2014年7月15日火曜日

精霊使いの剣舞 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/14
制作:ティー・エヌ・ケー
評価:HV1280


カットによって分布の差が大きいけれど、アプコンっぽい分布ではなくてもアプコン並に小さい円分布になるところが多い。

コントラスト抑えめの絵に見えるけれど、特に低コントラストと言うほど淡い絵ではなく、映像全体としてはそれなりの明暗がある。ただ、強いぼかしの副作用で細い線が激しく黒浮きしてはっきりしない絵に見えるカットが非常に多くなっている。一方、場所によってはそれなりに暗さを維持した線もあるのでカットによっても印象が変わってしまうチグハグな映像に見える。

はっきり見えない線になるほど荒れやすい上はっきりちらつきがわかるノイズ効果もあり、圧縮劣化も多く放送では意図以上にボケた汚い映像になっているはず。BDであればもう少し落ち着いた絵になりそうだけど、ぼかし効果が消えるわけではないので作り直さない限り鮮明画質になってりはしないだろう。

圧縮劣化に起因する線の乱れは全体に多いもののリサイズでの乱れはほとんどなく、特に線間隔が狭いところには縦720のジャギもはっきり残っていて、これもHV1280。

あいまいみー ~妄想カタストロフ~ 1話


局:tvk
放送日:2014/07/13
制作:セブン
評価:HV1280


アプコン以下の異常に小さい分布の劇ボケHV。

元からコントラストの低い絵を強くぼかしているので線も極端に黒浮きしてしまい、極端なボケ画質に見える。セブンの短編は2本ともアプコンレベルのボケた絵になっているけれど、何かを誤魔化ためのぼかしという感じもなく、意図してこの画質にしているように見える。

圧縮劣化で線が荒れてストレンジ・プラス同様、縦540や675に見える特徴がが強く残っている。tvkの放送本編では断定できそうにないけれど、鮮明なOPはドット絵を拡大したような特徴であっても文字含めて1280x720と断定出来る特徴が残っているので、本編もおそらくHV1280だろう。

2014年7月13日日曜日

黒執事 Book of Circus 1話



局:TBS
放送日:2014/07/11
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

2期から4年経ったけれど、大きめの円分布でも2期よりは少し小さい。2期が線もしっかり暗く明るい絵のすっきりくっきり画質だったのに対し、黒浮き気味の線も多い淡い絵に変わりなんとなく地味になった。

一部極端に淡いカットもあるけれど、全体では適度に暗い線が多く鮮明に見えるシーンの方が多い。ただ、最近のA1に多い場所によって線の黒さが大きく異なっている映像なので、環境によっては少しチグハグな印象に映るかも。

映像で見ると滑らかな線に見えるところが多いけれど、線がかなり細くガタガタになっているところもちらほら。元気だった頃のAICも線が細すぎるぐらい細い作品ばかり作っていたけれど、最近のA1にその特徴が移った(伝染った?)ようにも見える。

リサイズでの乱れもないので、その特徴がなくても容易に判定出来るだろうけど、縦720のジャギがはっきり見えるところばかりのわかりやすいHV1280。



局:BS-TBS
放送日:2014/07/12
評価:HV1280


TBSより少し大きな分布に見えるけれど、ノイズが多く周囲が明るくなっている。

ノイズといっても劣化よりは元映像のノイズ効果が潰れずに残っている影響で、BSと比べるとTBSの絵がのっぺりして見えてしまうくらい、BSの方が背景の細かい描写もしっかり残り、情報量の多い緻密な絵になっているところがほとんど。多少ざらついて見えるとしてもBSの方が良く見えそうだ。

ただ、シーンチェンジなどでは劣化が出やすく、安定感では地上波の方が上なので、環境によってはTBSの方が見やすいと感じるかも。

ペルソナ4 ザ・ゴールデン 1話



局:TBS
放送日:2014/07/11
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


大きな円分布になる鮮明HVだけど、前作よりは少し小さい。

制作も変わり、P4の病人並みの極端な顔のグラデーションも軽微な比較的癖のない絵になった。線もしっかり暗く十分鮮明に見えるけれど、黒に近いはっきりとした線だった前作よりは少し明るくなり、特に人物が小さいところでは線が細く黒浮き気味になるA1らしい特徴も出ていて、全体にくっきり感は弱くなった。

軽微なぼかしがありそれほど細い線には見えないけれど元の線はかなり細く、解像度限界で縦720のジャギの特徴もはっきり見えていて、サイズは変わらずHV1280のまま。



局:BS-TBS
放送日:2014/07/12
評価:HV1280

3年前この枠は放送されていなかったBS-TBS。

BSの方が地上波より横伸びが少し良くなっているけれど、特に線が細く見えるようなこともなく、鮮明さはほとんど変わらない。

安定さや緻密さも大差なく画質的にはそれほど差は感じないけれど、圧縮劣化での乱れは若干BSの方が多いので、どちらか選ぶとするとTBSの方が欠点が少ない絵に見えそうだ。

右下のテレビ画面を除くと記号的な絵しかない映像なので特に面白くもないけれど、EDはフルHDで作られている。本編の映像を縮小してEDの中で流すパターンのアニメも良く見かけるけれど、大半はフルHDサイズで編集しているので縮小された映像もフルHD相当の精細映像になっていることが多い。

2014年7月12日土曜日

東京ESP 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/11
制作:XEBEC
評価:HV1280


かなり大きな分布になる高コントラストの鮮明画質だけど、少し鮮明さを欲張った作りでジャギ感もあり、上下に折り返したような影が見える分布になるカットが多い。ジャギ感の強い絵でもそれを少しぼかして整えたような特徴で、絵で見ると滑らかに見える線も大いけれど、大画面など環境によっては少し粗さが気にあることもありそう。

これも高コントラストのすっきりくっきり映像。2014夏は効果控えめで比較的癖のない鮮明画質のアニメが極端に多い。

フルHDへの拡大では特に乱れもなく縦720のジャギもはっきり残っていて、これもHV1280。ただ、周期的に少し崩れて見える線になっているので撮影時は鮮明さを優先したようなリサイズを使っているように見える。

信長協奏曲 1話



局:フジテレビ
放送日:2014/07/11
制作:フジテレビ
評価:HVFULL

全体が上のような分布になるわけではないけれど、縦の伸びは非常に良いのに、横はフジテレビボケの影響で伸びが悪く、極端な縦長分布になる。全体では強めのぼかし効果を使っているカットが大半で、下のような小さい分布になるところの方が多い。


100%ではないけれど、ほぼすべてと言っていいくらいの割合でズームやパンなどのカメラワーク的な動きがある。その微妙な動きの影響か絵を拡大して使っているように見えるところもあるけれど、特に線が細いところを見ると乱れのない縦1080のジャギが綺麗に残っている文句なしのフルHD相当のカットが大量にあり、まさかのフルHDアニメだった。放送映像では判断できないけれど、粗く見えるところも細部が荒れやすいフジテレビの圧縮劣化が原因かもしれない。

下のようなボケ気味のカットでも細かい描写には縦1080のジャギがしっかり残っているので、ぼかし効果の使い方が違うだけで全編フルHDで作っているようだ。



調べていないので誤解かもしれないけれど、EDを見るとモーションアクターがある一方、トレースとして33人もクレジットされているのでロトスコな作りのカットが多い映像に見える。CG含め、手法的には特に目新しい技術でもなく、不自然さが気になるカットは多いものの、制作側が慣れてくればもっと魅力的な映像になるかも、と思えるくらいにしっかり作っている印象。

どの程度余裕を持って作り始めたのか知らないけれど、かなり面倒な作りのフルHD制作映像なので、最後までちゃんと完走できるかが心配かも。

真 ストレンジプラス 1話


局:tvk
放送日:2014/07/11
制作:セブン
評価:HV1280

tvkということも多少は影響しているだろうけど、平均的なアプコンより小さい分布になる極端なボケ画質。ボケに加え線も黒浮きした極端な淡い低コントラスト映像なので、くっきり画質が流行っている夏アニメの中ではアプコンを疑いたくくらいの絵に見えてしまうこともありそう。

1期もどちらかというとソフトな映像だったけれど、ここまで強いぼかしはなかったし、明るさを抑えた暗めの絵でも線は適度に暗かったので
十分鮮明に見える画質だった。

拡大して見るとボケているよりかなり荒れた絵で線の乱れも大きい。圧縮が主因と思える8ピクセル周期の崩れも目立つので、元から崩れていたわけではなさそうだ。

tvkで起こりやすい縦540化現象も確認でき、さらに8ピクセル単位の崩れの影響で1080の5/8の縦675っぽく見える特徴も多いけれど、断片的には縦720に見えるジャギが残っているように見えるので、元は普通に1280x720だろう。

六畳間の侵略者!? 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/11
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280

ここより一回り小さい円に近い分布になるところも多いけれど、特に鮮明なところは大きな円に近い分布なる。線はしっかり暗く比較的太いことに加え僅かに輪郭強調もあり、夏アニメの中でもメリハリのあるくっきり画質に見える。

それでも鮮明さを欲張ったような特徴もなく、ジャギ感のない滑らかな線がほとんどで、環境を選ばず落ち着いて見やすい映像に映りそうな
作りになっている。

リサイズでの乱れもなく縦720のジャギも綺麗に残っていて、これもHV1280。

去年のんのんびよりで久しぶりにHV1280+に復帰したシルバーリンクも1作だけであっさり1280x720に戻り、そのまま安定してしまった。

2014年7月11日金曜日

幕末Rock 1話



局:BS11
放送日:2014/07/10
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873


MX1話と同じフレーム。

これもMXより少し横の伸びが良く見えるけれど、少しノイズが多い分布になっている。

派手な動きになるとBS11の方が安定しているけれど、それ以外は特徴の差はあってもどちらも軽微な劣化が出ているフレームがほとんどで、比較する場所次第で優劣が変わるくらいの差しかない。

状態の悪いフレームの多さは当然MXの方が上で、そこを重視するなら比較するまでもないけれど、BS11も圧勝と言えるほど安定した絵にはなっていない。

『熱血人面犬』緊急スペシャル


局:BS11
放送日:2014/07/10
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
評価:HVFULL


巨大な分布になる精細鮮明映像で、縦1080のジャギもはっきり見えるフルHD。横が少し切れたように見え、いつも通り横1440経由。

こんなところにフルHD映像があって驚いたけど、コミックス・ウェーブ・フィルムは映画でもまだ非常にすく少ない新海のフルHD作品を作っていると制作だった。

背景はCGや実写加工がほとんど、全体に少しジャギ感が残る線で新海作品と比べると安い作りに見えてしまうけれど、フルHD制作に慣れている感じの欠点の少ない高精細映像に見える。

残響のテロル 1話


局:フジテレビ
放送日:2014/07/10
制作:MAPPA
評価:HV1280

カットによって傾向が異なるけれど、もっとも多いのは小さめの円分布で、比較的ソフトなHD画質。

元からあったノイズ効果というより圧縮劣化のモスキートノイズっぽい劣化が出て、周囲が明るい分布になるところが多かった。劣化しやすいフジテレビということに加え、常にカメラがゆらゆらと揺れたような動きを加えていることも細かいノイズの増加に影響しているようだ。

ソフトな絵でも線が太めでしっかり暗いので十分鮮明に見えるし、ノイズが多いといっても軽微な劣化なのでNRがそれなり効いていれば気になることもほとんどなさそう。ジブリの映画にもデジタル制作なのにフィルムっぽさを表現したようなフレームの位置のガタつき効果を使った作品がいくつかあるけれど、こちらは手ブレっぽい動きなので、手で持ったカメラで撮影しているような雰囲気にしたかったのだろう。

特に背景はジャギ感の強い線になっているところが多く、ビルなどの細かい描写の多いカットの背景を見ると縦720のジャギもはっきり見え、これもHV1280。

2014年7月10日木曜日

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/09
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280


絵の違いで少し明るくなっているけれど、1期と良く似た分布のほとんど変わらない画質で再開。比較するなら再放送されている映像を見た方がいいけれど、1期と比べると劣化がはっきりわかるくらいざらついた汚い絵になってしまっている。

今期多い上下に×状の分布が見える代表だったSILVER LINK.だけど、最近はどちらかというバランス志向で線も滑らかな映像がほとんど。

今回も乱れのない縦720の特徴がしっかり残っていて、1期同様HV1280。

LOVE STAGE!! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/09
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/918


これも巨大な分布だけど、縦は上下隅に届くほどでもない。

番宣で縦1080に見えるカットがあったのでフルHDで間違いないと思い込んでしまったけれど、またしてもやってしまった大誤認でフルHDではありませんでした。ごめんなさい。

特に本のような線間隔の狭い線が多いところがわかりやすいけれど、縦918のジャギがはっきり残っているカットが多く、ゴールデンタイムなどと同じ1632x918のHV1280+。特徴は2クール目のゴールデンタイムに近く、ほとんど乱れのない縦918のジャギが全体にわかりやすく残っている。

それでも屈指の高解像度映像だけど、極端に細い線は避けているので精細感はそこまで強くない。逆に、その分線がしっかり見え少し輪郭強調気味になっているのでくっきり感の高い絵になっている。

ちらつきがはっきりわかるくらいのノイズ効果があるけれど、このアニメでは劣化が目につく。線もしっかり暗い高コントラストでも全体に明るい絵ので、劣化が見えやすいことも影響しているかもしれないけれど、背景などの細かい描写も崩れて見えるところが多かった。

まじもじるるも 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/09
制作:J.C.STAFF
評価:HVFULL?



細かい描写の多いフレームを選ぶともっと縦の伸びが良く見えるところはあるけれど、大半のカットは縦も枠をはみ出すほど伸びではないものの十分巨大な分布になる精細鮮明HV。

派手に動くところではしっかり崩れているけれど、これもちらつきがわかるくらいのノイズ効果はある割りには地味な動きの範囲ではそれほど荒れた絵になっていない。


縦1080に見えるところも多いけれど、同じフレームでも特に線間隔が狭いところでは縦957辺りの中途半端な特徴も見えるカオスな映像。少し鮮明な絵になっているけれど、ウィッチクラフトワークスと非常に良く似ているので同じ作りと考えてよさそうだ。

WCWでもそうだったけれど縦957辺りの数字にもなっていないところあり、似たような特徴の映像を再現する方法を考えると元絵の解像度が不足していてもフルHD撮影したように見える。ただ全体フルHD撮影していると断定できるような特徴は見つけられず、今回も曖昧な結論になってしまいそう。時間をかけても何もわからないかもしれないけれど、新番が出揃ってからWCWの再検証も合わせて調べてみる予定。

ヤマノススメ セカンドシーズン 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/09
制作:エイトビット
評価:HV1280


特に鮮明なところは少し四角感のある分布になり、これも上下に×状の分布が見えるリサイズを使っている。

夏は効果控えめの高コントラストすっきりくっきり画質が流行っているけれど、その中でも鮮明さを欲張ったような特徴。輪郭強調気味の線になっているのでくっきり感も強い。

その影響で若干絵がギラついて見えたり、線がガタガタになっているなど少しやり過ぎな印象。見た目の鮮明さは上でも1期の方がテレビの鮮明化処理との相性も良く、環境を選ばず良く見えるような映像だろう。

はっきりちらつきが見えるくらいのグレイン風ノイズもあるけれど、圧縮劣化はそれほど目立たずMXの中では安定している方。

この分布でも乱れの少ない縦720のジャギがはっきり残っているところが多く、1期から変わらずHV1280のまま。



局:BS11
放送日:2014/07/09
評価:HV1280

これもMXより少し横の伸びが良く少し鮮明な絵になっているけれど若干ノイズが多い。ノイズといっても荒れて見えるわけではなく、その分背景の描写もMXより少し緻密に見えるところが多かった。

比較するとBS11の方が上の絵に見え、MXの方が良い要素はほとんどないけれど、差はそれほど大きくない。

MXの劣化が見えやすい環境ではBS11の方が良くみえるかもしれないけれど、NRの性能次第で似たような画質に見える環境もありそうだ。

モモキュンソード 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/08
制作:トライスラッシュ, project No.9
評価:HV1280


大きめでも四角感のある分布になるところが多い。このアニメも上下に×状の特徴が出ていて拡大してみると周期的な乱れも見えるけれど、人物が小さく描かれるところを除いて若干太めの線で描かれてので、特に粗く見えるようなこともなくくっきり画質としてはまずまずの出来。

ノイズ効果のちらつきもほとんど見えないのに動きのないところでも圧縮劣化が目立ち、動きのあるところやシーンチェンジ近辺は崩れたフレームが多い。線の崩れはそこまで酷くないけれど、汚い絵に見えてしまう環境が多くなりそう。潰れただけで元の映像には圧縮に負担になる粒が細かいグレインがあったのかもしれない。

縦720というより1.5倍に拡大した3ピクセル周期の特徴がはっきり残っている分布通りの特徴で、これもHV1280。



局:BS11
放送日:2014/07/09
評価:HV1280


MXより少し横伸びが良く、絵で見ても線が少し引き締まってみえるところが多い。

線の輪郭に注目するとBS11の方が圧縮劣化での周期的な乱れは出ているけれど、その欠点も細すぎない線のお陰で映像としてはほとんど気にならない。MXより悪くみえる要素はそれくらいで、他は圧勝と言っていいくらいMXよりまともな絵に見える。

BS11でも圧縮劣化は多い方で安定しているとは言いがたいものの、MXに比べれば軽微で
シーンチェンジでも劣化は抑えられている。背景の描写の潰れも少なく、MXより緻密で情報量の多い映像になっていた。

2014年7月9日水曜日

アオハライド 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/07
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864

大きな円分布になる鮮明精細HV。番宣ではかなり淡い絵だったけれど、演出的に一部シーンだけ水彩風になっていただけで、基本は線もしっかり暗い高コントラストの鮮明画質だった。細い線も多いけれど、黒浮きしているところは少ないので、精細かつ鮮明な高精細映像らしい絵に見える。

全体では安定して見えるフレームの方が多いけれど、MXでも完全に潰れないくらいの強めのグレイン風ノイズがあり、環境によっては汚い絵と感じるくらいざらついて見えてしまいそう。ある意味オリジナルの質感に近いと言えるかも?

シーンチェンジなどではかなり酷いフレームもあるけれど、元からノイズ効果などでざらついた感じの絵にしてはボロボロというわけでもなく、線の崩れも目立たず背景のディテールも良く残っている。

軽微な乱れが出ていても、縦864のジャギはしっかり残っていて元はIG標準の1536x864。番宣でも触れた通り同クールに制作IGとして2本になったのは初めて。ここで見た範囲で遅くとも2007には1536x864で作るようになったIGも、2/3程度の作品は1280x720のという状況が続いていた。




局:BS11
放送日:2014/07/08
評価:HV1280+/864


似たような分布でも、このアニメもBS11の方が僅かに横の伸びが良い。ただ、絵で見比べてもMXより鮮明に見える感じはなく、誤差の範囲と言ってもいいくらいの違いだろう。


特に冒頭の面倒そうな水彩風のざらついた絵のところではMXの方が潰れが目立たず緻密な絵を維持できるところが多い。鮮明なところでも見る場所次第といった感じで情報量の多さはMXの方が上に見える。

といっても、MXでボロボロになったフレームで比較すると動画では気にならない程度の劣化に抑えられているので、BS11の方が落ち着いて視聴できそうだ。

2014年7月8日火曜日

Re:␣ ハマトラ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/07/07
制作:Lerche
評価:HV1280


1期の癖の強い画質から制作もラルケに変わり比較的普通の画質に変わた。上下に×状の分布が見えるところは1期と変わらないけれど、1期よりは少し小さな分布になった。それでも十分大きな分布で、線もしっかり暗い高コントラスト映像でしっかり鮮明に見える。

1期より暗部を持ち上げた淡い質感で、文字通り彩度もかなり下がっている。もう一点大きな違いは、1期で使っていた固定マスクのノイズ効果から普通のグレインに変わったところ。同じようなノイズ効果でも、ちらつきのあるグレインは天敵と言ってもいいくらい動画圧縮で負担になってしまうので、全体にノイズ効果の粒も潰れ線の崩れも1期より目立つようになった。それでも酷く荒れて見えるようなところは少なく、映像の特徴を考えれば十分安定した放送画質と言えるかも。

気になるほどではないけれど撮影までのリサイズが少し雑で、線に周期的な崩れが見えたり、細かい描写で階段状のジャギがはっきり見えてしまっているところがあった。

×状の分布が見えるアニメにしてはフルHDサイズへの拡大処理での乱れは抑えられていて縦720の特徴もわかりやすく、HV1280は変わらず。

ハナヤマタ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/07/08
制作:マッドハウス
評価:HV1280

特に小さいというほどではないけれど、全体に大きな分布になる鮮明アニメが多いので、こぢんまりした感じにも見えるソフトなHV。効果過多と感じるくらいキラキラした背景なので今期のアニメの中では癖の強い絵に見えるけれど、背景以外は若干急傾斜なグラデーションがある程度で、基本は線も適度に暗いくっきり画質になっているところがほとんど。

ノイズの粒も見えるくらいのグレインもあるマッドハウスらしい質感だけど、メリハリのある絵なので圧縮劣化で線が崩れることも少なく結構安定して見える。 MXで放送されていればかなり荒れた絵になっていたかも?

人物の線にもある程度撮影解像度の特徴が残っているけれど、背景などの細い線での描写や、線間隔の狭いところには縦720のジャギがはっきり残っていて、これもHV1280。

さばげぶっ! 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/06
制作:studioぴえろ+
評価:HV1280


円に近くても六角形っぽい形になり、上下に×状の分布も見える。鮮明さ優先のりサイズで拡大していてもそれほど粗い線には見えずバランスも悪くない。ただ、拡大して線の特徴を見ると分布通り周期的なゆらぎがしっかり出ているので、テレビの鮮明化処理次第で滑らかな線に見えない環境も出てきそうだ。


シーンチェンジなどで劣化もしっかり出ているけれど、MXの中ではマシな方で、全体で見ると安定感もまずまず。

拡大時に線が太くなりにくいリサイズ処理なので線に注目すると720より上?と思うような特徴も出ているけれど、×状の分布が見える他のアニメと同様、縦720というよりは1.5倍に拡大した3ピクセル周期の特徴がはっきり残っているパターンのHV1280。



局:BS11
放送日:2014/07/07
評価:HV1280


MXより少し横の伸びが良く見えるとこもあるけれど、大差ないフレームが大半。BS11の方がノイズで少し周囲が明るくなるところが多い。

シーンチェンジなどMXで劣化が目立つフレームを選んで比較すればBS11の方が安定して見えるけれど、安定したフレームではむしろB11の方がノイズが多く、線の崩れも少なくない。荒れた絵に見えるほど酷い劣化ではないけれど、BS11にありがちな軽微な崩れの目立つ映像になっている。

背景などの微妙な描写の潰れ具合も大差なく、見る場所次第と言った感じなので、傾向は違っても点数をつければ似たような点になりそうだ。

人生相談テレビアニメーション「人生」 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/06
制作:feel.
評価:HV1280


横の伸びは良いけれど、縦に少し潰れた楕円分布になる。人物が小さく描かれるところは線が細く若干黒浮き気味になっているけれど、大半はしっかり暗い線の高コントラストくっきり画質に見える。

軽微なチラつきがあり、ほとんど潰れているけれどノイズ効果がしっかりかかっていたようだ。その影響か、比較的簡素な絵のすっきり画質なのにシーンチェンジ近辺を中心にブロックノイズが出やすく、荒れたフレームも多め。劣化の見えやすい環境だと、グシャっと崩れたフレームが時々目に入って気になってしまうかも。

分布通り縦に少しボケているので縦方向の特徴ははっきりしないけれど、鮮明な横方向はfeel.らしくない非常にジャギ感の強い線になっていて、正確に1280容易に判断できるHV1280。



局:BS11
放送日:2014/07/07
評価:HV1280

MXと同じところ。

似たような分布でもBSの方が少し横の伸びが良く僅かに鮮明な絵になっている。

BS11も安定感が高いというほど良い画質ではないけれど、劣化フレームの多い不安定なMXと比べると、かなり安定した映像に見えてしまう。

フレーム毎比較していくとMXは特に大きな動きのないところでもブロックノイズが出て絵が崩れかかっているようなところもあり、今の低ビットレートMXと相性が悪い特徴のアニメのようだ。

ひめゴト 1話


局:BS11
放送日:2014/07/07
制作:旭プロダクション
評価:HV1280


大きめの円分布。安定したカットはどこも似たような分布になる。

線も適度に暗い高コントラスト映像だけど、線の輪郭は比較的ソフトで夏アニメの中では少しソフトな映像に見える。線の黒さにバラつきがあるけれど、バランスが悪いと感じるほどの差はなく、気になる環境はほとんどないだろう。


軽微なノイズ効果は使っているように見えるけれど、簡素な作画のすっきり画質で安定感は高め。


リサイズでの乱れもなく、乱れのない縦720のジャギもきれいに残っていて、これもHV1280。

2014年7月7日月曜日

白銀の意思 アルジェヴォルン 1話


局:BS11
放送日:2014/07/06
制作:ZEBEC
評価:HV1280


MX1話と同じフレーム。

MXでもかなり大きな分布になっていたけれど、BS11の方が横の伸びが少し良くさらに大きな分布になっている。ただ、絵で比較すると特にBS11の方が線が細く見えたり、鮮明に見えるようなところはなく、ほぼ同等の鮮明映像に見える。

圧縮劣化の傾向は2局で異なり、MXが細かい描写の潰れやボケが多いのに対し、BS11はブロックノイズっぽい崩れが目立つ。

背景のディテールなど情報量の視点で見るとBS11の圧勝だけど、それが良い画質と感じられるかは環境次第かも。フレーム毎比較するとMXより崩れが目立つフレームも多く見つかりBS11も褒めるほど良い状態ではないけれど、点数をつけるとすればBS11の方になりそうだ。

Free!-Eternal Summer- 1話


局:BS11
放送日:2014/07/06
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/855.5

MX1話と同じところ。


MXより少し横の伸びが良くなっているけれど、いつも通り横1440経由なので横は切ったような分布になる。

鮮明さでは大差ないものの、安定したフレームで比較してもBS11の方が安定したフレームが圧倒的に多く、見比べるとMXの線の崩れや背景の潰れが気になってくる。

MXでは動きのある部分の破綻も目立つけれど、特にシーンチェンジでの劣化が酷く、MXの方が良い状態に見えるフレームがまったくといっていいほど見つからない。比較しなければ特に荒れて見えないような動きの少ないカットでも、BS11と比べるとディテールの欠落が激しく、貧相な絵に見えてしまうので、このアニメではBS11の完勝と言ってもよさそうだ。

アカメが斬る! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/06
制作:WHITE FOX
評価:HV1280


大きな分布でも若干角ばっていて、六角形あるいは八角形っぽい形になるところが多い。

今クールの新番は、線も黒に近いコントラスト高めのすっきりくっきり画質が多いけれど、その中でもコントラストの高い絵になっている。夜のシーンも比較的明るい色で描写しているので環境を選ばず見やすい映像と言えるだろう。

ノイズ効果もほとんど見えず、MXでも比較的安定して見えるけれど、シーンチェンジでは時々ボロボロのフレームも出ている。明るいすっきり画質なので劣化フレームがはっきり見えてしまう環境も出てきそうだ。

線の輪郭も滑らかで高解像度の映像っぽく見えるところもあるけれど、これもリサイズの副作用で出た線の輪郭ノイズには縦720の特徴がはっきり残っていて、今回もHV1280のWHITE FOX。

スペース☆ダンディ 14話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/06
制作:ボンズ
評価:HV1280

絵で見ると特に変化は感じないけれど、1話にはなかった上下の×状の分布がはっきり見えるようになった。

明るく補正して線の特徴をわかりやすくすると1話より周期的な線の崩れも出て少し粗い感じの絵に変わっているけれど、黒に近い線のくっきり画質なので1話の似たようなカットと見比べても同じようなくっきり画質で、印象差はほとんどない。

1話当時でも派手に動くところではそれなりに圧縮劣化が出ていたけれど、不安定さは格段に上がっていて、シーンチェンジや派手に動くところの劣化は顕著に増えて見える。

この分布パターンの他作品同様、縦720というより縦1.5倍に拡大した3ピクセル周期のゆらぎがはっきり見える特徴で、引き続きHV1280。

少年ハリウッド 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/05
制作:ZEXCS
評価:HV1280


少し横長の楕円分布で、特に上下にうっすらとノイズの分布が見えるところが多い。若干黒さにばらつきはあるけれど、黒に近い線のくっきり感の強い鮮明HVに見えるところがほとんど。


特に荒れた絵に見えるわけではないけれど、拡大すると8ピクセル周期のブロックノイズに成りかかったような崩れが見える。

撮影解像度の特徴がはっきりしないシンエイ動画やfeel.に近い特徴で、お手上げになりそうだったけれど、比較的状態のよい横方向の特徴を見ると線の輪郭に沿ったリサイズの副作用ノイズに正確に1280と判断できる特徴が残っているカットがあった。番宣では特徴がはっきりせず、縦800を超えるようにも見えるフレームもあったのでちょっと期待していたけれど、HV1280で間違いなさそうだ。



局:tvk
放送日:2014/07/06
評価:HV1280


MXより横の伸びが悪く、円に近い分布になるtvk。元がくっきり画質なのでボケていても見た目の印象はMXと大差なく、tvkでも十分鮮明に見える。ボケた影響かMXよりは線の崩れも少なく、MXより少し滑らかな線に見えるところがあった。

シーンチェンジなどの劣化はMXより抑えられているし、環境によってはtvkの方が良く見えるかも?

DRAMAtical Murder 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/07/06
制作:NAZ
評価:HV1280


円に近い分布でも輪郭がはっきりしないもやっとした感じになるところが多く、全体で見るとこのフレームより一回り小さい分布になるところがほとんど。

比較的細い線が多くてもしっかり暗いので十分メリハリのある高コントラスト映像に見える。少しソフトなHV画質に仕上げて線の輪郭も非常に滑らかに見えるので環境によっては高精細映像?と思えるような絵に映ることもありそう。

CG背景の浮きっぷりが凄いけれど、人物など通常の作画部分の処理の作りは悪くない。逆にCG部はぼかして誤魔化していないところは線がガタガタのままの安っぽい作りで、違和感含めて魅力的な映像に見えないカットが多かった。

このアニメもノイズ効果のほとんどないすっきり画質で、十分安定した画質になっている。


人物の線も細いので解像度限界ジャギっぽい線になるのは避けられず、拡大して見ると縦720の特徴もはっきり残っていて、これもHV1280。

月刊少女野崎くん 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/07/06
制作:動画工房
評価:HV1280+/810


僅かに横長っぽく見えるけれど、大きくきれいな円分布になるところがほとんどの精細HV。斑点っぽい特徴はヒロインのりボンのデザインの影響で、特にデジタル的に作られた規則的な模様がフレーム内にあると特徴的な輝点が現れることがある。

これも夏多い、黒というほど暗くなくても適度に暗い線の高コントラスト映像で、若干輪郭強調気味になっているのでくっきり感の強い鮮明画質に見える。非常に弱いノイズ効果を使っているかもしれないけれど、ほとんどちらつきのないすっきり画質で圧縮劣化も少なく、安定感もかなり高い。

線も細すぎず滑らかに見えるところが大半だけど、拡大して見るとジャギ感の強い線が多く、カットによっては直線的な静物などの線がガタガタに見えてしまうところもあった。リサイズでの乱れもほとんどなく、どこを見ても縦810のジャギがはっきり残っていて、元は1440x810のHV1280+。未確認など、1280x720が続いた動画工房も、動画工房の標準の1440x810でHV1280+に復帰。

グラスリップ 1話


局:BS日テレ
放送日:2014/07/06
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280

MX1話と同じところ。


MXより周囲が明るくノイズの多い映像のような分布になっているけれど、MXでは潰れてしまっていた背景のディテールなどの細かい描写がしっかり残っているだけで、明るい部分の伸びもBSの方が少し良くなっている。

以前より少し不安定になったBS日テレも軽微な圧縮劣化は出ているけれど、MXと比べると安定感、情報量とも圧倒的に上で、BS局に相応しい緻密な映像で視聴することが出来る。

MXの劣化前から圧倒するくらいの高画質を誇ったBS日テレなのでボロボロのMXとは比較にならない。1/2のデータしかないことを考えるとMXも健闘している画質と思えるけれど、BS日テレの後でみるとスカスカでちょっと汚い絵に見えてしまう。

アルドノア・ゼロ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/05
制作:A-1 Pictures + TROYCA
評価:HV1280


大きな円に近い分布でも縦が伸び悩み気味に見えるところが多い。このアニメでも線の黒さ太さがバラバラで、1フレーム内でも差が大きいところもある。大半は適度に暗い線の高コントラストのすっきりくっきり画質になっている。


1話だから、という可能性もあるけれど、比較的動画枚数が多いのか、最近のアニメでは動かさないのが基本のカットの終わり辺りのフレームでもしっかり動画で動いているところが多かった。


リサイズでの乱れもなく、細かい描写や特に線の細いところには乱れのない縦720のジャギも綺麗に残っていて、これもHV1280。



局:BS11
放送日:2014/07/05
評価:HV1280


MXと同じところだけど、地味な動きはあっても劣化の少ないフレームなので、MXの方が線の崩れも少なく安定している。BS11の欠点は相変わらずなので、安定したフレームを選んで比べるとMXの方が欠点が少ない状況は変わっていない。

動きだすと、MXではビットレート不足によるボロボロフレームが湧き出して、特に派手に動くところやシーンチェンジ近辺では泣きたくなるくらい酷いフレームも少なくない。劣化が見えやすい環境では、このアニメの同時放送ではBS11で視聴した方が良さそうだ。

ただ、特に悪い場所以外はMXも大差なく見えるところが多く、背景のディテールの潰れも見る場所次第でBS11の方が圧倒的に情報量の多い絵になっているわけでもない。ANIME+やBS11のロゴが邪魔と感じる人もいるだろうし、積極的にBS11で見るべきと書けるほどの画質差ではないかも?

ソードアート・オンラインⅡ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/07/05
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

きれいな円分布になる鮮明HV。一部くっきり画質のカットもあるけれど、基本は若干黒浮き気味の線が多い落ち着いた質感。全体に線は滑らかに見え、バランス志向の映像としては良く出来ている印象。

ただ、演出的な利用がなさそうなところでも場所によって線の黒さが異なるところが異なっているところがあり少し気になる。全体がきっちり統一されているようなアニメなんてないけれど、気になるアニメは何故かA1作品に多い。


もう一点、個人的な好みの問題かもしれないけれど、実写を元にしたような背景に人物が浮いて見えるカットの多さも気になった。

CGで作られた部分はジャギもはっきり見え特にわかりやすいけれど、リサイズでの乱れもほとんどないので人物などの線にも縦720の特徴がはっきり残っていて、1期から変わらずHV1280。



局:tvk
放送日:2014/07/05
評価:HV1280

いつも通りMXより一回り小さい分布になるボケ画質のtvk。ボケているだけでなく、ノイズもMXより多く、カットによってはロゴを隠しても容易に判別できるくらいはっきりしない絵になってしまっているところもあった。

MXで酷く崩れたフレームを選んで比較すればtvkの方がまともなところも以前とは比較にならないくらい多くなったけど、そういう場所はtvkも劣化しやすいので圧倒的に良いわけでもなく、全体に点数をつけるとまだまだMXの方が上になりそうだ。

毎度!浦安鉄筋家族 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/06
制作:スタジオディーン?
評価:HV1280+/873?

動きの少ないカットで見ると大きな分布でも縦に潰れた横長分布になる。

派手に動くカットが大半でMXではボロボロのフレームが大量発生しているけれど、動きの少ないカットも若干荒れていてちょっと汚いと感じるくらいの絵になる環境も出てきそう。もう少し動きの地味な回があれば少し異なる傾向になるかも。

比較的したところで見ると縦873に見えるフレームがあるので、元はディーン標準1552x873のHV1280+。正確にこの数字だと思うけれど、1話では解像度判定に使えるフレームが極僅かしかなかったので、?付きにして2話以降で再確認の予定。

ディーンは製作でクレジットされているけれど、このサイズはディーンしか使わないので制作も実質ディーンで間違いないだろう。

ガンダムさん 1話


局:BS11
放送日:2014/07/06
制作:ギャザリング?
評価:HV1280

ギャザリングは制作協力でクレジットされているけれど、実質丸投げ?と思うような内容。


上下に×状のノイズ分布が付いた横長分布。横の伸びは非常に良いけれど、鮮明過ぎて元の映像のガタガタの線がはっきり見えてしまっている。


リサイズ品質も微妙で雑な仕事と言いたくなるような安っぽい特徴が多いものの、高画質で見たいと思うような内容でもないし、なにより映像としてみるとジャギ感の強さ以外気になるような欠点もないので、これはこれでアリなのかも?

縦は少し崩れ気味だけど、横1280のジャギがはっきり見え、これもHV1280。

2014年7月6日日曜日

ばらかもん 1話


局:日本テレビ
放送日:2014/07/05
制作:キネマシトラス
評価:HV1280


大きめの円に近い分布だけど、若干角ばった感じで八角形っぽい形になるところが多い。細めの線が多いけれどしっかり暗いので、精細かつ鮮明なHV画質に見える。

リサイズも特に問題はないけれど、線が細いので解像度限界でジャギ感が強いところが多くなってしまい、結果的にジャギ感の強い絵をぼかして整えたような特徴になってしまっている。といっても、映像で見て気になるような粗さはほとんどなく、作りは比較的丁寧に見える映像に仕上がっている印象。

おかげで縦720のジャギもわかりやすくはっきり残っていて、これもHV1280。

戦国BASARA Judge End 1話


局:日本テレビ
放送日:2014/07/05
制作:テレコムアニメーションフィルム
評価:HV1280


特に大きいわけではないけれど、大きめの円に近い分布。鮮明さでは普通のHD画質といっても良さそうだけど、IGのBASARAはIGの中でもトップクラスの鮮明精細映像だったので劣化した感じに見えてしまいそう。

特に悪い画質というわけではないけれど、ジャギ感の強い絵をぼかして整えたような特徴で、 特に丁寧な画質には見えない。何より、このアニメも縦720のジャギがはっきり残るHV1280だった。

長く1488x837で作り続けてきたテレコムもZ/X IGNITIONで1280x720に落ちてしまい、この作品も1280x720のまま。フルHDアニメも放送されるような時代になり、1488x837も高解像度というほどのサイズではなくなってしまったけれど、高精細アニメ制作では別格と言ってもよさそうな存在だったテレコムが2014年にもなってから1280x720組に入るとは思わなかった。

プリパラ 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/07/05
制作:タツノコプロ・DONGWOO A & E
評価:HV1280

横の伸びはまずまずだけど、縦に潰れた楕円っぽい分布になる。線が若干太めでしっかり暗いので、精細感は弱めでも十分くっきり画質に見えるけれど、細い線が多いカットでは縦ボケの影響で水平に近い線が黒浮き気味になり、少し不自然に見えるところもあった。

簡素なベタ塗り絵が基本なので汚い感じに見える環境は少ないだろうけど、テレ東は全体にノイズが多く線も崩れ気味で比較的不安定な映像。特に動きの大きなCGシーンなどは圧縮劣化でボロボロになったフレームも大量に出ている。


局:BSJAPAN
放送日:2014/07/05
評価:HV1280

テレ東よりノイズが少ない分周囲が暗く明るい部分の伸びも少し良くなっているBSJAPAN。絵で見てもテレ東よりすっきりした映像で、背景の微妙な描写も潰れず残っているところが多い。

いつも通りテレ東より色の滲みも少なく細かい描写でも鮮やかな状態を維持できている。探せばBSの方が圧縮劣化多いフレームも僅かにあるけれど、圧勝と言っていいくらいBSの方が良い。

リサイズ品質も微妙で元から崩れ気味の線が目立つ上、さらに圧縮劣化が加わったテレ東の映像でははっきりした特徴が確認できないフレームがほとんどだけど、劣化の少ないBSであれば少し強めにシャープフィルタで補正することで縦720と断定できる特徴もかろうじて見えてきて、これもHV1280。

2014年7月4日金曜日

普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。 1話


局:TBS
放送日:2014/07/03
制作:feel.
評価:HV1280


かなり大きな分布だけど、縦がバッサリ切れた感じの四角っぽい横長分布になる。このアニメもしっかり暗い線の高コントラストくっきり画質で、環境を選ばず鮮明に見えそう。

少し輪郭強調気味の線になっていて、ジャギの特徴が比較的わかりやすく残っている点で、このアニメはfeel.らしくない作りに見える。feel.作品はシンエイ動画と並んで撮影解像度の特徴がまったくといっていいほど残っていない作品ばかりだった。
 
ただ、わかりやすいといっても他制作に比べると十分難解で、過去にないくらいのくっきり画質にしたことで今までは見えにくかった特徴が見えているだけで、基本的な作りはいつも通りかも。

撮影時なのかフルHDへの拡大時の問題なのかわからないけれど、分布通り縦方向に周期的な乱れが出ているけれど、縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。乱れといっても映像を極端に拡大しなければ分からない非常に軽微な乱れなので視聴上はほとんど影響はなく、極端な横長分布になるアニメのように垂直に近い線と水平に近い線で黒浮き具合が異るような劣化画質にはなっていない。