2013年9月19日木曜日

コードギアス 亡国のアキト 第1章



局:TOKYO MX
放送日:2013/09/07
制作:サンライズ
評価:HV1280

MX, BS11, tvkの同じフレームを比較。

大きな円分布になる高コントラストのくっきりHV。フレーム全体に輝度グラデーションがかかって上部が淡い感じになっているシーンも多く、その辺りは少しソフトな絵になっている。

基本は細い線もしっかり暗く、高コントラストのくっきり画質で、リサイズも上質で線の乱れも非常に少ないけれど、特に細かい描写では解像度限界でガタガタと表現したくなるくらいジャギ感の強い線になってしまっているところもあり、大画面で見ると解像度不足感が出てしまうこともありそう。

元絵の特徴も良く残っているけれど、細かい描写のジャギはしっかり縦720になっていてこれもHV1280。途中で変えたりしないだろうけどCMで見る限り第2章も同じサイズ。




局:BS11
放送日:2013/09/07
評価:HV1280


MXより横の伸びが僅かに良いけれど、いつも通り横1440経由の映像。

少し鮮明になっているのだろうけど、絵で見比べると特に線が引き締まって見えるところもなく、鮮明さはほとんど変わらない。むしろ軽微でも全体にMXより圧縮劣化が多く、線がちょっと荒れていたり、シーンチェンジ近辺ではブロックノイズだらけになっているところも少なくない。

MXもこの作品では褒めるほど安定した状態ではないけれどMXの方が良く見える環境が多くなりそう。

比較するフレーム次第の話でMXより良いフレーム多々あるけれど、シーンチェンジ後のフレームを中心にtvkより荒れたフレームも結構多かった。




局:tvk
放送日:2013/09/08
評価:HV1280


元が鮮明画質なのでtvkボケがあってもまだ大きな分布を維持しているところが多く、特に線がしっかり黒いシーンは他局とほとんど変わらない鮮明に見える。

比較しなければ不満を感じるような悪さはないけれど、細かい描写の多いシーンや効果線が少し明るくなっているカットで見ると、tvkボケの影響で線の黒浮きが目立ってどこかはっきりしない絵に見えてしまうところも少なくない。

大人女子のアニメタイム まとめ


作品ごと制作も変わっていることに気付かず、3月の放送時スルーしてしまったので再放送でまとめ。2011年の川面を滑る風はこちら。

夕餉



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:プロダクション リード
評価:HV1280


大きめの円に近い分布だけど、周囲に少し特徴的なノイズ分布が見える。あまり黒くなく色のある線も多用しているけれど、軽くシャープ系フィルタをかけたような輪郭強調気味の線になっているのでメリハリのある絵に見える。

派手な動きもないけれど比較的安定した放送画質で、グレイン風ノイズもあまり潰れず良く残っている。

背景だけでなく動画的にも実写を利用したカットも多い作品で、ほとんど実写そのままだったりするところもあれば中途半端に加工したところ、普通に作画した要素しかないカットも混ざっている。実写を使わない背景が極端に簡素な絵なので、作品全体では個性的というよりチグハグで手抜きに見えてしまう、というのは個人的感想。

線も比較的滑らかに見えジャギははっきりしないけれど、線の輪郭ノイズには縦720の特徴もきれいに残っていてこれもHV1280。


人生ベストテン



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:ボンズ

評価:HV1280


ちょっと小ぢんまりした分布のソフトなHV画質。ぼかし効果の影響で線が黒浮き気味になっているところも多く分布以上に甘い感じに見えるカットも多い。

線の輪郭は非常、というより異常と表現したいくらい滑らかでジャギ感がほとんどなく、その特徴だけに注目すると 高解像度の映像っぽく見える。その特徴の割りに特に細かい描写があるわけでもなく絵としても精細な感じもしないので、 線の輪郭が変わるようなフィルタ処理を使っている可能性が高そう。

人物の線にはジャギの特徴がほとんど残っていないけれど、細部の潰れ具合や比較的細かい描写の多い背景などに 1280x720に十分近い特徴が残っているのでこれもHV1280だろう。


どこかではないここ



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:ワオワールド
評価:HV1280


大きな円に近い分布になる鮮明HV。この作品もそれほど黒い線ではないけれど、シャープ系フィルタで鮮明にしたような輪郭強調画質になっていてコントラスト抑え目でも鮮明に見える。

実写加工画像やCGっぽい要素の多い背景と人物のバランスが悪く、人が浮いて見えたり前後関係が不自然に見えるカットが多い。暗部を持ち上げた淡い色彩が基本なのに、ところどころ高彩度の色が出てくるなど、統一感のない作りはちょっと雑な仕事に見えてしまいそう。

鮮明な分、上の2作品よりジャギもはっきり見え、縦横とも1280x720の特徴がしっかり残っているHV1280。



稀に横1920維持の映像も出てくるBSプレミアムだけど、どの作品も横1440経由のソースだった。