2012年10月17日水曜日

攻殻機動隊S.A.C SOLID STATE SOCIETY 攻殻機動隊S.A.C SOLID STATE SOCIETY -ANOTHER DIMENSION-



局:日本テレビ
放送日:2012/10/15
制作:Production I.G
評価:HV1280?, HV1280+/922.5


本編のCG要素のない普通のアニメ絵のところはかなり小さい分布になるソフトHV。

少し太めの線で描かれているので分布の割にはボケ感は強くないけれど、線の輪郭はかなり甘くアプコンっぽく見えるところも少なくない。ノイズ効果とボケの影響で線の輪郭がはっきりせずジャギの特長もわかりにくく?付きの評価しか出せないけれど、細かい描写を見ると縦720に近い特長が出ているところが多いので、HV1280クラスの映像の可能性が高そう。

ディスプレイなどCGで作った映像部分は、見た目にも精細な絵で人物などの線より格段に鮮明になっているけれど、見た範囲では縦922.5辺りのジャギが残っていた。横は1640と、元が16:9でない可能性含め中途半端な数字でも、かなりの高精細映像になっている。


評価:HVFULL


OP部分のCGではなさそうなカットのフレーム。縦の伸びの非常に良い分布で、本編とは比較にならない精細映像になっている。

人物の線は若干揺らぎがあり元絵の解像度も十分の文句なしのフルHDか判断できないけれど、CG部は綺麗に縦1080のジャギが残っているところもあるのでフルHDで作っているようだ。CGのところはさらに精細で鮮明なので上下は枠をはみ出すような巨大分布になる。

場所によって特徴が異なる作品は珍しくても、ここまで差が激しいものは珍しいかも。この作品の成り立ちを考えれば必然という感じかな?

青の祓魔師 1話



局:BS11
放送日:2012/10/13
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


MXがパンダフルで録画できずBS11のみ。

TBS1話と同じところ。

これも大差ない分布。このフレームでは僅かにBS11の方が横の伸びが良くみえるものの、どちらかというとBS11の方が圧縮劣化で線が荒れて僅かに小さい分布に見えるところの方が多かった。

といっても僅差で静止画でも拡大しないとどこが違うのかわからないレベル。ノイズの見えやすい環境ではBS11の粗さに気付けるかもしれないけれど、動画での判別は不可能と思えるくらい似た画質に見える。ちらつきが判るくらいのノイズ効果もあるけれど、BS11でもほとんど潰れてしまい線の乱れも抑えられている感じ。




TBSでも見たワイプ部分の模様がフルHD相当になっているところ。一部フルHDの要素が重なっているだけなので、フルHD映像と呼べるようなものではないけれど、一部の効果フルHDで加えている。

横の伸びはTBSよりかなり良くなっているけれど、縦の伸びに比べ横は暗くなっている通り、これも横1440経由の映像。

個別には触れなかったけれど、BS11で横1920維持の映像は今期も皆無だった。

BTOOOM! 1話


局:BS11
放送日:2012/10/13
制作:マッドハウス
評価:HV1280


MX1話と同じところ。

これも似たような分布。元々ソフトなHVなので、見た目の鮮明さ(ボケ感)は大差ないものの、全体にBS11の方が圧縮劣化でブロックノイズっぽい崩れが目立つ。MXも少し荒れた絵になっていたけれど、線の崩れや背景の描写の潰れなども抑えられている。

一方比較的暗い部分の描写はBS11の方が乱れや潰れが少ないところが多く、荒れ気味の線もMXより細さを維持できているところもあるなど、圧倒的にMXが良いわけでもない。どちらも比較的圧縮劣化が多いので、視聴環境によって印象も変わりやすい映像かも。