2014年10月6日月曜日

繰繰れ!コックリさん 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/10/05
制作:トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる
評価:HV1280

少し角ばって見えるところが多いけれど、大きめの円に近い分布になるところがほとんど。線の太さにバラつきがあるけれど、太めの暗い線が輪郭強調気味になっているのでくっきり感の強い絵に見える。

これも上下に×状の分布がうっすら出ていて、どちらかというと鮮明さを優先したようなリサイズで拡大している。ただ、似たような分布の他作品ほど鮮明さ重視ではなく、線も十分滑らかに見え、粗さを感じることもほとんどなさそう。

この分布パターンの中では乱れが少なく線に注目すると縦720より上に見えるようなところもあるけれど、全体に1.5倍に拡大した揺らぎがはっきり残っていてこれもHV1280。

天体のメソッド 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/10/05
制作:Studio 3Hz
評価:HV1280

この作品まで聞いたことがなかったStudio 3Hzのおそらく初作品。

鮮明なカットはこんな感じの大きめの円分布で、どこも似たような分布になる。線がかなり細く線が黒さのバラつきも小さくないけれど、人物の大小に関係なくどのカットも似たような明るさの絵で統一されているので、ちぐはぐさを感じるようなところはほとんどない。

拡大すると解像度限界でジャギの特徴がはっきり見えるところが多いけれど、映像としては線の輪郭もなめらかに見え、バランス志向の映像としてはまずまずな出来。テレビの鮮明化処理とも相性の良く、環境を選ばず落ち着いた映像になりそうだ。ただジャギ感の強い線をぼかして整えたような作りなので、大画面では粗さが見えてしまうシーンがあるかも?

ちらつきがわかるくらいのノイズ効果はあるけれどノイズの粒はほとんど見えず、線の輪郭も滑らかなので圧縮劣化も目立たない。もちろんシーンチェンジなどでボロボロになったフレームもあり、ブロックノイズだらけの破綻フレームが見えてしまうと気にしたくなくても気になってしまうけれど、少しの動き程度では酷く荒れることもなく、MXの中では安定している方だろう。

特に縦方向はジャギ感が強いので720の特徴もとてもわかりやすく、これもHV1280。

オオカミ少女と黒王子 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/10/06
制作:TYOアニメーションズ
評価:HV1280

少し角ばって6角形あるいは8角形っぽく見えるところが多いけれど、大きな円に近い分布になる鮮明HV。これも上下に×状の分布が出ていてる。

細い線が多く十分精細に見えるけれど、黒というより茶色っぽい色味のある線なので、この分布でもくっきり感の強い絵にはなっていない。

弱いノイズ効果は使っているかもしれないけれど放送ではちらつきもノイズの粒もほぼ見えず、動きの少ないカットは十分安定して見える。といっても動きのあるところやシーンチェンジではボロボロのフレームも目立つMXらしい不安定画質はいつも通り。

鮮明さを優先したようなリサイズでもこの分布パターンの中では線の乱れは少なく、縦720のジャギもきれいに残っているわかりやすいHV1280。ただ、リサイズ以前に元の状態からかなりジャギ感の強い線で、特に人物が極端に小さいカットでは階段状のジャギジャギの線がはっきり見えてしまうところも多く、大画面など細かい部分が見えてしまう環境では粗さが気になることもありそう。

七つの大罪 1話


局:TBS
放送日:2014/10/05
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

このフレームは大きな円分布になっているけれど、カットによってはジャギ感が強く四角感のある分付になるところもあり。薄いけれどこれも上下に×状の分布が見え、鮮明さを優先したリサイズを使っている。

しっかり暗い線の高コントラストくっきりすっきり画質でも鮮明さを欲張ったような絵で、線に粒状感が出ているところも少なくない。鮮明な絵にしておけば画質に不満を感じる視聴者は少なくなるだろうれど、粗さがはっきり見えてしまう環境も出てきそう。

探せば圧縮劣化で荒れたフレームも見つかるけれど、僅かなチラつきが見えるくらいのノイズ効果しかなく安定感はまずまず。

これも例によって1.5倍に拡大した3ピクセル周期の特徴がはっきり残るHV1280。