2015年4月6日月曜日

アルスラーン戦記 1話


局:TBS
放送日:2015/04/05
制作:ライデンフィルム×サンジゲン
評価:HV1280/713

特に小さいわけではないけれど、大きな分布になる鮮明アニメが増えている中ではちょっとこぢんまりした分布になる少しソフトなHD画質。十分滑らかな線に見えるけれど少しジャギ感の残る絵をぼかして整えたような特徴で、上質な作りという感じはしない。

アニメでは夜でも明るい色で表現する例も多いけれど、暗いシーンをそのまま暗い絵で描いているところが多いので、暗い雰囲気が強調されたような映像になっている。明るいシーンはオーソドックスな明るさバランスで作っているので、若干チグハグな印象。

少し乱れがありわかりにくいけれど720から大きくずれていて、調べた範囲ではどこも縦713になっているように見える。撮影1280x720と思われるアニメでは0.5~1ピクセル程度欠けて見える例はたまに出てくるけれど、大半は正確に720から1.5倍に拡大した特徴になっているものばかり。数ピクセル足りない例は一時期の京アニ作品にあったくらいで非常に珍しい。

一方、1280x720を超えるサイズでは多すぎるくらい奇妙な数字がよく出てくるの去年まとめてみたりしたけれど、それ以降も増え続けている。計算では1267.5x713程度の情報が残っているはずだけど、横方向ははっきりした特徴が少なく確認できず。

てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう 1話


局:日本テレビ
放送日:2015/04/04
評価:HV1280


2期までより輪郭線が太くなり、くっきり画質というよりちょっと暗く感じる絵に変わった。さらにアンチエイリアスの効いた非常に滑らかな線になった。一部ガタガタの線が残っているカットも混ざっている辺りはこのアニメらしい作りという感じもするけれど、安っぽさは激減しているかも?

ジャギ感がないということは線の輪郭もソフトなので、分布でみると以前より一回り小さく見えるところが多い。

滑らかに見えるといっても高精細な映像になったわけではなく、少しフィルタで強調すると縦720の特徴もしっかり残っていて、引き続きHV1280。

うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレボリューションズ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/04/04
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

2期も似たような傾向だったけれど、少し角ばって6角形っぽく見えるところが多い。

しっかり暗い線のくっきり画質が基本でも、細い線は少し黒浮きして線の黒さにバラつきがある最近のA-1作品に多い傾向通りの特徴。

昔から統一した作りだったわけでもないので、そんな印象というだけの話だけど、今期うじゃうじゃ出てくるA-1作品が、らしくない特徴ばかりだった中、ようやく普段のA-1らしい作りの映像に出会った気分。

角ばった分布でも大きな乱れはなく、縦720の特徴もはっきり残っていて、引き続きHV1280。

プラスティック・メモリーズ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2015/04/04
制作:動画工房
評価:HV1280

横の伸びは良いけれど少し横長で四角感のある分布にところが多い。線もしっかり暗く輪郭強調気味のくっきり画質なので、環境によってはちょっとギラついて見えることもありそう。

リサイズ自体は悪くないけれど細かい描写では階段状のジャギがはっきり見えてしまうところもあり、若干鮮明さを欲張り過ぎたような作りにも見える。

補間のしっかり効いたリサイズで元絵の特徴が良く残っているので、線に注目すると1280x720より上のサイズっぽくも見えるカットも多いけれど、縦720に縮小した跡もしっかり残っていて、動画工房でもHV1280。



局:BS11
放送日:2015/04/04
評価:HV1280

MXとほとんど変わらないけれどわずかに横の伸びが良く見える。ただ映像で見比べて容易判別できるほどの差はなく鮮明さは同等。

動きの少ないところもBS11の方が若干安定して見え、MXより悪い要素はほとんどなさそう。



局:tvk
放送日:2015/04/04
評価:HV1280

相変わらずボケ局のtvkでは、過度が取れて一回り小さい横長の楕円分布になる。

それでも十分大きな分布になっているし 元映像も過剰なくらい鮮明なので、少しボケたtvkの方がノイズ感が減って落ち着いた絵に見えそう。オリジナル映像とは異なる特徴になっているものの、好み次第でtvkの方が好印象に映ることもありそうだ。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 13話



局:TOKYO MX
放送日:2015/04/04
制作:ufotable
評価:HV1280+/855

演出的な効果の違いが影響してカットによって分布の差が大きいけいので有意な比較は難しけれど、前期より縦の伸びが良い分布になるところが多く、僅かながら鮮明さが増した印象。


処理も少し変わったようで、微妙な欠けがなくなってきっちり縦855と確認できるカットが多く、1520x855のufotable標準通りの特徴に戻っている。

見なおして今頃気付いたけれど、0話で縦855と書くべきところを955と書き間違えていました。ごめんなさい。京アニで955を良く書くので混乱していた模様・・・

ガンスリンガー ストラトス 1話



局:TOKYO MX
放送日:2015/04/04
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

大きな円に近い分布になるけれど、特に鮮明のカットでは6角形あるは8角形っぽい形になるところが多い。

線の太さのばらつきが少なく、全体に線のはっきりしたくっきり画質になっていて、カット間で印象が異なるようなことが少ない。最近のA-1では線の黒さが大きく異る絵が多いので、このアニメもA-1らしい作りという感じがしない。キャラデザの影響もありそうだけど、作画もどことなく不安定な感じがしないでもない。

下のBS11と較べてもほとんど差はなく、鮮明さはほとんど変わらない。ただ、動きの少ないところで見ても、軽微な劣化が多く、MXの方が状態のよいフレームは少ない方。

若干角ばった分布になっているのはどちらかというと鮮明さを優先したリサイズを使った影響のようで、線に周期的な揺らぎが見えるものの、乱れているというほどでもなく縦720の特徴もわかりやすく、これもHV1280。



局:BS11
放送日:2015/04/04
評価:HV1280

MXと大差ない分布のBS11。

動きのあるところやシーンチェンジの安定感はMXとは比較にならないのは当然としても、動きの少ないところでもMXより劣化が少なく細かい描写も良く残っている。ロゴが少し目立つという部分を除けばMXより悪いところを見つけるのも難しいだろう。

終わりのセラフ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/04/04
制作:WIT STUDIO
評価:HV1280+/857

大きな円分布になる鮮明映像。WITでは鬼灯の冷徹の方が線が細く精細感が強かったけれど、高精細でも若干太めで黒に近い線で描かれ精細さよりくっきり感が強調された絵に見える。

鬼灯でも使ったIG標準の1536x864に近いけれど、少しズレがあり縦857と中途半端な数字。これも撮影時は1536x864だったものがリサイズ時に少し切れたパターンだろう。

1440放送の映像で見ても横方向の特徴が良く残っていて1523.5x857辺り。縦横比はほぼ正確に維持されている。