2015年10月8日木曜日

対魔導学園35試験小隊 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/07
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280


大きめの綺麗な円分布になる癖のないHD画質。黒というほど暗くないけれど適度に暗く細すぎない線が基本でくっきりというほどではなくても十分鮮明に見える。

高解像度ではないものの丁寧な処理で線の輪郭も非常に滑らかに仕上げている。テレビの鮮明化処理との相性も良く、大画面でも粗さを感じることはほとんどないだろう。

リサイズでの乱れはないけれどジャギ感がほとんどなく全体に解像度推定が難しい。それでもコンピュータ画面のようなCG的に作られた部分には縦720のジャギがはっきり残っていて
これもHV1280。

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/07
制作:TOROYCA
評価:HV1280



縦の伸びが悪く小ぢんまりした横長楕円分布になるソフトHD。映像としてはコントラストは高めだけど、細めの線で描かれた絵を少し強めにぼかしているので全体に線が黒浮き気味な上、線の太さによって線の黒さのバラつきも大きい。

そんな特徴でも横長分布でも縦方向のボケが気になるところもなく、線も輪郭も滑らかで乱れが少ない。特徴としてはテレビの鮮明化処理と相性が良く、メリハリは無くても十分HDらしい精細感のある絵になる環境が多くなりそう。

そのままではわかりにくいけれど、少しシャープフィルタで補正すると細かい描写には縦720の特徴が綺麗に残っていて、これもHV1280。

Dance with Devils 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/07
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280



かなり大きくきれいな円分布で、鮮明なカットは似たような分布になるところが多い。比較的細い線で描いているけれど、黒浮きが目立つこともなく、精細さと鮮明さを高いレベルで両立したような絵に仕上げている。

この分布でも高解像度というわけではなく、拡大シてみると線が細いために解像度限界でジャギ感が強くなっている。ただ普通に見れば十分滑らかに見えるし、粗さが気になる環境はほとんどないだろう。

リサイズでの乱れもなく、どこを見ても縦720のジャギが綺麗に残っていて、これもHV1280。

DD北斗の拳2 イチゴ味+ 1話


局:テレビ東京
放送日:2015/10/06
制作:亜細亜堂
評価:HV1280



1期は横長の楕円分布で滑らかな線に見えるバランス志向の画質だったけれど、2期は四角に近い角ばった分布に加え、上下に×状の分布も見える鮮明さ優先の作りに変わった。

1期より線も黒に近く、輪郭も鋭利でくっきり感はかなり強くなったけれど、ジャギ感の強い線なので環境によっては粗い絵に見えてしまいそう。

一部しか比較していないけれど色は1期から変わらず良く近似する。


派手に動くところ以外では気になるほどではないものの、比較的強めのグレイン風ノイズがありすっきりした絵の割には圧縮劣化が多い。

線が太くなりにくいリサイズで線に注目すると高解像度っぽく見えるところも多いけれど、
縦1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが非常に強く出ていて、引き続きHV1280。

アニサン劇場 今際の国のアリス 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/06
制作:SILVER LINK./CONNECT
評価:HV1280


放送枠としては1クールを3話ずつ4作品で分けるパターンだけど、制作は作品毎異なりこれはSILVER LINK./CONNECT。


全体に癖のない綺麗な円分布になる。若干線の黒さのバラつきが大きいけれど気になる程でもなく、適度に暗い線のくっきりすっきり画質。

滑らかな線に見えるところが大半でDVD用と考えれば十分な出来だけど、ジャギ感の強い絵をぼかして整えた作りで上質というほどの映像でもない。

それでも雑な作りという感じもなく、リサイズでの乱れもほとんどないので、縦720のジャギも綺麗に残っていて、これもHV1280。

緋弾のアリアAA 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/06
制作:動画工房
評価:HV1280+/810


僅かに横長だけど大きな円に近い分布になる鮮明HV。極端に細い線は避けているので精細感はそれほど高くないけれど、適度に暗い線で描かれた高コントラスト映像で1280x720クラスとは思えないくっきり感がある。

作画でもちょっと不安を感じるところがあるけれど、比較的ジャギ感の強い線でノイズも多く、圧縮劣化も加わって少し荒れた絵になっているところが多い。鮮明さを優先した結果かもしれないけれど、動画工房にしては少し雑な作りに見えてしまう。

拡大時のリサイズは特に乱れもなく縦810の特徴も綺麗に残っていて、夏のうまるちゃんに続き1440x810のHV1280+を維持。

ちなみに2011年の無印本編はJC制作のHV1280だった。これもJCが作っていれば1600x900以上になっていただろう。

新あたしンち 1話


局:BSアニマックス
放送日:2015/10/06
制作:シンエイ動画
評価:HV1280+/765



横長の四角感の強い分布。カットによっては同心円っぽい分布が見えるところが多いので紙に描いた絵ではなく、最初からドローツールで最初からデジタル的に作画している可能性が高そう。縦方向に少しボケているけれど、人物は黒い近い極太の線で描かれているので映像で見てボケに気付くのは難しい。

シンエイ動画の映像は線の輪郭がはっきりせず天敵と言いたいくらい解像度の推定が困難な映像が多く、このアニメもかなり滑らかなな線になっているけれど、リサイズの副作用で発生した線の輪郭のノイズで十分な精度で確認可能で、縦は720と810の間の765と変わった数字。ここで見た中では久しぶりに出てきたけれど少し前のシンエイ動画の映画などに例があり、1360x765でちゃんと整数で16:9になる組み合わせの一つ。

ARIA The AVVENIRE CM


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/02
制作:TYOアニメーションズ
評価:HV1280+/864


春頃からCMが流れていたけれど、TYO繋がりでARIAのCMをチェック。

一目で1280x720より高解像度とわかる精細感の高い映像だけど巨大というほどではなく、どちらかというとバランス志向な作り。

細い線で描いていているところが多いけれど適度に黒に近いところが多く鮮明さは十分。極端なくっきり画質ではないものの、精細でも作品に合った感じの落ち着いた絵に仕上げている。

線の輪郭も十分滑らかに見えるけれど、細い線が多く、場所によっては解像度限界で階段状のジャギが見えているところもあり、数えて見ると縦は864で、元は1536x864のもえたんBASARA。ここで見た範囲のテレビアニメでは1280x720しか作ってないしTYOとしては頑張って作った映像なのかも。

ゆるゆり さん☆ハイ! 1話


局:テレビ東京
放送日:2015/10/05
制作:TYOアニメーションズ
評価:HV1280


大きめの分布でも縦の伸びが少し悪く、全体に横長の楕円分布になるところが多い。若干色味もあり黒というほど暗い線ではないけれど、十分暗い線で描かれているので縦ボケの影響で水平に近い線の黒浮きが気になるところはほとんどなく、普通に見ていて縦方向にボケていると感じる環境はほとんどなさそう。

前シリーズから制作が変わり明るすぎると言いたくなるくらい明るい絵から、平均すれば普通と言えるくらいの映像になったけれど、シーンに合わせて変えているか映像全体で見ると不自然なくらい場所によって絵の明るさが変わり統一感がない。

縦ボケは合っても特に乱れているわけではなく、縦720の特徴もわかりやすく残っていて、引き続きHV1280。

個別にチェックしなかったけれど、夏に放送されたなちゅやちゅみもHV1280だった。

おそ松さん 1話


局:テレビ東京
放送日:2015/10/05
制作:studioぴえろ
評価:HV1280


ネタ回でほとんどのシーンは作画から異なっていた1話だけど、本来?の絵柄のカットの分布は小さめの分布になるソフトな映像。

実際の処理と異なる推測かもしれないけれど、線の特徴を見るとソフトな絵なのに鮮明さ優先のリサイズを使った周期的な揺らぎが出ていて、わざわざ鮮明さを維持して拡大した絵をさらにぼかしたような特徴に見える。鮮明にしたかったのかソフトな絵にしたかったのかよくわからない作りだけど、ある程度鮮明な映像でもすっきりくっきり画質にならないようにした意図的に粗さを残したかったのかも?

不規則な乱れで線の特徴だけでは判断が難しいけれど、リサイズの副作用で発生した線の輪郭に沿ったノイズには1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが全体にはっきり残っていて、これもHV1280。

コマ撮りしたのか写真データをデジタル的に加工したのかわからないけれど、普通のアニメ映像ではないEDはフルHDで作られているようだ。

スタミュ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/10/05
制作:C-Station
評価:HV1280


大きな円に近い分布でも上下に×状の影が見える。

比較的黒に近い線のくっきり画質だけどリサイズで周期的な乱れの影響で線が粗く、粒状感が出ているところも多く少し古風な映像に見える辺りは去年のC-Station制作の星刻の竜騎士と良く似た作りで、分布もほとんど変わっていない。

鮮明さ優先のリサイズで線に注目すると高精細に見えるけれど、細かい描写には縦720の特徴がはっきり残っていて、これもHV1280。