2012年4月2日月曜日

クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!


局:NHK-Eテレ
放送日:2012/04/02
評価:SD-i/485.5


長くチェックしていない長寿番組も多いけれど、たまには放置状態だったので久しぶりに再チェックしておこう。リニューアルしたような説明があったので新作だと思うけれど、違っていたらごめんなさい。

上下に影のある常時縞のアプコン分布。ここもまだアプコンのまま続きそう。

横の伸びもいまいちで目に悪いのでは?と思うくらいボケて見える。縦も486より僅かに小さく485.5程度の珍しい特徴。486でもそのままで見るよりすっきりした絵になるけれど、485.5に近い値を想定して処理した方良い結果になる。

あに瓶的設定としては
Destripe(245, 8, 3, 1, 10)
辺り。



縞解消後の分布。

縦の伸びも良くなり気持ち悪いくらいのボケ感はなくなるけれど、横方向は悪さはアプコン処理とは無関係なので、平均的なアプコンよりまだボケた感じに見えてしまう。

 ちなみに2年半くらい前にチェックした回はSD-ipで、縦はあまりよくないけれど、横は平均的なアプコン程度の鮮明さがあった。といっても久しぶりに見たので過去にも今回と同等の画質回もあったかも?

DOGSTAR




局:TwellV
放送日:2012/04/02
評価:HVFULL?

海外のFLASHっぽいPC作画系CGアニメだけど、TwellVでの単独30分枠のアニメは久しぶりのような・・



横長の四角感の強い分布で、PC作画で発生しやすい同心円状の分布もわかりやすい。線も太くベタ塗りでFLASHで作れそうな特徴だけど、実際FLASHかは未確認。


線の輪郭を見ると縦1080の特徴見えるのに、上下が切れたような分布になってしまっているオーストラリアの作品で、良く見ると全体に残像が出ていることから元は25fpsの映像のようだ。上下が切れたような分布=少し縦にボケたのは、60iへの変換処理の副作用が原因かも。ただ縦方向にリサイズしたような後も見えるので、変換以外でも何か劣化要因があったのかもしれない。

パブー&モジーズ


局:BSフジ
放送日:2012/04/02
評価:HVFULL



縦は枠を超えてしまうくらい伸びがよい巨大縦長分布。見た目にもPC作画っぽい質感だけど、分布でも同心円状の分布が見えている。この手の作品はフルHDが標準と言ってもいいくらいだけど、これも縦1080の特徴もわかりやすくフルHD相当の映像。

横の伸びが悪く、放送は1920のBSフジでも途中で1440x1080の状態があったのは間違いない。単純に1920→1440→1920と1往復した程度ではここまで伸びは悪くならないので、それ以上に横方向のリサイズが発生する処理があった影響だろう。この作品は非常に太い線のベタ塗り絵なので多少ボケても人の目では何が違うのかわからない微妙な変化しかないのでどうでもいい話だけど、精細なHVになると普通に見ていてもわかる劣化になることも少なくない。

しまじろうのわお! ぼうけん!ちゃれんじじま


局:テレビ東京
放送日:2012/04/02
評価:HV1280

タイトルが変わっただけでなく3DCG化。

大きな分布でも若干四角感がある。CGらしいジャギの特徴も残っているけれど、アンチエイリアスも効いていて線も十分滑らかに見える。

背景などでは絵を貼り付けているところもあるけれど、動かないところでも3Dで作っているところが多そう。3Dでも境界線があるけれど、今までのアニメ絵に近づけたかったのかキャラには陰影がなくベタ塗りになっているので静止画だと3Dっぽく見えない。それでも動きはしっかり3Dなのでどこか違和感がある。

画質関係ないけど、どの角度から見た顔も自然でしっかり作り込んだモデルっぽくて感心。


これも縦720の特徴がわかりやすいHV1280だけど、横1280の特徴がほとんど残っていない。アンチエイリアスによる効果と横1440-1920リサイズの繰り返しによりわずかなボケの相乗作用で、元が1280x720で作られたCG画像とは思えないくらい滑らかな線に見える。

CANAAN 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/01
評価:HV1280-i(GONZO)


初回放送時見たフレームと同じ。


特に変わった感じもなく、差も誤差の範囲と言っていいレベル。前回MXでは局ロゴなしでの放送だったけれど今回はロゴ付きなので微妙に劣化したと言うべきか。

OPEDの文字までフィールド拡大して縞になっている状態ももちろんそのままで縞解消視聴には都合が良い。BDもそのまま縞HVだったけれど色の劣化もあったので、圧縮劣化はあっても放送映像の方が問題の少ないフレームを得ることができる。

しばいぬ子さん 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/01
評価:HV1280


若干四角感もあるけれど、これも大きめの円に近い分布。しっかり暗い細め線で描かれたすっきり画質。ほとんどジャギ感のないなめらかな線で精細感も強く、高精細な映像っぽく見える。

ノイズ効果簡素な作画も影響してか劣化も少なく安定感も高い。


元絵の高解像度の特徴が残っているところもあるけれど、極端に細いところや線周辺のノイズなどには綺麗に縦720の特徴も残っていてこれもHV1280。

緋色の欠片 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/01
評価:HV1280


先行放送と同じフレーム。



ほとんど変わらない分布で絵で見てもほとんど差はない。線はとても滑らかでノイズ効果もなく、圧縮劣化もほとんどない安定したすっきりくっきり画質になっている。人物が小さく描かれるところでも線の細くなりすぎずカット毎の鮮明感も安定しているので、演出的な効果もしっかり効いている感じ。
 

再確認するまでもないけれど、リサイズでの乱れもほとんどないので、線間隔の狭いところ以外でも少しシャープフィルタで補正すると縦720の特徴もわかりやすい。

宇宙戦艦ヤマト2199 上映直前!~俺たちのヤマトSP~


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/01
評価:HV1280

もう一つ映画特番。


大きいけれど少し四角感のある分布。見ていて気になるほどではないけれど輪郭強調気味でジャギ感のある線になっているところもある鮮明さを優先したような映像。

ノイズ効果もほとんどなく、線も細過ぎずしっかり黒いすっきりくっきり画質。モスキートノイズが少し多いけれど、放送での劣化にしてはノイズが安定して見えるので、編集など放送前から少しノイズが出ていたのかも。

リサイズはしっかり補間も効いているのでわかりやすいというほどではないけれど、ぼかしもほとんどないので、縦横とも1280x720の特徴がしっかり残っていてる。映画でも黒帯なしの16:9で、これも最初から16:9のHV1280で作っている可能性が高そう。

グスコーブドリの伝記 公開記念特別番組



局:BS11
放送日:2012/04/01
評価:HV1280

番組内で流れた45秒の宣伝映像の分布。大き目の分布でも少しムラのある分布で全体にジャギ感が強め。暗いシーンも多いけれど、比較的明るい色で描写しているので全体に視認性が高く見やすい。


上下22ピクセル幅の黒帯付きのビスタサイズの映像だけど、その黒帯込みで縦720のHV1280。

単純に今年公開の作品として見るとジャギの特徴が強すぎるので、もっと高解像度のオリジナル映像をテレビ用に加工するときに1280x720にしただけとか、本番用映像でなく低解像度で仮撮影したデータを使ったとか考えたいところだけど、当初の予定から大幅に遅れて公開までかなり苦労した作品らしいので、オリジナルと同等の映像の可能性が高そう。





紹介された背景だけの静止画像は縦長の巨大分布になる。ここは黒帯なしで16:9だった。
 

1280x720程度で使うのはもったいないと思わずにはいられない緻密な絵。

まだBS11では横1920を維持した映像は未発見だけど、これも横1440経由で横が切れたような分布になっている。