2008年8月31日日曜日

サザエさん


局:フジテレビ
放送日:2008/08/31
推定画質:HV1280+

これも去年適当に見ただけで確認していなかった。唯一?のセルアニメらしい撮影時の位置ずれが確認でき、絵として動いていないときもフレームごとに微妙に位置が違う。それでもOPの一部はデジタル処理しているのか完全に静止している場所もあったり。

アナログ制作といってもデジタル化して放送されるのでデジタル的な解像度を持った映像になっていて、それを示すようなジャギっぽい特徴もあるけれど、なぜかフレーム内でもバラバラで数字が特定できない。
そのような特徴が出てくる可能性を考えると、フィルムからの取り込み時の解像度の問題ではなくもっと前、デジタル化した絵のデータをセル上に印刷して色を塗りとかすればこんな結果にもなりそう。アナログ部分は残しつつも、いくつかの工程はデジタル化してたりするのかも、と思える特徴なのかな?いつもの根拠の乏しい推測だけれど。

不思議な低解像度感のあるところはあるけれど、全体としては特定の解像度が見えてこないくらいに高解像度で、分類としてはHV1280+と考えていいだろう。

ちびまる子ちゃん


フジテレビ
放送日:2008/08/31
評価:HV1280+

1年近く前に見たときとほぼ変わらず。一度もちゃんと調べてなかったけれど、見直してみると変わった特徴があった。縦900程度は確実にありそうなカットがある一方、比較的多くの場所で縦540の特徴がはっきりと見え、にも関わらずそのような場所でも横方向には960の特徴はみえてこない。場所によって解像度的には大きく異なるけれど、普通に見ていてもその差が気になるようなこともない(単に画質を気にしてみるようなアニメでないからかもしれないけど)程度にフィルタ等で質感を揃えているような感じがする。

絶対可憐チルドレン 22話


局:テレビ東京
放送日:2008/08/31
評価:HV1280

相変わらず横長分布。ジャギが確認しやすい所やCG部分ではHV1280の特徴がありHV1280に分類はしているけれど、大半は特徴的なジャギがみえず、当初はHV1280+かも、と思ったくらい線が綺麗。

バトルスピリッツ 少年突破バシン 番宣


局:テレビ朝日
放送日:2008/08/31
評価:HV1280

トップクラスの大きな分布ではないけれど、なかなか優秀な分布。縦720の特徴もはっきり見えHV1280で間違いないだろう。CG部も同じ解像度。



これも時計や文字は削除しています。

古代王者恐竜キングDキッズ・アドベンチャー翼竜伝説 30話


局:テレビ朝日
放送日:2008/08/31
評価:HV1280

これも1話以来、というか今日で終わりですが、分布は変化なく画質は安定していた感じかな。多少上下の影が明るい感じではあるけれど縞があるわけではないので、別の理由だろう。

時計部分は消しています。

ブラスレイター 20話


局:tvk
放送日:2008/08/30
評価:HV1280-i

1話以来だけれど、画質は安定していて、どの回でも似たような分布。フィールド単位での拡大による縞による劣化が分布からも見てとれる。SD-iアニメの縞ほど深刻な劣化はないけれど、インタレ保持で縦720に戻すと線も美しいすっきりした絵になる。DVDの不調さを考えるとBDで出るとしてもかなり先になりそうな感じもあるけれど、これに限らずHV1280-iの縞ありHV放送されたアニメが、BDではどういう画質がどうなるかは気になるところ。

サンプルが少ないけれど、やはりSD-iの分布と比べると上下の影がジェット状に吹き出したような分布になるのがHVでの縞の特徴かな。

2008年8月30日土曜日

ドラえもん のび太の宇宙小戦争

★4:3アニメです

局:BS朝日
放送日:2008/08/30
評価:4:3-ip/486

BS朝日の番組名ロゴの意図はなんなんだろう。あえて消さないままの結果だけ。

1985年らしいので20年以上前になるけれど、コンポネ、アプコンとしても普通の-ipであまり古さを感じさせない画質。半年前に放送された87年の映画の画質は悪かったこともあり、それより古いことを考えると優秀といってもいいくらいかな。

テレパシー少女 蘭 10話


局:NHK-E
放送日:2008/08/30
評価:HV1280+

縦810のアニメなので、もっと縦に長い分布になるかな?と思ったけれど、どちらかというと横方向の分布の方がよい感じ。といっても十分優秀な分布で縦横の分布に差が少ないことは好ましいともいえるところもあり。

放送中のHVでも一部再チェックしてないけれど、縦に広く見えるようにしてほぼ一回り確認して、縦の分布のよさとしては、おじゃる丸プリキュアワンピースの3強が他を引き離して目立った感じかな。

マクロスF 21話

局:TBS
放送日:2008/08/29
評価:HV960

場所によって多少差はあるけれど、大半は最近の平均的な分布。ここは少し悪く見えるけれど、暗いだけでそれほど悪くない。以前から部分的に画質が異なるところ多いアニメだけれど、過去回の使いまわしとかも影響しているのかな?


今回のED最後のところ。ここもHV960で本編とあまり変わらない分布。

2008年8月29日金曜日

きらりん☆レボリューション STAGE3 124話


局:テレビ東京
放送日:2008/08/29
評価:HV1280

初回と分布としては特に変化なく、上下が切れたような横長分布。どうでもいいけれど、公式の話数は1期から続けて数えているので124話らしい。

似た話の繰り返しになるけれど、1080iへの拡大が適切な処理であれば、上下にも左右と同等の伸びでほぼ円の分布になるだろうから、これもフィールド単位での拡大で出た縞を誤魔化すために縦方向にぼかした結果この分布になった可能性が高いかな。

西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~ 9話


局:フジテレビ
放送日:2008/08/28
評価:HV1280

なかなか伸びのよいHVらしい分布。画面内でぼかす部分がある演出?が多いけれど、ここのチェック方法ではもっとも状態のよいところが見えてくるので、画面半分がぼけぼけでも精細な部分がれば分布の大きさはあまり変化しません。


通常のアニメに分類できないような実写アニメではあるけれど、結局直ることがなかったHV1280-iでフィールド単位の拡大で縞が出ているOP部分。縦に長くみると劣化がわかりやすい。
発生理由はともかく縞といっても2フィールド間の差によるコーミングで、SDの場合もHVの場合も1080iの縞なので似たような特徴になりそうだけれど、SD-iの分布に比べると上下の飛び分布のパターンが異なっている。

To LOVEる -とらぶる- 19話


局:BS-i
放送日:2008/08/28
評価:SD-ip/486

前回見たときから特に変化はなく、ひだまりと似て上下に輝線が見えるパターン。

ひだまりスケッチ×365 6話


局:BS-i
放送日:2008/08/28
評価:SD-ip/486

1話とは少し形状に変化はあるけれど、BS-iらしい分布。上下ぎりぎりに見える分布もドット妨害のものだろう。

2008年8月28日木曜日

遊戯王ファイブディーズ 22話


局:テレビ東京
放送日:2008/08/27
評価:HV1280+

CG的(コンピュータ上で作った映像という意味で)なところで、縦810の特徴が見えていたので、他の部分や過去に見たフレームも再確認してみたところ、場所に関係なく縦810と思える状態なので、前回、ちょっと自信がない表現でHV1280の可能性も否定していなかったけれど、1話での判断通り、HV1280+であってたようだ。

HVアニメでは主流の1280x720より大きくするのであれば1920x1080にしてしまえばいいのに、と思うけれど、画素数でいうと1440x810と1920x1080では1.777...倍の差があり、1920で作っても地デジでは横の情報が失われるだけなので、横は1440として16:9で縦を810、それを縦だけ拡大して放送というのはテレビアニメとしてはバランスのよい選択なのかも。

鉄人28号 白昼の残月 再


局:BS-hi
放送日:2008/08/27
評価:HV1280

3夜連続再放送の最後、これも変化なく特に興味深いところもないけれど前回とは場所から。ほぼ同じ分布で、見た範囲ではどこも似た感じになる。

2008年8月27日水曜日

おじゃる丸


局:NHK-E
放送日:2008/08/26
評価:HV1280+

縦1080制作の可能性が高いと考えているおじゃる丸。縦に広くしてみると、少し縦長のスクイーズ的な分布に見えてくる。極端に大きい分布にはなっていないけれど、縦1080の状態でリサイズで発生する特徴的な劣化がまったく見えてこない。

HVの中でも、これと、プリキュアワンピースあたりが場所に関係なく非常に広い分布で、特に縦方向の伸びが非常によかったようだ。逆に縦の伸びがアプコンと大差ない、あるいは負けてるHVアニメが多すぎるだけかな。

忍たま乱太郎


局:NHK-E
放送日:2008/08/26
評価:HV1280+

前回見たところ時よりは縦810の特徴がはっきり確認できていないけれど分布も絵の感じも変わってはいないので同じかな。線が特に細いわけでもなくある程度ボケもありリンギングもほぼない状態で分布はあまりよくないけれど、線と線の間隔が狭くてもつぶれることが少ないないので、絵としてみるとHV1280とは違う余裕を感じる。

RD潜脳調査室 21話


局:日本テレビ
放送日:2008/08/26
評価:HV1280

これも縦に広くして見ても特に面白ところはない感じ。放送回やカット毎にも若干画質が変わって少しボケて見えたり、シャープな感じに見えたりするけれど、分布ではそれほど大きな差はない。

2008年8月26日火曜日

王立宇宙軍 オネアミスの翼


局:BShi
放送日:2008/08/26
評価:HV1280

前回放送日を勘違いして未チェックになってしまってネット情報から適当な記事を書いたものの、実データなしでの伝聞情報はこのブログ的によろしくないということで削除しましたが今回補完。

かなりの珍種で、前例がない異常画質。最初の放送でもこの状態だったらしいけど、再放送でも変わってない。分布で見ると、飛び分布が上下に見える-iアプコン的な傾向ですが、その分布通り映像としては画面全体が縞があるけれどアプコン関連に起因するものとは違う特徴があり、単純にフィールドが逆になっている(片方のフィールドの縦の位置がずれているという方が適切かな)状態と思われる縞になっています。

ということで、単純にフィールドを入れ替えただけで再チェック。トップクラスの分布というほどではないけれど、アプコンではないとすぐにわかる程度には広く、制作年を考えると十分優秀か。

分布は悪くないものの、この時代の作品では普通に見られるグレインや撮影時のフレームごとの微妙な位置の違いなど、絵以外の要素が影響しているのかあまり動いていないようなところでも高頻度でブロックノイズ化していている。さらに普通に見ると上のように縞が出ていてほとんど放送事故レベルの絵。
正常な状態にした下のパターンでも、上下に比較的明るい影が見えている通り、まだ縞のような状態が残っている個所があり、これも圧縮での劣化の影響かな。

劣化の影響が大きく判断が難しいのですが、少し幅の広い額付き状態で、額を含めて縦720より少し大きいと思える特徴が見える場所があるので、絵として有効な部分では、HV1280程度という推定から分類はHV1280が妥当ということにしておこう。


別の意味で悲惨だった去年のBS11の放送はこちら

夏目友人帳 8話


局:テレビ東京
放送日:2008/08/25
評価:HV1280

前回みた2話より少し悪い分布だけれど、演出でぼかすところも多いアニメなので、気になる差でもない。これも、縦に広くみても特になにもなし。

薬師寺涼子の怪奇事件簿 8話


局:TOKYO MX
放送日:2008/08/18
評価:SD-ip/487

毎週のように何か変えてくる不思議な枠。
今回は画面全体に縞が見え、SD-iのような特徴があるけれど、部分的にはちゃんとフレーム単位の拡大処理になっている4,5話と似た状態。4,5話に比べるとフィールド単位の処理で縞が見えるところが多くのに、分布としては素直なSD-ipに縞の成分の上下の飛び分布が見え、絵の特徴としても4,5話とも明らかに違って見える。

ここまでくると作為無しとは思えないので、設定でどういう結果になるかの実験をやってると考えるべき?実際に放送する素材で実験するな!というより、6話でSD-pでのアプコンができる環境であることを示してしまった以上、どう低画質化するかの実験というあたりが、この業界の苦しさを示している感じがしないでもない。

2008年8月25日月曜日

劇場版 遙かなる時空の中で 舞一夜 再


局:BS-hi
放送日:2008/08/25
評価:HV1280

前回のBShiでの放送とかわらず。前回の分布から考えてこの結果は予想できるけれど、縦に広くしてみても意味のある特徴は出てこない。

同じ内容になるので、それ以外の点は前回の記事を見てください。

ポルフィの長い旅 34話


局:BSフジ
放送日:2008/08/24
評価:HV1280

ここ数日は、縦の分布も横と同じように見えるように変更したので、新しい発見がありそうなHVを中心に再検証しています。

1話以来ですが、変化なし。HVとしても広い分布ではあるけれど、横に長い楕円分布で、縦の悪さが気になる。でも絵で見てもフィールド単位の拡大で劣化したようなところもなく、特に縦にボケた感じはない。

2008年8月24日日曜日

FREEDOM Blu-ray Disc BOX CM


局:TBS
放送日:2008/08/24
評価:HV1280

CMの大半が9分割された状態のためチェックに使えるところが少なく、通常のフレーム選択ルールからずれるけれど、激しく動く状態でもないので参考にはなるかな。文字部分は消して絵の情報だけにしています。

日清食品CMでのチェックも1月にやっていたけれど、多少差はあるものの同等の分布。正確に1280x720ではない感じはあるものの十分近い特徴があり、分類としてはHV1280でいいだろう。

大きさだけで言えばトップクラスのHV1280アニメには届かないけれど十分優秀な分布。圧縮によるノイズが多いのはCMでは仕方ないところだけど、リンギングも目立つほどではなく絵としても悪い感じはしない。1月に見たCMはレート不足で破綻しまくりだったので、BDでは精細な絵というよりは情報量が多さがわかるHVらしい画質になるのかな?

ワンピース 367話


局:フジテレビ
放送日:2008/08/24
評価:HV1280+

これも縦の伸びが非常によい。横方向もプリキュアより明るいところと暗いところの境界がはっきり見えるような状態もなく、地デジスクイーズHVとして理想に近い縦長分布かな。

Yes!プリキュア5 GoGo! 28話


局:テレビ朝日
放送日:2008/08/24
評価:HV1280 HV1280+ に訂正
言い 訳はこちら

絵の成分というよりも少しノイズ的な広がりではあるけれど、縦の分布がとてもよく見える。映像を注意深く見ると横方向だけにリンギング的なノイズがあり、1440x1080放送のためのリサイズの影響で、横方向だけにボケが発生した結果かな。ボケてるのにこの分布というだけでもすごいアニメではある。

今まで、"リンギングで分布の伸びを稼ぐ"という表現を何度か使っているけれど、元が十分に精細な絵の場合は逆に劣化を招く(というより劣化そのもの)と考えないといけないこともある、ということが縦の分布がよく見えることでわかったことかな。その"わかった"も適当な解釈なので不適切かもしれないけれど・・・

狂乱家族日記 20話


局:tvk
放送日:2008/08/23
評価:HV960, SD-HV960

2話以来のチェック。
上は720x540と珍しい特徴のOP。分布としてはSD-pの縦長分布だけれど、SDより縦の分布がよい感じがする。

どういう理由でこの解像度になったのか不思議だけれど、ここがSD制作で他とあわせるために960x540に拡大した、という特徴は見えず、横を720に押しつぶしたように見える。
この状態でもOPの動きの激しいところでは完全に破綻して画面全体にブロックノイズが見えてしまうようなところもあるので、故意に解像度を下げて情報量を減らし放送での破綻を避けようとした、というぐらいしか理由が思いつけない。単にSDの特徴が見えないような丁寧な拡大をしただけで実際はSDという可能性もないわけではないけれど。


今回の本編。
2話の本編より横の伸びが明らかに悪く、分布を見るとアプコンにしか見えない。960x540の特徴はあるものの、縦方向に2倍に拡大するというリサイズでの劣化が目立たない条件であるにも関わらず線に乱れがあり、横方向にも720の形跡が見えることから、今回の本編はSDを一旦960x540にしたものを1080iに拡大したと思える特徴があり、分類としてはSD-HV960になりそう。2段階の拡大を経ただけでアプコンに分類されるべき画質かな。
解像度を特定するための線の特徴が劣化で見えにくくなっているので若干自信がないけれど、無理がない解釈だと思える。

継続的にチェックしてこなかったので以前にも同等の劣化画質回はあったかも。

今回のtvkは優歌ED。
最後の家族の揃うカット。特に明るい部分が横長の楕円になっているものの、縦方向にも伸びがよいHV960でもかなり広い分布。
1920x1080でdot by dot表示させると(させなくてもわかるけど)テレビでみても2ドット単位のジャギがはっきり確認できてしまうという綺麗さだけれど、やはりHV1280に比べると解像度不足は感じる画質。
とはいえこの見事な分布通り、ボケの強いHV1280よりははるかに精細に見える視聴上は優秀な画質と言っていいだろう。
ED全体がこの分布になっているわけではなく、もう少し悪いところが多いけれど、ここ以外も本編とは全く違うHVらしい画質。

2008年8月23日土曜日

マクロス ゼロ Blu-ray Disc BOX CM


局:TBS
放送日:2008/08/22
評価:HV960

前から流れてた?あまり注意してみてなかったので気付いてなかっただけかも。

縦横ともHV960と思える特徴が見え、HV960で間違いないかな。伸びがよいというわけではないけれど、マクロスFのようなノイズもなく、とても素直な円分布で状態もよい。

制作年度を考えれば優秀?
全体で数年?かかってるみたいなので全話が同じ状態なのかはわかりません。

マクロスF 20話


局:TBS
放送日:2008/08/22
評価:HV960

本編中、見た記憶がない画質のところがあったので、確認してみるとマクロスFらしくない分布で、ほどんとの個所で見られる縦の劣化がみられない。リンギングも強めであまり綺麗ではないけれど、アプコン平均程度しかなかった縦の悪いさを考えるとHV960としては十分な分布かな。見落としていただけで、過去にもこの分布のところがあった可能性はあります。




使い回しも多いけれど、上の分布はわずかで大半は最近安定してきた横長のこの分布パターン。いろいろと大変なんだろうな・・・。

黒執事 番宣


局:TBS
放送日:2008/08/22
評価:HV1280

相変わらず番宣開始が早いTBS
数カットしかない中でもっともよいところだけれど、分布もなかなか優秀。縦720の特徴がありHV1280で間違いないだろう。

TBS金曜夜枠のHV1280は初かな。

2008年8月22日金曜日

DEATH NOTE リライト2~Lを継ぐ者


局:日本テレビ
放送日:2008/08/22
評価:SD-ip/486

テレビシリーズ再放送と同等だけれど、チェックした場所はややボケが強いのか分布が暗い。

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 blu-ray


販売元: バンダイビジュアル
発売日: 2008/08/22
評価:HV1280

地デジ放送と分布では差がなく、これもむしろ地デジの放送で頑張ったね、という感想の方が強い。BDの価値も見える要素はあるけれど、基本的に地デジのボケ感が駄目な人にはがっかりな画質だろう。逆に地デジの質感が気に入っている人であれば、画質としては不満はないと思うけれど、BD新しい発見があるか、という点では地デジとの差は微妙に思える。

同じようなことしか書いてませんが、比較等はこちらで。

コードギアス 反逆のルルーシュ volume01 blu-ray


販売元: バンダイビジュアル
発売日: 2008/08/22
評価:HV1280

予告などで見たとおり、R2と変わらない傾向の分布。伝統的なTBS画質で放送した放送とは比較にならないけれど、この画質で放送していたらDVDの売上がどうだったかを想像すると、まだBDの勝利が決まってもいないあの時期としては、賢明な判断だったといえるかな。
本編はほぼR2と同等ながら、地デジR2では少し気になった劣化が消えて、ボケ感は強くてもBDらしい絵にはなっていると思う。その辺はR2の方で。
それより、このBDの衝撃は本編よりEDです。

その辺含めて、ちょっとずれた話はこちらで。

機動戦士ガンダム00 1 blu-ray


販売元: バンダイビジュアル
発売日: 2008/08/22
評価:HV1280

テレビ放送とほぼ同じ画質になるかなと思ったけれど、放送よりリンギングが少なく、よりオリジナルに忠実に思えるBD画質。逆に分布としては少し悪く、見る環境によってはテレビ放送より僅かにボケた感じがするかもしれない。BDは発色がよく適切な表現でないかもしれないけれど厚みを感じるような絵。比べてみると放送の画質のよさが再確認できた、という印象の方が強かったかな。

今回もこちらでやってます。

2008年8月21日木曜日

変換ルール

加工ルール

1920x1080サイズのキャプチャ画像を取得
(1440x1080、額縁放送アニメ、など1920x1080でない場合は
Lanczos3で1920x1080に拡大)

そのキャプチャ画像の下に1920x840の黒帯をつけ1920x1920サイズの画像とした上で
次のソフトでFFTをかける

LAview Version #1.77
Copyrught (c) 2003 Hisasi -M
(フリーでFFTを得られるものの中でこのバージョンの変換結果が比較に便利だったため)

これにより1920x1920サイズのFFT解析画像を得られるが
そのままでは特徴が確認が難しくサイズも大きすぎるため以下の加工を行なう

1)2.0ガンマ補正し明るくする
2)1/4サイズ960 x 960にリサイズ

なお、以前は1920x1080のキャプチャ画像をそのサイズのまま処理していたため、
最終的な画像サイズが960x540になっています。
違いについての例はこちらをご覧ください。


フレーム選択ルール

処理対象フレームの選択には以下のルールを設定する
・テロップ等がないフレーム
 時計表示等、常時表示される部分は削除する(該当領域を矩形で黒くする)
 局ロゴは原則として削除しない
 生データでない場合は、加工について記述しています
・コーミングがないフレーム
 ただし、SD-i等、フィールド単位の拡大による縞はここでは"コーミング"と解釈しない
・画像の動きが少なく、MPEG2圧縮によるノイズがほぼ見えないフレーム
 そのような場所がない場合は、劣化が少ないフレームを選択
・他の部分と明らかに異なるぼかし等の処理がない
・背景のみでなく人物等(古典的に言えばセルに描かれるような部分?)が含まれるフレーム

条件に場所がない映像もあり、そのような場合説明で補足しています。

銀色の髪のアギト で再確認


局:BShi
放送日:2007/09/30
評価:HV1280+

前回の上と同じフレーム。
まさか、こんな分布になっていたとは。縦の伸びが横方向よりよい、というよりは、横の伸びが切れている感じで、実際リンギングも横方向のみ出ていて線にもボケが見られる。縦にはそのようなノイズもなく、輪郭強調された感じはないけれど、線の輪郭にボケがほとんどない。
分布として考えるとスクイーズ的な縦長で、BShiで放送も1920だったけれど、どこかの段階で1440x1080にされた状態があったのかな?1440の状態を拡大したような特徴は見られないので別の理由かもしれないけれど。

多少見にくくなるものがあるとしても、このような分布を見落としてしまう状態だったのはもったないということで、すべてこのパターンに移行することにしよう。

絶対可憐チルドレン 17話


局:BS JAPAN
放送日:2008/08/21
評価:HV1280

これも縞やドット妨害のような特徴的なノイズもないので、薄い分布は見えるものの、画質として大きく影響するような要素は縦に伸ばして見えてこない。

機動戦士ガンダム00 20話


局:TBS
放送日:2008/08/20
評価:HV1280

16:9の状態で見ると縦方向の伸びがちょっと悪いような気がするけれど、上下が切れない状態にすると縦横同等に見えるかな。HV1280以上では縦の伸びが切れた感じのものも多いので、この状態で見るべきアニメも多かったかも。

HV1280の限界まで精細な絵を狙ったような分布ではなく、ベタ塗りな絵という要素はあるにしても、地デジでも比較的圧縮ノイズが少なく、HVらしい輪郭と情報量を持ったバランスのよさが感じられるかな?

魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~ 7話


局:テレビ朝日
放送日:2007/08/20
評価:HV960

いままでの16:9のサイズに明るい部分がほぼ収まって見えるものは、縦に広くしても僅かなノイズレベルの影が広がる程度で特徴的な要素は見えてこない。

縦の伸びの悪さは相変わらずで、横の伸びでかろうじてHV960らしさを残している程度。グレイン的なノイズも比較的強いけれど、背景も手伝って独特な画質感にはなっているのかな?

その背景が今までの写真のように見える質感から、少しアニメ的に変化したカットが増えた。見やすくなったというより、写真のように描き込むことに疲れて手抜きしたようにしか見えない。というのは画質とは関係ない感想。

我が家のお稲荷さま。 20話


局:TOKYO MX
放送日:2008/08/20
評価:SD-i/486

MXでは9話以来だけど久しぶりにこれも。
確認してない間にもSD-ip回, SD-i回があったと思うけれど、アプコン方法の違いを除くと画質としては安定している。今回はSD-iなので縞成分が見える例。というよりSD-iの場合どのアニメでも似た分布パターンになる。

地域限定的な話だけど水曜日はSD-iが多いな。

スレイヤーズ Revolution 8話


局:テレビ東京
放送日:2008/08/20
評価:SD-i/486

いくつか縦も横と同じパターンだけで。
初回から一貫してSD-iで分布傾向も前回確認した時から変化なく安定している。これも縞のために縦を広くすると縞による明るい部分がが見える。



インタレ保持で縞を解消すると、上下の飛び地分布も消えてSD-pのような縦長分布になる。理想的に元の絵の状態に戻すことが出来ていないので分布に揺らぎがあるけれど、上の状態とは比べ物にならないくらいすっきりした絵。

セキレイ 8話


局:TOKYO MX
放送日:2008/08/20
評価:SD-i/486

結局、全編SD-iに戻ってしまう。


半年以上前になるけれど、縞のある状態での分布を見た通り、SD-iの場合は縞の成分が大きく離れた場所に現れるので、縦方向に広く見ることでその一部が見えてくる。
縞の有無は分析をしなくても絵で見れば判別できることなので、再確認程度の意味しかないといえなくもない。とはいってもその確認できるということに解析の意味があると考えれば、縦に広く見る価値があるといえる例かな。

2008年8月19日火曜日

ソールイーター 21話


局:BS JAPAN
放送日:2008/08/19
評価:HV960

特に何か変化があったわけでもなく、縦の分布も横と同じところまで見えるようにしてみた実験のために適当に選んだだけ。上は今までと同じ。

縦も横と同じところまで見えるようにしてみる。
この状態にしてもまだ切れてしまっているけれど、いままでの範囲では確認できなかった影が上下に薄く見えるようになる。縞の多いものやHV1280以上のものであれば新しい発見もありそう。
とはいえ、LBとか元々小さい分布のものまでこの大きさにするとほとんど黒い部分ばかりで逆に見にくいかな。

どのように変えたかを明示すると、上下の青い部分が追加されただけで、中央の部分はいままでの分布に一致する。ということで変更しても既存の結果と直接比較することができるけれど、上下に伸ばすだけで印象が変わってしまう感じもあるので、全部について変更する意味もないかな。いくつか両方の状態を見て検討していく予定。


いくつか実験してみてはいるものの、もっと早くやっておくべきだったような例がいくつか・・・。またしても解釈のいい加減さが露呈されそうな予感。