2013年3月12日火曜日

サザエさん 2195回


局:フジテレビ
放送日:2013/03/10
制作:エイケン
評価:HVFULL?



遅くなったけれどデジタル制作回の特徴を見ておこう。


少し角ばった感じの小ぢんまりした分布になるソフトなHV画質。

ボケのない系列局ではもう少し良い分布になるだろうけど、線の特徴を見る限り国産アニメではトップクラスの精細映像なのに、ここまで普通の分布になってしまう程度に強いぼかし効果がある。その分、線は非常に滑らかになっていて独特な質感になっている。強いぼかしはあるものの乱れのほとんどないきれいなボケでシャープフィルタで少し補正すると非常に精細な特徴も潰れず良く残っている。


OP, EDの後半のおなじみの映像のところにはしっかり縦1080の特徴になっているけれど、本編は全体にはっきりした特長が見えずフルHDと断定できるような特徴が見当たらない。元絵もしっかり縦1080を超えているように見えるところもあるけれど、3本目は縦990~1000程度のジャギが見えるカットが多かった。フルHDっぽく見えるところもあるので全体フルHD撮影している可能性も高そうだけど、そうだとすると元絵が解像度不足のところがあるだけに全体としては文句なしのフルHD映像と言えるレベルではなかったようだ。それでも縦1000クラスの映像と解釈しても国産デジタル制作の30分枠のアニメで1位の高精細映像と言っていいだろう。

劇場版 とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟- CM 2回目


局:TOKYO MX
放送日:2013/03/09
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/900?

いくつか異なるCMが流れていたけれど、今頃という感じながら鮮明なカットの多いCMが出てきたので再チェック。初期のCMとは比較にならない大きめの円分布になる鮮明HVで、JCフィルタっぽ質感ではなくなっているカットがほとんど。少しコントラスト抑え目でも線も適度に暗くしっかり鮮明な絵になっている。

今回の映像で見ても縦810に見えるジャギは残っているものの、リサイズでの乱れがそう見えただけで元は縦900かもしれない、と思えるところが多々ある。鮮明で動きの少ないCMで見ても細部は少し荒れていて今回も断定できるほどの特徴は見出せなかったのでBDか本編の放送があれば判断できるだろう。
 
荒れているといっても昔のJCに多かった撮影段階から線に乱れがあった雑に見えるような作りではなく、 圧縮劣化の影響で細かい特徴が失われているというだけで、平均以上に丁寧な印象で,それなりに気合を入れて作った映画なのかもしれない。

ビーストサーガ 9話



局:テレビ東京
放送日:2013/03/10
制作:Synergy SP
評価:HV1280

1話で?が取れなかったので再確認。

1話とほとんど変わらない分布で絵で見比べても何が違うかわからないけれど、拡大してみると線に3ピクセル周期の揺らぎがはっきり出ていて上下に少し噴出し上のノイズ分布が見える。1話も1280x720だったとは限らないけれど、今回は確実に縦720でHV1280。

この特徴も9話で初登場ではなく、5, 6, 7話辺りも似た特徴だった。8話は1話同様はっきりした特長がない状態で、撮影絡みなのかその後の処理の差かわからないけれど話数によって異なる処理を使っているようだ。