2013年11月12日火曜日

機巧少女は傷つかない 6話 でMXの変化を検証


時間がなく書きかけのものがたまっているけれど、11日に再びMXの画質に変化があったので現時点で比較できるこの作品で簡単に傾向を見ておこう。今回は月曜日朝というありがちなタイミングで変わっている。

スペック的にはほぼ固定レートに張り付く状態から映像次第で大きく変化する以前のMXのような挙動に変わり、番組全体のデータサイズも劇的に小さくなった。ただピークは先週までとあまり変わらず、動きの派手なED辺りは先週までと同じレベルの上限に張り付いたような特徴になる。9月末の変化で微妙に色が狂うようになったMXだけど、今回の変化では色に影響はないようで、設定が変わっただけで以前のエンコーダに戻したわけではない。

5話と6話のOPやEDで比較してみると、シーンチェンジでの破綻は若干軽減しているように見えるところが多いものの、9月までと比べると不安定になりやすい傾向はまだしっかり残っている。むしろデータサイズが小さくなった分、情報が捨てられやすくなっていて、動きの少ないところでは細かい描写などは潰れも増えているところが多かった。わずかな映像だけで判断するのは早いかもしれないけれど、シーンチェンジ耐性が微妙に上がった点を除くと、劣化した要素の方が多い改悪に思えてくる。鮮明画質や高精細作品での影響も確認したいところだけど、他作品でも似た傾向になるとすれば今回は(も)失敗と言いたくなりそうだ。

画質視点でなく録画データが大きい問題への対応だったとすると、現状で固定されてしまう可能性もあるけれど、少しでも画質を向上させようとした短期間での変更だとすれば、しばらく調整が続くかもしれない。今回の変化を見る限り設定で大きな改善は望めないかもしれないけれど・・・



MXの変化とは直接関係ないけどこのアニメ5話だけ放送前の素材から少し画質が異なっていて、同等に見える絵のところで比べると分布でも5話の方が横の伸びが良い。画面左隅の欠けもなく、線の輪郭を見ると1920-1440間のリサイズが1往復分少なかったように見えノイズも少なくなっていた。BS11も話数によって違うけれどなぜかMXと異なっていて2, 4話が良い状態だった。他のアニメでは、特定の話数だけ劣化状態の逆パターンもあったりするけれど、普通に見ていて気づかない違いでも放送回によって元から画質が異なる例はそれほど珍しくない。