2011年7月4日月曜日

異国迷路のクロワーゼ 1話


局:tvk
放送日:2011/07/03
評価:HV1280


少し控えめな分布でなんとなく六角形っぽくなるところが多い。全体のコントラストは高いけれど線は僅かに黒浮き気味で、極端なくっきり感はない分作品に合った落ち着いた映像になっている印象。

ガンマ低めで暗部はしっかり暗いので視聴環境の黒の表現力が試されそうな映像。勝手解釈だけど、情報量の多い背景がやかましくなり過ぎないように補正したようにも見え、カットごとに光表現が凝っていて面白い。

ノイズ効果があるようには見えないけれど、グラデーションのディザ辺りが影響しているのか、線周辺のノイズやtvk特有の縦540化が起こっているところが比較的多く、MXの方が安定感のある絵になりそう。

540化している辺りは元映像の特徴がほとんど消えているので解像度評価には使えないけれど、多いとっても割合としてはそれほど高くなく、縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。

劇場版 文学少女


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/07/03
評価:HV1280


大きめの円に近い分布で映像としては鮮明なHVだけど、線の黒浮きが激しく分布の割りにはボケという表現を使いたいくらいソフトに見えるところが多い。細い線で描いた絵をぼかすとこんな感じのはっきりしない絵になりやすい。この分布なのでぼかしが強いわけではないけれど、撮影時に絵を縮小するリサイズに副作用としてのボケ効果が影響したものだろう。

さらに演出的にコントラストが下がる効果や、遠近表現でのぼけもあり、鮮明に見えなくなるような要素がとても多い。視聴環境にも影響されやすいけれど、はっきりしない絵と感じる時はテレビの設定を限界までシャープにすると見やすくなるかも。

こんな質感になってしまうくらい細い線での描写が多いので、縦ジャギがわかりやすく出ているところがほとんどでこれもHV1280。

劇場版でも黒帯なしの16:9もよくあるパターン。横1440経由の映像というのも、いつも通りのキッズ。

文学少女 メモワールIも同じ特徴なので省略。