2012年4月10日火曜日

黄昏乙女×アムネジア 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/09
評価:HV1280


tvkと同じところ。一回り大きな分布で鮮明になっただけでなく、線の乱れや潰れも減ってすっきりした絵になっている。

tvkは線の乱れや縦540か現象も大量に発生して酷く荒れていたので、tvkとの相性が非常に悪い映像と言えそう。とはいってもtvkでは背景のディテールが失われてのっぺりした絵になっていたり、微妙なボケでも細かい描写が潰れているところも少なくない。

ただ、比較的暗い絵なのでtvkの劣化がはっきり見えるようなことも少なく、それほど違わない映像に見える環境も多いかも?


MXでも線には元絵の特徴が強く残っていてわかりやすいジャギは残っていないけれど、線の周囲のノイズには縦720の特徴もtvkよりはっきり残っている。

君と僕。2 2話


局:テレビ東京
放送日:2012/04/09
評価:HV1280


絵で見ると1話よりは鮮明に見えるところが多かった印象だけど、2話も似た1話に傾向で縦長分布になるところが多く、一部小さめの円分布になるカットもあった。


意図的なぼかし処理のようだけど、低画質化とも思えないので理由を妄想してみよう。分布傾向が異なる映像はそれぞれ別のところが作っていて、下のようなJCにありがちな小さめの円分布になるところは本家JCフィルタで最初からボケていたところ。一方上はJCフィルタのかかっていない少し鮮明な映像で、下のカットとの印象差を軽減するために後からぼかし処理を追加して近づけた結果、特徴が異なる分布になったとか?


なぜ下のような縦横同じくらいの強さのぼかしではなく横方向だけぼかしたのか、を考えてみると、既に60iで完成に近い状態の映像に後からぼかし効果を加えようとしたとき、縦方向にも普通にぼかすためには、正しいフィールドを組み合わせて正常なフレームを作って処理し、また分けるという面倒な処理が必要になるけれど、完全に横方向だけのぼかし処理にすれば60iのまま処理しても前後のフィールドの情報が混ざるという問題を回避できる、という辺りが理由かも。

いつも通りすべて憶測の話だけど、ミスというわけではなさそうだし、今後も似た傾向で続きそう。放送回によって多少傾向も変わるかもしれない。


ここも少し縦長っぽく見えるけれど、上の状態のカットより縦の伸びが悪く、逆に横は少し良くなって円に近い分布になっている。

JCに限らないけれど小さめの円分布はJC標準といってもいいくらい過去のJC作品でも多かったパターン。

這いよれ!ニャル子さん 1話


局:TOKYO MX
放送日:2012/04/09
評価:HV1280


番宣にもあったけれど、周囲に影があり2重の分布に見えるところの方が多かった。明るい高コントラストのすっきり鮮明画質だけど、最近のアニメでは珍しいくらいジャギ感の強い線で静止画で見ると線のガタガタさが気になるところもある。

ジャギ感軽減のためか少しぼけた絵で部分的には線の黒浮きも気になるけれど、適度な暗さを維持しているところが大半なので気になるようなボケ感はない。ぼかし処理だけでは2重の分布にはならないので、ジャギ感が気にならないところまでぼかしてから、シャープ系フィルタで鮮明な方向に戻した状態なのかもしれない。

最初からこの画質にしようとしたのではなく後処理で調整したらこの絵になった、くらいの雑な作りに見えるけど、結果的に独特な質感になっている感じもするし、悪いと感じる人もあまりいないかも?

縦横とも1280x720のジャギがはっきり出ていて、とてもわかりやすいHV1280。