2012年12月17日月曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 Q CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/12/02
制作:スタジオカラー
評価:HV1280

ここに書くまでもなく一見してわかる上下黒帯付きのシネスコサイズのCM。

一部を拡大していた日テレの放送は処理のまずさも手伝って上質なアプコンレベルのボケ画質になってしまっていたけれど、CMの安定したフレームはに近い平均的なHVらしい綺麗な円分布になっている。

とはいっても黒帯込みで縦は720なので絵の部分は1280x544程度しかなく、縦基準で判断するとHDと呼びたくないと思う人が出てきてもおかしくないくらいの低解像度。最近ではドットハック セカイの向こうにCMなどで見る限り横1280のシネスコだったけれど、最近は1280x720クラスの劇場版アニメが激減しているだけに物足りないと感じる人も多くなりそう?

スイートプリキュア♪ 1話


局:tvk
放送日:2012/11/26
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900

テレ朝1話と同じところ。

tvkボケでテレ朝より角が少し取れた円に近い分布になっているけれど、それでも巨大な分布になる高精細HV。

特に細い線は黒浮き気味になっているところも多いけれど、普通に見ていて気になるようなボケ感もなくしっかり鮮明に見える。とはいってもテレ朝と比較すると背景の描写も潰れ気味でのっぺりしているなど、どこか甘い感じのする絵のtvkらしい微妙な画質に見えてしまう。

てーきゅう 8話


局:TOKYO MX
放送日:2012/11/25
制作:MAPPA
評価:HV1280-i(SPICE)


明るい部分の縦の伸びはそれほど変わらないけれど、フィールド毎のリサイズで上下に影のある分布に変わる。6話辺り以降ずっと縞HV状態だけど、元からボケた絵なので普通に見ていても縞状の劣化が気になるところはほとんどない。

縞の特長から確実に縦720→1080と拡大していている。1話に比べると精細に見えるカットも多いものの、少し粗いジャギが残っているところもやはり多い。動画なしで1枚の絵を動かして誤魔化すカットがほとんどなので、1280x720でも元絵の解像度が不足していただけだったようだ。

短編で画質を気にしている暇もないような作品だけど、5話では全編輝度変換ミス+超過輝度切捨てで明るすぎる絵になっていたりと不適切な処理も多め。BDでは修正されるかな?

みなみけ 8話


局:TOKYO MX
放送日:2012/11/24
制作:童夢
評価:SD-p/483すたちゃ

継続して調べてなかったので、どの時点で変わったのかわからないけれど、1話の487から483に変わっていた。その数字の差分絵が少し拡大された状態になっているので、周囲の数ピクセル幅の僅かな額縁が1話より狭くなっている。

OP, EDの文字を除くと動く部分でもちゃんとフレームで拡大された状態になっているなどの特徴は変化なく、見た目の画質はほとんど変わっていない。

アプコン時代のすたちゃ作品では話数、あるいはカットによってもアプコン処理が変わる作品が多くあり、かなめもも487483が混在していた。


tvkのおかわりも同様に483に変わっているけれど、こちらも何話で変わったかは未確認。

劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン



局:テレビ東京
放送日:2012/11/24
制作:OLM
評価:HVFULL

テレ東では珍しい劇場場の前後編分割放送。公開当時、宣伝映像もチェックしているけれど、再度見ておこう。


巨大分布のフルHD相当の高精細HV画質で、宣伝映像でも確認した通り、人物が小さく描かれるカットなどでは縦1080のジャギもわかりやすく残っている。ただ、アップのシーンでは縦1030~1040辺りから拡大したような特徴になっていて、元絵の解像度が不足しているところが結構多かった。

拡大して使っているといっても、見た範囲では縦1000を超えているところがほとんどなのでフルHDクラスの映像という表現を使っても良さそうな高精細さだけど、文句なしのフルHD映像というほどでもなかったようだ。



局:BSJAPAN
放送日:2012/12/13
評価:HVFULL

分割ではなかったBSJAPANの同じところ。

1920放送のBSJAPANでも相変わらず横がばっさり切れた分布になる横1440経由の映像。見ていて気になるわけでもないけれど、リサイズに伴うノイズもはっきり残っていて、1920-1440間のリサイズも数往復しているようだ。

背景のディテールなどはテレ東も健闘しているので、印象差はそれほど感じない。それでも横の伸びはテレ東より若干良く、線も少し引き締まってはっきり見える。BSの方が色の滲みが抑えられているのはこの作品に限ったことではないけれど、高精細映像なのでBSの色の良さがわかりやすいところも多かった。