2013年7月24日水曜日

幻影ヲ駆ケル太陽 1話


局:BSアニマックス
放送日:2013/07/24
制作:AIC
評価:HV1280

MX, tvk, BS11と同じところ。


MX, BS11に近い分布。ノイズが多く周囲が明るくなっているけれど、BS11がブロックノイズっぽい劣化が目立つのに対し、BSアニマックスはモスキートノイズが優勢でBS11よりは線の乱れも少ない。

MXの方がすっきりした絵で線の乱れも抑えられているけれど、背景の描写を見るとBSアニマックスの方が潰れが少なく、少し緻密な絵になっている。MXの方が欠点の少ない映像という感じはするものの、好みや環境次第でBSアニマックスの方が好印象になるかも?

BSアニマックスの中では圧縮劣化もしっかり抑えられて十分安定して見えるし、相性の良い作品と言っていいだろう。

2013年7月19日金曜日

げんしけん 二代目 1話


局:BSアニマックス
放送日:2013/07/18
制作:Production I.G
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。

伸びはMXに近いものの、ノイズが多く周囲がかなり明るくなってもやっとした分布になっている。

動きのないところでも線が荒れ気味で、
地味な動きでもブロックノイズが出やすくノイズの見えやすい環境では汚い絵に見えてしまう。BSアニマックスではもっと酷い画質になってしまう作品もあるけれど相性はかなり悪い。鮮明さではtvkより上でも、tvkの方が線の荒れは少ないので、tvkの方が落ち着いた絵で見やすい環境も多くなりそう。

2013年7月18日木曜日

ロウきゅーぶ!SS 1話


局:BS11
放送日:2013/07/17
制作:project No.9
評価:HV1280


MX1話と同じところ。

ほとんど変わらない大きさだけど、BS11の方がノイズが少し多く周囲が明るくなっているところが多い。

動画ではほとんど変わらない印象でも、拡大してみると線に圧縮劣化の影響で乱れがあり、MXの方が細く引き締まって見える。ノイズも元からあるノイズ効果が残っているというより、圧縮劣化で発生した感じで少しざらついた特徴になっている。
 
背景もそれほど情報量の多い絵ではないので特にどちらかが緻密に見えるほどの差もなく、これもMX向きのアニメと言えそうだ。

2013年7月16日火曜日

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 1話 でBS-TBS色話


局:TBSチャンネル1@旧e2
放送日:2013/07/07
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280

最近増えつつある、放送終了直後のTBSチャンネルでの再放送。先に画質視点で見ておこう。

TBS, BS-TBSの1話と同じところ。

TBSに近い分布でも横が少し切れてTBSチャンネルの伸びが一番悪い。ノイズもTBSより多く
周囲が明るくなっている。動きの少ないカットのこのフレームではほとんど差は感じないけれど、動きのある部分は6月までの劣化画質のBS-TBSと比べても圧縮劣化が目立つくらい不安定に見える。

CMなしで余分な表示も少なく、この作品では最後の提供劇場も提供クレジットなしで見ることができるなど有料局らしい利点はあるものの、大幅に安定感を増した7月以降のBS-TBSと比べるとがっかりするくらい荒れた映像になっている。



BS-TBSが変わった7/1を跨いで放送された3作品の一つということで、OPの映像で色を比較してみよう。僅かな違いを極端な補正で強調した状態のため、厳密な差ではなく傾向としてみてください。

局間比較の前にTBSの1話と11話で比較
OPは少し修正が入っているけれど変化していないカット
僅かに色の揺らぎは見えるものの全体にグレーに近い状態
こんな感じになれば同じ色と言える
TBSと6月のBS-TBSの比較
元の色次第で影響度も変わるけれど
BSの方が全体に緑がかっていた
局間比較でここまでズレていたのは旧BS-TBSだけ
TBSと7月のBS-TBSの比較
今までとは違う傾向でTBSから少しズレた色になっている
極端に強調しているので色もはっきり見えるけれど
絵ではどこが違うかわからないくらいの差しかない
TBSとTBSチャンネル1でも比較してみる
TBSとほとんど同じ色に見えたTBSチャンネルも
7月以降のBS-TBSに近いズレがあった
TBSチャンネル1と7月のBS-TBSを比較
劣化の多さが影響してTBS同士の比較より色が見えるけど
この状態であればほぼ同じと考えていいだろう

TBSとBS-TBSはまだ僅かに違う色になっているけれど、BS-TBSとTBSチャンネル1は同じ色、が現状のようだ。両方間違っている可能性含めTBSと新BS-TBSのどちらが正しいかは単純な比較だけで判断できないけれど、TBSと共通の色の局が多く、それらの局とBDで一致するものが多数存在することからTBSが正常・・・で大丈夫だろう。


色が他と異なる局はBS-TBSだけではないし、同じ局の同じ番組,CMでも色が違うこともある。BDと放送で非常に良く一致するものもあるのに一致しない例も結構多かったり、正常な色の局同士の比較でも一致したりしなかったり・・・と、デジタル時代になっても色に関してまじめに考察するのが馬鹿馬鹿しいくらいのカオス状態が続いている。ちなみにこのアニメもBDとTBSで色が僅かに違うパターンで、もちろん新BS-TBSとも一致しない。色の話は同じ締めになってしまうけれど、他の映像と比較しなければわからないような色の違いは、これまでもこれからも気にしない方が良さそう。

とはいえ、突出しておかしな色だったBS-TBSが気にならないレベルにまで改善したので、過去の比較から推定した局の傾向をまとめておこう。少ないサンプルでしか確認できない局や、同じ局同士の比較でも映像次第で一致したりしなかったりするため、あまり正確な情報ではありません。分類も傾向が似ているという程度の雑なもの。

ほぼ正常 日テレ TBS テレ朝 テレ東 MX BS日テレ BSJAPAN キッズ
TwellV型プチズレ TwellV BS朝日
tvk型微ズレ tvk フジテレビ BSフジ
BS11型微ズレ BS11 BSアニマックス
新BS-TBS型微ズレ BS-TBS(2013/7~)
旧BS-TBS型激ズレ BS-TBS(~2013/6)


他の局はデータ不足、あるいはちゃんと色を意識して確認したことがないため判断できず。正常と思われる局同士で比べても色が違うことも珍しくないけれど、特にキッズは一致しない作品が多い。

超次元ゲイム ネプテューヌ THE ANIMATION 1話



局:BS11
放送日:2013/07/15
制作:david production
評価:HV1280


BSアニマックス, MXと同じところ。


BS11はMXに近い特徴で、BSアニマックスよりは劣化も目立たず比較的安定して見える。

それでもMXと比較するとノイズも多く、圧縮劣化での線の乱れあり、細かい描写も潰れ気味。MXとの相性の良いアニメというよりは、放送には厳しい特徴の映像なのにMXはうまく誤魔化して劣化を抑え込んでいる印象。




局:tvk
放送日:2013/07/14
評価:HV1280


他局より一回り小さい分布になるいつも通りのtvk。

他作品より特にボケが強くなっているわけではないけれど、元から黒浮きしていた線が多い明るい絵が災いしてボケの影響で極端な黒浮き状態になり、分布以上にはっきりしない絵に見えてしまう。

2013年7月15日月曜日

ローゼンメイデン 1話


局:BS-TBS
放送日:2013/07/13
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873


これもTBS1話と同じところ。

BS-TBSの方が横の伸びが良く、少し鮮明な絵になっているけれど、相変わらず横は切れたような特徴で横1440経由のソース。

拡大してみると線の輪郭は僅かに鋭利になっているけれど、絵で見比べると鮮明さではTBSと大差なく、どちらも非常に精細で鮮明なHV画質に見える。このアニメでも一番の差は背景のディテールで、BSの方が圧倒的に緻密で情報量の多い絵になっている。BSと比べるとTBSは少しのっぺりした簡素な絵に見えてしまうくらい、微妙な描写が潰れて失われてしまっていた。

安定性はTBSの方が上で圧縮劣化はBSの方が目立つけれど、大きく動くところはTBSでもしっかり劣化が出ているし圧倒する程安定しているわけでもない。多少ざらついて見えるとしても、高精細HVの特徴がしっかり残っているBSで見ないともったいない作品かも?

ステラ女学院高等科C3部 1話


局:BS-TBS
放送日:2013/07/13
制作:GAINAX
評価:HV1280


TBS1話と同じところ。


TBSとあまり変わらない分布で、絵で見ると違いがわからないところも多い。線に注目すると、このアニメのような淡い質感を苦手としているのかTBSより線の輪郭が少しボケて見えるところが多く、BSの方がはっきり鮮明に見えるようなところは少なめ。

線は特に鮮明でなくても背景の微妙な描写は非常に良く残っていて、BS局らしい緻密な絵になっているところが多く、細かい描写の多いシーンはTBSよりかなり情報量の多い映像になっている。

その分やはりBSの方が圧縮劣化が出やすく、動きのあるなしに関係なくTBSの方が安定して見える。ノイズの見えやすい環境ではTBSの方が良く見えることもありそうだけど、情報量では圧倒しているし、劣化が気になるようなところは稀なので、ノイズが見えにくい環境ではBS-TBSの方が明らかに上、と感じられるくらい良く見えそうだ。

恋愛ラボ 1話


局:BS-TBS
放送日:2013/07/13
制作:動画工房
評価:HV1280+/810


TBS1話と同じところ。

ノイズが多く周囲が明るくなっているけれど、BS-TBSの方が少し大きな分布になっている。

ノイズが多いといっても、グレイン風ノイズ効果の粒が潰れず良く残っているためで、BSの方がオリジナルの質感に近い状態だろう。1920化の時点でTBSより鮮明に見えるアニメが多くなっていたけれど、比較的高精細なこのアニメもBSの方が線も細く引き締まって少し鮮明に見える。

背景の描写も良く残っていてBSの方が緻密な絵になっているフレームも多い。ただ地上波より情報の多い絵になっている分、動きのある部分ではTBSより圧縮劣化が多く線も崩れ気味。それでも以前のように情報が酷く欠落したブロックノイズはほとんど見られず、劣化も線が少し荒れる程度の軽微なもので、BS局として優秀というほどでないにしても以前の状態からは劇的に改善している。

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 1話



局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280


MX1話と同じところ。

これもMXとほとんど差のない分布だけど、BS11も特にノイズは多くない。比較的差のない分布でも、絵で見ると結構特徴に違いがあり、BS11の方が背景の描写が潰れ気味で少しのっぺりしたすっきり画質になっている。

その分BS11も圧縮劣化が抑えられて比較的安定した画質になっているけれど、その状態でも安定感はMXの方が少し上で、これもMX向きの特徴のアニメと言えそう。普段とは逆の傾向だけど去年のカンピオーネもこの逆パターンの特徴だった。




局:tvk
放送日:2013/07/13
評価:HV1280


ボケの影響を受けやすい特徴なのか横の伸びがかなり悪く、縦長っぽく見えるところが多いtvk。

暗いシーンは線も黒に近いのでそれほど気にならないけれど、明るいところは元からあまり黒くない線がボケの影響で激しく黒浮きしてはっきりしない絵に見てしまう。テレビの鮮明化処理次第で多少は誤魔化せるとしても、他局と印象が変わるくらい甘い絵に見えてしまう環境も多いだろう。

サーバント×サービス 1話


局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


MX1話と同じところ。


MXとほとんど変わらない分布でも、僅かにノイズが多く周囲が明るくなっている。

ノイズ効果が潰れず良く残っている感じもするけれど、その影響で圧縮劣化増え、動きのほとんどないところでも線の乱れや背景の崩れが目立つ不安定な画質。

BS11も荒れて見えるほどでないけれど、安定さでも情報量でもMXの方が上なのでMXと相性の良い映像と言っていいだろう。

<物語>シリーズ セカンドシーズン 猫物語(白)


局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:シャフト
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。

MXより僅かに横の伸びが良く、線少し細く見える一方、圧縮劣化はMXより目立ち線も少し乱れ気味。

BS11と比較してみるとMXも圧縮劣化もしっかり出ているし、MXで悪いフレームを選べばBS11の方が良く見えるところも結構多い。

はっきり優劣をつけられるほど差もなく、
特徴は違っても点数をつければ同じくらいと書いて誤魔化すパターンだけど、ノイズの見えやすい環境ではシーンチェンジの劣化が気になる分、MXの方が良く見える環境が多いかも。

幻影ヲ駆ケル太陽 1話


局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:AIC
評価:HV1280

MX, tvkと同じところ。


MXとほとんど差がない分布でも若干ノイズが多め。それでも荒れた感じもなく、BS11もすっきりくっきり画質に見える。

MXより線も細く引き締まって鮮明に見えたり、ディテールも良く残っているところもあるけれど、圧縮劣化でMXより細かい描写が潰れてしまい、MXの方が緻密な絵に見えるシーンが多い。僅差でもMXの方が良く見えそうだ。

八犬伝 -東方発見異聞- 14話


局:BS11
放送日:2013/07/13
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/869

MXと同じところ。

BS11も横1440経由で横がばっさり切れた分布になっているけれど、MXより横の伸びが良く線も僅かながら引き締まって見える。

背景の描写も潰れが少なく、MXより緻密な絵になっている。ノイズ効果がMXよりはっきり残っていて少しざらついて見えるけれど、元の映像の特徴が良く残っていると言うべきかな。

シーンチェンジを中心に圧縮劣化がMXより目立つところはあるものの、劣化が見えやすい環境以外ではBS11の方が良く見えそうだ。

君のいる町 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/07/13
制作:GONZO
評価:HV1280


極端な横長分布で縦に強くボケた絵になっている。

比較的暗い線で描いているので水平に近い線が黒浮き気味になっていても、鮮明に見えるカットが多い。

演出としてのぼかしも多用していて、縦の伸びの悪さは独特な質感を狙った意図的なぼかし影響の可能性もありそうだけど、縦方向に少し絵が荒れた状態になっているので、おそらく技術的な問題だろう。

縦ボケの影響で縦方向はCGっぽい特徴の部分でも十分な精度で確認できないけれど、横方向は乱れも少なく1280の特徴が残っていて、これもHV1280で間違いなさそう。OPも、アニメとしての動画皆無のEDも本編に似た特徴で、全体が縦ボケ状態になっている。

ふたりはミルキィホームズ 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/07/13
制作:J.C.STAFF, ノーマッド
評価:HV1280

横の伸びはかなり良いけれど少し横長に見えるところが多い。細い線での描写も多いけれど黒に近いしっかり暗い線がほとんどなので、夜アニメらしくない極端なくっきり画質になっている。

背景もそれほどコントラストは低くないけれど、それなりに手は入っていても実写画像を元に描き起した情報量の極端に多い絵で、人物と特徴が大きく異なっている分、バランスが悪かったり人が浮いて見えるところがあったりと、安っぽい絵になってしまっている感じがしないでもない。

どこを見ても乱れの少ない縦720のジャギがはっきり残っているHV1280で、OP EDも同じ。絵で見ると線も非常に滑らかに見え、番宣では元絵の特徴が良く残っているようなことを書いたけれど、本放送で見ると縦方向は撮影時の解像度限界でジャギの特徴がはっきり残る線になっているところがほとんどで、特に珍しいというほどの特徴ではなかったかも。




局:BS日テレ
放送日:2013/07/14
評価:HV1280


上のMXと同じところ。

MXより僅かに横の伸びが良く、特に情報量の多い背景のディテールはBSの方が圧倒的と言っていいくらい良く残っている。

ただ、ノイズ効果もありここまで情報量の多い絵はBS日テレでも厳しく、シーンチェンジ近辺の劣化だけでなく、動きの少ないところでも圧縮劣化はMXより目立ち気味。映像の緻密さでは圧倒していても無理していない分MXの方が安定感しているので、好みによってはMXの方が良く見える環境もありそうだ。

これも横1440経由のソース。夜アニメも微増傾向のBS日テレもアニメでは1920維持映像は未発見。

2013年7月13日土曜日

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/12
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280


多少角ばった感じでも大きめの円に近い分布の鮮明HV。ただ、この作品もやや線が黒浮き気味の絵で、特に明るいカットは線がはっきりせず少しバランスの悪いソフトな絵に見えてしまう。暗いシーンでは線が暗くなりコントラストも高く、メリハリのある鮮明画質に見えるところも1話では多かった。

特に滑らかに見える線ではないけれど、しばらく続いた線の揺らぎの大きい以前のSILVER LINK作品と比べると、線の乱れも大幅に軽減され縦720の特徴もはっきりわかるようになった。

超次元ゲイム ネプテューヌ THE ANIMATION 1話



局:TOKYO MX
放送日:2013/07/12
制作:david production
評価:HV1280


僅かに横長な感じもするけれど、大きな円に近い鮮明HV。ではあるけれど、全体に細い線での描写が多いのに黒浮きしたところがほとんどの淡い絵で、分布の割にはソフトに見えるところがほとんど。カット間だけでなく1フレーム内で線の黒さが大きく異なっているので、少しバランスの悪い絵に見えてしまう環境も多くなりそう。



軽微なノイズ効果はあっても、ほぼ潰れてノイズっぽい特徴は見えず、圧縮劣化も十分抑えられている。

線が細いので、解像度限界でジャギ感の強い特徴になっているころもあって、どこを見ても縦720のジャギがきれいに残っていてこれもHV1280。




局:BSアニマックス
放送日:2013/07/12
評価:HV1280


MXと同じフレーム。

横の伸びは大差ないけれど、なぜか縦方向の崩れが目立ち、MXより横長感の強い分布になっている。ここはまだ圧縮劣化が軽微なところで、MXより一回り異常小さい分布になってしまうところも少なくなく、BSアニマックスと相性はかなり悪い部類。

劣化の影響で線も少しボケるので、元から黒浮き気味の線がさらにはっきりしない絵になってしまっている。MXにあったテロップがないなど有料局らしい利点もあるけれど、画質にMXの圧勝と言っていいだろう。

ガッチャマン クラウズ 1話


局:日本テレビ
放送日:2013/07/12
制作:タツノコプロ
評価:HV1280


大きな分布でカットに若干四角感のある分布になるところが多い。若干輪郭強調気味になっているけれど、線もしっかり暗い高コントラストのくっきり画質の鮮明HV。グレイン効果あってもほとんど潰れて圧縮劣化も目立たず、安定感もまずまず。

線も十分滑らかに見えるけれど、リサイズも十分上質で乱れもなく、縦720のジャギもきれいに残っていてこれもHV1280。

ただ、CGは全体にジャギ感に強い線がそのまま残ってしまっている上、間に合わなくて使いまわしなのか画像を極端に拡大して使っているところが気になった。目立って特に粗い絵になっていたカットで数えてみると、横768程度しかなくSD並みに粗い状態。1話からこの状態だと先が心配になってしまいそう。

ブラッドラッド 1話


局:BS11
放送日:2013/07/12
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280


tvk, MXと同じところ。

MXと似たような分布だけど、ノイズが少し増え、カットによってはBSの方が僅かに小さく見えるところもあった。

探せばBS11の方が潰れの少ないところは見つかるけれど、線の輪郭、背景の描写ともBS11の方が崩れが目立ち、MXの方が安定で少し緻密な絵になっているところ。これもMXの方が良く見える環境が多いだろう。

神さまのいない日曜日 1話



局:BS11
放送日:2013/07/12
制作:マッドハウス
評価:HV1280


MX, tvkと同じところ。

動画で見てそこまで粗い絵には見えないけれど、BS11も他局同様圧縮劣化の影響で動きのないところでも線が少し崩れた不安定な画質。MXより劣化も増え、背景の微妙な描写もMXより目立つなど、特に良い要素も見当たらず、大差ではなくてもMXの方が良い画質と言えそう。

tvkで番宣からノイズ効果が加わって劣化が増えたような書き方をしてしまったけれど、BS11で番宣と比較しなおしてみると、ぼかし効果も強くなっていたようた。

昔はBDで見てもわからない作品まであったマッドハウスだけど、この作品もマッドハウスらしい質感とは言ってもここまで圧縮劣化が多い映像はここ数年はマッドハウスでも珍しい存在。少し状態の良かったMXでもわからなかったのでBS11でもやはりお手上げ。 番宣よりぼかした絵にするのに高精細化することもないだろうし1280x720で間違いないだろうけどとりあえず1話の放送では断定できず。

フリージング 1話


局:BS11
放送日:2013/07/11
制作:ACGT
評価:HV1280


tvk, MXで見たところと同じ。

MXと大差ない分布でもこのフレームでは僅かに小さく見え、周囲のノイズも増えている。しっかりノイズ効果はあってもすっきり作画で高コントラストのくっきり画質という特徴はMXと相性が良いこともあって、この作品もMXの方がよく見えそう。ただ、MXもノイズ効果に負けて線に崩れが出ているところは多く、特に状態が良い作品でもなかった。


2年半遅れだけどBS11がまだボケ局だった時代なので、当時放送されていたとしてもtvkに近い劣化画質でMXの圧勝だっただろう。

ハイスクールD×D NEW 1話


局:BS11
放送日:2013/07/11
制作:ティー・エヌ・ケー
評価:HV1280, OP,EDのみHV1280-i(GONZO)

MX1話と同じところ。

似たような分布になるところが大半だけど、圧縮劣化が出やすくBS11の方が若干小さく見えるところが比較的多い。

探せばBS11の方が良いフレームも大量にあるけれど、MXの方が劣化も目立たず線の崩れも少ない。ディテールのの残り具合も大差なく、安定感がある分MXの方が良く見える環境が多くなりそう。

2013年7月12日金曜日

きんいろモザイク 1話


局:BS11
放送日:2013/07/11
制作:Studio五組
評価:HV1280


MX1話と同じところ。

多少ノイズの差はあっても良く似た分布で絵で見てもほとんど違いがわからないところがほとんど。それでも拡大してみると、淡い背景の部分を中心にBS11の方が微妙なディテールも良く残っていて少し緻密な絵になっている。逆に圧縮劣化はMXの方が少なく安定して見えるところが多い。

アニメに限った話ではないけれど、シネスコっぽい映像は情報量が極端に少ない真っ黒領域が広いので圧縮に有利に働き、劣化の出やすいBS局でも非常に安定した画質になることがある。このアニメでも16:9の絵のところよりはシネスコパートの方が少し落ち着いて見え、圧縮劣化も少なくなっている感じがする。 横が黒い4:3も同様で、圧縮劣化で荒れやすいBSアニマックス辺りでも、4:3の方が安定しやすい傾向がある。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1話 (再)


局:フジテレビ
放送日:2013/07/11
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280
 

初回放送と比較。

フレームで比較すると、ノイズが出やすいこともあって圧縮劣化の影響具合は異なっているけれど、初回放送時もボケ局化後の放送なので有意な差はなく、同等の画質で変わっていない。

劣化前のBSフジは、フジテレビより良い画質だった。


新しいOPも変わらずHV1280だけど、銀の匙に近い少し乱れのある線になっていて、癖のないリサイズで拡大されていた本編より少し粗い絵に見えてしまうところがある。

銀の匙 1話


局:フジテレビ
放送日:2013/07/11
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


切ったように横の伸びが悪いフジテレビらしい分布。明るく癖のないHV画質で十分鮮明に見えるけれど、上下に×形のノイズも見えフジ劣化以前の状態も微妙。

はっきりチラつきが見えるくらいのノイズ効果にフジテレビの劣化が加わって動きの少ないところでもモスキートノイズ多く、線の周囲がざわついて見える。動きの大きなところやシーンチェンジ近辺での圧縮劣化も目立つ不安定画質。

BS放送がなくなってしまったけれど、BSフジも劣化状態で固定されてしまったので放送されていたとしても画質視点ではあまり存在価値がない。当然、個々の局次第だろうけど系列局の放送の方が良い状態だろう。

この分布パターンの特徴通り1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎが強く残る絵で、今回も番宣通りHV1280のA-1。

2013年7月11日木曜日

劇場版「空の境界」伽藍の洞 I



局:BS11
放送日:2013/07/10
制作:ufotable
評価:HV1280+/855


WOWOWで見たフレームは今回の範囲にないため別の場所。少し歪な形でも大きな分布になるところが多い。


初期はやや粗さも残る特徴で、今見ると少し雑な作りに見える。この先話が進むと絵の作りも換わって少し鮮明になるなど、全体では統一感の画質になってしまっている。とはいえ、映画でも脱HV1280の流れが出てきたのもここ数年、今でも映画で1280x720が珍しくない状況を考えると、2007年からこのサイズで作ってきたことは評価したいところ。

WOWOWで見た頃縦855はこの作品だけだったけれど1520x855はufotable固有のサイズ。他はFate/ZeroOVAくらいしかないけれどufotable作品はこの数字で統一されている。俯瞰風景3DのCMに使われている映像も同じ数字になっていた。


この作品もBS11は横1440経由のソース。ぼかしの弱いところはガタガタに見えるくらいジャギ感が強い絵なので横1520の特徴もしっかり残っている。WOWOWでは横方向のリサイズ跡のない1920維持ソースで放送された。



局:TOKYO MX
放送日:2013/07/05
評価:SD放送


分布省略

ノイズも多く色の劣化が目立つ貧相な画質で細かい描写は潰れてしまっているけれど、HDで見ても太い線が多く精細感の弱い絵なのでSDでもそれほど印象差のない絵に見えるカットが結構多い。強引なアプコン処理で鮮明に見せる環境であればMXの方がコントラストが高く鮮明に見えてしまうこともありそう。

幻影ヲ駆ケル太陽 1話


局:tvk
放送日:2013/07/10
制作:AIC
評価:HV1280


MXと同じところ。

比較しなければそれほど特に小さい分布という感じもしないけれど、MXより一回り小さい分布になるtvk。

明るく鮮明なシーンは線も暗くなっているところが多いのでtvkでも十分鮮明に見えるけれど、AICで線が細いこともあって演出でコントラスト抑えたところでは線の黒浮きが目立ち、はっきりしない絵に見えてしまうところもあった。

ブラッドラッド 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/10
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280


tvk1話と同じところ。

tvkでも大きな分布になっていたけれど、当然のようにそれより大きな分布になるMX。

元からそうなっていただけだけど、線も輪郭強調気味になっているなどやや鮮明さを欲張りすぎた感じの特徴も見え、四角感のある形だったり、少し上下にノイズの分布が見えるところが多い。

書くまでもなく圧縮劣化はtvkの方が多く、MXの方が安定しているけれど、ボケたことでtvkの方が癖のないHV画質になっているし、好み次第では良く見えることもありそう?

有頂天家族 1話


局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2013/07/10
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280


MX, BS11と同じところ。

分布の特徴はどちらかというとBS11に近い。

MXより細かい描写の潰れが少なくちょっと緻密な絵になるような傾向になっていても、情報量に負けて圧縮劣化が増えてしまい、結局細かい描写が潰れて不安定さだけが増した中途半端な画質に見えてしまう。

ふたりはミルキィホームズ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/10
制作:J.C.STAFF, ノーマッド
評価:HV1280


番宣はちゃんとフレームで拡大された状態で、かなり大きな分布になるくっきり鮮明画質。

紹介映像同様、縦1500を超えるジャギもはっきり残っていたけれど、結局その特長は元絵のもので、この分布でも縦720の特徴がはっきり残るHV1280だった。

リサイズでの乱れも少なく元絵の特徴が残っている作品も少なくないけれど、ここまではっきり元絵の特徴が強く残っている作品は結構珍しい。印象に残っている作品としては2010秋のFAも近い特徴だった。

カットによって少し違うように見えるけど、確認してみると1524x857辺りのフレームがあった。素材としてはもう少し大きい画像なので数字にあまり意味はないけれど、倍率で言うと撮影時は絵を84%程度に縮小した状態で使っている。

2013年7月10日水曜日

有頂天家族 1話

局:BS11
放送日:2013/07/09
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280

MX1話と同じところ。

伸びは大差ないものの、BS11は周囲が明るくもやっとした分布になるところが多い。

といってもノイズが多いことが強く影響しているわけではなく、背景に貼り付けたざらついた絵の特徴が潰れず良く残っているためで、このフレームもBS11の方が圧倒的というほど情報量の多い緻密な絵になっている。

その分、圧縮劣化の影響で線の乱れはMXより増えているけれど、見ていて気になるような劣化はなく、見た目の印象でもBS11の圧勝というくらいBS向きの特徴のアニメと言えそう。

ただ、ひねくれた見方をすると、 オリジナル映像は背景は過多と言いたくなるくらい情報量が多いので、絵の中でどこに注目して見ればいいのかわかりにくいカットも少なくない。MXの少しボケた感じになっている背景の方が見やすく疲れにくい映像になっているかも?

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/07/08
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280


分布差が大きく、全体では一回り以上小さい分布になるところが多いけれど、鮮明なカットは大きな円分布になる。個性的な表現も地味に使っている辺りに大沼作品らしさが出ている感じもするけれど、線もしっかり暗い高コントラストの癖のないHV画質カットが多い見やすい映像。

以前はマングローブ同様、鮮明さ優先のリサイズで出たノイズの影響で上下に影がはっきり見える分布が多かったSILVER LINK.、というより、その特徴もSILVER LINK.の方が先だったけれど、このアニメではその処理の名残は残っていてもリサイズの副作用で出ていたノイズが大幅に減って、粗さも見えない上質なバランス志向HV画質になっている。

大半は潰れているけれど軽微なノイズ効果があり、動画では気付けない程度だけど背景も僅かに崩れ気味。それでも気になるような圧縮劣化は少なく安定した画質に見える。

少し線に揺らぎはあるものの、以前よりは縦720の特徴もわかりやすく残っていて、これもHV1280。

神のみぞ知るセカイ 女神篇 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/07/08
制作:マングローブ
評価:HV1280


大きな分布になっているけれど、鮮明さ優先したようなリサイズの影響で上下に×形のノイズ分布が見える。最近のマングローブ作品共通の特徴。

効果で淡い絵になっているカットも多いけれど、鮮明なところはシャープフィルタで補正したように見えるくらい輪郭強調された極端なくっきり画質に仕上げている。やや鮮明さを欲張りすぎた処理で、環境によっては少し汚く粗い絵に見えてしまうこともありそう。

ジャギ感の強い線も多く、細かい描写には縦横とも1280x720の特徴がはっきり残っていて、これも引き続きHV1280。

ハイスクールD×D NEW 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/08
制作:ティー・エヌ・ケー
評価:HV1280, OP,EDのみHV1280-i(GONZO)


この程度の6角形のような分布になるところが多い。もう少し大きな分布になるところもあった。

線も十分暗くコントラストも高めの鮮明画質だけど、線の黒さのバラつきが大きく、特に明るいカットでは少しバランスの悪いえに見えてしまうところがあった。一部だけどリサイズの質の問題で線が荒れて見えたり、特に規制的な表現でないところで何が映っているのかわからないくらい極端に暗い絵のカットもあり、さらにOP, EDはフィールド毎の拡大で縞HVになってしまっているなど、雑な仕事っぽく見えてしまう特徴が多い1話。

多少線に揺らぎもあるけれど、縦720のジャギもそれほど乱れなく残っているところが多く、引き続きHV1280。

OP, EDは文字を含めて縞HVになっているけれど、EDは縞解消で文字も乱れの少ない状態に改善できるものの、OPは縞解消しても少し崩れて見える。OPは1080→720→1080と一旦1280x720に戻していて、その縮小処理もフィールド毎のリサイズで行ったためにフルHD解像度で重ねられた文字が劣化したようだ。EDも1080→720→1080になっているかもしれないけれど、そうであったなら1080→720をちゃんとフレームで縮小していたはず。

2013年7月9日火曜日

きんいろモザイク 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/08
制作:Studio五組
評価:HV1280


少し角も見えるけれど大きな円に近い分布になる。線が極端に黒浮きしない程度に抑えられていて、暗部を持ち上げた感じの淡い絵でも十分鮮明に見える。

ノイズ効果はあっても非常に弱く、ほとんど潰れて圧縮劣化も少なく安定した放送画質になっている。



比較的細い線で描かれていて、どこを見ても乱れのない縦720のジャギがきれいに残っていてこれもHV1280。


1話は半分以上がシネスコ演出で上下135ピクセル幅の太い黒帯付きだけど、単純に1280x720の上下を黒くしているだけなので、見た目の鮮明さはちゃんと16:9の絵になってるところと変わらない。1280x720の状態では縦90x2=180が黒帯なので有意な絵はHDと呼べないくらいの1280x540しかない。シネスコっぽくした絵が混ぜるアニメはどの作品も似た状態だけど、ここまで長いパートになると演出的な意図はわかってもちょっともったいない気分になる。

OP, ED、マンガ風白黒映像で鮮明に見える予告も本編と同じHV1280。珍しくないので触れないことが多いけれど、最後の提供カードはフルHD相当の画像。逆にアバン後の最初の提供はシネスコのカットを拡大しているので960x540相当の粗い絵になってしまっている。

2013年7月8日月曜日

たまゆら ~もあぐれっしぶ~ 1話


局:tvk
放送日:2013/07/07
制作:TYOアニメーションズ
評価:HV1280



MX1話と同じところ。

横の伸びが悪く縦長の分布になっている。この作品もtvkぼけの影響での線の黒浮きは軽微で、少し甘く見えても鮮明さではMXとの差はそれほど感じない。

ただ、見た範囲では背景の潰れが目立ち、MXよりかなりのっぺりした絵に見えてしてしまうところが多かった。

Free! 1話


局:BS11
放送日:2013/07/07
制作:京都アニメーション・アニメーションDo
評価:HV1280+/955.5, HVFULL(OP, ED)


MX1話と同じところ。

トップクラスの高精細映像なので、鮮明さはBS11の方が有利で僅かな差でも少し大きな分布になっている。MXより線も少し引き締まって細くはっきりしているところが多い。といっても圧縮劣化の影響による線の乱れはBS11の方が多く、横1440経由の映像なのは相変わらずで、動画で判別できるほどの印象差もなくどちらも似たような画質に見える。

細かい描写の残り具合も大差なく動きの少ないところでは同等と言っていい感じだけど、フルHD相当で動きの激しいOP, EDなどではBSの方が鮮明で緻密な絵を維持できているので、点数をつけるとすればBS11の方が上になりそう。

神さまのいない日曜日 1話


局:tvk
放送日:2013/07/07
制作:マッドハウス
評価:HV1280?

MXと同じところ。

これも横の伸びが悪くなり上下にノイズの分布も増えている。縦540化現象も広範囲に出ていてMX以上に崩れた線になっている。

それでも比較的コントラストが高い絵で、元々ざらついた感じのマッドハウスらしい映像なので、MXと比べてはっきり悪いと感じる環境は少ないかも?


MXで書くつもりで忘れてしまったけれど、番宣は本放送より大きく四角感の強い分布になっていた。BS11の番宣しかチェックしていないけれどMXもBS11と大差ない特徴で、番宣の方が本放送より鮮明で劣化も少なく安定した画質になっている。番宣はノイズ効果を加える前の(あるいは当初はノイズ効果が弱かった?)映像を使っているようだ。

番宣は間違いなく1280x720と言える特長が残っているので放送も同じと考えても大丈夫だろうけど、稀でも放送と番宣で異なるアニメもあるし、マッドハウスも1280x720以外のHVも存在するので、とりあえず?付きのままBS11で再検証。

げんしけん 二代目 1話


局:tvk
放送日:2013/07/07
制作:Production I.G
評価:HV1280

MXと同じところ。

強いぼかしでMXでも小さい分布だったけれど、横の伸びがさらに悪くなり上質なアプコンと大佐ないくらいの分布になってしまうtvk。

それでもコントラストも高く線の黒浮きも軽微。少し劣化も出ているけれど荒れた感じもなく、この分布でもテレビの鮮明化処理で十分HVらしい鮮明画質に見える。


全体の背景の緻密さで言えばMXの圧勝だけど、MXは人が認識しづらい部分の情報を捨て、はっきりした描写にデータを割く傾向が強いこともあって、微妙な壁の汚れなどはtvkの方が良く残っているところも意外と多かった。

ビビッドレッド・オペレーション 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/07/07
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280

TBS, BS-TBSと同じところ。

TBSに近い分布でも僅かにMXの方が伸びが悪くノイズも増えている。

高コントラストのくっきり画質なので、見た目の鮮明さは変わらないし、動画では判別できないくらい似た画質に見えるけれど、背景の描写も潰れ気味でTBSの方が緻密な絵になっているところがほとんど。特に圧縮劣化が多いわけでもなく十分安定して見えても、TBSの方が良い状態だった。

魔界王子 1話


局:テレビ東京
放送日:2013/07/07
制作:動画工房
評価:HV1280


少し角のあるような形になるところが多いけれど、これも大き目の円に近い分布。明るく線もかなり暗いくっきり画質でとても鮮明に見える。線も極端に細くないのでジャギ感も弱く、とても滑らかな線になっている。

ノイズ効果も弱く圧縮劣化も抑えられている。背景の微妙な描写の潰れも少なく安定感も高め。

継続含め夏はここまでHV1280+2本の動画工房だけど、この作品は番宣通り縦720のジャギもはっきり残るHV1280。