2010年12月10日金曜日

星を追う子ども 特報映像


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2010/12/08
評価:HVFULL


巨大だけど奇妙な分布パターン。

その正体は、過去のだめオネアミスであったフィールドが逆転している異常な縞縞映像。放送事故レベルと言いたくなるくらいのトラブル画質なので、そのうち修正された映像に変わる可能性もあるかな?



ということで問題解消のためにswapfields()した分布。

これも横1440経由なので横は切れた感じになっているけれど、自然な巨大分布になる。分布通り非常に鮮明で精細な映像。

情報量に負けている感じで、動きの少ないところでも圧縮劣化が多く出ている。その影響でわかりにくいけれど縦1080のジャギも多く残っているフルHD相当の映像。新海作品は過去の劇場版もそうだったけど、映画でも16:9で作っていて、元は文字通り1920x1080の映像だろう。PC作画系作品を除くとまだまだ稀なフルHD相当の映像なので、修正した上で見れば十分インパクトのある映像。

宣伝映像は動きの多いカットを選ぶこともあって、動きの大きな部分は劣化も激しく、tvkで発生頻度が高い縦540化現象が起こっているところが多くあった。



サイト:youtube
配信日:2010/11/08
評価:HVFULL

youtubeにある公式フルHD映像の同じ場所の分布。

特に横伸びがよく横方向の細かい描写も潰れることなくよく残っている。動きのあるカットでも圧縮劣化は十分抑えられていて、キッズの不安定さにがっかりするくらい安定した映像。横1920で1ピクセル幅しかない線になっているところもあるからおそろしい。

これぞまさにフルHDの映像!・・と言いたいところだけど、残念ながら理想的なフルHDというわけでもない。キッズにはない縦方向に540周期のムラがあり線が少し階段状に見え、線も僅かに太くなっている。文字を見ると修正後のキッズより縦にボケているのがよくわかる。

1920x540の絵を縦に2倍に拡大したような特徴に見えるものの、実際に縦540の映像と考えるには縦の伸びは良すぎるし、映像としても縦540で表現できる絵ではない。この映像は24pだけど使う必要のないコーミング軽減フィルタのようなものを使うと似た特徴の映像になりそうな感じで近似的に再現することはできるものの、実際の原因やどの段階で劣化したのかは不明。

追記
原因は元はキッズと同じ縞縞状態で気付いた誰かが目立たないように修正した、辺りが真相かな?無難な処理だけど、正しい(というか理想的な)修正でなかったのが惜しい。

追記2
どうやら追記の予想は誤りで、他の1080p映像にも似たような劣化が出ていたのでyoutubeの1080pの癖みたいなもののようだ。


キッズよりも圧倒的に低ノイズで安定しているけれど、細かい描写は大きく削られていてキッズの方がディテールはよく残っている。キッズ、youtubeともいろいろと劣化の状態なのに他ではなかなか見ることのない映像なので、オリジナル映像は本気のフルHD画質と言えそうな凄さがありそうだ。

フラクタル 番宣


局:フジテレビ
放送日:2010/12/09
評価:HV1280


大きめのHV分布ながら少し四角感もある。絵でみてもリンギング風ノイズもあってちょっと汚い感じがするけれど、番宣用の編集で劣化したように見えるので、本放送はもう少しすっきりした絵になりそう?


ジャギの特徴も綺麗に残っていて正確に縦720のHV1280。