妄想が入りすぎた話になってしまった。

超訳百人一首 うた恋い。 1話


局:テレビ東京
放送日:2012/07/02
評価:HV1280


大き目の分布でも少し横長の楕円分布になる。人物の輪郭の線が極太になっているけれど、それ以外の線も極端に細くなく適度に暗いのでかなり鮮明に見える。普通のアニメ以外では似た質感の映像も見かけるけれど、和紙のようなノイズっぽいテクスチャを重ねた動かないノイズ効果も含め、独特の画風になっている。
 
番宣でうっかりグレイン風ノイズがないと書いてしまったけれど、本放送で見ると動きのないところでも僅かに揺らぎが出ているので、軽微なグレイン風ノイズ効果も併用していたようだ。元からざらついた感じの絵なので圧縮劣化もあまり目立たず比較的安定した映像になっている。派手に動くところが少ない、というところも効いているのかも?



しっかり補間の効いたリサイズを使っていて元絵の特徴もしっかり残っているので、もしかして高精細HV?と誤認しそうになったけれど、線の間隔の狭い描写のところには縦720のジャギもしっかり残っていてこれもHV1280。サブタイトルや唄の文字なども1280x720で入っていた。

人類は衰退しました 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/07/02
評価:HV1280, HV1280-i(GONZO)

tvkで見た2箇所それぞれ同じフレームの分布。


tvkもHVとして小さいというほどの分布ではなかったけれど、MXは特に横の伸びが良く一回り以上大きな分布になっている。

元から淡い色彩なのでMXでもくっきり画質には程遠い感じだけど、tvkより線も細く引き締まって鮮明で精細感も増している。MXの方がオリジナルに近い鮮明さなのでtvkが悪いという話だけど、tvkは線が2倍近く太く見えるくらいボケて黒浮きも激しくはっきりしない絵になってしまっていた。tvkとMXで分布が大きく異なる作品は過去にも多々あったけれど、これもtvkと相性の悪い作品と言えそうだ。



縞カットはMXもそのままだけど、ここもtvkより横の伸びがかなり良くなっている。

OPの部分だけど、CMではこのフレームのようにフィールド毎のリサイズで縞になっているところが、放送ではちゃんとフレームで拡大された状態になっているところもあったので今後改善するかも?

TARI TARI 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/07/02
評価:HV1280

tvk1話と同じところ。

いつも通りtvkより一回り大きくかなり大きな分布のMX。ノイズも少なくtvkより周囲が暗くなっている。

少し四角っぽい分布になるところが多く、拡大してみるとジャギ感のある線になっているところも見つかるけれど、極端に鮮明さを欲張ったような絵でもなく、ほとんどの線は十分滑らかに見えバランスも悪くない印象。

tvkでも不満を感じないくらい鮮明に見えたけれど、MXと比べると線の輪郭がはっきりせず細かい描写の潰れも多いので見劣りしてしまう。tvkより背景がさらに緻密な絵になっているので、画質を意識して見比べれば局ロゴを隠しての判別も比較的簡単かも?