2013年4月8日月曜日

ガラスの仮面ですが


局:TwellV
放送日:2013/04/07
制作:DLE
評価:HVFULL

いつものノリのDLE作品だけど、一応フルHD相当の映像。

絵の使いまわしも多いので、アップになるところでは絵を極端に拡大して使っているところもあるけれど、か元絵はかなり高精細らしく、解像度不足で粗いジャギが見えるところは意外と少なかった。

ムシブギョー 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/04/08
制作:セブン・アークス・ピクチャーズ
評価:HV1280



僅かに縦長に見えるところが多いけれど大き目の円分布で安定している。番宣は縞縞だったけれど,放送はちゃんとフレームで拡大されている。

線も極端に黒くないけれど適度に暗い高コントラスト映像。この作品もノイズ効果のないすっきり画質で比較的大きく動くところでも圧縮劣化は少なく放送でも安定してみえる。

比較的癖のないすっきりくっきり画質だけど、暗いシーンは暗い色ばかりで表現したところが多い。明るいテレビでは見づらいと感じることは少ないとしても、モバイル視聴など輝度低めの環境では何が映っているのかわからなくなりそうなくらい暗いカットもあった。

リサイズも普通で、乱れの少ない縦720のジャギもわかりすく残っていてこれもHV1280。

銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 1話


局:BS日テレ
放送日:2013/04/07
制作:動画工房×オレンジ
評価:HV1280+/810

MX, tvkと同じところ。

BS日テレでも横1440経由の映像だけど、MXと比較しても横の伸びが良くより円に近い分布になっている。絵で見ても細かい描写の輪郭がつぶれずはっきり残っていってMXより緻密な絵になっているところが多い。

CGの緻密な画面などでは、BSと比較するとMXがボケ局に見えるくらい細部の潰れがあり、圧勝というほどBS日テレの方が良く見える。何度も見返さず1度見れば十分な人は、MXが視聴できてもスルーしてBS日テレで見ないともったいないくらいかも?

うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000% 1話


局:BS11
放送日:2013/04/07
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


大きめの円に近い分布でも若干角ばった感じに見えるところが多い。
十分大きな分布だけど、MXの1期に比べると小さくなり、絵で見ても線が僅かに太く、少し黒浮きして見える線も多くなった。独特な明るさや色彩はほぼそのままだけど、1期の方が鮮明に見える。

非常に弱いグレイン風があったようにも見えるけれど、ほとんど潰れてすっきりした絵になっていて、BSでも圧縮劣化は目立たず安定した映像になっている。

元絵の特徴も良く残っているけれど、細い線などには縦720のジャギもはっきり見え、引き続きHV1280。




局:TOKYO MX
放送日:2013/04/05
評価:SD放送

MXの同じフレーム。

SDの解像度限界でジャギ感の強い線になりとっても四角な分布になるのはMXのSD放送では良くあるパターン。

より正確に近似させるには横方向に微調整が必要だけど、 大雑把に言うと1080iをフィールド毎のリサイズで720x486に縮小し、上5, 下1ピクセルを切って720x480にしたような状態。

MX以外でも似たような特徴だけど、フィールド毎のリサイズでもトップ、ボトムのリサイズを少し変えていて、線の崩れが目立たないように工夫している。それでもフレームで縮小した場合より縦に少しボケてほぼ正方形に近い分布になってしまう。

ハル 本予告


サイト:youtube
配信日:2013/02/08
制作:WIT STUDIO
評価:HVFULL

MXの進撃でのCMでチェックしようと思って調べて見るとyoutubeでフルHD配信されていたので、そちらでチェック。

横1920維持ソースで横が切れた分布にならず、かなり大きな円に近い分布になる鮮明精細HV。枠をはみ出すほどの分布ではないけれど、縦1080の特徴もしっかり残るフルHD映像。
放送ではBS含め横1440経由の映像がほとんどなので、横も1920の情報を持つ映像はWOWOWくらいでしか見ることが出来ないけれど、youtubeでは文字通りのフルHD映像になっている。

ただ、圧縮劣化で細部の崩れも目立ちオリジナルに比べるとディテールが失われたさっぱりした絵になっているようだ。同じところでMXのCMと比較するとMXの方が情報量も多く緻密な絵に見える。高コントラストでも少し暗部を持ち上げた感じの淡い映像で線も比較的明るいのでくっきり画質というほどのメリハリはないけれど、配信では潰れが目立つと言っても非常に精細な描写も多い。

テレビサイズの映像を見ると線に縮小した跡が見え、オリジナルは縦1080より少し大きい16:9ではない映画サイズで作っているようにも見えるけれど、公式ページにある本編引用の画像はほぼ正確に16:9なので、見えている特長は元絵のジャギで、最初から1920x1080で作っているのかもしれない。


IG系で去年できたばかりのWIT STUDIOだけど、中編映画とはいえ最初からフルHD映像を作ったということでここでは期待の制作と言えそうだ。

這いよれ!ニャル子さんW 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/04/07
制作:ZEBEC
評価:HVFULL

フルHD番宣でここでは注目のニャル子W。

番宣同様の巨大分布の鮮明精細で放送も無事フルHD相当の映像。本編だけでなくOP, EDも基本フルHD。

この作品もノイズ効果皆無のすっきり画質で、圧縮劣化も少なく安定している。フルHDでの効果が大変だからか、最近の作品では珍しいくらい効果の少ない映像で、線に若干粗さも残っていたりと、ちょっと無理してフルHD化した感じがしないでもない。それでも、誰もやれなかったことを実現したことは評価したい。


最近はフルHD相当の映像も珍しいというほどの存在ではなくなってきたけれど、30分枠の普通の国産アニメで全体が基本フルHDでスタートした作品は、ここで確認した作品の中では初。
長くフルHDで続くおじゃる丸もあるし、パタパタは10年以上前に半分くらいの回本編はフルHDだったし、条件ををいくつもつけた上での強引な初だけど、2013年までかかってようやくフルHD制作の普通のアニメが登場。

後は最終回まで維持できるかどうかだけど、途中で変わる例は稀なので、最後まで頑張ってくれると信じておこう。次回予告もしっかりフルHDの特徴になっていた。

進撃の巨人 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/04/07
制作:WIT STUDIO
評価:HV1280+/824


カットによって分布差が大きいけれど、鮮明なところはかなり大きな円分布になる。

輪郭線が太い線で描かれているけれど、あるいは描いているからか、絵が重くなり過ぎないように若干暗部を持ち上げた感じで線があまり黒くない。遠近表現で遠い部分のコントラストを下げる効果を多用しているので、少しソフトな絵に見えるシーンが多い。

同じことばかり書いているけれど、この作品もノイズ効果のないすっきり画質で、圧縮劣化も少なく安定した映像に見える。2013冬辺りから低ノイズ作品の割合がかなり高くなっている。

若干リサイズで線に乱れがあるけれど、比較的ジャギの特徴がはっきり残っていて、また整数で16:9にならない中途半端な数字だけど縦は824に見える。元は1465x824程度のHV1280+のようだ。1440x810を超えると、あきれるくらいバラバラな数字が出てくる話はまとめで書いたけれど、また新しい数字が出てきた。縦824の数字は見た範囲では合ってると思うけれど、新番ラッシュで少し雑な調べ方しかできていないし、進出の数字なので、念のため?付きで後で再確認します。

追記
乱れの少ないフレームはどこも縦824だったのでこの数字で間違いなさそう。横も1465.5辺りの中途半端な特徴が残っているところがあった。放送の映像ではわからない領域で憶測だけど、中途半端な数字なので撮影時は一回り大きなサイズだったものを少し切ったことでこの数字分が残ったのだろう。

カーニヴァル 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/04/07
制作:マングローブ
評価:HV1280

連日のL字発動。

大きな円分布の鮮明HV。

線も十分暗く、メリハリのある高コントラストのくっきり画質になっている。ただ、演出的な意図がなさそうなところで、線が黒浮き気味でソフトに見えるカットが混ざっているなど、全体の質感が不統一なところが少し気になった。

この作品もノイズ効果のなさそうなすっきり映像で、圧縮劣化も非常に少なく安定している。

あにPでの紹介映像と同様、拡大でも線が太くならないような鮮明さ優先のリサイズを使っていて720→1080と1.5倍に拡大した線に3ピクセル周期の揺らぎがあり、これもHV1280。