2014年5月7日水曜日

GJ部@


局:BS日テレ
放送日:2014/05/05
制作:動画工房
評価:HV1280, HV1280+/810(OPのみ)


初期のCMはぼかし効果の強いはっきりしない映像だったけれど、同じ絵のところで比較しても少し鮮明な映像に変わり、特に鮮明なところは十分大きめの円に近い分布になる。ただ、少し角ばった感じの分布になるところが多く、若干線にゆらぎが出ている。

少し乱れはあっても縦720の特徴もしっかり残っていて、本編は番宣から変わらずHV1280。

OPはテレビシリーズの絵をそのまま、背景だけ入れ替えたようなカットがほとんどだけど、比較的安定したカットを見ると縦810に近いジャギが残っているので、動画工房HV1280+標準の1440x810で作っているようだ。テレビシリーズのOPはBDで見ると縦720の特徴がはっきり残っていたので高解像度映像に変わっている。

去年はHV1280+常連だった動画工房も今年に入って1280x720が続いたけれど、夏新番のPVも1440x810になっているので多くの出戻り制作のようにすべて1280x720に戻すつもりではないようだ。去年もGJ部の大半の回含め1280x720で作ったアニメもあったし、IGのように作品によって使い分けるスタイルが続くのかも?

グスコーブドリの伝記



局:日本テレビ
放送日:2014/05/05
評価:HV1280


BS11で放送された特番の映像も見ているけれど、本編の映像で再チェック。

背景が鮮明なところが多いのでキャラより背景が目立つカットではもっと大きな分布になるところも多い鮮明HVだけど、キャラ中心のカットでも大きな円分布になるところがほとんど。

特番と比べると作画修正されているカットもある、別ソースの映像で直接の比較にはあまり意味がないけれど、BS11の映像の方が背景も緻密で、少し鮮明な映像になっていた。

荒れて見えるほどではないけれど、圧縮に影響しやすいグレイン風ノイズを使っている感じでモスキートノイズが多く、細かい描写の潰れ多くなる原因になっているようだ。


フォーマットは特番から変化なく上下22幅の黒帯付きビスタもそのまま、その黒帯込みで正確に縦720のジャギがはっきり残っていて1280x720の映像の上下隅を少しマスクしたような作り。

最近でも1280x720クラスの映画は珍しくないけれど、特番でも触れた通り極端にジャギ感の強い線になっているところが多く、大画面で見るとガタガタな線が見えて気になってしまうこともありそうな映像は、2012年公開作品としては物足りない。作画面では特に不満のない出来だけに、ちょっと雑にも見える粗い絵にしてしまったのがもったいない。

アルドノア・ゼロ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2014/04/19
制作:A-1 Pictures+TOROYCA



絵の影響で少し歪んだ形になっているけれど、大きめの円に近い分布。軽微なグラデーション効果を多用していても、線もしっかり暗い高コントラストの癖のないすっきりくっきり画質になっている。

作画時の線が細く解像度限界でのジャギの特徴もはっきり見えるけれど、絶妙なぼかし効果で絵で見ると線も非常に滑らかに見え、バランス志向のHV画質としては欠点らしい欠点もなく良く出来ている。

リサイズでの乱れもなく、縦720のジャギもわかりやすくこれもHV1280。