2012年4月5日木曜日

妖狐×僕SS 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/04/05
評価:HV1280

TBS, BS-TBSと同じところ。

アニマックスの分布が大きく見えるけれど、大量に発生した圧縮劣化のノイズが重なって見えているだけ。ノイズが多いので全体に境界のはっきりしないもやっとした分布になる。

グレイン風ノイズはつぶれずに良く残っていて、その分他の部分に負担がかかり線が酷く荒れた状態になっている。この手のノイズ効果付き映像はいつも似たような劣化の目立つ絵になってしまうBSアニマックス。

静止画で比較すると、ノイズ効果がほとんどつぶれてしまっているBS-TBSが線が細く引き締まって一番鮮明に見えるけれど、普通に見ていてもわかる破綻気味のフレームも多い不安定さがあるだけに、TBSがバランスよく落ち着いた映像になっている。そのTBSも邪魔な表示が付いていたりするけれど・・・

しろくまカフェ 1話


局:テレビ東京
放送日:2012/04/05
評価:HV1280



どの場所も似たような小さい円分布になるソフトなHV。

細い線での描写も少ないので強いボケ感はないけれど、ぼかしの副作用で線の太さによって黒浮き具合に差があるために細い線が多いカットになるとボケ感が急に増してはっきりしない絵にみえてしまうところも少しあった。

この質感にするにしてもぼかし効果が強すぎる感じがしないでもないけれど、細かい描写も完全につぶれてしまっているわけでもなくグレイン風ノイズもないので、テレビの鮮明化処理で気になるようなボケ感のない絵に見える環境も多いかも。
  
動きのある番宣では十分な精度で確認できなかったけれど、本放送では動きの少ないところには正確に縦720の特徴が残っているところもあり、これもHV1280

緋色の欠片 1話

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/04/04
評価:HV1280


MXと同じところ。

似たような分布でもキッズの方が少し伸びが悪く、圧縮劣化のノイズで周囲が少し明るくなっている。ここはキッズの中でもはずれフレームで、圧縮劣化も平均より多いように見えるところだけど、MXは全体に安定感の高い映像になっていただけに見劣りしてしまう。

背景の微妙なディテールもMXの方が良く残っているところが多い。キッズの方が良い要素は少ないけれど線の輪郭は僅かながら鮮明に見えるところが多かった。それも静止画を拡大してようやくわかる差なので、総合的にはMXが圧勝と言ってしまっていいかも。

これも横1440経由の映像だった。

氷菓 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/04
評価:HVFULL?


tvkの番宣で見たフレームと同じ。

tvkでもかなり大きな分布だったけれど、MXはさらに大きいいつも通りの差。

MXで見ても枠をはみ出すほど縦の伸びが良い巨大という感じでもなく、絵としても極端に鮮明に見えるわけではないけれど、やはり縦1080っぽい特徴が残っているところが多く、フルHD解像度で1ピクセル幅しかない描写も見つかるくらい精細。撮影からフルHDのように見えるしフルHDを超える元絵の特徴が残っているところもあるけれど、tvk同様絵を拡大したような特徴もあってXで見ても文句なしのフルHD映像と言うには少し不安が残る。ということで本放送まで保留しておこう。

ノイズ効果もまったくないか非常に弱い感じのすっきり映像だけど、高精細で情報量の多い絵だからなのか、地味な動きのところでもモスキートノイズや圧縮劣化での線の崩れが出ている。見ていて気になる悪さでもないし、本放送はもう少し安定した画質になるだろうし心配するほどでもないかな。

LUPIN the Third ~峰不二子という女~ 1話


局:日本テレビ
放送日:2012/04/04
評価:HV1280


今期の画風枠といった感じの個性的な作画アニメ。

もやっとしていても大きめの円分布になっている。極太線で描かれているのでボケ感はそれほどないけれど、HVらしい細かい描写はそれなりにあるのに、太い線の方が強く主張してしまい精細感が弱いカットも少なくない。といっても意図してこの絵にしているわけで、この雰囲気の方がルパンっぽい感じもするしこういう作品も一つくらいないとつまらない?

手で描いた特徴をそのま使っている線は滑らかさとは無縁だけど、ほぼベタ塗りに近く作りとしてはどちらかというと簡素にみえる。強めのノイズ効果もあるので圧縮劣化も多く荒れ気味だけど、この絵だと劣化も効果に見えてしまう感じであまり気にならない。

見た目の印象の割には細かい描写に縦720のジャギがわかりやすく残っているところも多く、これもHV1280。

画質とは関係ないけれど、ちゃんと動画で動くところも多いのに、動画を使わずに動かす手法で動きが陳腐に見えるところがところどころ気になり、手抜きっぽく見えてしまうところが惜しい、というのは個人的感想。

めだかボックス 1話


局:テレビ東京
放送日:2012/04/04
評価:HV1280



若干横長の分布だけど、縦の伸びが極端に悪くもなく、絵で見ても縦ボケ感はまったくない。鮮明なところでは四角感の強い分布になるところも多いけれど、人の目にはジャギ感が残っている感じもなく、線も十分滑らかに見える。

演出の意図も少しはあるように見えるけれど、カットによって線の黒さがまちまちで鮮明さに差がある。さらに遠近表現で背景のコントラスト下げる表現を時々使っていることもあって、よくわからないタイミングで鮮明になったり、ボケた感じになったりと落ち着きのない映像に見えてしまう。

比較的はっきり見えるノイズ効果もありそれに伴う圧縮劣化も出ているけれど絵が荒れて見えることもなく、べた塗り感軽減としてはこのくらいが無難な強度かも。

補間もしっかり効いて元絵の特徴の方が強く非常にわかりにくい特徴の線で縦720ジャギがはっきり見えるところが見つからないけれど、横方向の線の輪郭ノイズに横1280周期に十分近いジャギが残っているところがあるので、これもHV1280で間違いないだろう。

これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/04
評価:HV1280


カットにも差があるけれど、鮮明なところの分布分布は1期と変わらず大きめの円分布になる。映像自体は高コントラストでも線は少し明るくなっているところが多いのでくっきり感の強い絵ではないけれど、線も細めで精細感もあり、HVらしい鮮明さも十分感じられる。

2期1話も白飛びが目立つカットが多いけれど、1期のような輝度のミスとは無関係。演出的に正しく白飛びしているので明るい肌の色が少し輝いて見えるようなこともなく自然に見える。TV->PCとすると1期の雰囲気に似た絵になり、いい感じにミスを再現してみると違いがわかりやすいかも。

軽微なグレイン風ノイズもあって普通に見ていても気にならないレベルでは軽微な圧縮劣化も出ているけれど、線の特徴も乱れず綺麗に残っていて、特に線間隔の狭いところは縦720のジャギもわかりやすく引き続きHV1280。