2012年7月30日月曜日

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ PV



サイト:youtube
配信日:2012/07/30?
評価:HV1280

もう一つ秋番のyoutubeのPV。こちらは720p。

大きな円に近い分布の鮮明HV。効果も控えめで癖のない高コントラストのすっきりくっきり画質になっている。線も適度な細さで精細感も十分で、画質に不満を感じる人はいないだろう・・・というくらいの映像なんだけど、残念ながらこのPVは事故画質で問題がある。と大げさに前フリしたもののよくある輝度変換ミスで、見た目には明るすぎる映像になっていて肌色など明るい部分が少し輝いて見える。

超過した輝度情報も切り捨てられて下のように右(明)方向の上限に張り付いたような輝度分布になってしまっているところが多いけれど、普通にPV→TVの補正をするだけでも劇的に改善し極一部の明るい色を除くと自然でバランスの良い色合いの映像になる。PVだけのミスで済むと思うけれど、誰も得しないこの手のミスは排除してほしいところ。



低解像度だった特長もなく、配信が1280x720なのでこの映像自体の評価は上限のHV1280になるけれど、線の特徴を見ると最初から縦720だったとは思えない高精細の特徴が良く残っている。元絵に由来するジャギが見えているだけの可能性も否定できないけれど、1280x720を超えるサイズで作っていると考えたくなるような特徴に見える。このところシルバーリンクもHV1280作品が続いているけれど、バカテス並みの高精細HV1280+作品になるかも?

リトルバスターズ! PV

サイト:youtube
配信日:2012/07/29
評価:HV1280?

久しぶりにyoutubeのフルHDのPVの映像を見ておこう。

文字の輪郭にも横方向の劣化が見えず、分布で見ても元映像は横1920を維持したフルHDのソースを使っている。そのタイトルや放送予定などの文字は非常に鮮明で劣化も少ないのに、アニメ映像は動きを考慮しても劣化が目立ち、線も全体に崩れ気味になっている。youtubeでも状態のよい映像ではここまで荒れた絵になることもないし、この映像の元となったソースが低画質だったようにも見える。

比較的安定したフレームで見ても分布も小さめで、かつてのJ.C.STAFFらしいボケの強いHVといえば近い感じがしないでもない。映像全体のコントラストは高いけれど線の黒浮きが目立つバランスの悪い絵・・という映像は珍しくないけれど、JCは低コントラストのボケ画質は作っても、全体の明るさのバランスが崩れた絵になっているものはあまり記憶にない。上記の通り不自然なくらい荒れた映像という問題もあるので、オリジナル映像の質感とは大きく異なる画質になっている可能性も高そう。放送はもっとメリハリのある画質になり、分布もずっと良くなるだろう。


乱れの少ない線の断片的なジャギの特徴は1280x720に近い周期になっているのでこれもHV1280で間違いだろうけど、断定不可能なレベルで荒れているので?付き。

夏雪ランデブー 1話

局:BSフジ
放送日:2012/07/28
評価:HV1280+/810


これもフジテレビ1話と同じところ。

フジテレビでは横ボケの影響で縦長の分布になっていたけれど、BSフジでは横の伸びも良くなり縦横の差が少なくなった。ただBSでもカットによっては僅かに縦長の楕円分布に見えるが多い傾向があった。これも横1440経由のソースだけど、元が1440x810の精細HVなので、1920-1440間のリサイズを繰り返した横方向の僅かなボケも分布に見えるくらいの影響になったようだ。

フジの劣化画質でもノイズはそれほど目立たなかったけれど、安定したBSフジ画質と比べると線の周囲のモスキートノイズもかなり多く、背景の描写も潰れ気味で情報量の少ない映像になっていたのがわかりやすい。BSの方が周囲が暗くノイズの少ない特徴が分布にも現れている。

もやしもん リターンズ 1話



局:BSフジ
放送日:2012/07/28
評価:HV1280+/837

フジテレビ1話と同じところ。

BSフジでも少し小ぢんまりした分布のソフトなHVだけど横の伸びはフジテレビより良く、ノイズも減ってフジテレビより周囲も暗くなっている。

映像として見ても線の輪郭のノイズが大幅に減ってすっきりした絵になり、線も少し細く引き締まって見える。背景の微妙な描写もBSの方が崩れず良く残っていてメリハリのある緻密な映像になっている。BSフジも非常に優秀というわけではないけれど、フジ地上波は欠点が多すぎるので、これもBSフジの圧勝とくらいはっきりした差が出ている。


線もそれほど黒くなくくっきり感も弱いので、BSの映像で見てもむしろ低解像度と考えたくなるくらいソフトな画質に見える環境もありそうだけど、細かい描写や線間隔の狭いところには縦837のジャギもきれいに残っていて、これでもHV1280+映像。



評価:HV1280+/900

CGのEDの分布で、これもフジテレビで見たところと同じフレーム。


ここもフジテレビより横の伸びが良くなっているけれど伸び悩み気味で極端な縦長分布のまま。これも横1440経由の映像だけど、横1440経由の映像でも横伸びが非常に良いアニメもあるBS-TBSと比べると見劣りする分布に思えてしまう。

横の伸びが悪くなる最大の原因は、1440x1080を経由していることだけど、1920-1440間のリサイズを何度も繰り返すような無駄な処理が入るとさらに劣化が進むはず。リサイズの回数だけでなくリサイズの質も影響するので、横の伸びが悪い=リサイズ回数が多いとも限らないし、伸びが良い=高画質とも限らないけれど、BS-TBSの方が余分な処理の少ない上質な映像になっているアニメが多いのだろう。

2012年7月29日日曜日

この中に1人、妹がいる! 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/07/28
評価:HV1280

これもTBS1話と同じところ。

僅かにBS-TBSの方が大きく見えるけれど、ほとんど差のない分布になるところがほとんど。


番宣も似た傾向だったけれど、シーンチェンジのような変化はもちろん地味な動きでもブロックノイズが出ているところが多く、さらに動きの少ないところでも圧縮劣化で線が少し荒れ気味、とBS-TBSの中でも劣化が目立つ不安定画質になってしまっている。

低コントラストの淡い色調に加え小ぢんまりした分布になるくらいのソフトHVなので極端に不安定な画質には見えない環境もあるかもしれないけれど、TBSの圧勝と言っていいくらい良い要素が見当たらない。

恋と選挙とチョコレート 1話

局:BS-TBS
放送日:2012/07/28
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

TBSでもかなり大きな分布だったけれど、BS-TBSの方が横の伸びが明らかに良く、絵で見てもTBS以上に線が細く引き締まってさらに精細感が増したように見える。横方向のボケが少なくても横1920を維持したソースというわけではなく、横方向のリサイズを繰り返した跡もはっきり残っていてこれも1440経由の映像。

これに平均的な安定さが加わればかなり優秀な放送画質と言えるところだけど、書くまでもなく色異常やシーンチェンジ辺りを中心にブロックノイズを大量生産するいつも通りのBS-TBS画質で欠点の方が気になる環境の方が多いだろう。


コードギアス亡国のアキト CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/07/16
評価:HV1280


頻繁に放送されているCMだけど、動きのあるカットが多く安定したフレームがなく、状態のよい局を探したものの大差ないのでMXのCMで見ておこう。

比較的劣化の少ないところでも条件が悪いのでオリジナル映像より悪い分布になっていると思うけれど、大きめの円分布になる普通のHV画質。コントラストも高めで線も十分暗いので、R2と比べるとかなり鮮明に見える映像になっている。

圧縮劣化の影響でCM映像では1ピクセルの精度で断定できないけれど、断片的でも1280x720に十分近い特徴が残っているので最初から16:9のHV1280か、元が16:9でないとしてもHV1280クラスの映像と言っていいだろう。

映画 ジュエルペット スウィーツダンスプリンセス CM


局:テレビ東京
放送日:2012/07/28
評価:HV1280+/939

EDの宣伝含め前から流れていたかもしれないけれど、映画の宣伝映像を見ておこう。

貴重なアプコンアニメになって久しいテレビシリーズとはまったく異なる巨大分布になる精細鮮明HV画質。細い線での描写も多いけれど、黒く見えるくらいしっかり暗いので精細さも鮮明さ抜群。 圧縮劣化が多いので元映像には軽微なノイズ効果があったかもしれないけれど、放送ではほとんどちらつきもなく、べた塗り感の強いすっきり画質になっている。
 
縦は枠に入らないくらい伸びが良く見えるけれど、ノイズの影響が強くフルHDレベルの映像ではない。といっても縦は939辺りで1600x900を超える高精細映像になっている。宣伝用のEDもほぼ同じだけど手前で踊るルビーはSD解像度しかない。同時上映のマイメロも同じ特徴だった。


映画でも黒帯なしの16:9映像だけど整数で16:9になる数字になっていない。テレビ映像では見えない領域なので中途半端な数字でも16:9で作っている可能性は否定できないけれど、オリジナルは16:9より横長のビスタでテレビ用に少し切って16:9にした状態かも。

MOONLIGHT MILE 1st 4話


局:ファミリー劇場HD@e2
放送日:2012/07/28
評価:HV1280

HD化後もあまり注視していなかったので、他局との比較も出来そうな作品をいくつか見落としてしまったけれど、これは未見なので既に4話と中途半端な回だけどチェックしておこう。2007年3月からWOWOWで放送された作品。

大きな円に近い分布の鮮明画質。明るいシーンは線もしっかり黒く、最近のアニメと比べても遜色ないくっきり画質に見える。

作画面ではいろいろと気になるところもあるけれど、リサイズでの乱れもほとんどなく解像度十分の元絵特徴も良く残っているし、WOWOWの放送も同等のソースであったとすれば同時期の作品の中ではトップクラスのHV画質だったと言っていいだろう。
 線に注目すると1280x720より少し上に見えるところも多いけれど、細めの線や線の周囲のノイズなどに乱れのない縦720の特徴もはっきり残っていてこれもHV1280。

スタジオ雲雀はこれ以降SD制作や微妙なHV画質が多くなってしまったけれど、この映像を作った技術や人は流出してしまったのかな?

2012年7月28日土曜日

GA 芸術科アートデザインクラス Blu-ray BOX CM


局:BS11
放送日:2012/07/27
評価:SD-ip/482


CM内の映像はSD-ipで普通のアプコンっぽい分布になっている。

額縁のtvkでしか見ていないけれど、流石にレタボ相当のtvkよりは一回り大きく少し、映像で見てもしっかり鮮明になっている。ただtvkの額縁画質の中では荒れの目立たない画質だったし、元から暗部を少し持ち上げた淡い質感ということもあり、tvkより圧倒的に良い画質と思うほどの差は感じない。

縦は482に近いように見えるけれど482.0からは少しずれがある感じの数字的にユニークなアプコン処理で、動きのある部分でもフレームで拡大されている部分が多くSD-ipの中では比較的乱れの目立たない映像になっている。

といっても上質のアプコンではないし、BDが同じ状態だとすると不満を感じてしまいそう。この画質で出すつもりではないかもしれないけれど、可能な部分はちゃんとフレームで拡大するくらいの手間はかけてほしいところ。 微妙画質のアプコンBDも少なからず存在するし、早いタイミングとはいえこの画質でCMを作っている以上、期待しないで待った方がいいのかも?

2012年7月26日木曜日

番外 MX 新L字

今日の地震で出たSD時のL字を見る限り、新L字はデザインと色が変わっただけのようだ。SDでは判らない微妙な変化がある可能性もあるので運良く(悪いけど)HD時のL字を見つけた時に再確認する予定。

すべての速報で同一デザインを使うのかはわからないけれど、幾何学模様付きの非常に淡いgreen-cyan系のグラデーションなので、明るめのグレーっぽく色に見える。相変わらず映像部分が少し切れるけど青に比べると気にならないかも?

 L字は他局でも青系が多いとはいえ、かんなぎとかキルミーとか高頻度でL字発動されるMXの青を使ってネタにしているのに色変えちゃうとかMXも空気読まないなぁ。

新生徒会の一存 新アニメ(仮) CM


局:TOKYO MX
放送日:2012/07/25
評価:HV1280




放送で視聴できるのは来年かもしれないけれど、CM内のアニメ映像部分の特徴を見ておこう。
大きめの円に近い分布の鮮明HV。当然ながら無印のような白さもなく、彩度も少し高めでSDとHVの違い以上に印象差のある映像になっている。

十分鮮明に見える映像だけど、かなり細い線で描かれた絵を少しぼかしてジャギ感を軽減したような特徴になっていて、その影響でどこかメリハリのない線になってしまっているところも多く、くっきり画質というほどの鮮明さは感じない環境が多くなりそう。細すぎる線でジャギ感の強い絵でこれはAICっぽいな、と思って確認してみるとやはり新アニメはAIC制作だった。

ぼかしの影響で見た目にはジャギ感はそれほど感じないけれど、ガタガタと言っていいくらい縦720の階段状の特徴がはっきり残っているところも多いとてもわかりやすいHV1280映像。

2012年7月24日火曜日

夏目友人帳 参 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/07/24
評価:HV1280


テレ東1話と同じところ。

BSアニマックスの方が一回り大きな分布に見えるけれど圧縮劣化のノイズが重なってパターンで、特に鮮明な映像に見えるわけでもなく線の特徴もほとんど変わらない。
 動きの少ないところでもモスキートが多いBSアニマックスらしい特徴だけど、気になるほど荒れた状態でもなく、BSアニマックスの中では安定している方だろう。

それでもテレ東の安定した映像と比べると、色の滲みや細かい描写の潰れも目立ち、少し見劣りする画質になってしまっている。

無人惑星サヴァイヴ 1話


★4:3アニメです

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/07/24
評価:HV4:3/960


BShiの1話で見たところと同じ。装飾サイトパネル付きの4:3の状態もそのまま。

似たような縦長巨大分布の鮮明4:3HVだけど、キッズの方が少し横の伸びが良くなっている。

現在のNHKBSは一部の番組で横1920を維持した文字通りフルHDの映像も放送されているけれど、BShi時代はすべて横1440経由で横方向に少しボケもあったので、1440になったキッズでもBShiより僅かに鮮明な映像になっている。といっても、線もしっかり黒いくっきり画質で見た目の鮮明さはほとんど変わらない。

色の滲みやムラはキッズの方が少なく、細かい描写の色もBShiより良く残っているので、鮮やかさではキッズの方が上。ただ、BShiもどちらかというと圧縮劣化が出やすい不安定な局だったけれどキッズはBShi以上に圧縮ノイズが多く乱れも目立つので、BShiの方が良く見える環境の方が多くなりそう。



マッドハウス+テレコムアニメーションフィルム制作だけど、16:9のテレコム標準の縦837よりさらに上で縦は960。高彩度のべた塗り画質、少しジャギ感の残る線、など古いデジタル制作アニメらしい特徴が強く出ている映像だけど、2012年視点でも屈指の精細鮮明画質。元は4:3で1280x960でも放送は彩度パネル付きの16:9で1440x1080なので4:3の部分では1080x1080程度しかない。横1440を超える16:9と同じ事情だけど、横方向は撮影時より少し潰れた状態になってしまっている。

さよなら絶望先生 1話

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/07/23
評価:SD-ip/486(A)

去年のtvk再放送で見たフレームと同じ。

極端に横の伸びが悪い特徴は去年のtvkに誓い特徴だけど、縦の伸びがtvkより悪く、絵で見ても少し縦のボケが強くなっている。縦の伸びの差はアプコン処理の違いが主因だろう。絵の位置や縦横比も少し変わっていてtvkとは明らかに異なるソースでの放送。

縦は分布通りtvkの方がボケは少ないけれど、横方向はキッズの方が細かい描写も潰れず線もはっきりしている。どちらも圧縮劣化の多い荒れ気味のボケ画質なので印象差はほとんどないけれど、アプコンが上質な分(去年の)tvkの方が良く見える環境の方が多いだろう。

2012年7月23日月曜日

ハートキャッチプリキュア! 1話

局:BSアニマックス
放送日:2012/07/23
評価:HV1280+/900

テレ朝tvkと同じところ。

分布ではtvkより良くテレ朝より悪い、という感じに見えるけれど、tvkと比べても圧縮劣化が非常に多い荒れた絵になっている。

作品に関係なく他局より圧縮劣化ノイズが見えやすいBSアニマックスだけど、その中でも相性最悪と言ってもいいくらい不安定。テレビのNR性能によってはそれほど気にならないかもしれないけれど、普通に見ていても汚い映像と感じる環境も少なくないだろう。

MXもSD枠なのでテレ朝以外の再放送ではtvkがもっとも優秀という珍しい状況。BS11のプリキュア枠でハートキャッチが始まればBS11の圧勝ということになるだろうけど、まだ5GoGo終盤なので1年以上先の話。

2012年7月22日日曜日

この中に1人、妹がいる! 番宣



局:BS-TBS
放送日:2012/07/21
評価:HV1280


これもTBSと同じところ。

これもまた似たような分布だけど、BSの方がノイズが少し多く、伸びも僅かに悪くなっているところが多い。

比較的安定したフレームで見てもTBSより線の乱れや細部の潰れが目立つだけでなく、シーンチェンジ後はもちろんそれ以外のところでも豪快にブロックノイズだらけになる破綻フレームが多い番宣で、BS-TBSの中でもかなり不安定な画質になっている。

ここまで小さな分布になるソフト画質なので、圧縮にも有利で劣化も目立たなくなりそうだけど、これもグレイン風ノイズ効果があり、その影響が非常に大きい状態になっている感じ。グレイン風ノイズと言ってもノイズの粒の細かさや強さなどで圧縮時の劣化具合も変わってくるけれど、BS-TBSとの相性が悪い特徴の映像なのだろう。

恋と選挙とチョコレート 番宣


局:BS-TBS
放送日:2012/07/21
評価:HV1280


TBS番宣と同じところ。

良く似た分布で安定したフレームでは大差ない画質になっている。場所によって違うけれど、僅かにBSの方が伸びが良く、線も少し細く引き締まって見えるところが多い。

その特徴も静止画で比較してようやくわかる程度の違いでしかなく、シーンチェンジ後のフレームを中心にブロックノイズが大量発生しているBS-TBSらしい不安定画質なのでTBSの圧勝。

2012年7月21日土曜日

トイ・ストーリー 1, 2, 3



局:TBS
放送日:2012/07/11
評価:HV1280+/864


同一局ではないけれど、短期間でシリーズ3作の放送だったので合わせて見ておこう。

1作目。TBSでは薄めでも左上に常時タイトル表示付き。

巨大分布と言っていい大きさだけど上下が少し切れた感じ。元はグレイン風ノイズ効果もあったようなちらつきもあるけれどTBSではほぼ潰れてすっきり画質になっている。派手に動くところも多いので圧縮劣化も多いけれど、輪郭などの特徴は乱れも少なく見た目にもそれほど荒れた感じがしない。

2年前のテレ東の放送では867.5辺りの特徴があり、今回もほぼ同じジャギも見えるけれど、テレ東より僅かに輪郭が鮮明になっていてノイズには縦はもえたんBASARAの864にかなり近いジャギも見える。圧縮劣化の影響で少しずれて見えた可能性もあるけれどテレ東とは微妙に違うソースでの放送なのかもしれない。テレ東の方が圧縮劣化での乱れが目立つもののディテールは今回のTBSの放送より良く残っていた。



局:TBS
放送日:2012/07/18
評価:HV1280+/863

2も1作目と良く似た特徴で、誤差と言ってもいいどうでもいいくらいの差だけど縦は863に見えるところが多く1より1ピクセル小さい。

5年の差を感じさせないくらい似ているし、どちらも公開当時の映像にしてはかなり上質な感じもするので、2009年の3D版公開辺りとか、比較的最近作りなおした映像だったりするのかも?



局:テレビ朝日
放送日:2012/07/08
評価:HVFULL?

縦の伸びが少し良い感じもするけれど、むしろ少し小さい感じもする3作目。特徴も異なるので適切な比較ではないけれど、TBSに比べると圧縮劣化が非常に多く動きの少ないカットのフレームでも線の乱れが目立つ。

1, 2に比べるとアンチエイリアスのしっかり効いた上質のCGでジャギの特徴がはっきり見えないことに加え、圧縮劣化による乱れあり、はっきりした特長が残っていないけれど、細かい描写などを見ると縦1080で1ピクセル幅しかないような描写もあり、断片的でもフルHDっぽい特徴が多く残っているので、フルHD相当の映像の可能性が高そう。

1, 2以上の細かい描写も多いけれど、輪郭がソフトになっているので鮮明さでは1, 2の方が上に見えるかも。

ウルヴァリン 1話


局:BSアニマックス
放送日:2012/07/17
評価:HV1280

HDで視聴できず未チェックだった2011冬アニメ。

平均的なアプコンより悪いくらい小さい分布のボケ画質。マッドハウス作品では珍しくないけれど、これでもアプコンというわけではなく極端にぼかし効果の強いHV。

普通のHVと大差ない細い線での描写も多いので、ぼかしの影響での黒浮きが目立ち、極端にボケの強いはっきりしない絵に見えるとこも少なくない。演出的な理由でなく線の太さによってカットごとに鮮明さが大きく変わるちぐはぐな映像になっているし、意図してソフトなHD画質にしているとしても雑な作りに見えてしまう。


悪い要素ばかりだけど縦720の特徴がわかりやすく残っているところもあり、これでもHV1280。

2012年7月20日金曜日

となりのトトロ



局:日本テレビ
放送日:2012/07/14
評価:HV1280?

2年前チェックしたところとは異なるフレームだけど、奇妙な影付き分布の特徴は相変わらずでHVとしての出来の悪い中途半端な画質のまま。強烈なグレインの影響で圧縮劣化も目立つ不安定な映像で酷くあれた映像になってしまっている。

劣化で線の輪郭もかなり荒れているので誤認の可能性も高いけれど、元がフルHDとは思えない粗いジャギの特徴も見えるし元は1280x720程度の低解像度HVを疑いたくなる変な映像。

この状態のままでBD化だと相当不満を感じることになりそうだけどまったく違ってた。ということでBDの特徴を見ておこう。



販売元:スタジオジブリ
発売日:2012/07/18評価:HVFULL

BDの同じフレームの分布。

グレインの影響で暗くもやっとした分布になっているけれど、非常に大きな円に近い分布で、テレビ版とはまったく異なる特徴になっているBD。線の特徴を見る限りフルHD、あるいはそれ以上でデジタル化したような特徴になっていて解像度面では文句なしの精細さ。放送同様上下に黒帯があるジブリ標準のビスタ仕様映像なので、絵の部分では縦1080ではないけれど、文字通りフルHDの映像と言っていいだろう。

放送と比べると目立たなくなっているけれど、BDでも相変わらずグレインがはっきり残っていて、環境によっては若干ざらついた感じに見えることもありそう。デジタル的なフィルタ処理を加えたような特徴もあり、これでもグレイン軽減もやっているようだ。ただ、その副作用で放送では残っていた背景のディテールが潰れてしまっているところも稀にあり、やはりグレイン軽減は絵の情報が欠落する副作用がある感じ。といっても全体としては放送HV版とは比較にならない緻密な映像になっているし、フィルムの雰囲気を適度に残した処理としては悪くない。

そんなグレインの特徴より視聴上大きくな違いになっているのが色と明るさの違い。テレビ放送版が色の濃い派手な色になっていたのに対し、BDはかなり彩度が低く地味な絵になっている。放送版がテレビアニメっぽい絵になりすぎていた感じもするので、色についてはBDの落ち着いた質感の方が個人的には高評価だけど、最近のデジタルアニメになれた目には古臭い絵と感じてしまうこともありそう?

色以上に違いを感じるのが明るさのバランス。放送版は雲が白く見えるくらい明るく、線も十分暗いどちらかというとくっきり画質になっていたのに対し、BDはコントラストが低く、雲などの明るい色があまり白く見えないかったり、線が全体に黒浮き気味な上、高精細になったために細くはっきりせず、メリハリのない絵になっているところも少なくない。明るさや色は見続けれていればすぐに目が慣れ違和感も感じなくなるけれど、映画らしい落ち着いた質感としてもやや暗すぎる感じがするしテレビ用に売る以上常識的な明るさすべきだろう。ラピュタは個人的に少し明るすぎる感じがしたけれどこれは逆に暗すぎる。ジブリ系作品のBDは作品ごと特徴が異なり過ぎ、なところが一番気になるところかも?

そんなメリハリのない絵になったことも影響してか、一部のカット(縁の下に逃げ込むところを追っかけるメイのシーンなど)でまったく画質の異なる状態になているところがわかりやすくなっていた。この辺りは、他のところより線も太めでしっかり黒いくっきり画質になっているので、見ていても変化に気付く人も多そう。


もう一点放送版とBDでは絵の周囲切れ分が異なり、BDの方が広く放送版は周囲が切れた状態になっていた。その分放送の方が少し絵が大きくなっているのでBDの映像を少し拡大したような状態になっている。実際の処理は映像だけではわからないので憶測になるけれど、特徴も大きく異なるので、放送版が少し拡大した状態だったというわけではなく、BDはテレシネからやり直したまったく別ソースなのだろう。

文句なしと絶賛するほどの出来でもないけれど、放送に近い微妙画質を覚悟していたのでまずまず満足できる画質だった。まあ最大の問題は画質じゃなくて価格だな・・・

2012年7月17日火曜日

劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム



局:テレビ東京
放送日:2012/07/12
評価:HVFULL?

巨大でもないけれど、大きくきれいな円分布で精細感も高い鮮明画質。

去年公開当時放送されていたCMもそうだったけれど、前作まであった上下の黒帯がなくなり16:9の映像に変わった。タイトルやスタッフの文字などに乱れのない縦1080の特徴も残っているので、最初から16:9で作っている可能性も高そう。

鮮明でも線の輪郭はソフトだからか圧縮劣化も少なく、放送画質としてはかなり優秀な映像に見える。

キッズでは高頻度で ポケモン映画の放送もやっているけれど、去年の夏一挙放送に近い形で短期間で放送した時にまとめて傾向を調べようとしたものの、本数の多さより、ひとつの作品内でも特徴の異なるカットが多々あってまとめられず断念。

この作品も場所によって少し特徴が異なり、一部テレビシリーズに近い縦840程度のジャギがはっきり残っているカットもあるけれど、基本は高精細な映像を少しぼかしてジャギ感をなくしたような線になっていて、背景などの描写には縦1080あるいはそれ以上と思える特徴が残っているところもあり、作画はフルHDと言ってもいい精細さで作られているように見える。人物などのの線にもフルHDっぽい特徴は残っているけれど、細かい描写もつぶれ気味で明らかに拡大して使っているところも多く、フルHDと断言できる特徴は見つからなかった。

ポケモン映画ではCGの利用も多いけれど、以前よりスケール感や奥行きが感じれず、どこか不自然に見えるカットが増え、どこか作りが雑というか下手になった感じがしないでもない。



局:BSJAPAN
放送日:2012/07/16
評価:HVFULL?


ほとんど変わらない分布だけど、細かい描写はテレ東より良く残っていて緻密で僅かに精細な絵になっている。ただ、情報量の多い絵なので圧縮には厳しく、シーンチェンジ後のフレームを中心にブロックノイズもやや多めに出ている。見ていて気になるような荒さはないけれどテレ東より不安定になっているようだ。

安定性を取るならテレ東、情報量ではBSのパターンだけど、見比べても判別は困難なので、同等の画質と言ってもいいくらいの差かも。

これも横1440経由の映像だった。

AIR 1話

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/07/16
評価:SD-ip/486(A)

BDで見たところと同じフレーム。

懐かしいBS-i~BS-TBS画質に近いコンポジノイズ全開の酷い画質。BS-iでの放送は見ていなかったので(存在も知らなかった)実際のところは不明だけど、似たような画質での放送を2009年まで全力で維持していたBS-i画質だし、ほぼ同等だったと考えて良さそう。
  
こんなひどい映像しか提供されないなら放送やめる、くらいのことを言ってでもせめてDVDレベルのコンポネソースを出させるくらいの交渉術を見せてほしいぞ、キッズ。

イナズマイレブンGO クロノ・ストーン 1話


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/07/15
評価:HV1280+/810


テレ東BSJAPANと同じところ。ほとんど差はないけれど、テレ東より若干小さくなるところが多い。明るいくっきり画質なので、圧縮劣化も目につきやすく、大きく動くところはもちろん地味な動きでもモスキートノイズ出て、どこかざらついた感じに見えるところが多い。動きが大きくなるとBSJAPANとはもう比較にならないくらい不安定で普通に見ていても荒れた絵になってしまっている。

1920時代のキッズでチェックした前シリーズGO無印もBSJAPANには遠く及ばず、テレ東より不安定に見えるような画質だったので劇的に悪くなったとほどの変化でもない。大きく動くところではブロックノイズも出やすくなった感じが強いけれど、動きの少ない部分では1920時代より劣化も目立たず落ち着いた絵になったようにも見える。とはいっても、地味なモスキートノイズよりブロックノイズのような破綻気味の劣化の方が気になるので、以前の方が良かったと感じる映像、あるいは環境の方が多そうだ。

2012年7月15日日曜日

探検ドリランド 2話


局:テレビ東京
放送日:2012/07/14
評価:HVFULL


見つけたのは1箇所だけだけど、本編中の特に他と演出的な違いのない普通のカットなのに、前回見たところより伸びが良く、巨大分布になるところがあった。ここは縦1080と思える特徴が残っているフルHD相当の映像になっている。

このカットも60fpsでズームアウトする動きがあるところで、この分布になるのはもっともカメラが引いた状態に限られるけれど、ちゃんと動画としての動きもある。

探せば他にもあるだろうし、1話中にもあったかもしれないけれど、絵で見ても一見してすぐわかるほどの差がなく、探すだけでも時間がかかりすぎるので諦め。


評価:HV1280+/810近辺


上の直後のカットの分布は1話に近い状態。それでも十分すぎるくらい精細感のある鮮明画質になっているけれど、線にリサイズによる周期的な揺らぎも出ていて、フルHDっぽい特徴にはなっていない。

前回は簡易チェックで精度不十分だったようで全体に縦810にかなり近い特長はあっても、 誤差なく正確に810というわけではないようだ。

場所によっても違って見え全体を丁寧に調べることも出来ないけれど、少なくとも816前後の中途半端な数字になっているカットがあった。少なくともよくある1440x810の映像でないのは間違いなさそう。全体に共通の数字を確認できないので、評価も810辺りということで誤魔化しておこう。60fpsで動くところが大量にあるだけでも特異な存在だけど、それ以外もユニークな特徴のある映像だった。

この先は憶測になってしまうけれど、60fpsで動かす得意な映像なのにフィールド毎のリサイズを行った形跡がないので、1話でもフルHD環境で何かやっている、っぽい話を書いたけれど、上のようなフルHD相当のカットまで存在しているということは、撮影からすでにフルHDになっていても、ほとんどの部分は元絵の解像度がまったく足りていないパターンなのかも?その元絵が1440x810に近いサイズなので、ジャギの特徴はその辺りの数字になっているだけで、映像としては最初からフルHDで作っているとすれば、60fpsでもリサイズ不要で他の特徴の説明にも都合がよい。

だから僕は、Hができない。 1話



局:BS11
放送日:2012/07/14
評価:HV1280/675


MX1話と同じところ。上がBS11、下がtvk。


MXより僅かにノイズが多いものの、ほとんど差はなく、動画ではほとんど判別できないくらい似た画質に見える。

ややソフトなHVなので、BS11でも特に線が乱れた感じはしないけれど、拡大してみると動きの少ないところでも圧縮劣化で線に周期的な崩れが出ているところが多く、これも安定性ではMXに劣る。比較的簡素な背景が多いので、ディテールの差もほとんどないけれど、比較的細かい描写の多いところで比較するとむしろBS11の方が圧縮劣化で潰れが多いところもあり、これもMXの方が良く見える環境が多くなりそう。

BS11も気付かないような細かい劣化が多いという程度で、ノイズ効果のちらつきはあっても普通に見ていて気になるような破綻はほとんどなく、それなりに安定した映像に見える。

MXでは断定も難しかったけれど、MXより少し荒れていても横1200に近い特徴が見えているところがあるので、やはり1200x675の可能性が高そう。



局:tvk
放送日:2012/07/14
評価:HV1280/675

  横の伸びが悪く少し小さい分布になるtvk。ボケの影響で線も黒浮き気味になっているけれど、極端に明るい線になっているところは稀で、絵で比較するとそこまで印象差はない。
 それでも圧縮劣化での線の乱れももっとも大きく、他局と見比べると少し見劣りする映像に見える環境も多いだろう。

じょしらく 1話


局:BS-TBS
放送日:2012/07/14
評価:HV1280


TBS1話と同じところ。

安定したところはTBSと変わらない鮮明さで少しノイズの分布も見えるけれど、大差ない分布になる。赤みの強い絵なので見比べなければBS-TBSの色ずれで違和感も感じることもなく、静止画で見れば悪いという画質でもない。

といってもシーンチェンジ後を中心にブロックノイズが頻出していて、普通に見ていても一瞬崩れた絵が見えてしまうくらいの不安定画質は、いつものBS-TBS。という感じだけど、ノイズ効果のちらつきが影響しているのか比較的劣化が目立ち、BS-TBSの中でも不安定さが気になる映像になっている。

夏色キセキ 1話



局:BS11
放送日:2012/07/14
評価:HV1280


TBS, BS-TBSで見たところ同じ。上がBS11、下がMX。

どの局も似たような大きさの分布になるけれど、僅かな差でも大きさではBS-TBS>BS11>MX>TBSという感じになるところが多い。 絵で見比べても動きの少ない安定したフレームでは差を感じないところがほとんどで、BS-TBS色以外、他局とははっきり異なる特徴はどの局にもない。

安定性ではBS-TBSの悪さが目立つけれど、BS11もシーンチェンジ近辺ではブロックノイズが多く出ることもあり、やはり地上波の方が安定している。



局:TOKYO MX
放送日:2012/07/14
評価:HV1280


TBSより少し大きな分布といっても誤差といっていいくらいの僅かな違いで、少し傾向は異なるけれど良く似た画質に見える。
 
比較した範囲ではTBSの方が少し安定しているように見えたけれどノイズ量もそれほど変わらず、BSよりは安定している。

強いノイズ効果もないので、局の癖に左右されることもあまりなく、BS-TBS以外はロゴなしでの判別も難しいかも。

ソードアート・オンライン 1話


局:BS11
放送日:2012/07/14
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。

MXに近い分布でも、BS11の方が少し伸びが悪く、ノイズの影響で周囲が明るくなっているところが多い。

普通に見ていて気になるほど荒れているわけでもないけれど、MXより圧縮劣化が多く動きのあまりないところでもブロックノイズが見えるフレームも少なくない。MXも背景などではブロックノイズが出ていたりと安定画質というほど劣化の少ない状態ではないけれど、元のノイズ効果が残りにくいMXの方が圧縮には有利で、これもBS11の方が荒れた絵になっている。

DOG DAYS' 1話



局:BS11
放送日:2012/07/14
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。

どこを見てもMXより横の伸びが少し良く、鮮明な映像になっているような差がある分布。それでもMXでも抜群のくっきり画質だったことも影響しているのか、絵で見ると線が細く引き締まっているというよりは線の輪郭のノイズがはっきりしている程度で特に鮮明になった感じもしない。

全体にMXより圧縮劣化が目立ち動きの少ないところでも線が少し乱れているだけでなく、動きの大きなところではブロックノイズも結構目立ちBS11の方が荒れた絵になっている。特にBS11の方が細かい描写が潰れず残っているという感じもなく特に良い要素もなさそう。

フレームごと比較すれば、MXより良い状態のところももちろん見つかるけれど、放送画質としてはかなり優秀なMXと比べると、粗が目立つ不安定な映像で見劣りする画質になっている。

リコーダーとランドセル レ BD&DVD CM


局:tvk
放送日:2012/07/13
評価:HV1280/675


tvkでも伸びは悪くなく、黒というほどでもなくても線も適度に暗いので十分鮮明に見える。といってもtvkなのでオリジナル映像は一回り大きな分布でもう少し鮮明な映像だろう。

ドとレの連続CMだったけれど、ドの方は演出の効果で少し淡い絵になっているカットばかりで、レの方が鮮明だったため。

この作品も縦720ではなく675で、8/5倍に拡大した周期的な特徴が全体にはっきり残っている。比較的ジャギがはっきりの残っている線で横も1200に近いので、元は1200x675で間違いないだろう。

何度か見かけたのに森田さんは無口のCMはチェックしなかったけど、同じセブン制作なので近い特徴だったのかな?

2012年7月14日土曜日

カンピオーネ! ~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~ 1話



局:BS11
放送日:2012/07/13
評価:HV1280




MX1話と同じところ。

これもほとんど差の分布だけど、明るい部分の伸びはMXの方が少し良く見えるところが多い。

BS11でも十分安定した画質になっているけれど、拡大してみると圧縮劣化による線の乱れが少し出ていてMXの方がさらに安定した画質になっている。いつもの傾向と異なり、背景のディテールなどもMXの方が潰れず良く残っていて緻密な絵になっているのに対し、BS11は少しボケている逆のパターン。動画で見比べて判別できる差でもないけれど、MXの方が欠点の少ない画質になっている。

ただ一部作画修正されてMXと異なるところもあったので、その編集作業の影響で少し劣化してしたソースだったことが影響している可能性もあり。仮に修正があっても画質視点では同等のソースと言っていい場合もあるだろうし、局の癖なのか、元から違うのかを放送映像で判断するのは無茶だけど、今回は元から違うと思えるくらい、他作品とは異なる差と言ってもよさそう?

ココロコネクト 1話


局:BS11
放送日:2012/07/13
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。

これもMXと大差ない分布でも僅かにBS11の方が大きく見える。
 見ていて気にならないくらい軽微な劣化でもMXでも圧縮ノイズは多かったけれど、BS11は線に周期的な乱れも多く出ていてMXの方が安定して見えるところが多い。逆に背景のディテールはBS11の方がつぶれず良く残っていて、情報量でBS11、安定性でMXという感じのいつものパターン。

これも横1440経由。
 

2012年7月13日金曜日

はぐれ勇者の鬼畜美学 1話

 
局:BS11
放送日:2012/07/12
評価:HV1280

MX1話と同じところ。

似たような分布でもBS11の方が僅かに大きく見えるけれど、周囲が明るく少しノイズが多いパターン。これもはっきりちらつきがわかるくらいのノイズ効果があるけれど、その特徴が残っているというよりは、圧縮劣化でノイズが増えているところが多く、BS11の方が良いと言えるほど元映像の特徴が残っているわけでもない。
 それでもBS11の方がディテールは残っているのに対しMXの方が安定している、という2局間のよくある傾向の違いもあるけれど、強めのノイズ効果の影響でMXでも圧縮劣化が比較的多く、比較するフレーム次第で優劣が変わるくらいどちらも劣化が多く少し不安定な画質になっている。不安定と言ってもどちらの局も見ていて気になるような荒れた絵になっているわけでもなく、傾向は異なっても点数を付けると似たような点になりそう。

ノイズが見えやすい環境であればMXの方が良く見え、ノイズを軽減して表示するテレビであればBS11の方が好印象になりやすいかも?

これも横1440経由ソース。

2012年7月12日木曜日

氷菓 12話



局:TOKYO MX
放送日:2012/07/11
評価:HVFULL


新しいEDの分布。

相変わらず枠を超えてしまっている感じの巨大分布で、もちろんフルHD相当の映像。コントラストも高く線もしっかり暗いので、前EDよりさらに鮮明に見える映像になった。

動画も十分多くても動きまわる背景の文字の方が目立つけれど、ここまで精細な映像で動きも多いので圧縮劣化も出やすく、少し荒れた絵になっている。まあ、動きが激しければアプコンでもブロックノイズだらけになることは珍しくないけれど。

テレビアニメでもこれが普通の画質になるまで何年かかるのだろう。



評価:HV1280+/955.5


一応本編も。

ここも巨大分布だけど、上に比べるとまだギリギリ枠内に収まっている感じの縦長楕円分布。

1話から特に変わらず、縦955.5辺りの中途半端な特徴もそのまま。

だから僕は、Hができない。 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/07/11
評価:HV1280/675?


少し横長の楕円分布。鮮明なところは似たような分布になるところが多い。明るい絵でも暗部を少し持ち上げたコントラスト抑え目の映像で、十分鮮明に見えてもくっきり画質というほどのメリハリ感はない。

軽微なノイズ効果もありわずかなちらつきも見えるけれど、ほとんど潰れてすっきり画質になっている。圧縮劣化も目立たず落ち着いたバランス志向のHV画質といった感じ。

まったくと言っていいほどジャギ感のない滑らかなな線になっていて、高精細映像っぽく見えるところが多い。番宣同様、feel.らしい縦675に近い特徴が残っているように見えるところもあるけれど、縦720程度に見えるところやさらに上の810に近くに見えるなどもあって、確信どころか不安になるくらいわかりにくい。ジャギが見えない=補間に優れたリサイズを使っているというとも言えるので、画質が悪いという話ではないので念のため。

ノイズ効果の影響で線も僅かに荒れていて都合の良い特徴のあるフレームも見つからずお手上げ状態だけど、断片的でも縦675っぽい特徴が強く残っていて、やはり1200x675の可能性が高そう。ということで?付きで675で追跡調査。

薄桜鬼 黎明録 1話


局:BS11
放送日:2012/07/11
評価:HV1280

MX, tvkと同じところ。

MXより僅かに大きな分布に見えるけれど、周囲が少し明るくノイズの多い絵になっている。といってもMXではほとんど潰れてしまっていたグレイン風ノイズが比較的良く残っている状態で、オリジナル映像に近い映像でMXより少し緻密な絵になっている。

ノイズ効果がある程度残ったことで情報量の多い映像になっている分、圧縮には厳しく、普通に見ていて気になるレベルではないものの、圧縮劣化で線に少し崩れもあり、MXの方少し安定している。

ただ、MXは細かい描写の潰れですっきり過ぎるくらいの絵になっているところもあり、劣化はあってもBSの方が良く見える環境の方が多くなりそう。

2012年7月11日水曜日

境界線上のホライゾンII 1話

局:BS11
放送日:2012/07/10
評価:HV1280

MX, tvkと同じところ。

MXと非常によく似た分布で、静止画を拡大して比較しても違いがよくわかないくらい同等の画質。背景を少しぼかしているところが多いので、BS11方が緻密に見えるような差もない。

それでも派手に動く作品だけに、大きく動く部分ではBS11の方が劣化が目立たず安定していて、BS11の方が欠点の少ない放送画質になている。

これも横1440経由。

薄桜鬼 黎明録 1話



局:TOKYO MX
放送日:2012/07/10
評価:HV1280


先週の特番で流れた映像よりコントラストも高く、かなり鮮明な画質に変わり、分布で見ても、かなり大きな分布になった本放送。特に関係はないけれど、夏目もからくっきり画質になったけれど、こちらは前シリーズまでアプコン放送だったのでさらに劇的に変化した印象。

ただ、先週の映像よりは高コントラストでも、まだ少しコントラスト抑えめで線もそれほど黒くなく、分布の割にはくっきり画質というほどの鮮明さは感じない。

ちらつきがはっきりわかるくらいのノイズ効果もあるけれど、荒れて見えるほど圧縮劣化も多くなく十分安定して見える。それでもほとんどちらつきの見えないすっきり画質の映像に比べると劣化が見えるフレームも多め。

以前のような元絵の解像度不足もなく、しっかり補間の効いたリサイズで線も滑らかに見えるけれど、細い線での描写も多く解像度限界で縦720のジャギもはっきり残っていてこれもHV1280。



局:tvk
放送日:2012/07/10
評価:HV1280


MXより一回り小さく少しボケた絵になっているtvk。

少しコントラストが上がったので、線が少しボケても線の黒浮きが気になるところも少なめ。圧縮劣化もMXより少し増えているけれど、元からすっきり画質でもないので、MXと比べても簡単に判別できるほどはっきりした違いは感じない。

2012年7月10日火曜日

ゆるゆり♪♪ Blu-ray&DVD vol.1 CM



局:テレビ東京
放送日:2012/06/09


CM内の1話の映像が、先週の放送本編と比べて暗く変化していたので、簡単に特徴を確認しておこう。

いつもの輝度分布で上が放送、下がCMの同じフレーム。比較しやすいように上の本編は上下反転してます。真ん中の境界のところで比較すると、上の放送より下のCMの方が左(暗)方向にずれたように見えるけれど、黒い部分の右端の明るいところはあまり差がない。

説明どおりに単純に補正しても全体が一致するわけではないけれど、大雑把に言うと暗い方向に輝度を引き伸ばすことで少し暗い絵に補正したような差で、明るい部分は僅かな変化だけど、暗い部分ほど変化が大きくより暗い色に変わっている。少し時間をかけて調べれば違いを数値化することは可能かもしれないけれど、そもそも「補正」した映像である保障もなく、放送映像を補正してこのCMと同じ色にすることが可能かどうかは不明。

線も少し暗くメリハリのある絵になっているけれど、CMを制作したところが、あまりに明るいので勝手に補正しただけなのでは?(もちろん憶測)と思いたくなるくらい、まだどこか不自然な明るさバランスという感じがする絵で、カットによっては暗くなりすぎたように見えるのは気のせい?

放送本編は明るすぎると感じるところが多いけれど、ミスがあったといえる特徴があるわけでもなく、おかしいのはこのCMでBDは放送と変わらないという可能性も十分ありそう。



先週の髪色比較にCMを追加して色で違いを見ておこう。上からOP, CM, 1話放送本編。完全なべた塗りではないので、多少誤差があります。

今回のCMは、放送では下の色だったものが中央の色に変化した状態だけど、OPよりさらに暗く彩度も高くなっている。暗い色ほど差が出る傾向通り、結衣髪色の違いがわかりやすい。