2020年1月12日日曜日

ソマリと森の神様 1話

局:TOKYO MX
放送日:2020/01/09
制作:サテライト
評価:HV1280+/810

日差し表現やフレーム全体にグラデーションをかけるなど比較的効果多用の影響で黒浮き気味の線が多いけれど、基本は適度に暗い線の高コントラスト映像の鮮明シーンも多い。線の輪郭がとてもなめらかで大画面でも粗さを感じることはほとんどなさそうだけど、細かい描写は潰れ気味で精細感はあまりない。

境界がはっきりしないのでわかりにくいところが多いけれど、リサイズでの乱れは少なく細い線には縦810のジャギが残っている1440x810のHV1280+。

線に注目すると高解像度の特徴に見える滑らかさなので、最近のサテライトの傾向から870以上のサイズを想定して調べたのにその辺りの数字の特徴が見つからず時間がかかってしまったけれど、先入観を捨てて見るとむしろわかりやすいくらいの縦810のジャギがたくさん残っている映像だった。同じものを見ているのに、ちょっとした思い込みでその特徴を見いだせなくなるのは少し怖い体験。

サテライトは2年くらい縦870以上を維持していたのでかなり落ちてしまった印象。

22/7 1話

局:TOKYO MX
放送日:2020/01/11
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280+/900

線の太さのばらつきで黒浮き気味のところもあるけれど、人物が小さく描かれるところでも適度な暗さを維持した線になっていて、シーン感での印象差の少ない映像になっている。

線の輪郭がソフトでくっきり感は強くないけれど、リサイズでの乱れもなく細めの線には縦900の乱れのないジャギが残っていて、元は1600x900のHV1280+。

虚構推理 1話

局:テレビ朝日
放送日:2020/01/11
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280

演出で場所によって印象は異なるけれど、明るいところは適度に暗い線の高コントラスト映像のくっきり画質。全体で見ると輪郭は十分なめらかに見えるけれど、線の輪郭は鋭利で明るいところでは粗さを感じるところがちらほら。

リサイズでの乱れもほとんどなく、縦720の特徴がわかりやすく残っているHV1280で、2020冬2作品目の1280x720。

異種族レビュアーズ 1話

局:TOKYO MX
放送日:2020/01/11
制作:パッショーネ
評価:HV1280+/838, HVFULL(ED)

演出でコントラスト低めの黒浮きが目立つシーンも多いけれど、比較的鮮明なところも少し色味のある線で全体にくっきり感は弱め。意図的にやっているけれどガタガタの線で描いている影響で粗い絵に見えるところが多い。

比較的鮮明に見えるカットでは線の輪郭もはっきりしていてリサイズでの乱れも少なく、整数で16:9にならない縦838の特徴が残っている、1490x838辺りの中途半端なHV1280+。パッショーネは1552x873の後1536x864が2つ続いていたけれど、更に小さくなる逆行が継続している。

デジタル作画が大半の精細なED映像はフルHD制作。