2014年7月12日土曜日

東京ESP 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/11
制作:XEBEC
評価:HV1280


かなり大きな分布になる高コントラストの鮮明画質だけど、少し鮮明さを欲張った作りでジャギ感もあり、上下に折り返したような影が見える分布になるカットが多い。ジャギ感の強い絵でもそれを少しぼかして整えたような特徴で、絵で見ると滑らかに見える線も大いけれど、大画面など環境によっては少し粗さが気にあることもありそう。

これも高コントラストのすっきりくっきり映像。2014夏は効果控えめで比較的癖のない鮮明画質のアニメが極端に多い。

フルHDへの拡大では特に乱れもなく縦720のジャギもはっきり残っていて、これもHV1280。ただ、周期的に少し崩れて見える線になっているので撮影時は鮮明さを優先したようなリサイズを使っているように見える。

信長協奏曲 1話



局:フジテレビ
放送日:2014/07/11
制作:フジテレビ
評価:HVFULL

全体が上のような分布になるわけではないけれど、縦の伸びは非常に良いのに、横はフジテレビボケの影響で伸びが悪く、極端な縦長分布になる。全体では強めのぼかし効果を使っているカットが大半で、下のような小さい分布になるところの方が多い。


100%ではないけれど、ほぼすべてと言っていいくらいの割合でズームやパンなどのカメラワーク的な動きがある。その微妙な動きの影響か絵を拡大して使っているように見えるところもあるけれど、特に線が細いところを見ると乱れのない縦1080のジャギが綺麗に残っている文句なしのフルHD相当のカットが大量にあり、まさかのフルHDアニメだった。放送映像では判断できないけれど、粗く見えるところも細部が荒れやすいフジテレビの圧縮劣化が原因かもしれない。

下のようなボケ気味のカットでも細かい描写には縦1080のジャギがしっかり残っているので、ぼかし効果の使い方が違うだけで全編フルHDで作っているようだ。



調べていないので誤解かもしれないけれど、EDを見るとモーションアクターがある一方、トレースとして33人もクレジットされているのでロトスコな作りのカットが多い映像に見える。CG含め、手法的には特に目新しい技術でもなく、不自然さが気になるカットは多いものの、制作側が慣れてくればもっと魅力的な映像になるかも、と思えるくらいにしっかり作っている印象。

どの程度余裕を持って作り始めたのか知らないけれど、かなり面倒な作りのフルHD制作映像なので、最後までちゃんと完走できるかが心配かも。

真 ストレンジプラス 1話


局:tvk
放送日:2014/07/11
制作:セブン
評価:HV1280

tvkということも多少は影響しているだろうけど、平均的なアプコンより小さい分布になる極端なボケ画質。ボケに加え線も黒浮きした極端な淡い低コントラスト映像なので、くっきり画質が流行っている夏アニメの中ではアプコンを疑いたくくらいの絵に見えてしまうこともありそう。

1期もどちらかというとソフトな映像だったけれど、ここまで強いぼかしはなかったし、明るさを抑えた暗めの絵でも線は適度に暗かったので
十分鮮明に見える画質だった。

拡大して見るとボケているよりかなり荒れた絵で線の乱れも大きい。圧縮が主因と思える8ピクセル周期の崩れも目立つので、元から崩れていたわけではなさそうだ。

tvkで起こりやすい縦540化現象も確認でき、さらに8ピクセル単位の崩れの影響で1080の5/8の縦675っぽく見える特徴も多いけれど、断片的には縦720に見えるジャギが残っているように見えるので、元は普通に1280x720だろう。

六畳間の侵略者!? 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/07/11
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280

ここより一回り小さい円に近い分布になるところも多いけれど、特に鮮明なところは大きな円に近い分布なる。線はしっかり暗く比較的太いことに加え僅かに輪郭強調もあり、夏アニメの中でもメリハリのあるくっきり画質に見える。

それでも鮮明さを欲張ったような特徴もなく、ジャギ感のない滑らかな線がほとんどで、環境を選ばず落ち着いて見やすい映像に映りそうな
作りになっている。

リサイズでの乱れもなく縦720のジャギも綺麗に残っていて、これもHV1280。

去年のんのんびよりで久しぶりにHV1280+に復帰したシルバーリンクも1作だけであっさり1280x720に戻り、そのまま安定してしまった。