2015年10月4日日曜日

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 1話


局:TBS
放送日:2015/10/04
制作:サンライズ
評価:HV1280


大きな円に近い分布。少し明るさを抑えているけれど、コントラストは高く、線も黒に近いのでくっきり画質に見える。グラデーション塗りでも変化は緩くベタ塗りに近い印象のすっきり画質になっている。

リサイズで強引に鮮明さを稼ぐ作品もあったサンライズだけど、このアニメでは乱れの少ない素直なリサイズを使っていて、線の乱れも少なく輪郭も滑らかになっている。

線に注目すると元絵の特徴もしっかり残って一見1280x720より上に見えるところもあるけれど、全体に縦720のジャギも残っていて今回もHV1280。

1440x810で作るアニメが出てきたサンライズも動きは鈍く、まだまだ1280x720がメインな状況が続きそう。

うたわれるもの 偽りの仮面 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/03
制作:WHITE FOX
評価:HV1280



鮮明なところは小さいというほどではないけれど、全体では一回り小さな分布になるところが多く比較的ソフトなHD画質に見える。

再放送されていた1期のすっきりくっきり画質から落ち着いた質感で彩度を抑えた淡い絵になったけれど、線は適度に暗いので鮮明さ十分に映る環境が大半だろう。

ぼかし効果の影響で完成した絵ではそこまで細い線には見えず輪郭も滑らかに見えるけれど、作画的にはかなり細い線で描いているため解像度限界でジャギ感の強い線になっているところが多い。

加えてリサイズでの乱れも少ないので縦720のジャギもつまらないくらいわかりやすく、これもHV1280。

終物語 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/03
制作:シャフト
評価:HV1280

鮮明なカットは大きめの円に近い分布になる。演出で極端に明るい線で描いているシーンもあるけれど、全体に黒というほど暗くない線が多く、精細感はあってもくっきり画質というほどの鮮明さは感じない。

乱れの少ないリサイズで縦720のジャギもわかりやすく、引き続きHV1280。

ちなみに、全編黒帯付きシネスコ演出だった終了後の傷物語の告知CM映像は、終物語本編より線が黒に近い高コントラスト映像で鮮明かつ精細感もそれなりの映像になっているけれど、黒帯び込み縦720で絵としては1280x544程度しかない、いつも通りのシャフトシネスコで作られている。

学戦都市アスタリスク 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/03
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

このフレームは小さいというほどではないけれど、全体では一回り小さい分布になるカットが多く比較的ソフトな映像。それでも適度に暗い線で描かれたところも多いので十分鮮明に見える映像になっている。

線の黒さのバラつきが大きい辺りはA1らしい映像だけど不自然に見えるほどでもなく、バランス志向のHV画質としてはまずまずの画質で試聴できる環境が多くなりそう。まあMXの不安定は無視した上での話。

少しジャギ感の残る絵をぼかして整えたような作りで縦720の特徴もわかりやすく、今回はHV1280。

2015夏は1280x720が消えたA1もあっさり戻ってしまったけれど、本放送も同じとは限らないものの、すべてがFになるのPVはフルHDで作られていたのでWORKING!!!に続いてフルHD作品が出てくる可能性は高そうだ。

金田一少年の事件簿R 2期 1話


局:日本テレビ
放送日:2015/10/03
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/896.5



R1期1話より少し縦の伸びが良く更に大きな分布になるところが多い。1期1話のグラデーション塗り(というよりフレーム全体に輝度変化のグラデーションを掛けた感じ)からほぼベタ塗りの絵に変わっている。映像全体に少し明るくなった上、2期の方が線が黒に近いのでくっきり感も強くなった。

リサイズでの乱れはほとんどなく縦900に近い特徴ははっきり残っていて1600x900に近い映像なのは間違いけれど、誤差なく900と断言できるようなフレームが見つからず2~4ピクセルくらい足りない感じがする。リサイズ時の僅かな歪みが影響して正確に縦900なのにずれて見えているだけの可能性もあり、誤認なのか実際少し足りないのかの判断には時間がかかりそうなので?付きで保留。

追記
やはり誤認ではなく900には足りず、896.5辺りの中途半端な数字になっていた。元は1600x900の映像を1920x1080に拡大する際周囲が僅かに欠け、1597x896.5分の情報が残ったパターンだろう。

蒼穹のファフナー EXODUS 14話



局:TBS
放送日:2015/10/02
制作:ZEBEC Zwei
評価:HVFULL

話数継続で再開。

上下は枠をはみ出すくらい伸びの良い縦長分布になる典型的なフルHDらしい分布のフルHD制作アニメ。精細感も非常に高いけれど、線が少し輪郭強調気味になっているので鮮明さも十分。

Kとは真逆な傾向でフルHDの限界近くまで精細鮮明さ優先で作っているので線の輪郭が粗く見える。といってもフルHDで作っているのでフルHDで見て粗さを感じることはほとんどないだろう。どちらがいいという話ではないけれど、ファフナーの方がフルHDらしい画質と言えるかも。ただ4K環境ではジャギ感の強い絵は拡大すると線がガタガタに見えてしまうことが多いので、線の滑らかさが効いてKの方が好印象になりそう。

今までも大雑把にMBS>TBSの傾向はあったけれど、TBS製作2本が1280x720で、MBS製作は2本とも1920x1080と格差が最大になった2015秋のTBS深夜枠。



局:TBS
放送日:2015/01/09
評価:HVFULL

1話は忙しく評価だけだったので、再チェック。

大きめの分布でも上のような極端な縦長分布ではなく、鮮明さを抑えたバランス志向のフルHDだった。1話と14話では印象異なる絵になっている。


1期同様全体に色収差効果が掛かっていて中央から離れる周囲が色ずれしている。個人的な好みでは安っぽい絵にするだけのマイナス効果しか感じないけれど、全編強力にこの効果を使ったラグランジェもXEBECだったし好きな人がいるのだろう。京アニとか他制作でも使ったところはあるけれど、独特な絵にはなるのでその点では意味があるのかもしれない?