2011年12月25日日曜日

トムとジェリーのくるみ割り人形


★4:3アニメです

局:BSプレミアム
放送日:2011/12/25
評価:4:3-ip/486(A)


装飾サイトパネル付き4:3映像。wikipedia情報によると元は16:9のHDで、サイドカット状態ので放送のようだ。

4:3らしく横に長い分布になっているけれど、左右は少し暗くなっていて、中央の明るい部分だけで見ると、普通の16:9のスクイーズアプコンに近い分布に近い。元が高解像度の映像をSDにしているので全体にジャギ感の強いガタガタの線になっているけれど、4:3の部分では横540程度しかななく、映像としても16:9のSDの状態をサイドカットした特長になっている。少し暗い状態で横伸びが良いのはリサイズの副作用ノイズの影響のようだ。ということで、これもSD化+サイドカットというかなり酷い低画質化放送と言える。コンポジ経由ではないのが救い。海外のHD放送でも意図的な低画質化とかあるのかな?

装飾サイドパネルはHD解像度なので、オリジナルHD映像を16:9のスクイーズSD化し、それをSD-ipでアプコンした後、HD解像度のサイドパネルで重ねて4:3化したような状態。別の処理過程でも同じ特徴になるのでこの通りとは限らないけれど再現手順としてはそんな感じ。

今回の放送映像には元のHDがどの程度の解像度なのか推測できるような特徴は残っていなかった。

映画並みにぬるぬる動くわけではないけれど、平均的なテレビアニメよりは動きも多いので-ipアプコンで縞になっているところが非常に多く、普通に縞解消するだけでも落ち着いて見やすい映像になる。

Carnival Phantasm 3rd Season CM



局:TOKYO MX
放送日:2011/12/24
評価:HV1280


OVACMも見ておこう。

大きく綺麗な円分布の明るいすっきりHV画質。このフレームは十分大きな分布になっているけれど、コントラストを抑えたソフトなカットもあり、もっと小さな分布になるところも多い。

大きく動くところでは圧縮劣化も相応に出ているけれど、そのソフト加減が効いている感じでノイズの目立たない安定した放送画質になっている。

リサイズも上質で乱れも少なく元絵の特徴もよく残っているので線に注目すると少し解像度高い絵に見えるけれど、線の周囲のノイズには正確に縦720のジャギも出ていて、これもHV1280。

Fate/Zero 2ndシーズン 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2011/12/24
評価:HV1280+

1期1話と大差ない横長の楕円分布で、特に変わることもなく、後半もまだまだ貴重な夜アニメでのHV1280+映像作品になりそう。

引き続き縦855のようで、横1440の放送でも1520近いジャギがはっきり残っているフレームも多くあった。

武装中学生 ショートアニメ


サイト:youtube
配信日:2011/12/22?
評価:HVFULL

枠に入りきらないような巨大分布の精細HV。

縦横とも1920x1080のジャギが残っている文字通りのフルHD映像だけど、ジャギ感の強い線で粗が目立つカットがあったり、撮影処理時のリサイズの副作用なのか少し輪郭強調気味なところもあり、全体にちょっと雑な作り。とはいえまだまだ貴重なフルHDアニメ映像であり、精細感も抜群。

かなりの低予算なのか動画節約が露骨でカメラワーク的な動き以外ほとんど動きがなかったり、動いていてもループしまくりだったりと、アニメというより動く紙芝居っぽい映像に見えてしまう。しっかり動いているカットもいくつかあり工夫した表現も使っているけれど、テレビアニメ全体のレベルが高いだけに見劣りしてもったいない出来になってしまっている感じ。独立したアニメ作品でないし高望みしすぎなのかもしれないけれど、もっと短くしてでも密度の高い映像の方が印象に残りそう。というのは画質とは関係なさ過ぎる個人的な感想。