2008年10月11日土曜日

黒塚-KUROZUKA- 1話


局:BS11
放送日:2008/10/11
評価:HV1280?

グレイン風ノイズがかなり強くその影響で線もボケ気味だけれど、これもアプコンとは思えない程度には伸びている感じ。部分的に縦720っぽいジャギに見えるようなところもあるけれど、もっと細かい特徴もあったり、ノイズが多すぎて全体で共通の解像度を示す特徴が見えてこない。?付きのまま保留。

かんなぎ 2話


局:TOKYOMX
放送日:2008/10/11
評価:LB-ip/383


先週とほぼ変わらず。1話もそうだったけれど、というかこのアニメに限らず他でも同じ特徴が出ているアニメもあるけれど、-ipアプコンの問題で動きがありSDの状態でコーミングがあるにもかかわらずフレームとして拡大してしまい、結果的に奇妙なフィールドが生成されたように見えるところがあり、その影響で線が乱れる部分がちょっと気になる。

番外 MXのL字を消してみよう

この記事は半分ギャグのような力技なので使わないで下さい。
もう少しまともなアプローチの改良版はこちらにあります。

MXの速報がテロップからL字に変わってアニメ放送中のL字に何度も遭遇しているけれど、最初に調べたR.O.Dの時にも書いた通り、多少問題はあっても及第点程度の絵には戻すことはできるはず、というところで実験で作ったものを参考に書いておこう。動画加工に興味ない人はスルーして下さい。


MXのL字は、開始から30フィールドを使って少しずつ目的のサイズに伸びてきて、同様に30フィールドを使って少しずつ隠れていきます。L字中はすべてフィールドごとに処理されている状態のため、開始後の30フィールドと終了前の30フィールド以外は同じ処理で問題なし。
L字の大きさが変わるところは1フィールドずつ状態が異なるので、だったら1フィールドずつそれなりの絵になるようにリサイズしてやればいいだけ、という単純なアプローチで元の絵に近い状態に復元してしまおう。

L字の開始位置と終了位置を指定することで、間のフィールドを全部元のサイズにしてしまう処理をAvisynthで関数化したもの。

function DeLetterL_sub(clip "c", int "cl", int "cb", int "s", int "e")
{
e = default(e, s)
t = c.trim(s, e)
return t.crop(cl, 0, 0, -cb).Lanczos4Resize(1440, 540)
}

function DeLetterL(clip "c", int "s", int "e")
{
i0 = DeLetterL_sub(c, 6, 2, s+0)
i1 = DeLetterL_sub(c, 12, 4, s+1)
i2 = DeLetterL_sub(c, 18, 7, s+2)
i3 = DeLetterL_sub(c, 24, 9, s+3)
i4 = DeLetterL_sub(c, 30, 11, s+4)
i5 = DeLetterL_sub(c, 36, 13, s+5)
i6 = DeLetterL_sub(c, 41, 15, s+6)
i7 = DeLetterL_sub(c, 47, 17, s+7)
i8 = DeLetterL_sub(c, 53, 19, s+8)
i9 = DeLetterL_sub(c, 59, 22, s+9)
inpart1 = i0+i1+i2+i3+i4+i5+i6+i7+i8+i9
i10 = DeLetterL_sub(c, 65, 24, s+10)
i11 = DeLetterL_sub(c, 71, 26, s+11)
i12 = DeLetterL_sub(c, 76, 28, s+12)
i13 = DeLetterL_sub(c, 82, 30, s+13)
i14 = DeLetterL_sub(c, 88, 33, s+14)
i15 = DeLetterL_sub(c, 94, 35, s+15)
i16 = DeLetterL_sub(c, 100, 37, s+16)
i17 = DeLetterL_sub(c, 106, 39, s+17)
i18 = DeLetterL_sub(c, 111, 41, s+18)
i19 = DeLetterL_sub(c, 117, 43, s+19)
inpart2 = i10+i11+i12+i13+i14+i15+i16+i17+i18+i19
i20 = DeLetterL_sub(c, 123, 46, s+20)
i21 = DeLetterL_sub(c, 129, 48, s+21)
i22 = DeLetterL_sub(c, 135, 50, s+22)
i23 = DeLetterL_sub(c, 141, 52, s+23)
i24 = DeLetterL_sub(c, 146, 54, s+24)
i25 = DeLetterL_sub(c, 152, 56, s+25)
i26 = DeLetterL_sub(c, 158, 59, s+26)
i27 = DeLetterL_sub(c, 164, 61, s+27)
i28 = DeLetterL_sub(c, 170, 63, s+28)
i29 = DeLetterL_sub(c, 175, 65, s+29)
inpart3 = i20+i21+i22+i23+i24+i25+i26+i27+i28+i29
inpart = inpart1+inpart2+inpart3

lpart = DeLetterL_sub(c, 181, 67, s+30, e - 30)

o0 = DeLetterL_sub(c, 175, 65, e-29)
o1 = DeLetterL_sub(c, 170, 63, e-28)
o2 = DeLetterL_sub(c, 164, 61, e-27)
o3 = DeLetterL_sub(c, 158, 59, e-26)
o4 = DeLetterL_sub(c, 152, 56, e-25)
o5 = DeLetterL_sub(c, 146, 54, e-24)
o6 = DeLetterL_sub(c, 141, 52, e-23)
o7 = DeLetterL_sub(c, 135, 50, e-22)
o8 = DeLetterL_sub(c, 129, 48, e-21)
o9 = DeLetterL_sub(c, 123, 46, e-20)
outpart1 = o0+o1+o2+o3+o4+o5+o6+o7+o8+o9
o10 = DeLetterL_sub(c, 117, 43, e-19)
o11 = DeLetterL_sub(c, 111, 41, e-18)
o12 = DeLetterL_sub(c, 106, 39, e-17)
o13 = DeLetterL_sub(c, 100, 37, e-16)
o14 = DeLetterL_sub(c, 94, 35, e-15)
o15 = DeLetterL_sub(c, 88, 33, e-14)
o16 = DeLetterL_sub(c, 82, 30, e-13)
o17 = DeLetterL_sub(c, 76, 28, e-12)
o18 = DeLetterL_sub(c, 71, 26, e-11)
o19 = DeLetterL_sub(c, 65, 24, e-10)
outpart2 = o10+o11+o12+o13+o14+o15+o16+o17+o18+o19
o20 = DeLetterL_sub(c, 59, 22, e-9)
o21 = DeLetterL_sub(c, 53, 19, e-8)
o22 = DeLetterL_sub(c, 47, 17, e-7)
o23 = DeLetterL_sub(c, 41, 15, e-6)
o24 = DeLetterL_sub(c, 36, 13, e-5)
o25 = DeLetterL_sub(c, 30, 11, e-4)
o26 = DeLetterL_sub(c, 24, 9, e-3)
o27 = DeLetterL_sub(c, 18, 7, e-2)
o28 = DeLetterL_sub(c, 12, 4, e-1)
o29 = DeLetterL_sub(c, 6, 2, e-0)
outpart3 = o20+o21+o22+o23+o24+o25+o26+o27+o28+o29
outpart = outpart1+outpart2+outpart3
return c.trim(0, s-1)+inpart+lpart+outpart+c.trim(e+1, 0)
}

力技らしく思いっきり冗長で、諸事情で無駄もあるけれど、使い方はフィールドオーダーが正しいことを確認した上で、フィルードに分け、L字の範囲をフィールドの位置で指定して、戻すだけ。

#
separatefields()
ConvertToRGB24()
DeLetterL(45980, 51168)
ConvertToYUY2()
weave()
#インタレ解除とかは後で

劣化覚悟でRGB化するのは微妙なサイズからのリサイズになるため。全体をこれで処理するとよろしくないので、L字の始まるカットの冒頭から、終了のカットの終わるところまでを切り出した上で処理した方が無難かな。45980と51168の数字は先週のかんなぎ@MXの番組の最初を0フレームとした場合の数字なので、同じところで切れば2~4程度の補正で合うはず。

やってみるとわかるけれど、この処理の後でもL字が少し残った状態になる。というのもL字が元の映像の一部にかぶってしまっているためで、この範囲は少し余分に切り取って誤魔化すとか、さらに面倒な作業も必要だったりするので覚悟の上でのチャレンジがおすすめ。今まで確認した限り、MXのL字は常に同じ挙動なので、他でも開始、終了位置を変えるだけで使えます。

フィールドごとのリサイズの数字はTSで適当に調整したものですが、1440x1080でのキャプであれば、変更は不要のはず。この数字も調整が少し雑なので、さらに微調整することでもっとよい状態にもできると思います。

かみちゅ! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2008/10/11
評価:LB-ip/364

これも縦の伸びの酷い状態。この薄さはレタボ状態でさらにフィールドをブレンドして実質縦解像度が180くらいしかないパターンかな。現状これはLB-ipにしているけれど、分類として適切でないので、アリソンとリリア等のSDの半分のものを含めて分けた方がよさそう。

地デジパススルー待ちで移行が2005年秋だったため、地デジテレ朝でのかみちゅは見れず、画質は不明。

気が向いたらたまにはDVDとの比較もやってみるかも。

かんなぎ 1話


局:tvk
放送日:2008/10/10
評価:額縁-ip/486

これも額縁だけど、この枠はなんとかコンポネ維持。MXと同じフレームで、額縁でも縦の伸びはMXと大差ないけれど、横の伸びはMXの方がよくtvkの方が線もはっきりせずボケた感じ。

とはいってもコンポジ額縁だらけに戻ったtvkとしてはまともな画質で、BS11での放送がなくなったことを考えれば許容範囲といえなくもない?

レタボズームとしても何かと問題のあるMXのかんなぎだけれど、やはりL字問題が一番深刻ということで、明日の放送にあわせて力技L字解消法あたりの話を。

屍姫 赫 1話


局:BS11
放送日:2008/10/10
評価:SD-ip/486

MX,tvkと同じ場所。MXの奇妙な挙動のアプコンと異なりこちらは引き続き普通のSD-ip。静止判定条件が厳しいのか、動きがない場所でも縞が残るMXと異なり、静止していればほとんど縞は消えていてMXのような上下の影もほとんど見えない。分布もMXより一回り大きく僅かながら精細感も上でノイズも少なくBS11>MXの1話。