2015年1月15日木曜日

艦隊これくしょん -艦これ- 1話



局:TOKYO MX
放送日:2015/01/07
制作:ディオメディア
評価:HVFULL


縦は枠を超えそうなくらい伸びの良い巨大分布になる鮮明精細HV。初期PV通り縦1080の特徴もはっきり残るフルHD制作映像。

極端に線が細くなりすぎないように良く考えて作られているので、人物が小さく描かれるところでもジャギ感のない滑らかな線になっているなど丁寧な作りに見えるところが多い。

細かく探すと部分的に絵を少し拡大して使っているところもあるけれど、人物などは作画もフルHDに十分で、文句なしのフルHD映像と言っても良いレベルだろう。CG部はアンチエイリアスが効いていても若干ジャギ感が強い線になっているけれど、ちゃんとフルHDで作られている。国産のアニメーション作品のフルHDCG映像は通常アニメ以上に希少で、数としては全編CGの作品よりフルHD制作アニメ中で使われるCGの方が多いかも。



局:BS11
放送日:2015/01/10
評価:HVFULL


BS11も横がばっさり切れた分布で、いつも通り横1440経由のソースで、フルHD制作の映像でも1920→1440→1920とリサイズを経ての放送。僅かにBSの方が横の伸びが良いものの、MXとほとんど変わらず絵で見た時の鮮明さはまったくと言っていいほど変わらない。

現状作品に関係なく派手に動くところでのMXの破綻は尋常でないので、そこに注目すれば圧倒的にBS11の方が上になってしまうけれど、地味な動きのところではこのアニメでもMXの方が劣化が少なく、背景の描写も緻密になっているところも少なくなく、BS11の圧勝と言えるような差にはなっていない。

美男高校地球防衛部LOVE! 1話


局:テレビ東京
放送日:2015/01/06
制作:ディオメディア
評価:HV1280/719


このフレームは特に小さい分布ではないけれど、ここより二回りくらい小さい分布になるぼかしの強いシーンが多く、あまり黒くない線の低コントラストも手伝ってソフトなHV画質に見える。

ソフトでも線があまり黒くない絵は圧縮時に線が荒れやすく、軽微でも圧縮劣化と思える乱れが全体に出ている。強めのぼかしの影響で特に細かい描写は潰れ気味になっている。


誤差と言っていいレベルだけど縦は720ではなく719辺りで、拡大時の処理で絵が僅かに欠けてしまっているパターンのようだ。

神様はじめました◎ 1話


局:テレビ東京
放送日:2015/01/05
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280+/810


少し四角感あるかなり大きな分布は1期と大差なし。リサイズでの乱れもほとんどなく縦810のジャギもはっきり残る1440x810のHV1280。

深夜以外では1280x720超もそれほど珍しくないトムスも、深夜の普通のアニメでは神様はじめました1期を除くと1280x720固定だったので1期以来2年を超えて久しぶりのHV1280+になる。

高解像度でも若干ジャギ感の強い線で特に直線的な描写では線がガタガタに見えてしまうところもちらほらあるけれど、人物などの線は概ね滑らかに見え、1440x810という地味なサイズでも1280x720では表現できないすっきりした鮮明画質になっている印象。

ユリ熊嵐 1話



局:TOKYO MX
放送日:2015/01/05
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280

若干角ばった感じになるけれど円に近い分布になる。上下に×状の分布が見え鮮明さ優先のりサイズで拡大しているけれど、この分布パターンが多かった昔のシルバーリンク作品に比べると線も十分滑らかに見え粗さもほとんど目立たない。黒というほど暗くはないけれど十分暗い線の明るい絵で鮮明さは十分。

大きく動くところやシーンチェンジ近辺の破綻が少ないというほどではないけれど、圧縮劣化は目立たない方でMXとの相性は悪くない。

全体に縦1.5倍に拡大した3ピクセル周期の特徴がはっきり残っていてこれもHV1280。のんのんびよりで久しぶりにHV1280+を作ったシルバーリンクも、再び1280x720に戻って安定してしまっている。のんのん2期まで現状維持かな?



局:BS11
放送日:2015/01/07
評価:HV1280

MXとほとんど変わらず、絵で比較しても違いがほとんどわからないところが多い。

動きの少ないところではMXの方がノイズが少なく、背景の潰れも抑えられているところが多い。MXで破綻フレームがはっきり見えてしまうと気になってしまうけれど、MXの方が良く見える環境もありそう。

アブソリュート・デュオ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2015/01/05
制作:エイトビット
評価:HV1280

横の伸びは悪くないけれど縦に潰れた横長楕円分布になる。エイトビットは過去にも横長分布になるアニメが多かったけれど、縦方向に少しボケているだけでなくリサイズ品質も悪く、線がガタガタになっているところも多い。

黒に近い若干太めの線で描いているのでジャギ感も目立たない環境も多いだろうけれど、雑な作りとしては作画含め低予算感が伝わってくるような絵に見えてしまいそう。

線の輪郭も少し荒れて縦720の特徴ははっきり残っていないけれど、縦1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが残っていて、これもHV1280。



局:BS11
放送日:2015/01/08
評価:HV1280

MXと大差ない分布でも横の伸びが少し良く僅かに鮮明な絵になっている。

MXで劣化が目立つフレームで比較すれば勝負にならないくらいBS11の方が安定して見えるけれど、動きの少ないフレームで見るとBS11の方がブロックノイズになりかけた8ピクセル周期の崩れが目立ち、MXの方が状態の良いフレームも少なくない。

一騎当千 Extravaganza Epoch



局:TOKYO MX
放送日:2015/01/02
制作:アームス
評価:HV1280+/864


少し縦長感のある大きな分布になる鮮明精細HV。高解像度でも線が細すぎずしっかり暗いので、メリハリのあるくっきり画質に見える。

テレビアニメではないけれど、久しぶりに1280x720超のアームス作品で、もえたんBASARAの縦864。アームスはせかつよを1536x864で作っているけれど、サイズは同じでもコントラストの差で見た目の印象も劇的に変わっている。




局:BS11
放送日:2015/01/02
評価:HV1280+/864

いつも通り横1440経由で1920x1080を維持した映像ではないけれど、MXより横の伸びが良く円に近い分布になるBS11。横方向のリサイズが少ない分、MXより鮮明な絵を維持できているようだ。

2015年1月5日月曜日

テイルズ オブ ゼスティリア ~導師の夜明け~



局:TOKYO MX
放送日:2014/12/31
制作:ufotable
評価:HV1280+/853.5

極端な低コントラスト映像ではないものの、全体に線が明るく特に細いところでは黒浮きも激しくあまりメリハリのないソフトHD画質に見える。おまけのアニメとわかって見ても作画含め作りが簡素というか単調で、fate放送後だけにufotableらしくない安っぽさを感じないでもない?

地味な動きのシーンが多いので常にストレスを感じるほどではない環境も多いかもしれないけれど、MXとの相性はかなり悪く、少しでも動くとブロックノイズだらけの破綻フレームが出てくる劇不安定映像で、破綻したフレームしかない悲惨な短いカットもあった。

圧縮で崩れやすい淡い色の線がほとんどなので、比較的安定したフレームで見ても線が少し荒れているけれど、断片的ながら縦853.5のジャギが確認できる。fate UBWと同じ最近のufotable標準で、元は1520x855で作られた映像が拡大時に少し欠けたパターンだろう。




局:BS11
放送日:2014/12/31
評価:HV1280+/853.5

安定したフレームで比較する限り分布差はほとんどなく、大差ない画質に見える。

動画ではMXよりは格段に安定しているものの圧縮劣化は少なくなく、BS11で良くあるブロックノイズになり欠けた8ピクセル周期の崩れが全体に出ている。

鮮明さもMXを若干上回るものの、フレーム毎比較するとMXより悪く見えるところも少なくない。