2011年11月16日水曜日

メジャー 第1シリーズ 1話


局:BSプレミアム
放送日:2011/11/14
評価:HV1280

先週は巨大化して話題になったけれど、ロゴが変わったBSプレミアム。

地上波再放送の1期1話は未チェックなので同じ場所での比較が出来ないけれど、NHK-Eでの番宣と比較して少し横の伸びが良く一回り大きな分布になっている。

2004年と比較的初期のHVアニメだけど、BSプレミアムの放送はちゃんと1920ソースでの放送。撮影解像度が1280x720なので1440経由でも見てわかるような劣化は出ないけれど、僅かな崩れやリサイズの副作用ノイズなどがなく、線の輪郭も非常に綺麗。

一部回想シーンでかなり強烈なノイズ効果を使っているところでは圧縮劣化もかなり出ているけれど、それ以外はノイズ効果のないすっきりベタ塗り画質ということもあって放送画質とは思えないくらい安定した映像になっている。

撮影時のリサイズは若干補間弱めで周期的な揺らぎも見えるけれど、最低限のぼかしで上手く隠しているので線も十分滑らかに見える。少し太めの線でも適度に暗く高コントラストのすっきりくっきり画質で悪くない。ただ、この画質を全話維持していたわけでもなく、出来の悪い回もあり。

映画「マジック・ツリーハウス」オススメ


局:テレビ東京
放送日:2011/11/15
評価:HV1280


映画の宣伝番組(というほどの長さもないけれど)内の映像。

大きめの円に近い分布にネコ耳が付いたような変わった分布で、斜め方向に伸びが良い感じに見える。このフレームに限らず全体に似たような傾向になっている。

細かい部分や細めの線には縦720のジャギがはっきり見えていて、これも映画でも16:9のHV1280のパターンだけど、線の輪郭が不自然に滑らかになっている。warpsharpのような線の輪郭を変化させるようなフィルタを強めにかけたような状態で、その処理の絵に与える影響の癖が分布に影響しているようだ。

フィルタで質感を整えるくらいのことは他作品でもやっているかもしれないけれど、線の特徴が変わるほど強く使う作品は珍しいかも。すっきり画質で線は少し太めで十分暗く、くっきり感も十分な鮮明映像なので見た目の印象は悪くないけれど、線の特徴を潰してしまうし細かい部分も絵が崩れてしまうので個人的にはあまり評価したくない。憶測だけど、そのような細工の割にはジャギの特徴が強く残っているので、出来た映像がジャギ感が強すぎて粗く見えたために仕方なく使ったようにも見える。

番宣用の編集での劣化の影響か圧縮劣化が目立つけれど、いずれどこかで放送されることがあればもっとすっきりした安定した映像になるだろう。