2011年11月9日水曜日

パタパタ飛行船の冒険 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/09
評価:HV1280+


先月なんとなく18話の放送を見たところフルHDの特徴のあった16話とは異なる状態だったので追跡調査していたけれど、帯枠で1話からの放送も始まったのであらためてチェック。

1話も巨大分布で絵としても非常に鮮明で精細感もそれなりにあるけれど、16話の素直な分布と異なり上下隅に折り返したようなノイズの分布が見えていて中央の明るい部分は少し伸びが悪くなっている。

線にも補間弱めのリサイズで拡大した跡がしっかり残っているので、放送回(カットに変わっている可能性含め)によってフルHD撮影のところと、少し低解像のところが混ざっていたようだ。全カット調べるわけにもいかないので見落としはあるかもしれないけれど、1話にはフルHD撮影されたカットは見つけられなかった。

線がガタガタになってしまっていることもあってジャギも数えやすく、見た範囲ではどのフレームも縦横とも1488x837というちょっと変わった数字になっている。16:9の93倍という中途半端な倍率だけど、これも整数で16:9になる組み合わせの一つ。この数字も初出というわけでもなく、ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっにもこの数字の特徴だった。

OP, EDは1話と同じ1488x837のジャギが綺麗に残っているけれど、本編より補間の効いたリサイズを使って線の荒れも抑えられていて、2002年放送作品とは思えないくらい上質なHV映像になっている。

前回のチェックと先月以降確認した範囲では、この1話と18, 19話がHV1280+で、16, 20, 21話がHVFULLだった。EDクレジットを見ると悲しいことに三文字作画回がフルHDで国内作画の方がHV1280+回になっている。ということでwikipediaの各話の演出作画監督情報から推測すると、全26話中4, 5, 9, 11, 14, 16, 20, 21, 23の9回がフルHDの可能性が高そう。

追記
全カット調べるのも不可能で、全話調べたといっても完全に正確な情報にならないけど、一通りチェックしてみると予想に近い結果だったものの、三文字作画回でも5話だけフルではなく、逆に国内作画の24話はフルだった。

狼と香辛料Ⅱ 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/08
評価:HV1280

MX1話と同じところ。

大差ない分布でもキッズ方が若干横の伸びがよく線も僅かに引き締まっているように見えるところはあるけれど、全体に圧縮劣化が多く線の乱れはキッズの方が目立ち、MXの方が落ち着いた絵になっている。それでもすっきりくっきり画質ではないのでキッズでも劣化が気になるようなところは少なく、見た目の印象は悪くない。

けいおん! 1話



局:TBS
放送日:2011/11/08
評価:SD-ip/486(A)

16:9での放送でもコンポジノイズ満載で、まるでコンポジ時代のBS-TBSを見ている気分になる懐かしい画質。中央はそのBS-TBS1話の分布でとても良く似ている。一番下はTBS初回放送時の4:3の分布。

見た目にもBS-TBSでの放送と大差ない絵に見えるけれどアプコン処理はやり直しているようだ。左右の僅かな黒帯の幅も異なっていたり、アプコン縞もTBSの方が少し多く、他のコンポジノイズもBS-TBSよりはっきり綺麗に残っていて静止画で見ると汚く見えるところが多い。局間で差があるということは少なくとも一方は局でアプコンしている可能性が高そう。

比較にならないBDのHV画質を見た後ではどうでもいい違いだけど。



局:BS-TBS
放送日:2009/04/25

今回のTBSに比べ左側の切れが大きく、逆に右はTBSより黒帯が細くなっていた。

ドット妨害のノイズが「動き」として検出されるためにコンポジソースでは絵としては動きのないところでもアプコン縞が出ることが多いけれど、今回のTBSの放送よりは縞は抑えられていて線の乱れも軽減されているように見える。といっても相対的に僅かに良く見えるかも?という程度で2009年の視点で考えても酷い映像なのは言うまでもない。





★4:3アニメです

局:TBS
放送日:2009/04/02

4:3の初回放送時のTBSの分布。4:3の範囲で横720の映像になっている分見えている部分はスクイーズアプコンより解像度が高く横の伸びが良くなっている。