2014年12月29日月曜日

ささめきこと Blu-ray CM


局:BS11
放送日:2014/11/07
制作:AIC
評価:HV1280


もう一つ古いアニメ。


HD制作でも本放送はSD経由のアプコン化とか、HD制作で放送もちゃんとHDだったのに、BDがすぐに出なかった作品は多々あったけれど、番宣はHDなのに放送はアプコン、BD無しのパターンはこのアニメだけで、本編もちゃんとHDなのか確認できていなかったのでBDのCMで再チェック。

暗めでも大きめの円に近い分布になるHDらしい分布。黒というほど暗い線ではなく淡い色合いもあってくっきり画質には見えないけれど、2009年のAICの極初期のHD制作であることを考えると目立った欠点がない作りに見える。

ただ、その後何度も繰り返して書くことになった細すぎると言いたくなるくらい細い線で描かれているAICらしい特徴はこの作品で既に始まっていて、細い線をぼかして整えたような絵で線の黒さのバラつきが大きく、環境によっては少しはっきりしない絵に見えてしまうことはありそう。

リサイズの乱れもほとんどなく、 縦720のジャギも綺麗に残っていて番宣同様HV1280。

ぽてまよ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/12/28
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280, HV1280-i(GONZO)

MXの本放送時は額縁だったぽてまよもようやくBD化。


2012年のキッズ再放送でチェックしたところと同じフレーム。キッズでは縦が伸び悩み気味のアプコンらしい四角感の強い分布だったけれど円に近い分布。

平均的なアプコンにも劣るボケ映像で、SD制作を疑いたくなるくらいの小さい分布だけど、劣化気味のMXでも縦720の特徴が強く残っていてこれでもHV1280。この作品以降量産されたJCフィルタ全開のボケHD作品よりさらにぼかしの強い映像だけど、JC極初期の1280x720制作作品だった。


線の間隔が極端に狭いところを見ると1280x720サイズで1ピクセルしかないような細かい描写もしっかり残っていて元絵の解像度も十分。最近でもこれに近い極端なボケアニメが出てくるけれどそれらと大差なく、強いぼかし効果を除くと普通の1280x720映像と言っていいだろう。ただリサイズ品質が悪く線の乱れが大きいなど、古いHD作品らしい特徴もしっかりある。

ぼかしが強すぎて気付くのも難しいけれど、一部フィールド毎にリサイズされた縞HVカットも混ざっていた。GONZO縞の設定で改善できる特徴なので確実に720→1080と拡大された映像と断定できるとけれど、修正されるとも思えないし劣化画質カットが混ざったままBD化されてしまいそう。

キッズの時テロップの文字の特徴からHDをSD化しているように見えたけれど、キッズと今回の放送を比較するとEDの文字の位置など含め良く一致している、今回と同等のHDソースをSD経由にした低画質化放送で間違いなかったようだ。