2013年2月16日土曜日

GUIN SAGA グイン・サーガ 1話


局:BSアニマックス
放送日:2013/01/12
制作:サテライト
評価:HV1280

SD時代のBS1NHK-Gで見たところと同じ。

作画修正があったフレームで完全に同一のデータではないけれど、このフレームに限らず大きな円に近い分布で、NHK-Gと比べると横の伸びが格段に良い。NHK地上波ボケの影響がかなり強かった作品だったようだ。

NHK-Gより線も細く引き締まって黒に近くなり全体に圧倒的にメリハリのある絵になっている。ただ、ノイズは少し多いBSアニマックスらしい質感で、背景の微妙な描写の潰れが多く、緻密さでは大差ない印象。それでも、荒れて見えるほど劣化が目立つわけでもなく、BSアニマックスの方がよく見える環境がほとんどだろう。

線も細めで縦720のジャギもはっきり残る改めて確認するまでもないくらいわかりやすいHV1280だけど、2009年春の作品としては欠点の少ないHVで最初からこの状態で放送されていればかなり高い評価をしていただろう。

デビルサバイバー2 THE ANIMATION 番宣


局:TBS
放送日:2013/02/15
制作:bridge
評価:HV1280

動きの大きなカットの多い番宣だけど、比較的安定したところでも、やや小ぢんまりした分布になるソフトなHV。

暗めのカットがほとんどで、急勾配なグラデーション効果も多用しているけれど、低コントラストというわけでもなく、それなりに鮮明に見える。ほとんどノイズ効果のないすっきり画質っぽい特徴で動きの割には圧縮劣化も少なく安定した画質になっている。今期は低ノイズ作品が多いけれど,このままであれば本放送も安定した画質になりそうだ。

圧縮劣化が少ない分、乱れの少ない縦720のジャギの特徴もわかりやすく残っていてこれもHV1280。

ビビッドレッド・オペレーション 6話


局:TBS
放送日:2013/02/15
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


一部カットが不自然に明るく輝度がおかしかったので、輝度分布だけ。一応確認してみたけれど縦720のジャギもわかりやすいHV1280で1話から特に変化はなし。

右(明)方向にも左(暗)方向にも溢れてしまった状態で、明るいところが明るすぎるだけでなく、暗い部分も暗すぎる状態になっているカットが不規則に混ざった状態。溢れた輝度情報も切り捨てられていないので,補正すれば自然な色合いに修正できるものの,全体が間違っているわけではなので、適切に修正するのはかなり大変。録画データを補正して正常な状態で視聴するのが面倒というだけでなく、正常なカットをすべて差し替える必要がある点でBDでも事故カットが残ってしまう可能性が高くなりそう。

GJ部 6話


局:日本テレビ
放送日:2013/02/13
制作:動画工房
評価:HV1280


評価に影響する変化があったので再びGJ部。2話以来の童夢回だった6話で、比較しなければ大きめの円に近い鮮明HVというだけで終わるところだけど、2話と比べると一回り小さな分布になっていて、2話より少しソフトな絵になっている。線の特徴を見ると、ぼかし効果などの影響ではなく、処理自体異なっていて縦720に縮小した跡がしっかり残るHV1280に劣化していた。

線に注目すると2話に非常に近い縦830程度の特徴がしっかり残っていることから、2話と同じ状態だった絵をわざわざ1280x720に縮小してぼかした可能性が高そうだ。何故、というところは例によって憶測でしか語れないけれど、童夢に投げた2話だけ顕著に鮮明な映像になっていたので、他の回に近い質感にしてくれ、と頼まれたものの、効果で近い質感にするのが面倒だったのかリサイズの副作用としてのボケ効果を使って調整したとか?

折角縦810を超える精細な映像だったのに、細部が潰れただけでなく少し線に乱れも出てHV1280として見ると欠点の目立つ絵になってしまっている。別の事情で1280x720にする必要があっただけかもしれないけれど、指示でやった劣化だとすると、BDで2話も今回と同じようなに変わってしまい、演出的に狙った質感からずれていたとしても、2話は放送の方がBDより精細、という珍しい例になる可能性もありそう。

2話毎替わるEDは、3つ目も縦835でEDだけで見ると統一されているけれど、4, 5話も一部ではあるけれど本編に1280x720のカットが混ざっているところがあったりと、解像度だけでも少なくとも4つの異なる状態が存在するカオスなGJ部。

劇場版 くまのがっこう ~ジャッキーとケイティ~


局:NHK-Eテレ
放送日:2013/02/11
制作:ファンワークス
評価:HV1280


放送中のルルロロに近い特徴のCGの作品。

そのルルロロではフルHDに移行しているファンワークスだけど、映画でも2010年公開のこの作品では、CGらしいジャギの特徴がはっきりした映像で、縦720の黒帯なし16:9のHV1280だった。

スタッフの文字なども映像と同じ縦720で入っているけれど、かなり小さな字にしているために画数の多そうな漢字などでは潰れてしまっているところも多い。

劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME CM


局:TOKYO MX
放送日:2013/02/09
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280

絵で見てもテレビシリーズに近い質感で分布も大差なし。

明るさのバランスはもちろん、情報量の多い背景では細かい描写も多いので、解像度限界でジャギ感の強い線になってしまっているところが多い、といったところも変わらず、縦720のジャギもわかりやすい黒帯なし16:9のHV1280。

革命機ヴァルヴレイヴ 番宣 2回目



局:TBS
放送日:2013/02/08
制作:サンライズ
評価:HV1280-i(SPICE)

大半がCGっぽい映像だった初期番宣でも縞カットがあったけれど、新しい番宣ではほとんどがフィールド毎に拡大された縞HV状態になってしまっている。


縞解消後の分布。

しっかり黒くあまり細くない線で描かれている上に少し輪郭強調気味のくっきり感の強い画質でかなり鮮明に見える。それだけに上の補正しない状態で見ると線の崩れが目立ち少し汚い絵に見えてしまう。

若干荒削りな作りにも見えるし、本放送ではもう少し普通の画質に落ち着きそうな気もするけれど、番宣とはいえ出来の悪い映像を見せられる状況を考えるとちょっと心配。