2009年8月31日月曜日

かなめも 9話


局:テレビ東京
放送日:2009/08/30
評価:SD-ip/483


奇妙な変化が続くかなめも。

相変わらず動きのない部分でも縞が残る-ipで、前回見た5話と分布は大差ないけれど、今回は縦が483近辺。

すたちゃ枠中心に483は何度か出てきた数字だけど少し誤差があるので、SD-pに多い482.5の方が近い数字かも・・・と実験してみると482.8~482.9あたりのようだ。

2009年8月30日日曜日

懺・さよなら絶望先生 9話


局:tvk
放送日:2009/08/29
評価:LB-SD-ip/487

OPの分布。OP,EDともHV終了?で本編と同じ状態。



3話の同じフレーム。3話で見たところとは別の場所。

2009年8月29日土曜日

ドラえもん のび太の海底鬼岩城


★4:3アニメです

局:BS朝日
放送日:2009/08/29
評価:4:3-ip/486

昨年末の放送よりさらに1作前で1983年公開。全体にぼやっとした不思議な分布。コンポジの上白とびするほど明るく、横方向に強くリンギングも出ている汚い映像。それでも去年放送された87年の作品よりは見やすく、去年以降チェックした4作では
85>84>>>83>87といった感じ。

フィルムのがたつきも大きく-ipアプコンで縞が多くさらに悪い絵になってしまっているのはよくあるパターン。

BS朝日で相変わらず番組名常時表示のためその部分は消しています。

ミヨリの森


局:フジテレビ
放送日:2009/08/29
評価:HV1280

少しソフトな絵でよい場所でこの程度の分布。横方向にリサイズを繰り返したようなリンギングもありちょっと古い感じのHV画質。

ジャギがはっきりせず、ボケで元の大きな絵の特徴が残っていてわかりにくいものの、車のCG部分ではほぼ正確に縦720の特徴が確認でき、細かい部分の潰れ方からも全体がHV1280か。

動画で見て気になるほどではないけれど、グレイン風ノイズが強かったのか圧縮での劣化が線が荒れているところもあり、元はもう少しすっきりした映像かも。

DARKER THAN BLACK 流星の双子 番宣2


局:TBS
放送日:2009/08/28
評価:HV960?

新しい番宣。ノイズの差はあるものの、大きさとしては前回見たところとあまり変わらず、HVとしては小さい分布。

動きのない場所が少なく、圧縮での劣化で特徴がはっきりしないところが多いけれど、東京マグ8に似たHV960とHV1280の両方の特徴が混ざったような線の荒れがあり、これも960x540→1280x720と拡大したように見える。

bonesにありがちなジャギ感の強い絵ではなくなっているものの同時に鮮明さも減ってしまい、1期より悪くなったと感じる環境も多そう?

2009年8月28日金曜日

.hack//SIGN 番宣


局:BS11
放送日:2009/08/28
評価:SD-ip/486

縦長分布でも横の伸びが悪いだけでアプコン処理自体は普通。

線が太めで動きのある部分は-ipでの縞も目立ち、リンギングも強めでちょっと古い感じの映像。無知なだけだけど2002放送で4:3?と勝手に思っていたため16:9なのが意外だった。本放送もこの状態かな?

2009年8月23日日曜日

ワンピース 414話


局:フジテレビ
放送日:2009/08/23
評価:HV1280+

久しぶりにチェックしたところ、再び大誤認が見つかってしまう。今までも訂正を繰り返しているけれど、このアニメの話は他でも引用してきただけには恥ずかしいレベル最大で、影響も大きい誤情報。

縦の伸びが非常によい分布は相変わらず。比較的ジャギ感の強い絵だけれど、去年書いたような縦1080の特徴は見えず、元は1600x900程度。拡大方法に違いはあるけれどフレッシュプリキュアとほぼ同じ。

あらためて去年チェックしたフレームを見ても同様で、補間の弱いリサイズで縦900の特徴がわかりにくく、局所的には1080に見えてしまうところもあるけれど、「ほぼ間違いなく」という表現を使うほど特徴がはっきり出ているわけではなく、当時の判定手法が未熟だったというより、軽率な判断での誤認だろう。それに加え、間違いを無くすのは無理としても、その引用含め誤情報を長く放置した形になってしまい申し訳ない。

関連して誤った情報になっている記事も追って修正します。

2009年8月21日金曜日

蒼天航路 1 Blu-ray


発売元:バップ
発売日:2009/08/21
評価:HV1280

放送と比較にならないくらい安定しているところが多く、放送は圧縮での劣化が大きかったようだ。

放送での各話の差はそのままで場所によって状態が大きくことなるけれど、アプコンにも思えた1話でも細かい描写がちゃんと残っていて、4話の画質からの予想通り(正確にははずれだけど)最初からHV1280だったようだ。

各話ごとの比較等は(あお)で。

ハヤテのごとく 2nd season 01 Blu-ray


販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
発売日:2009/08/21
評価:HV1280

放送とほとんど変わらない分布で、少しソフトな画質。

作画修正などは、あまり気にして見ていないけれど、放送でチェック用に残していたフレーム含め、修正に気付いたところが比較的多かった。

比較等(あお)で。

2009年8月19日水曜日

懺・さよなら絶望先生 5話 EDで考察


局:tvk
放送日:2009/08/01
評価:HV1280(ED部分)


今回はこのアニメの画質でなく、ここでちょっと前振りしたtvkの劣化についての考察。8/1と古いのはまとめるのに時間がかかっただめ。

EDの2カット目のフレーム。比較的大きな円分布で、十分精細感もある鮮明な画質。

MXと比較すると、フレーム内でも場所によってボケ方が異なる。ほとんど差がない部分もあり状態の差を表現するのが難しい。

今回の注目点は、tvkのエンコーダ(という表現は不適切かもしれないけれど)独特の不思議な劣化の話。といっても気付いている人も多い話かも。


その特徴を擬似的に再現したイメージ。
上がMXの元の絵の状態とすると、tvkは下のように縦方向のみ2ピクセル単位=縦540の階段状の線になってしまう状態が時々発生する。トップ、ボトムの2フィールドを1440x540のサイズでブレンド(平均化)し、それを補間の弱いアルゴリズムで縦に2倍に拡大した状態に近い。

上のED2カット目では、左下と右下の畳のへりの暗い部分の真ん中、畳と畳、畳と壁の境の黒に近い線がこの状態になっている。暗いので明るく補正しないとわかりにくいけれど、HV化された2話以降同じ場所で縦540化が起こっていて、注意してみるとフレーム内あちことでこの現象が出ているのがわかる。

左下で見ると、壁と畳の間に3本の平行線が見えるけれど、中央の線のみで起こっていて、両側の線では起こっていない。この現象には発生条件が存在するのは間違いないけれど、どういう条件なのかよくわからない。

 1. 線が細く見た目にも精細なHVアニメの方が起こりやすい
 2. コントラストが低く暗く目立たないところに多い
 3. 画面中央より周辺で多い傾向があるかも?
 4. 口パクのような地味に動くところではあまり出ない
 5. 大きく動くところでは1フレームだけでも出ることがある

といった傾向があるような気はするけれど、似たように見えても出たり出なかったりと、明確な条件が推定できない。

放送が基本1080iなので、tvkに限らず圧縮や色情報不足などの劣化が縦540のジャギのように見えてしまうことは頻繁にあるけれど、はっきり意図し たような540化を確認しているのはいまのところtvkのみ。現在tvkで放送中のHVアニメのうち、HV1280-iのCANAANと07-GHOST を除く30分深夜HVアニメのすべてで縦540化現象が起こっているフレームを確認できたので、tvkのエンコーダ周りの処理で発生する問題なのだろう。 普通に視聴しても気付くのは困難なところで発生しやすいように見えることもあり、気付かないだけでHV1280-i含めアプコンでも起こっているのかも。

遡ってみると、去年の紅でも確認できるけれど、この劣化が多くのカットでフレームの広範囲で発生していたのがRIDEBACKで、無駄に力説気味になった1話も、縦540の特徴は放送素材の問題でなく、tvkのエンコーダ(か近辺の処理)が犯人だったのは間違いなさそう。画面の広範囲でこの劣化が起こっていたフレームは、元がHV1280でもHV1280と評価するのはちょっと抵抗があるけれど、横960という数字は関係ないし、全体で見れば1280x720の解像度の特徴をちゃんと保持しているところも存在しているので、RIDEBACK@tvkは、評価としてはHV1280で、tvkの縦540化現象が高頻度で起こった状態と修正すべきだろう。

RIDEBACKではMXの番宣が横方向も含めて960x540に縮小した特徴があったために、この劣化とあわせて960x540という解像度だろう、という強い先入観があったのに加え、エンコーダ周りの処理の影響で画面広範囲でこのパターンの劣化が起こることがあるとは思えなかったのが、適切でない解釈に繋がった原因か。まあ、ただの言い訳です。

tvkは以前から分布でも差が付くtvkボケもあり(これはこの問題と直接関係なさそう)、その割りには圧縮でのノイズも少ないということもなく、HVアニメにとっては少し残念な局ではある。といっても、局独特の劣化があるのはtvkに限ったことでもないし、低画質の代表局だったことをうっかり忘れてしまいそうな今期のHV率の高さとか局の努力かどうかはともかく向上傾向にあるので、細かいことは気にしすぎない方がいい、という程度のお話。

2009年8月15日土曜日

アズールとアスマール


局:BShi
放送日:2009/08/15
評価:HV1280+


2007年公開。3DCGに見える。上21, 下22幅の黒帯付きで1.85:1のアメリカンビスタサイズ。

縦の伸びがよいところが多いけれど、横はそれほどでもなくスクイーズ的な縦長分布。

遠近に関係なくフォーカスが合っているところが多く、背景にキャラが浮いた感じで新鮮というより不自然で違和感の強い映像、というのは個人的感想。

そんな独特の絵のインパクトも強いけれど、CGでグレインもないこともあって細かい描写も潰れず、縦方向にはコーミングではなく絵として1ピクセル幅の縞も確認できる他では見られない精細さ。フルHD以上の高解像度の絵を縦1080に縮小したようにも見える。

名探偵コナン 68話 (デジタルリマスター)


★4:3アニメです

局:日本テレビ
放送日:2009/08/15
評価:HV4:3

少し前にもリマスター回はあったけれど、知ったのが放送後だったため今日の放送でチェック。

大きい分布に見えないけれど、もう少し明るく補正すると境界が曖昧な大きめの円に近い分布が見えてくる。鮮明というほどでもないけれどノイズも少なく落ち着いた映像で、放送としては十分優秀なリマスター画質。

ジャギ感のある線も多いけれど、グレインやコマごとの微妙な位置の差などが、圧縮時にフレーム毎に特徴が異なる乱れになっていて、放送映像からのテレシネ解像度の判別は絶望的。全体に特定の解像度の特徴もなく、デジタル的なリサイズの乱れは見えないので素直に縦1080と考えてもいいのかな?BD程度の劣化であればはっきり判断できそう。

未確認のため以前のリマスター回が今回と同じ状態かは不明。


16:9のOPの分布

評価:HV1280

四角っぽいけれど十分大きな分布で、鮮明なHV画質。

絵を拡大して使っているなど、少し解像度の低い粗いジャギが出ているところも多いけれど、縦720の特徴がはっきり確認できるところもあり、映像としてはHV1280。

河童のクゥと夏休み


局:テレビ朝日
放送日:2009/08/14
評価:HV1280+

4月のBShiと同じフレーム。大きな円に近い分布。

リサイズ時の周期的な乱れで少しジャギ感のある線もあるけれど、鮮明なHV画質。

BShiに比べて、横の伸びが少し悪く、背景部分の細かい描写が潰れてしまい少しのっぺりした絵になっているところもあるけれど、BShiよりはノイズも少なく安定した絵に見えるところが多い。

BSで確認した1360x765程度の特徴も確認でき、解像度的にはほぼ同じ状態。

2009年8月14日金曜日

火垂るの墓


局:日本テレビ
放送日:2009/08/14
評価:SD-ip/486

正方形に近い分布。

古い作品ではよくあるけれど、絵としては動きがない部分でもフィルムのコマごとのガタつきの影響で、SD-ipで縞になりやすいこともあってアプコン時の劣化は多め。この枠のアプコン画質としてはよい方か。

金曜ロードショーではよくあるパターンの、いつも通り少し太い額縁付き。



その額部分を削って(その状態では16:9でないので上下少し黒い部分が残るけど)拡大した時の分布。拡大した分少しボケるので当然の結果だけど一回り小さくなる。

絵の鮮明さの違いより見てっきりわかる幅の額縁の方が気になる人も多いだろうし、画質を考慮してのプチ額縁化かどうかもわからないけれど、視聴上劇的な差ではなくても少し精細でシャープな絵にする簡単で効果的な技と言えなくもない。

2009年8月13日木曜日

戦争童話 青い瞳の女の子のお話


局:テレビ朝日
放送日:2009/08/13
評価:SD-p/482.5

縦の伸びのよいアプコン分布で、去年と似た傾向。

まったく変わっていないわけでもなく、上下の絵のない僅かな黒帯の状態が違う。去年は上だけに3ピクセル程度だったのに対し、今年は下だけに12ピクセル幅の太めの黒帯付き。見た目の質感は似ていて、少しジャギ感はあるもののアプコンとしてはバランスのよい画質。

SD-pの縦解像度は判断が難しいことが多いけれど、これもテレ朝のSD-pで多い482.5で間違いなさそう。

2009年8月11日火曜日

時をかける少女


局:日本テレビ
放送日:2009/08/11
評価:HV

小さめの分布で、ソフトというよりボケを感じるところが多い。

一部録画失敗のため、でフジと同じ場所で比較できず別の場所で、分布としては比較的よいところ。

最近の手法で確認しなおしてみると、ボケの割りに細かい部分が潰れず、それなりに精細な描写が残っているところも見つかるけれど、960x540程度まで縮小した時に起こりそうな潰れが出ているところも多くあり特徴が安定しない。というより場所によって実際異なっているだけだろう。低解像の特徴があるところを強いシャープフィルタで強調すると、リサイズの影響か線の乱れが激しいところもあり、やや強めのぼかしは狙った質感というより何か誤魔化すためにも思えなくもない。

フジの放送では、1280x720に近くそれを少し超えていると思えるところがあるというだけでHV1280+にしたものの、混合というよりHV960~HV1280+の範囲で不定という表現の方が無難かな。

2009年8月10日月曜日

NARUTO疾風伝 338話


局:BSJAPAN
放送日:2009/08/09
評価:SD-ip/486, SD-i/486(OP), HV1280+(ED)

NARUTOウィーク最後はBSJでのHVのED。

テレ東で見た場所と同じ。微妙な差ではあるけれど、BSの方が横の伸びがよく、周辺のノイズも少ない分布。

このフレームで見ると、モスキートノイズは少ないけれど、ブロックノイズ化しかかっている崩れもあり、注目点次第で優劣が変わる程度の差。

数年前ネット上で見ただけという、ソースとしては信頼性の低い情報だけれど、1920x1080で放送している局でも局内では1440x1080で拡大して放送しているだけ、というのを読んだことがある。分布や特徴から横1920と確信できる例がなかなか見つからず、地上波との差が確認できるとしても途中で1440x1080になっているのかも?と思っていたところだけど、このEDではキャスト辺りの太陽からの細い放射線部分など、横方向に狭い線幅も崩れずに確認できるところがあり、地上波との差もかなり大きいので、間違いないといえるほどではないけれど放送までの過程で縦横とも1920x1080を維持したフルHD映像の可能性が十分にありそう。少し丁寧に調べてみよう。

追記
地上波との差は大きいけれど、どうやらこれも1440に縮小された過程があるようだ。放送1920でも途中は1440という話はその通りで、テレ東との差は解像度の違いより、それ以外の要素が影響しているのかな?

劇場版NARUTO 疾風伝 絆


局:BSJAPAN
放送日:2009/08/10
評価:HV1280+


テレ東と同じフレーム。

ほとんど変わらない分布で、動画として見ると判別が難しいくらい似た状態。巨大分布ではないけれど、高精細さを活かした乱れやノイズの少ない線で、安定した優秀な画質。

視聴上の質感の差は少ないけれど、圧縮時の劣化が目立たない動きの少ないフレームで比べると、地上波はディテールの欠落が目立ち、解像度の違い以上の差になっているところも多い。

2009年8月9日日曜日

ウチュレイ!


局:テレビ東京
放送日:2009/08/09
評価:HV1280-i


5分の番組なのに、深夜アニメ後などに番宣が流されていたりしたけれど、これもフィールド単位で拡大した縞縞j状態で、横もほぼ正確に1280の特長が確認できるHV1280-i。

番宣も同じ状態だったけれど、番宣の一部カットはフレームで拡大したような乱れのない状態だったので、今後変化することもあるかも。

横の伸びは十分よく縞解消すれば巨大な分布になりそう。PC作画っぽい絵とはいえ線も細く鮮明な分、縞状態が目立ちかなり汚くなってしまっている。

2009年8月8日土曜日

CANAAN 6話


局:TOKYO MX
放送日:2009/08/08
評価:HV1280-i

相変わらずのHV1280-i分布。作画もそれなりに評価している人も多そうなだけに、もったいない気分になれる微妙画質。



前から流されているけれど、BDのCMの最後のカット、タイトルの文字部分も消さない状態での分布。1280x720で鮮明に入れられた文字にも縞が出て劣化しているので、HV1280-iのくびれた分布がわかりやすい。

BDのCMも本編と同じ状態ということに加え、同じ状態のままBD化してしまった狼と香辛料の1期BDの特典映像に、このCM同様文字含めて縞になっているHVのCM映像が入っていたこともあり、CANAANのBDも放送と大差ない画質になると考えておいた方がよさそう?

DARKER THAN BLACK 流星の双子 番宣


局:TBS
放送日:2009/08/07
評価:HV960

大半は1期最終話の映像と思えるけれど、新作っぽい最後のカットの分布。(本当に新作カットかわからないけど・・)

通常ならチェックに使わない、状態の悪いカットなの画質評価としては参考にもならない分布だけど。画質も確認しやすい番宣もそのうち流されると思うので再確認する機会はあるだろう。

上にパンするカットで静止フレームも短く圧縮での劣化でわかりにくいけれど、縦横とも960x540の特徴があるように見える、ということで、1期同様にHV960の可能性が高そう。



1期最終話の使いまわしカットの分布。

1920x1080で見ると2ドット単位のジャギがわかりやすい、いつものbones画質のHV960で、微妙な大きさのどこか角ばった分布は過去にも出てきたパターン。

東京マグニチュード8.0 5話


局:フジテレビ
放送日:2009/08/06
評価:HV960, HV1280?


分布ではほとんど違いがわからないけれど、2話でチェックしたカットに比べると、やや荒れの多いところが多かった。話数やカットによっても異なって見え、画質が安定しないけれど、今週は1話に似た特長が確認できるところが多く、960x540→1280x720と拡大した部分が混ざった状態?という感じは相変わらず。

実験的に再現すると線の荒れ方は似た感じに出来るものの、細かい特徴が完全に一致して間違いない、といえるほどの再現はできず。リサイズアルゴリズムの組み合わせでも微妙に変わるので再現が難しい。推測が間違っていて実際は別の処理の可能性も否定できないけれど。

過渡期という感じで、bonesもそろそろ全面的に1280x720化を考えているところかな?と思えなくもないけれど・・・

2009年8月7日金曜日

劇場版NARUTO 疾風伝 絆


局:テレビ東京
放送日:2009/08/07
評価:HV1280+

最終日。2008年公開。

大きめのHV分布でも、昨日よりかなり小さく、1日目の2004に近いところまで戻る。ほとんどジャギが見えない程度にソフトで、この1年で何があったんだ?と思いたくなる変化。

低ノイズの十分鮮明なHV画質で見た目にもコントラストも十分なのでボケ感もなく、悪くなったのではなく方向性の違いではあるけれど、年々精細さを求めてきたように見える変化の後なので意外。鮮明さ優先から、バランス重視に転換したということかな?

3日目に書いたように、巨大分布より大きな円に近い分布の方がノイズも少なくよい絵に見える環境が多そう、という視点で見るとよい判断に思える。リンギングなどのノイズ要素も視聴環境によっては適度な鮮明さを与えることもあり、どちらがよい、という部分は見る人の好み次第の話。

ぼかしフィルタの副作用か、拡大処理自体の問題かわからないけれど、縦方向に僅かに乱れはあるものの、横方向は十分綺麗な特徴が残っているところも多く、昨日までの1546x870程度と決め打ちしてみると、十分近い特徴が確認できるので少し誤差はあるとしても一貫してほぼ同じ解像度。

画質視点で見ても、それなりに興味深い連続放送だった。

2009年8月6日木曜日

劇場版NARUTO 疾風伝


局:テレビ東京
放送日:2009/08/06
評価:HV1280+

4日目。2007年公開。1年前の放送と特に変わったところはなさそう。

昨日と同じような巨大分布で、少しリンギングは出ていてわずかに線が強調された質感でほとんど差はない。さらに高解像度にするというコストがかかりそうな手段を除くと、改善するような欠点がもう存在しないような画質なので、前作2006年の時点で制作側も満足したというところか。

分布も、視聴上もまったくわからない違いではあるけれど、リサイズでの乱れや歪みが昨日より軽減されていて、見てわからないようなレベルで向上している感じ。連続して比較すると、1年毎に上の画質を目指そうという意気込みが感じられて面白い。

リンギングも横方向にはっきりしていて、マスターの問題でなく放送からテレビに表示するまでの過程の影響もあり、BDで出ればもう少しすっきりした絵になりそう。

昨日と同じ上下21ピクセル幅の黒帯付き。横1545~1546、縦869~870の範囲の合致するところが多い。左右は僅かな黒帯の他に絵が少し崩れているところもあるけれど、大きく見積もっても絵の部分は1536より3~4は大きいが正解かな。

2009年8月5日水曜日

劇場版NARUTO 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ


局:テレビ東京
放送日:2009/08/05
評価:HV1280+

3日目。2006年公開。1月にもチェックしているけれど、特に変化はなさそう。

昨日よりさらに大きな分布でさらに鮮明な映像。ではあるけれど、1作ごとの変化を見てくると、昨日より線の周辺のノイズが増えリンギングもはっきり出て輪郭強調気味なので、好みの問題になるけれど、昨日程度の画質の方が環境に関係なくよく見えるかも、と思えなくもない。

昨日までより上下の黒帯び幅がわずかに狭くなり21ピクセルずつで2ドット分縦に絵が大きい。

ジャギがはっきり見えるところが多く、1月に書いた1546x870からあっても誤差1ピクセル程度と思えるフレームがあり、春以降1536x864の例がいくつか出てきたので1月の方が誤認かも?と思って昨日力説のに、過去の評価通り横は1536より僅かに大きいという方が正しいように見える。わずか数ドットの差の話で、画質に影響が出ることもない程度の話だけど、間違いなく、といえないところが少しもどかしい。

2009年8月4日火曜日

劇場版NARUTO 大激突!幻の地底遺跡だってばよ


局:テレビ東京
放送日:2009/08/04
評価:HV1280+

2日目。2005年公開。

昨日より特に縦に大きく、巨大と表現してよさそうな分布。全体に線も細くなり精細感もアップ、コントラストも十分でトップクラスの高画質だろう。

ジャギ感が残らない程度に適度にソフトに仕上げられていて、圧縮以外のノイズも少なく、巨大でも円に近い分布になるところが多い。

鮮明になったことで、昨日はわかりにくかったジャギはフレームを選ばなくても確認できる状態だったけれど、誤差1以下の判断はできず(時間不足)。今回も1536x864にかなり近く、それより数ピクセル大きいようだ。昨日同様上下に22ピクセル幅の黒帯び付きだけれど、左右にも僅かに絵のない領域があり、それを加えて考えると元はデジタル的に切りのいい数字の1536x864かな?

昨日も横に数ピクセル欠けがあって、それにも関わらず1536より小さいと思える特徴があったけれど、ジャギがはっきり確認できる場所が1個所しか見つけられなかったので、少し処理が異なっていたのか、そのフレームが例外だったのかは判断できず。いずれにしても、大きくずれた数字ではないので、制作サイズは同じと考えてよさそうな誤差と思える。

ちなみに横960~1920の間で縦横とも16の倍数になる解像度は

 1024x576(64), 1280x720(80), 1536x864(96), 1792x1008(112)

の4つ。さらに10の倍数になる解像度は

 960x540(60), 1120x630(70), 1280x720(80), 1440x810(90),
 1600x900(100), 1760x990(110), 1920x1080(120)

(数字)にそれぞれ16と9を掛けるとそのサイズになる。青字は今まで確認できた例のないもの。縦が1000に近い例がいくつかあるけれど、ハリウッドの劇場版などで多いため元から16:9で作っているかどうかという点を含めて十分な精度で確認できていない。

2009年8月3日月曜日

劇場版NARUTO 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!


局:テレビ東京
放送日:2009/08/03
評価:HV1280+


5日連続放送1日目。2004年公開。

大きな円に近い分布で、鮮明なHV画質。ジャギ感がほとんどない程度にソフトに仕上げているものの、解像度の高さもあって劇場版らしい安定した映像。上下に22ピクセル幅の黒帯び付き。

ジャギの特徴が見えないところが多いけれど、幸い一部のカットの細い線で、フィルタ処理すると乱れの少ない綺麗なジャギが確認できるところがあり、1ピクセルの精度では確認できなかったけれど、これも元は1536x864に近いサイズで、それよりわずかに(横で10ピクセルあるかないか程度)小さい。

高解像度を十分活かした絵でリサイズでの乱れも少なく、現在の視点で見ても十分高画質。

かなめも 5話


局:テレビ東京
放送日:2009/08/02
評価:SD-ip/486, 487


先週の予想通り、1週でまた変化があり元に戻った感じだけれど、今回は本編ダイジェスト付きという構成含めて、さらに複雑な状態。

上はAパートの分布。1話の状態に近く、-ipの挙動なのに動きのない部分でも縞が出ていることが多い状態で、相変わらず487のすたちゃアプコン。

このフレームも前後数フレーム動きがない場所なのに縞が出ている部分があるため、上下に-iアプコンで出てくる縞の分布に近い影が出ている。



下はアバン部の分布。

上の分布と異なり、上下の縞による影もない多少四角感のある分布の普通の-ipアプコンで、縦の解像度も486と一般的な数字。

細かくチェックしていないけれど、大雑把に見ると、OP, A, 予告が上の状態で、それ以外は下の分布の混合状態。

完成後に何らかの問題に対応するため再構成した部分が、アバンとBパート以降で、普段の環境とは別のところで作業したために異なる状態が混ざったということかな?

劇場版「空の境界」特別番組 -全七章の軌跡-


局:TBS
放送日:2009/08/02
評価:HV1280+

映画宣伝番組はスルーすることが多いけれど、CMの多さの割りにはHV映像で見る機会がない作品なのでチェックしておこう。

暗くてわかりにくいけれど縦の伸びがよい。別のフレームは縦の伸びが悪いけれど横方向にも少し伸びのよいところもあり、よい条件のシーンがあればもっと大きな分布になりそう。

高精度の判断はできていないけれど、よくある解像度の中では、もえたんBASARAサイズの1536x864に近い。

ジャギがはっきり見えるカットも多く、テレビアニメ的視点で見ると若干汚い絵に見えるところもあるけれど、フィルムでの劣化も考慮してるのかな?



追記
番組冒頭の僅かな部分を除くと、額縁状態の映像だったけれど、その額縁を消して拡大した状態の分布。アプコンでないとわかる分布でも小さめで縦の伸びも悪く劣化の激しいHV映像。元映像をリサイズすることなく額縁だけつけた状態であれば、かなり興味深い例になるところだけれど、意図も処理もよくわからない中途半端な画質。額部分を除くと縦890程度になるけれど、そのサイズに特に意味はなさそう。

終了あたりの7章の紹介部分のみフィールド単位で拡大した縞も出ている。解像度としては珍しい特徴だけれど、特番内の紹介映像の適当な処理なので詳細はスルー。

2009年8月2日日曜日

フレッシュプリキュア! 26話



局:テレビ朝日
放送日:2009/08/02
評価:HV1280+, HV1280-i(ED)

1話同様大きな分布の高精細くっきり画質。

ほぼ正確に縦900のジャギがあり、地デジで横解像度は足りないものの、元は1600x900と考えられる点は変化なし。



今回の注目点、新しいEDはなぜか縦720からのフィールド単位での拡大の縞縞状態で見慣れたHV1280-i分布。数話もすれば改善されたりするかな?

部分的に明るい点があるのはCGの規則的な図形で特定の周波数成分がが強く出ているだけで、画質的には無視して問題ありません。

前EDは圧縮での劣化が激しく時間がかかりそうだったため解像度未確認。・・・で、再確認したところ、縦720で1話のEDはちゃんとフレームで拡大されたHV1280だった。



縞を解消した分布。ムラもあり綺麗な円とはいえないものの、奇妙な分布は消え、縦方向も正常な絵になり線の乱れも大幅に軽減される。丁寧に調整すればもう少しいい分布になるだろう。

フレームで見ると激しく乱れた状態で悪く見えるものの、フィールドでは乱れが少ない拡大処理なので比較的よい状態に復元できる。

といっても、歌詞含め1080iサイズで入れられた要素が激しく崩れる副作用あり、というのはよくあるパターン。