2014年7月9日水曜日

アオハライド 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/07
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864

大きな円分布になる鮮明精細HV。番宣ではかなり淡い絵だったけれど、演出的に一部シーンだけ水彩風になっていただけで、基本は線もしっかり暗い高コントラストの鮮明画質だった。細い線も多いけれど、黒浮きしているところは少ないので、精細かつ鮮明な高精細映像らしい絵に見える。

全体では安定して見えるフレームの方が多いけれど、MXでも完全に潰れないくらいの強めのグレイン風ノイズがあり、環境によっては汚い絵と感じるくらいざらついて見えてしまいそう。ある意味オリジナルの質感に近いと言えるかも?

シーンチェンジなどではかなり酷いフレームもあるけれど、元からノイズ効果などでざらついた感じの絵にしてはボロボロというわけでもなく、線の崩れも目立たず背景のディテールも良く残っている。

軽微な乱れが出ていても、縦864のジャギはしっかり残っていて元はIG標準の1536x864。番宣でも触れた通り同クールに制作IGとして2本になったのは初めて。ここで見た範囲で遅くとも2007には1536x864で作るようになったIGも、2/3程度の作品は1280x720のという状況が続いていた。




局:BS11
放送日:2014/07/08
評価:HV1280+/864


似たような分布でも、このアニメもBS11の方が僅かに横の伸びが良い。ただ、絵で見比べてもMXより鮮明に見える感じはなく、誤差の範囲と言ってもいいくらいの違いだろう。


特に冒頭の面倒そうな水彩風のざらついた絵のところではMXの方が潰れが目立たず緻密な絵を維持できるところが多い。鮮明なところでも見る場所次第といった感じで情報量の多さはMXの方が上に見える。

といっても、MXでボロボロになったフレームで比較すると動画では気にならない程度の劣化に抑えられているので、BS11の方が落ち着いて視聴できそうだ。