2010年7月29日木曜日

アマガミSS 1話



局:BS-TBS
放送日:2010/07/24
評価:HV1280

TBSと同じフレーム。ほぼ同じかなり大きな分布で番宣でチェックしたフレームのような顕著な差は確認できない。

運良く(悪く?)番宣で見たフレームだけ差があったというわけでもなく、BSの方が一回り大きな分布になるところがあり、ブロック化してしまうぎりぎりのところでは地上波より鮮明な絵になっているところも多いようだ。といってもBSが良いというより、TBSエンコーダが視聴上気付きにくい部分の情報を上手く削ってより安定した動画にする優秀さがわかる、といった表現の方が無難かな。

2010年7月24日土曜日

となりのトトロ


局:日本テレビ
放送日:2010/07/23
評価:HV1280?

微妙なレタボ画質だった前回放送から、ようやくHV化。強烈なグレインの分布も含め縦の伸びは非常によく見えるものの、中央に横長の四角分布が見えている。場所に関係なく似た傾向があり、素直なフルHD映像ではない。前回は周囲に黒額縁状態だったけれど、上下21ピクセル幅の黒帯のみで絵の範囲も拡大している。




この実験に意味があるのかわからないけれど、少しぼかしてグレインを軽減するという強引な処理を行なった時の分布。縦の伸びが悪く横長の楕円分布になる。もちろんこのフレームだけの特徴ではなく全体に縦方向に少しボケた状態。横長分布は初期のHVアニメに多かったけれど今でもいくつかあり、この古い作品が最近のデジタルアニメと似た傾向があるのも面白い。

フィルムから直接1920(1440)x1080の解像度でデジタル化した映像ではない、というところは間違いなさそうだけどその先をいつも通り適当に憶測してみると、フルHDでなく1280x720でデジタル化したものが元で、それを縦の劣化が起こる1080i化処理で拡大。グレインが強いために放送では圧縮劣化でノイズが激増して、上のような途中が切れたような縦長分布になった、というあたりかな?圧縮劣化によるものか鉛筆描き?の影響かもしれないけれど、線は粒状感が強くジャギ感もある絵も多い。細部の色も少し荒れ気味なのでかなり前にデジタル化した映像を使っていると考えるのが妥当だろう。

レタボとは比較にならない圧倒的に情報量で十分インパクトのある画質での放送だったけれど、ジブリの顔ともいえる作品でHV放送を2010年まで先延ばしした割りには中途半端な画質でちょっとがっかり。

「イヴの時間 劇場版」特番 ~BD&DVD発売直前スペシャル~



局:TOKYO MX
放送日:2010/07/22
評価:HV1280-i(SPICE), HV1280


PV?的な映像部分は典型的なHV1280-i分布の常時縞HV。文字含めて縞状態で元映像は確実に縦720だったと容易に断定できる。横の伸びは悪くなくもったいない映像。

この映像も特典とかに入っているなら、きっとこのままだろう。



他の部分のHV映像は正常なフレームでの拡大で縞もなく、巨大ではないけれど大きめの円に近い分布になっているので、本編は流石に大丈夫かな?

適度に補間されて元絵の特徴も残るけれど、ノイズに縦720の特徴が出ているので、この映像を見る限り16:9の1280x720で作っていて、劇場用は少し切って上映という感じが一番ありそう。

グレイン風ノイズも比較的強く放送では圧縮で細部が荒れ気味。フィルム由来のフレーム位置のばらつきもなく安定しているのでグレインは本物ではなく効果として加えたものだろう。




評価:SD-ip/486(A)

本編の紹介部分の大半は標準的なアプコン。MXということを考えるとアプコンとしてもちょっと伸びが悪く、時間がかかりそうなので正確な数字は調べないけど横も720になっていない感じ。


宣伝番組なのに、縞HV+どこか微妙なアプコン映像と画質的には残念で物足りない内容。本編映像もアプコンが大半だっただけに縞が気になりやすい環境で購入予定の人は確定情報待った方が無難?

くるねこ


局:TOKYO MX
放送日:2010/07/18
評価:SD-i/486(A)

tvk1話で見たフレームと同じ。これもいつも通りMXの方が横の伸びがよいけれど、見てわかるような差は感じない。

分布通り、中央の分布の縦の伸びが非常に悪く、SD-iらしい分布。フレームを意識することなく単純にフィールド単位にアプコン処理してしまうとこんな分布になり、SD-i分類作品は多少差はあっても似た特徴を示すのでわかりやすい。もっともこんなチェックをするまでもなくキャプ画像を見ればすぐ分かる話だけど、下の生徒会役員共のような特殊な例もあったりするので、何の役にも立たないけれどはっきり区別できるのは面白い?

生徒会役員共 3話



局:tvk
放送日:2010/07/17
評価:SD-ip/487すたちゃ

MXの記事を書き忘れていたので再チェック、のつもりが1話のすっきり分布から上下影付きのすたちゃアプコンの外れ回の特徴に変わっていた。tvkが額縁時代が長かったので例は少ないけれど、MXの枠では伝統ともいえるよくあるパターンで、放送回あるいはカットによっても挙動が変わるのもいつも通り?

一見、全体がフィールドで拡大されたような縞状態だけど、分布でもわかる通りフレームを意識した処理になっている部分もあり、SD-ipの分布にSD-iのような上下の陰も出ている特殊な分布。縞解消としてはSD-iと同等に扱ってしまってよいだろう。




局:TOKYO MX
放送日:2010/07/19
評価:SD-ip/487すたちゃ


MXの同じフレーム。横の伸びがtvkより僅かによいけれど、映像としては気付けるほどの印象差はない。


アプコンとしては487からの拡大(といっても元は普通に486で、アプコン処理時の拡大率が微妙に他と異なっているために1080に対するSD時の映像解像度が487に近くなっているだけだろう)だけど、1話同様縦方向は480程度とは思えないくらい細部が潰れていて、ジャギの特徴も420前後に見える。単純なSD化後のアプコンではなく、さらに余分なリサイズを行なって劣化させる処理が最近はお気に入りのようだ。

2010年7月18日日曜日

アマガミSS 番宣


局:BS-TBS
放送日:2010/07/17
評価:HV1280

TBSと同じフレーム。大きさとしては大差ないけれど、BSの方は上下隅にノイズの分布が出ているものの中央の円は伸びがよく僅かに大きい。誤差と言ってしまってもいい僅かな違いだけどちょっと気になる。

微妙な色+ブロックノイズの目立つ破綻したフレームを時々生成してしまういつも通りの不安定エンコーダだけど、破綻が目立たないフレームでは僅かながら地上波より鮮明な絵になっているように見える。ここまで鮮明なHV画質になると安定志向の地上波では情報が削られやすく、(好意的に解釈すると)破綻覚悟で細部再現をしようとしているBSの方がより鮮明な映像になるのかも?BShiとNHK地上波のようなわかりやすい差ではないけれど、似たような傾向がありそう。

この1フレームだけの比較で書いているわけではないけれど、番宣で少し動きのあることが影響しているかもしれないので1話で確認しなおした方がよさそうだ。

2010年7月17日土曜日

みつどもえ 1話


局:BS11
放送日:2010/07/17
評価:HV1280

MXと同じフレーム。いつも通りMXより横の伸びが悪く、非常に優秀なアプコンのような縦長分布になってしまっているけれど、ちゃんとHVでBS11ボケによってこの形になっただけ。HVとしてはMXでもそれほど大きな分布ではなく線の輪郭がソフトなこともあって、静止画で比較しなければMXとの差はそれほど感じない。

通常の絵のカットのフレームではジャギ感がほとんどなく、ボケている分なめらかな線で特徴が確認しずらくMXでは少し悩んだけれど、絵ではない要素で人物紹介の文字の輪郭を見るときっちり縦720のジャギが出ているのでHV1280で間違いなかったようだ。

2010年7月16日金曜日

ハウルの動く城


局:日本テレビ
放送日:2010/07/16
評価:HV1280+

一見してわかる他とは違う凄い画質だけど、その見た目の印象から予想できる通りの巨大な縦長分布。横は1440の限界で切れてしまっているけれど縦の伸びは非常によい。上下21ピクセルずつの細めの黒帯び付き。

インパクトのある超画質ではあるけれど、2010年基準で見ると必ずしも素晴らしい状態というわけでもない。ぼかしの弱い映像なので普通に見ていても少しジャギ感もあり、補間のないリサイズで線がなめらかにつながらず破線になってしまっていたり、と静止画で見ると粗がみえるところも多い。2004年公開ということもあって高解像度という力技で押し切った感じがする映像で、ジブリといえど初期のHV作品にありがちな技術的な未熟さが感じられる映像だったところにちょっと安心してみたり。とはいえ、その頃この映像をデジタルで実現していたのだから呆れるくらい凄い話ではある。

元絵はフルHDより少し大きい状態でそれを少し縮小したような特徴があるのはわかるものの、高解像度過ぎてこの状態でオリジナルなのか、さらに上の解像度のマスターから縮小したのかわからないけれど、リサイズを繰り返したようなような乱れはなく、本編同様上下黒帯び付き状態の冒頭のトトロの絵は黒帯び込みで綺麗に縦1080の特徴が残っているので、この解像度がオリジナルのフルHD相当(黒帯分情報がないので)の作品の可能性が高そうだ。

探すのが面倒だったので別のフレームですが、前回の放送時の分布はこちら

先週、先々週スルーした感じになっているのは、あに瓶視点で見てもあまり意味のない時代の作品だからというというわけではなく知らなかっただけだったり・・・

けいおん!! 15話


局:TBS
放送日:2010/07/
評価:HV1280

新OPのチェックのついでという感じで久しぶりに確認してみると、1話とは異なり縦720になっていた。いつからか変わっていたのか、話数によって異なるのか、1回の中で混合状態なのかは調べきれないので不明。違うといっても1%以下の差しかないので視聴上の画質に影響するような要素にはならないだろう。



OPの分布。分布差はそれほどな大きくなくものの、前半OP同様本編よりも高解像度になっている。

縦950前後というところは変わっていないと思うけれど若干変わったようだ。ただ正確な数字を確認できるところは見つからず不明。

新EDは映像効果で輪郭が曖昧なところが多くわかりにくく、さらに精度の低い判断しかできないけれど、僅かな鮮明な線は高解像度の特徴が残っているので似たようなサイズで作ってる。

2010年7月13日火曜日

デュラララ!! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/07/12
評価:HV1280


TBSでチェックしたフレームと同じところ。もっと明るく補正するとノイズ成分の違いはあるけれどほとんど差のない分布。静止画で比較すればエンコーダの癖の差も見えてこないわけでもないけれど、普通に見て判別できるとは思えないくらいの違いだろう。

顕著な差でもないし比較した数カットだけの判断は書かない方がいい気もするけれど、安定感はTBSの方が僅かに上で、MXはその分情報量が多い、という感じ?

大きな円に近い分布の通り、鮮明でも適度に補間された線で乱れは少なく、縦720の特徴が綺麗の残っていてわかりやすいHV1280。極細の線の使用は控え目で精細感の強い映像ではないけれど、十分な鮮明さを維持しつつジャギ感のない落ち着いたHV画質は悪くない。

2010年7月11日日曜日

戦国BASARA弐 1話


局:TBS
放送日:2010/07/11
評価:HV1280+

番宣は同枠最初?の放送しかチェックしなかったけど、1期同様巨大な分布の精細鮮明HV。横は1440では足りないので縦長感の強い分布になってしまっているのは同レベルの高精細作品では共通の特徴。精細な作画を活かすためにほとんどぼかしもなく線の黒さがしっかり残った高コントラストさもあって、他の作品とは次元の違う映像を見せてくれる。もっとも、その画質が高評価になるかは見る人の好み次第だけど。

拡大率が1に近付くため高解像度作品ではリサイズ時に微妙な揺らぎは出てしまうけれど、ぼかしのない分比較的はっきりジャギの特徴が残っていて、1期同様縦は864になっているように見える。

1536x864は縦横とも16の倍数で16:9になる数字で、デジタル視点では切りがいい。16進表記だと600h x 360h。繰り返しになるけれど、このクラスでは人間的にわかりやすい1600x900を採用している例が多く、1536x864作品は稀。

あそびにいくヨ! 1話


局:tvk
放送日:2010/07/10
評価:HV1280

大きいというほどでもないけれど、十分大きめの円に近いHV分布。全体に明るさを抑え気味で、カットによっては少しコントラスト不足なところはあるものの、作画も十分精細で乱れも少なく十分高画質。ボケなし局での放送であれば、もう少し横の伸びがよくなるだろう。

比較的細い線のため細部ではジャギが出やすく、綺麗に縦720の特徴が確認できるところが多い。雑な確認だけど、横も1280の特徴が比較的はっきり残っているように見える。

これも1280x720にしてしまうのはもったいないくらいの作画だけど、適度に補間が効いて粗が目立つこともなく、視聴環境によってはこの程度の画質の方がテレビの鮮明化処理との相性でよくバランスのとれた映像になることもあるだろう。

さらに上質のHV1280映像も増えてきているので、これでも極めて優秀といえない凄い時代になってしまったけれど、雑な感じもなく出来ることはちゃんとやっているところは評価したい。

まあちょっと白かったけど・・・

ストライクウィッチーズ2 1話


局:tvk
放送日:2010/07/10
評価:HV1280

MX, BS日テレと同じフレーム。

比較しなければ大きな円に近い分布で非常に優秀な分布に見え、普通に見ても十分高画質。逆にMX, BSの方が少し横長の楕円分布になっている。

いくつか存在するボケ局の中でもtvkの劣化は特徴的で、画面全体が同じようにボケるのではなく、画面内で視聴上気にならない要素から情報を削っているように見え、BS11やNHK地上波のような極端に横の伸びが悪い分布にならないこともある(同じくらいボケることもあるけれど)。この作品は相性がよいのか劣化があまり目立たない印象(というほど丁寧に比較していないので適当な感想)。

ぬらりひょんの孫 1話


局:BS11
放送日:2010/07/10
評価:HV1280


MXと同じフレーム。BS11ボケはいつものことながら、MXのかなり優秀な大きな円分布と比べるとかなり小さくなってしまっている。といってもこの分布なので、普通に見ていて画質が悪い、と感じるほどでもない。知らなければ普通のHV画質だと思うだろう。

ここまで違うと比較的容易に判別できる(もちろん局ロゴを隠して見比べて)環境も多いだろう。似た例は過去にもいくつかあるけれど、元が鮮明で大きな分布になるほどBS11の分布の悪さが際立つ。

BS11ボケを除くと基本的には同じ特徴の映像で、元絵の解像度不足が目立つHV1280作品の可能性が高そう。

2010年7月10日土曜日

ストライクウィッチーズ2 1話



局:BS日テレ
放送日:2010/07/09
評価:HV1280

MXと同じフレーム。見比べてもわからない程度の差しかないけど、
僅かながらBSの方が伸びがよい。

フレームを順に比較していくとMXの方が安定したところも見つけられるので、どこを注視するかで優劣は変わってしまうけれど、MXでは潰れてよくわからなかったノイズ効果もはっきり残っていてBSの方がオリジナルの質感に近いように見える。横1920局でもマスターから1920とは限らず、横方向にリサイズした形跡があるので1920を維持した映像ではなさそうだけど。




参考として、EDの文字のある部分の分布。

文字は縦1080で入っているので縦の伸びが非常によいけれど、ノイズの分布は見えるものの横はばっさり切れた分布になる。

文字を入れた段階から放送まで横1920を維持していれば横がこのような切れ方にならないので、1920を維持していないと考えていいだろう。ただ、文字を生成する機器の出力が1440x1080でそれを1920に拡大して合成した可能性は否定できない。

true tearsの公式発表でもマスターは横1440だったり、BShi等他の1920局でも横が切れてしまう場合がほとんどで、BDでも1440から拡大した映像を見かける。徐々に1920化が進むだろうから現状は内部事情を知ってる人しかわからないけれど、映像の特徴から判断した場合1920x1080マスターの作品はまだ少なく、特に放送では1440x1080が主流のようだ。

ヘタリア Axis Powers


局:BS11
放送日:2010/07/09
評価:LB-SD-ip/486(A)

潰れたアプコン分布で、縦に強くボケた状態。分布から考えてレタボ経由だろうけど、アプコン自体は486からの拡大でLB-SDのパターンか。

普通に-ipなので動きのある部分が縞になる劣化に加え、最初からコントラスト低め絵がボケで激しく黒浮きした線になってもやっとした絵になってしまったシーンも多い。

2010年7月9日金曜日

屍鬼 1話



局:フジテレビ
放送日:2010/07/08
評価:HV1280


少し四角感のあるHV分布で、全体ににたような分布になる。演出的な意図もあるかもしれないけれど、カット毎にコントラストのバランスがかなり異なり特に線は非常に暗かったり、かなり黒浮き気味になっていたりと全体としてちょっとちぐはぐな印象。作画要素の話で狙ったのか失敗なのかわからないけれど背景と人物の質感がずれて違和感が強いところが先に気になってしまう。

四角分布になるだけにリンギングも強めだけど輪郭強調効果になっていることに加え作画も十分精細なので、この分布でも良い画質に見える。

補間の効いたリサイズで元絵の高解像度の特徴が強く残っていてわかりにくいけれど、これもノイズ部分に縦720の特徴が確認できるのでHV1280で間違いなさそう。

ストライクウィッチーズ2 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/07/08
評価:HV1280

カットによって差が大きいけれど、よい場所では大きな円に近い分布になる鮮明なHV。全体に明るく見やすいバランスの上、線もしっかり暗くコントラストも高く精細感もそれなりにあり、くっきりHVの見本のような画質。

ジャギ感が残らない程度の僅かなぼかし(補間)はあるものの、静止画で見ると少し周期的な線の乱れも見えてしまうところもあるけれど、鮮明さを優先して結果なので仕方ないところ。解像度不足ぎりぎりの細さの線なのでジャギの特徴はしっかり残り正確に縦720のHV1280。

細部が潰れてしまっているので、この作画であれば売れることを前提にもう少し上の解像度を狙ってほしかったところだけど、普通に見て気になるレベルでもない。圧縮劣化も少なく放送としてはトップクラスの画質なので、これより上をテレビアニメに求めるのは欲張りすぎか。

劇場版ポケットモンスターDP アルセウス 超克の時空へ


局:テレビ東京
放送日:2010/07/08
評価:HV1280+


巨大という感じにはなっていないけれど、境界がはっきりしない大きいHV分布。上下に15ピクセル幅の細い黒帯付きなところも去年の前作の放送と同じで、分布も大差ない。

通常のアニメ部分はグレイン風ノイズがあったようなちらつきがあり、ややソフトな線になっているけれど、その分ジャギ感はなく元絵から十分高解像度だった特徴も確認できる。ただ十分な精度で数字を確認できるところは見つけられず、1080よりは小さいけれど1000は越えているように見える。

アニメではないタイトルの部分は比較的綺麗にジャギが見えているけれど色の劣化も影響して結局よくわからず、フルHDに近い高精細作品ではあるけれど、それ以上の情報を放送映像から確認するには相当時間をかけないと駄目なようだ。

2010年7月7日水曜日

学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/07/06
評価:SD-ibp/486(A)


四角感の強いアプコン分布。全体としてはコントラストは十分でも解像感がなくアプコンらしい画質。

ジャギも見えているけれど線も太めでそれほど気にならない。動く部分はフィールドでの拡大+ぼかしの-ibpのパターンで激しくボケる。



局:tvk
放送日:2010/07/06
評価:SD-ibp/486(A)

tvkも同じ状態。一回り小さくMXより少しボケているけれど、線もあまり細くないので大きな差は感じない。

ぬらりひょんの孫 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/07/06
評価:HV1280

アプコン番宣から、無事HVでの放送。

多少縦に潰れているもののかなり大きい楕円分布。分布だけ見るととても優秀なんだけど、普通に見ていても気付けるようなジャギ感の強い絵で、明らかに解像度不足。線の境界をしっかり残しつつ適度に補間する良く出来たリサイズを行なうとこんな高画質っぽい分布になるのかな?

大画面だと960x540?と疑いたくなるような印象になるカットもあるけれど、逆にこの分布になるような映像なので、適度に離れてみれば高精細感はなくてもそれなりのHV画質で鮮明に見えるだろう。

これも難解な特徴の作品で、ノイズの特徴から撮影解像度は1280x720と思えるものの、元絵の解像度が不足しているカットがほとんどのようだ。撮影時に絵が拡大された特徴が残る作品は少なく、ほとんど作品では元絵を縮小して使っていると思っているけれど、あまり丁寧に確認してこなかったので微妙に足りないという例は多々あるかも。特定のカットで拡大されているという例はうじゃうじゃあるのでそのような演出的な効果部分は除いたお話。カットによっても違うようなのであまり意味はないけれど、粗いジャギがどの程度か1カット調べてみたところ1024x576くらいになっているところがあった。

分類に困るけれど、過去には識別できなかった特徴なのでHV1280に入れてます。本当に1280x720の状態があったのか確信が持てる特徴を見つけていないので追跡調査ということで?付き。

デジモンクロスウォーズ 1話


局:テレビ朝日
放送日:2010/07/06
評価:HV1280+?


大きめの円に近い分布。巨大分布ではないけれど、線がしっかり黒くコントラストが高いくっきり画質でとても鮮明。圧縮の影響と思われる乱れがあり、状態はよくないけれど、動画としてはほとんど気にならないだろう。

これも線周辺の劣化で特徴がわかりにくく、ほぼ静止状態のカットなどでは縦は720より大きく、810に近いように見えるところもありHV1280+のようだ。ただ精度が非常に悪く、時間をかけて状態のよいフレームを探さないとはっきりしたことが言えそうにないので、?付きで保留(あるいは放置)。

まったく動かないカットでもテレ朝だと圧縮のノイズが多く、細部の特徴で判断するには都合が悪い。エンコーダの問題なのかソースからおかしいのかわからないけれど、他局での放送であればもっと簡単に判断できそう。

スティッチ! ~ずっと最高のトモダチ~ 1話


局:テレビ朝日
放送日:2010/07/06
評価:HV1280?

普通に見ていてもそれほど差は感じないけれど分布では少し傾向の異なるところがあり、よい場所では極端に横長の楕円分布になるけれど、下のように小さい円になるところも多い。

この作品もジャギ感の弱い輪郭がはっきりしないHVだけど、夕アニメらしい適度なコントラストはあるので、精細感はそれほどないものの動画としては悪い感じはしない。




リサイズ時の乱れに圧縮劣化も加わったのか線が少し荒れ気味で、静止画ではノイズっぽいがざついた絵になる。ほとんど動きのないカットでも線周辺がブロック的に崩れてしまっていて十分な精度で確認できる特徴がほとんど残っていない。このパターンはテレ朝に多いけれど、放送時の圧縮でなく、それより前から劣化しているのでは?と思えるような不思議な崩れ方に見える。

断定できるような特徴は見つけられず、元絵は十分大きいものの補間の弱いリサイズで線が乱れた感じや、横方向のノイズに1280に近い特徴があるように見えなくもないので?付きでHV1280。

世紀末オカルト学院 1話


局:テレビ東京
放送日:2010/07/05
評価:HV1280

4月の番宣からも特に変化なく、かなり大きな円に近い理想に近い分布の鮮明HV。番宣開始が早すぎてまだ始まってなかったのかという気分になってしまう。

リサイズでの乱れもほとんどなく、遠目にはジャギ感のない最低限の僅かなぼかしで元のコントラストもしっかり維持されていてくっきり感も鮮明さも十分。

分布通りよい状態ではあるけれど、大きな分布で鮮明さを優先するとどうしても細かい部分が1280x720の限界で崩れてしまい、近くで見ると綺麗に縦720のジャギが確認できるところも多くこれも、HV1280。

オオカミさんと七人の仲間たち 1話


局:tvk
放 送日:2010/07/04
評価:SD-ip/486(A)

HV番宣も流されていたけど、これもアプコンでの低画質放送。やや小さめの分布でアプコンとしてはソフトな質感だけど、その分補間も効いて強いSD解像度のジャギ感はなく、低画質化処理も多少は工夫してやったように見えなくはない。

番宣と比べると線が太くなるのはもちろん、SD経由では起こりやすいコントラスト低下もあり、しっかりアプコンという絵に落ちているけれど、ノイズで少し輪郭強調気味なので分布の小ささほどアプコンとしては悪い感じはしない。アプコン処理は普通に-ip/486(A)。




局:TOKYO MX
放送日:2010/07/06
評価:SD-ip/486(A)


MXも同じ状態。いつも通りtvkより少し横に伸びがよく、リンギングっぽい強調効果(といってもリサイズの副作用)も少し強いけれど、画質に注意しながら見ない限り判別不可能と思えるくらいの差。もちろん右上は隠しての比較をした場合の話。

数カットしか見比べてないけど圧縮劣化もtvkより少なく少し安定しているけれど、低画質放送だし視聴は先行でロゴなしtvkの方がいいかな。

みつどもえ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/07/04
評価:HV1280


大きいというほどではないけれど、非常に綺麗な円に近い分布。分布通り補間の効いたジャギ感のほとんどなく、コントラストも低くなりすぎることもなく落ち着いた映像で見やすいHV。

リサイズが優秀で元の絵の特徴がしっかり残っているため非常にわかりにくいけれど、これもノイズに縦720に近い周期の特徴が確認できるのでHV1280で間違いなさそう。BS11番宣は番宣用の映像としてだけの特徴だったようだ。

セキレイ ~Pure Engagement~ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2010/07/04
評価:HV1280+


先行と同じフレーム。先行放送時は常時文字表示付きだったのでその部分はカットしてチェックしているけれど、ほとんど差はなくほぼ同じ画質。気のせいだと思うけれど、高精細な分不要な情報として存在した文字がなくなったことで圧縮劣化が僅かに減っているように見えなくもない。

縦の伸びが少し悪くなっている通り、若干リサイズで乱れが出ている。元が十分高解像度なので普通に見ていてわかるような劣化ではないけれど、静止画で見ると若干線に輝度むらも見えてしまい折角の高解像度映像なのでちょっともったいない。先行での確認の通りやはり縦は844程度の可能性が高そう。中途半端な数字だけど、まだまだ1280x720が主流の中では十分高解像度に分類できる作品。

くるねこ


局:tvk
放送日:2010/07/03
評価:SD-i/486(A)


短編作品。

背景らしい背景画がないことも影響しているのか、少しもやっとした分布になっているけれど上下の隅の特徴の通り最近は少なくなってきた常時フィールド単位に拡大され縞状態のSD-i。偶然なんだろうけどtvkの短編アニメはHV含め縞率が高い。

テレビによっては縞の影響でちらつきも見えるだろうけど、少し太めの線なのでSD-iの悪さはあまり気にならない。

2010年7月4日日曜日

生徒会役員共 1話


局:tvk
放送日:2010/07/03
評価:SD-p/42x?

HV番宣からアプコンに変わったけれど、動きのある部分でもフィールド毎の拡大による縞のないSD-p。

その割りに縦の伸びが悪くSD-iと大差ない分布だけど、縞の影響がない落ち着いた動画はSD-ipとは異なる印象で、ジャギ感もそれほどなくアプコンとしては良い画質。小さい画面など視聴環境によってはHVっぽく感じることもありそう?とはいっても番宣のHVと比較すればがっかり出来る劣化放送。

SD-pと言ったものの、適度なボケでほとんどジャギの特徴がなく、普通に見てもほとんどわからない。無難なリサイズ処理を行ったSD-pは縦長の分布になるので、この分布だとSD時は縦がLBとSDの間の中途半端なサイズに縮小した可能性もあり。強引なフィルタ補正で強調すると縦420近辺の特徴が見えているような、いないような・・・

HV制作作品のアプコン放送では、何故か縦が420近辺に見えるものがいくつかあったけれど、実際のそのサイズにしているのか、何かの副作用でそう見えるだけか不明。

アプコンでの横解像度にはあまり触れてないけれど、横方向はわかりやすい特徴が残っていることが多く720近辺がほとんど。これも横はほぼ誤差なく720になっている。

2010年7月3日土曜日

黒執事Ⅱ 1話


局:TBS
放送日:2010/07/02
評価:HV1280


1期同様大きな円に近い分布の鮮明HV。ノイズ効果もなく圧縮劣化も少ないので放送としてはかなり上質のHV画質。線の荒れもなく適度なコントラストで視聴環境に関係なく良く見えそう。

1期から良い状態だったけれど、補間もしっかり効いた乱れの少ないリサイズで元の絵の特徴がしっかり残り、1280x720より上?と思ってしまうところも多い。線幅の狭い平行線など、ジャギの特徴が出やすいフレームもあるけれど、線は高解像度の元の特徴のジャギになっていても、線周辺のノイズに縦720の特徴が残っているのでHV1280と判断できる。

番宣ではHV縞とかあったけれど、本編は大丈夫そうかな?

祝福のカンパネラ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2010/07/02
評価:SD-ip/486(A)


映像として見た画質の印象からも分布が予想できる大き目の四角分布の普通のアプコン。リンギング的な線周囲のノイズも多く、やや輪郭強調気味のジャギ感の強い絵はこの分布共通の特徴。

すっかりアプコン枠に戻ってしまったMX金曜。

みつどもえ 番宣


局:BS11
放送日:2010/07/02
評価:???

小さめの分布の甘い画質。

細部も潰れ気味で解像度は低そうに見えるものの、SDや960x540程度のはっきりした特長は確認できない。縦方向に僅かな輝度ムラがあり、その周期は縦540より小さい数字ので、輪郭補正付きSD-pアプコンっぽく見える。ただBS11はボケ+圧縮劣化も起こりやすく、確実な要素が何も見つからなので判断保留。

MXで番宣流れているかわからないけど確保してないため、MX本放送で確認ということで。

2010年7月2日金曜日

放送中アニメ評価一覧 2010年7月~9月

2010年7月~9月の放送中アニメ評価一覧です。

2010年10月~12月はこちら
2010年4月~6月はこちら

チェックしている新作でも欠けているものもあります。
個別のチェック記事へのリンクの数字は話数または日付。


作品名評価備考&リンク
NHKG花咲ける青少年HV1280 1
NHKGマリー&ガリー ver.2.0HV1280 1
NHKEザ・ペンギンズ
from マダガスカル
HV1280 1
NHKEはなかっぱHV1280+ 1
NHKEクッキンアイドル
アイ!マイ!まいん!
SD-ip
LB-SD-ip
09/10/28 1
NHKEおじゃる丸HV1280+ 
NHKE忍たま乱太郎HV1280+ 
NHKEこばと。HV1280 1
NHKEマリー&ガリー ver.2.0HV1280 1
NHKEおさるのジョージHV1280+ 1
NHKEMAJOR 第4シリーズHV1280 
NHKEMAJOR 第6シリーズHV1280 1
NHKEスターウォーズ
クローンウォーズ
HV1280+ 1
NTV夢色パティシエールSD-ip
SD-i
21 2 1 番宣
NTVRAINBOW 二舎六房の七人HV1280? 1
NTV名探偵コナンSD-p
HV4:3(リマスタ回)
96 531 503
TBS戦国BASARA弐HV1280+ 1
TBSけいおん!!HV1280 15 2 1 番宣
TBSアマガミSSHV1280 1 番宣
TBS会長はメイド様!HV1280 1 番宣
TBS黒執事IIHV1280 1
フジドラゴンボール改LB-p
HV?
1 番宣
フジワンピースHV1280+ 414 377 367
フジちびまる子ちゃんHV1280+ 09/5/3
フジサザエさんHV1280+ 09/5/3
フジ刀語HV1280 1 番宣
フジ屍鬼HV1280 1 番宣
テレ朝バトルスピリッツ ブレイヴHV1280 2 番宣
テレ朝ハートキャッチプリキュア!HV1280+ 1 番宣
テレ朝スティッチ!~ずっと最高のトモダチ~HV1280? 1
テレ朝デジモンクロスウォーズHV1280+ 1 番宣
テレ朝ドラえもんHV1280? 09/11/20
テレ朝クレヨンしんちゃんHV1280? 09/11/20
テレ東メタルファイト ベイブレード 爆HV1280 54
テレ東ひめチェン!おとぎちっくアイドル
リルぷりっ
HV1280+? 1 番宣
テレ東最強武将伝 三国演義HV1280+ 1 番宣
テレ東ケロロ軍曹乙HV1280 
テレ東しまじろう ヘソカSD-ip 1
テレ東あにゃまる探偵
きるみんずぅ
HV1280 1 番宣
テレ東たまごっち!HV1280 1 番宣
テレ東FAIRY TAILSD-ip 1 番宣
テレ東世紀末オカルト学院HV1280 1
テレ東うちの3姉妹4:3-ip 6 1
テレ東BLEACHSD-ip 196 170
テレ東爆丸バトルブローラーズ
ニューヴェストロイア
SD-ip 1 番宣
テレ東遊戯王ファイブディーズHV1280+ 22 3 2 1
テレ東毎日かあさんHV1280+ 2 SP 番宣
テレ東イナズマイレブンHV1280 17 7 1 番宣2 番宣
テレ東HEROMANHV960 1 番宣
テレ東ポケットモンスター
ダイヤモンド・パール
HV1280 SP 16:9番宣 SP
テレ東NARUTO疾風伝HV1280 376 SP 338 325 279
テレ東伝説の勇者の伝説HV1280 1
テレ東トランスフォーマー
アニメイテッド
4:3-ip 1 番宣
テレ東ペンギンの問題HV1280 34 1
テレ東デュエルマスターズ クロスHV1280-i 34 1
テレ東極上!!めちゃモテ委員長HV1280 1 番宣
テレ東ジュエルペット てぃんくる☆SD-p 1
テレ東ケロロ軍曹HV1280 308 223 220
テレ東SDガンダム三国伝
Brave Battle Warriors
HV1280 1 番宣
テレ東家庭教師ヒットマン リボーン!SD-ip 105 91 83
tvkオオカミさんと七人の仲間たちSD-ip
SD-i
1
tvk裏切りは僕の名前を知っているHV1280 1
tvk学園黙示録
HIGHSCHOOL OF THE DEAD
SD-ip
SD-ibp
1
tvk生徒会役員共SD-p
SD-ip
1 1
tvkストライクウィッチーズ2HV1280 1
tvkあそびにいくヨ!HV1280 1
MXデュラララ!!HV1280 1
MXセキレイ~Pure Engagement~HV1280+ 1 先行
MXみつどもえHV1280 1
MX生徒会役員共SD-p
SD-ip
1 番宣
MXぬらりひょんの孫HV1280 1 番宣
MXオオカミさんと七人の仲間たちSD-ip
SD-i
1 番宣
MX学園黙示録
HIGHSCHOOL OF THE DEAD
SD-ip
SD-ibp
1
MX裏切りは僕の名前を知っているHV1280 1 番宣
MXモンハン日記 ぎりぎりアイルー村
☆アイルー危機一髪☆
HV1280+ 1
MXストライクウィッチーズ2HV1280 1
MX祝福のカンパネラSD-ip 1
BS2GIANT KILLINGSD放送 1
BShiMAJOR 第5シリーズHV1280 1
BShiエレメントハンターHV1280-i 1 番宣
BShiスター・ウォーズ
クローン・ウォーズ シーズン2
HV1280+ 先行1話
BShiGIANT KILLINGHV1280 1 番宣
BS日テレストライクウィッチーズ2HV1280 1
BS-TBSアマガミSSHV1280 1 番宣
BS-TBS会長はメイド様!HV1280 1 番宣
BSJNARUTO疾風伝HV1280 338
BSJポケットモンスター
ダイヤモンド・パール
HV1280 
BSJケロロ軍曹HV1280 1 215
BSJSDガンダム三国伝
Brave Battle Warriors
HV1280 1
BSJペンギンの問題HV1280 1
BSJデュエルマスターズ クロスHV1280-i 1
BSJBLEACHSD-ip 08/4/26
BSJ家庭教師ヒットマン リボーン!SD-ip 08/5/1
BSJイナズマイレブンHV1280 17
BSフジ屍鬼HV1280 
BSフジ刀語HV1280 1
BS11裏切りは僕の名前を知っているHV1280 1
BS11喰霊 -零-
ディレクターズカット版
SD-ip 1
BS11たまごっち!HV1280 1
BS11ゼーガペインHV1280 2 1 番宣
BS11みつどもえHV1280 1 番宣
BS11ぬらりひょんの孫HV1280 1 番宣
BS11PEACE MAKER鐵4:3-ip 1

伝説の勇者の伝説 1話


局:テレビ東京
放送日:2010/07/01
評価:HV1280

よくある横長楕円分布パターン。極端に横長になるものに比べると円に近いといえなくもない中間的な形状で、カットによっては横方向も伸びが悪くなって円に近く見えるところもある。

絵全体は十分なコントラストでも、線が黒浮き気味なので少し甘い感じに見える環境も多そうだけど、ジャギ感もほとんどなくそれなりのHV画質。それでももう少し線がはっきり見える程度に線も暗くして欲しい感じ?

潰れかかってはっきり見えないけれど元はグレイン風ノイズがあって、フレーム毎にノイズのちらつきがある。

わかりやすいジャギの特徴がなく、正確な数字が確認できない。元の絵の比較的高解像度のジャギが少し乱れた状態で、これは1280x720程度に縮小した時に出やすい特徴。OPの「伝説の勇者の伝説」のロゴが正確に横1280になっているので、本編も同じと考えて・・・しまうのは無茶。OPは絵の部分も比較的綺麗に1280x720のジャギが残っていて、本編とは傾向が異なっている。

そこで、本編のノイズ効果での揺らぎを相殺するために動きのないカットの複数フレームを合成し、さらにそのノイズの特徴を確認する、という面倒なことをやってみると、横1280に十分近い特徴が浮き出てくるので僅かに誤差があるとしてもHV1280分類で問題ないだろう。

アマガミSS 1話


局:TBS
放送日:2010/07/01
評価:HV1280


番宣
で見たところより大きな分布で、より鮮明なカットが多かった。その分僅かに四角感のある分布になっていて、絵で見てもジャギ感が残るところもちらほら。

といってもほとんど荒れのないリサイズは理想に近く、HV1280としては非常に優秀。ノイズ効果の少ない絵とTBSのエンコーダの効果もあって放送画質としても安定しているので、欠点らしい欠点はない。

あえて言えばこの程度の線で描くなら、さらに上の解像度を狙って欲しいという点くらいかな?


ぼかしもないので元から高いコントラストの線の特徴もしっかり残り、制服の黒も影響しているのか全体の明るさが少し変わったバランスになっている印象、というのは個人的な感想。

触れ忘れたけれど、大半のフレームで縦720のジャギが確認しやすく、苦労なくHV1280と判断できる映像。