2015年4月14日火曜日

~2015春 局の動向

去年のMXの劇的な画質劣化以降は今月のtvkまで大きな変化はなかったけれど、地味に変化した局もあるので簡単にまとめておこう。

最近の局別のビットレートグラフ。 上段BS、下段地上波で、1画像にまとめているけれど、条件は去年と変わっていません。


ここではチェックしていないけれど、深夜アニメの同クール放送もあったDlife(258)も追加。キッズステーション(330)は地デジと大差ないので下段。数字でわかると思いますが、236がBSアニマックスで、031はtvk。

MX(091)が凹みっぷりが酷いけれど、今月変化したtvkも変更後は僅かに下がっている。


2014/06/02、テレビ朝日に変化があったので1年程度の期間のグラフ。12月が狭くなっているけれど1週ほどトラブルで欠測したため。

去年の5月まではビットレート変動がそれなりにあったけれど、6月以降は張り付きというほどではないけれど上限からほとんど落ちない傾向に変わっている。データもその分大きくなったので、録画データのサイズ変化に気付いた人も多いだろう。

データが増えた分、情報量の多い映像になったとか、安定感が増したという変化はありそうだけど、何となく以前より圧縮劣化が少なくなったような気がしないでもない?というくらいの差で、変更前後の映像を比較しても明確に変化したと言えるところは見つかなかった。ただ、同一画像で比較出来るデータが僅かしかなかったため、はっきりわかるような変化が出ていた映像もあるかもしれません。

去年から変わったのはtvkのみだど量子化行列設定のまとめ。

設定型採用局
標準型 日本テレビ
TBS
テレビ朝日
テレビ東京
tvk (2015/4/6~)
BS1, BSプレミアム
BS日テレ
BS-TBS
BS朝日
BSJAPAN
BS11
BSアニマックス
キッズステーションHD
Dlife
MX型 TOKYO MX
TwellV型
(旧tvk型)
TwellV
NHK型 NHK-G
NHK-Eテレ
フジ型 フジテレビ
BSフジ



tvk型はtvkとTwellVの2局のみだったけれど、tvkが抜けたので分類名はTwellV型に変更。

トリアージX 1話 でtvkの変化を検証



局:tvk
放送日:2015/04/09
制作:XEBEC
評価:HV1280


4/6、代表的なボケ局だったtvkのエンコーダが変わったのでMX1話と比較してみよう。下はMX1話の画像をそのまま再掲。

MXとほぼ同等の分布で、以前ように必ずMXより小さい分布になったtvkのボケは無くなっている。今回の変更でtvk型の量子化行列設定が標準型に変わった。

このアニメで比較すると、MXよりもノイズ効果の粒の潰れが少なく、元映像の特徴を良く残す傾向が強いようだ。その分若干不安定で、キー局に多い安定さ優先の画質にはなっていないように見える。

もちろん比較対象をMXとした時はtvkの方が安定して見えるのは言うまでもなく、MXが落ちただけど完全に逆転。ただ、アニメ視点では放送作品数が激減しているだけにtvkの存在感は希薄なままになってしまいそう?



局:TOKYO MX
放送日:2015/04/08
評価:HV1280

グリザイアの迷宮


局:TOKYO MX
放送日:2015/04/12
制作:エイトビット
評価:HVFULL

果実と大差ない巨大分布の鮮明精細HV。

引き続きシネスコサイズで、黒帯の幅もまったく変わらず同一フォーマットで再開。黒帯込みで縦1080のジャギがはっきり残る特徴もそのままで、映像としてはフルHD相当。
 
再確認するまでもなさそうだけど、タイトルが変わるので楽園もチェック予定。