2014年3月31日月曜日

2014冬のまとめと、たまにはビットレートの話

中二病戀が5~7話と11話辺りでリサイズ品質も微妙なボケ画質になっていたのは気になったけれど、今期も深夜アニメのHV1280+作品はすべて、初回の解像度をきっちり維持して終了。まだ終わっていないけれど、初期の一部だけHV1280+だったZ/X IGNITIONも途中で高精細化することもなく、ほぼ全体が1280x720のままで終わりそうだ。

まとめとして特に書くことがない冬期ということで、今回はHV1280+から話を広げてBS日テレの3月の変化のその後についてここで触れておこう。画質にはビットレート以外の要素が強く影響しているのであまり触れてこなかったけれど、 今回はビットレート視点で局の違いも見てみよう。ということでここ3ヶ月程度の局別の映像ビットレートのグラフ。





BSアニマックス(236)、キッズステーション@スカパー!(330)も含めているけれど、1日1回瞬間ビットレートを記録しそれを単純に並べただけのグラフ。BS局は局毎バラバラで個性的なグラフになっている。

小さい数字は月。

BS日テレは長く、安定した高ビットレートを維持していたのに3/3だけ少し高くなり翌日から下がっている、というところまでは以前書いた通りだけど、その後3/19に更に少しピークが下がっている。変更直後の映像と更に下がった19日以降の映像で見比べると、19日以降極僅かに悪化したようにも見えるものの、どちらの映像かわからないようにした上で見比べると優劣をつけられるような明確な差は見つけられず、まったく判別できなかった。おそらく悪くはなっているのだろうけど、誤差の範囲程度と考えてよさそうだ。

こうして並べてみると目立つのが非常に安定したビットレートになっているBSJAPAN。別条件でグラフ化すると多少変動はあるのだけど、ここではほぼ平らなグラフになっている。もちろん、平らだからBSJAPANは高画質という話ではないので念のため。BS日テレも変更前は高いレベルで安定していたけれど、3月以降は少しピークが下がっただけではなく、映像によって落ち込むようになった。

逆に映像に左右されて変化が大きいのがBSフジで、平均ではBS11を下回るようなスカスカなグラフになっている。2012/12~2013/1のBSフジの変化前も変動のある局だったけれど、量子化行列の変更後突出して変動幅が大きくなった。

この中ではBS-TBSが現時点でピーク平均ともトップだけど、去年の画質向上以前の方が更に高かった。高いグラフ=高画質なんて単純な話にはならず、ビットレートと画質の相関性はやはり弱い。


同じ条件で地上波も見ておこう。

お詫びと訂正
グラフ生成は定点観測を始めた3年前に作ったまま処理を少し加工して作ったものの元からバグがあり、特にMXは著しく不適切な状態だったため説明含め修正しています。




BS/CSのような局の個性がほとんどなく、MXを除くと見事などんぐりの背比べグラフになる。グラフの一番下を0Mbpsにしているので、高さの差がそのままビットレートの差になりBSの優位さもわかりやすいはず。

031はtvkだけど、tvkはピークはそれほど高くないものの、平均では高くグラフだけ見ると、tvkは画質が良さそうと思えてくる。 NHK、フジテレビ、tvkのボケ局も、このグラフではわからない。




去年の変化前のMXは他局とそれほど差のないグラフになっていたけれど、10月に上限に張り付くような状態になった後、11月頃の変化で顕著にスカスカなグラフになっている。それでもピークは他局と大差ない状態なので、4月からどう変化するか気になるところ。


常時マルチ編成になった4/1日放送開始後1時間程度複数回チェックしてグラフに加えてみると、ピークが劇的に下がっている。グラフでは9Mbpsを少し超えた辺りで頭打ちになっているけれど、もう少しサンプルを増やすとかろうじて10Mbps辺りまでは伸びているようだ。今後多少調整があるとしても劇的に変わることはないだろう。

映像として見た変化はいつも通り他局と比較して傾向を確認してみるとしても、予想通りとはいえ4月からのMXの画質は期待しない方がよさそうだ。

放送中アニメ評価一覧 2014年4月~6月

2014年4月~6月の放送中アニメ評価一覧です。

2014年7月~9月はこちら
2014年1月~3月はこちら

チェックしている新作でも欠けているものもあります。
個別のチェック記事へのリンクの数字は話数または日付。

作品名評価備考&リンク
NHKG団地ともおHV1280 1
EテレベイビーステップHV1280 1 番宣
EテレはなかっぱHV1280+ 1
Eテレおじゃる丸HVFULL 11/3/28
Eテレ忍たま乱太郎HV1280+ 11/3/28
NTVHUNTER×HUNTERHV1280 1 番宣
NTVそれゆけ!アンパンマンHV1280 1073
NTV金田一少年の事件簿RHV1280+/900 1 番宣
NTV名探偵コナンHV1280+/810 697 96 531 503
NTV金色のコルダ Blue♪SkyHV1280 1
NTVそれでも世界は美しいHV1280 1
TBSハイキュー!!HV1280+/864 1 番宣2 番宣
TBSブレイドアンドソウルHV1280 1 番宣2 番宣
TBS僕らはみんな河合荘HV1280+/864 1 番宣
TBSシドニアの騎士HV1280 1 番宣
TBS悪魔のリドルHV1280 1 番宣
フジドラゴンボール改 魔人ブウ編 
フジワンピースHV1280+ 414 377 367
フジちびまる子ちゃんHV1280+ 09/5/3
フジサザエさんHVFULL? 2195
フジピンポン THE ANIMATIONHV1280 1 番宣
フジ龍ヶ嬢七々々の埋蔵金HV1280 1 番宣2 番宣
テレ朝聖闘士星矢ΩHV1280+ 1 番宣
テレ朝暴れん坊力士!!松太郎HV1280+/810? 1 番宣
テレ朝最強銀河 究極ゼロ
~バトルスピリッツ~
HV1280 1
テレ朝ハピネスチャージプリキュア!HV1280+/900 1 番宣
テレ朝ドラえもんHV1280 09/11/20
テレ朝クレヨンしんちゃんHV1280? 09/11/20
テレ東ダイヤのAHV1280 1 番宣
テレ東ふるさと再生
日本の昔ばなし
HV1280+, HV1280
HVFULL
2 1 番宣
テレ東カードファイト!! ヴァンガード レギオンメイト編HV1280 
テレ東遊☆戯☆王ARC-ⅤHV1280+/810 1 番宣
テレ東ノブナガ・ザ・フールHV1280 1 番宣
テレ東オレカバトルHV1280 1 番宣
テレ東ドラゴンコレクションHV1280+/810 1 番宣2 番宣
テレ東ヒーローバンクHV1280 1
テレ東弱虫ペダルHV1280 1
テレ東マジンボーン評価:HV1280+/896.5 1 番宣
テレ東ソウルイーターノット!HV1280 1 番宣
テレ東ガイストクラッシャーHV1280 3 1 番宣
テレ東ディスク・ウォーズ
:アベンジャーズ
評価:HV1280+/900? 1 番宣
テレ東妖怪ウォッチHV1280+/810
HVFULL(ed)
1 番宣
テレ東イナズマイレブンGO
ギャラクシー
HV1280+/810 1
テレ東アイカツ!HV1280+/810
2013秋以降
1 番宣
テレ東GO-GO たまごっち!HV1280 1 番宣
テレ東ポケットモンスターXYHV1280+/810 
テレ東NARUTO疾風伝HV1280 376 SP 338 325 279
テレ東ミュータント・タートルズHV1280 1
テレ東フューチャーカード バディファイトHVFULL 1 番宣
テレ東デュエル・マスターズVSHV1280+/864 1
テレ東テンカイナイトHV1280 1
テレ東レディ ジュエルペットHV1280 1 番宣
テレ東FAIRY TAILHV1280 1 番宣
tvkデート・ア・ライブⅡHV1280 1
tvk風雲維新ダイショーグンHVFULL 
tvk魔法科高校の劣等生HV1280 
tvk健全ロボ ダイミダラーHV1280 1
tvkブラック・ブレットHV1280 1
tvk犬神さんと猫山さんHV1280 1
tvk棺姫のチャイカHV1280 
tvkニセコイHV1280 1
MX極黒のブリュンヒルデHV1280 1 番宣
MXラブライブ!第2期HV1280+/810 1
MXブレイクブレイドHV1280 1
MXキャプテン・アースHV1280 1 番宣
MX一週間フレンズ。HV1280 1
MX彼女がフラグをおられたらHV1280 1
MX星刻の竜騎士HV1280 1
MXマンガ家さんとアシスタントさんとHV1280 1 番宣
MXDIABOLIK LOVERSHV1280+/848 1
MXM3 ~ソノ黑キ鋼~HV1280 番宣
MX魔法少女大戦HV1280+/806 1
MXブラック・ブレットHV1280 1
MX史上最強の弟子ケンイチ
~闇の襲撃~
HV1280 1
MXノーゲーム・ノーライフHV1280 1
MX棺姫のチャイカHV1280 1
MX風雲維新ダイショーグンHVFULL 1
MXエスカ&ロジーのアトリエ
~黄昏の空の錬金術士~
HV1280 1
MXご注文はうさぎですか?HV1280 1 1
MX蟲師 続章HV1280 1
MXジョジョの奇妙な冒険
スターダストクルセイダース
HV1280 1 番宣
MXselector infected WIXOSSHV1280+/900 1
MXデート・ア・ライブⅡHV1280 1
MXパックワールドHV1280 1
MXニセコイHV1280 1
MXメカクシティアクターズHV1280 1 番宣
MX魔法科高校の劣等生HV1280 1 番宣
MX神々の悪戯HV1280 1
BS日テレエスカ&ロジーのアトリエ
~黄昏の空の錬金術士~
HV1280 
BS-TBSシドニアの騎士HV1280 1
BS-TBSブレイドアンドソウルHV1280 
BS-TBS悪魔のリドルHV1280 1
BS-TBS僕らはみんな河合荘HV1280+/864 
BSJふるさと再生
日本の昔ばなし
HV1280+, HV1280
HVFULL
1
BSJNARUTO疾風伝HV1280 338
BSJポケットモンスター
ベストウイッシュ2
HV1280+/810 1
BSJテンカイナイトHV1280 
BSJヒーローバンクHV1280 1
BSJマジンボーン評価:HV1280+/896.5 1
BSJソウルイーターノット!HV1280 1
BSJガイストクラッシャーHV1280 3
BSJ遊☆戯☆王ARC-ⅤHV1280+/810 
BSJ妖怪ウォッチHV1280+/810
HVFULL(ed)
1
BSJフューチャーカード バディファイトHVFULL 
BSJアイカツ!HV1280+/810
2013秋以降
62 1
BS11selector infected WIXOSSHV1280+/900 1 番宣
BS11一週間フレンズ。HV1280 番宣
BS11キャプテン・アースHV1280 1
BS11ご注文はうさぎですか?HV1280 
BS11マンガ家さんとアシスタントさんとHV1280 番宣
BS11極黒のブリュンヒルデHV1280 1
BS11健全ロボ ダイミダラーHV1280 
BS11ラブライブ!第2期HV1280+/810 1 番宣
BS11ブレイクブレイドHV1280 1 番宣
BS11史上最強の弟子ケンイチ
~闇の襲撃~
HV1280 1 番宣
BS11ブラック・ブレットHV1280 1 番宣
BS11彼女がフラグをおられたらHV1280 番宣
BS11魔法少女大戦HV1280+/806 1
BS11星刻の竜騎士HV1280 番宣
BS11神々の悪戯HV1280 番宣
BS11ノーゲーム・ノーライフHV1280 番宣
BS11蟲師 続章HV1280 1
BS11ジョジョの奇妙な冒険
スターダストクルセイダース
HV1280 
BS11棺姫のチャイカHV1280 番宣
BS11パックワールドHV1280 1 番宣
BS11ニセコイHV1280 1
BS11メカクシティアクターズHV1280 1 番宣
BS11魔法科高校の劣等生HV1280 
BS11デート・ア・ライブⅡHV1280 1 番宣

ブラック・ブレット 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2014/03/30
制作:キネマシトラス×オレンジ
評価:HV1280


比較的小さい円分布になるソフトHV。明るさを抑えたカットが多く線もあまり黒くないので、鮮明さは弱いものの、極端に低コントラストな絵でもなく、テレビの鮮明化処理でそれなりにHDらしい絵に見える環境が多いかも。

ノイズ効果が弱いのか、派手に動くところでも圧縮劣化はあまり多くなく、比較的安定した放送画質になっている。この手のすっきり画質であっても、4月以降のMXでこの安定さを維持できるかわからないけれど、MXとの相性のよさそうな特徴のアニメ。

ぼかし効果は強めでも作画時の線は比較的細く、全体に乱れのほどんとない縦720のジャギがはっきり残っていて、これもHV1280。

蟲師 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/03/30
制作:アートランド
評価:SD-ip/486(A)


1期1話だけの放送だけど、去年のファミ劇での再放送と比較しておこう。


MXの方が横の伸びが若干良いけれど、縦はファミ劇の方がよい。局の差ではなくアプコン処理から違うまったく別のソースで、ファミ劇はちゃんとフレームで拡大された理想的なアプコンのSD-pだったのに対し、今回のMXはSD-ipなので動きのあるところはフィールドで拡大されて縞が出ている。

縦の数字も違うけれど、当然拡大率も違っていて、ファミ劇の方が少し絵が大きい。普通ならファミ劇の方の絵が少し欠けてしまうところだけど、MXでは周囲に細い幅の黒額縁が付いたような無効領域が広めの映像になっているのでファミ劇はちょうどその額縁がなくなった状態になっているだけで、ほぼ絵の欠けはない状態。

アプコンとしても小さめの分布のボケ画質なので、映像ではそれほど印象差はないけれど、若干ノイズは多いもののファミ劇の方が背景の描写の潰れが少なくアプコン処理も上質なので、 ファミ劇の方が良い画質に見える環境の方がほとんどだろう。

2014年3月30日日曜日

ハイキュー!! 番宣 2回目



局:TBS
放送日:2014/03/30
制作:Production I.G
評価:HV1280+/864?


初期の番宣で見たところより少し鮮明なカットで一回り大きな分布になっているけれど、上下に傘っぽいノイズ分布が出るようになった。絵で見るとこの分布でも縦540の特徴が強く出ていて、これも片フィールドを捨てて縦2倍に拡大したように見えるけれど、フィールドに分けて見るとその推測は間違っていた。

通常片フィールドを捨てた映像はフィールド間で絵が異なる状態が起こり得ないのでコーミングなしの映像になり、BS11のマンガ家さんとアシスタントさんとの番宣も、どのフレームを見てもコーミングのない縞なし24fps映像になっている。

ここで前の松太郎が関係する話になるけれど、今日の松太郎ハイキューの番宣はどちらも縦540の特徴が強く残る映像なのにしっかりコーミング出ているという共通点がある。片フィールドにした映像を一旦24fpsに戻し、再び60i変換すれば似たような特徴の映像を作ることはできるものの、フィールドを比較すると単純に縦2倍に拡大した状態にはなっていないので、この二つの番宣の劣化は片フィールドを捨てたことが原因ではなさそうだ。




これは上のフレームのトップフィールドだけを取り出して縦2倍に拡大したときの分布。一番下は同様にボトムフィールドの分布。

トップに比べてボトムは縦が切れたように伸びが悪く、映像で比べても何故かボトムだけ顕著に縦ボケした絵になっている。意図してボトムフィールドだけをぼかさないとこんな特徴にならなそうな奇妙な映像。この特徴の映像はかなり前から存在していて稀でも何度か見たことがあるものの、なぜボトムフィールドだけがボケているのかは謎。

完全な憶測だけど、60iの実写映像でこのボトムボケ処理を加えると画質が向上して見えるような効果があってよく使われているものの、フレームで映像が作られるアニメや映画の場合は奇妙な劣化画像になってしまうので使ってはいけないのに、今回2つの番宣で偶然同時に不適切な処理を加えてしまった、辺りが真相かも?(まったく根拠なし)


理由はともかくアニメ本編でこの劣化パターンが出ている映像は久しく見ていないので、どちらの作品も本放送では正常な映像になるだろう。



ハイキューの映像について解像度の話も書いておくと、今回の番宣は劣化の影響で縦864の特徴はまったく残っていないけれど、横方向には1440放送でも1536のジャギの特徴がはっきり残っているので、本放送は初期番宣通り元はIGのHV1280+標準1536x864の映像で間違いないだろう。

暴れん坊力士!!松太郎 番宣


局:テレビ朝日
放送日:2014/03/30
制作:東映アニメーション
評価:HVFULL?-HALF


全体では一回り小さい分布になるところがほとんどだけど、鮮明なカットは傘付きの極端な横長分布になる。これも1080iの片フィールドを縦2倍に拡大した状態の劣化番宣だけど、このままで放送されるとも思えないし、本放送は正常な状態に変わるだろう。

追記
片フィールドを拡大したような絵に見えたものの、実際の処理は別と考える特徴があったため訂正。詳細は次の記事で。

線も太めで精細さは弱いものの、鮮明なカットでは線の境界も鋭利で線もしっかり暗いので、くっきり感の強い鮮明画質に見える。

劣化映像なので縦方向特徴は確認できないけれど、横方向は線も非常に滑らかで横1440放送でも元は1920あるいはそれ以上にもみえるような特徴が残っているカットが結構見つかる。番宣映像だけでは断定できないけれどフルHD制作の可能性が高そうだ。作画はどちらかというと簡素なので潤沢という程ではないとしても、予算的に結構余裕があるのかも?

ただ、演出的な効果の影響かもしれないけれどボケ気味のカットも多く、仮にこのカットがフルHD制作だったとしても全体がフルHDで作られているかも番宣では判断できそうにない。本放送ではその辺も合わせて調べてみる予定。

2014年3月29日土曜日

ベイビーステップ 番宣


局:NHK Eテレ
放送日:2014/03/29
制作:ぴえろ
評価:HV1280



ちょっと小さめの円分布で全体に似たような分布になるところが多い。春新番に多いぼかし効果強めのソフトなHVだけど、適度に暗くちょっと太めの線が基本なので、この分布でも十分鮮明に見える。

軽微なノイズ効果を使ったようなちらつきはあるもののノイズの粒はほとんど潰れてすっきりした絵になり、圧縮劣化も抑えられて比較的安定した放送画質になっている。

分布は省略するけれど、フィールド毎の拡大で縞になっているHV1280-i(GONZO)のカットが混ざっていた。その縞の状態から縦720→1080と拡大したのは間違いないけれど、ジャギ感の強い絵をぼかして整えたような特徴で、フレームで拡大されたところで見ても縦720の特徴が綺麗に残っているわかりやすいHV1280。

レディ ジュエルペット 番宣


局:テレビ東京
放送日:2014/03/29
制作:ZEXCS
評価:HV1280


少し横長だけどここまで四角感の強い分布は久しぶり。演出的に効果でコントラストを抑えたカットも多い番宣だけど、基本は線もしっかり暗い高コントラスト映像で、線も少し輪郭強調気味なのでくっきり感の強い鮮明HV画質になっている。

制作がZEXCSに変わるらしいけれど、ZEXCSのHV1280は大きな分布でも少し横長という作品が多いので、情報通りZEXCSと思えるような分布になっているのかも?

四角っぽい分布の割りには全体に線も滑らかに見え、ジャギ感はほとんどない。鮮明でもしっかり補間の効いたリサイズで元絵の特徴も良く残っているので線に注目すると1280x720より高解像度に見えるところが多いけれど、リサイズの副作用で発生した線の輪郭のノイズには縦720の特徴がはっきり残っていて、これもHV1280。しぶとくアプコンを続けたジュエルペットもHD制作に移行して、ようやくSD制作の30分枠新作アニメは絶滅することになりそうだ。

2014年3月28日金曜日

僕らはみんな河合荘 番宣



局:TBS
放送日:2014/03/27
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280+/864


横が切れた感じの分布になるくらい大きな円分布になる鮮明HV。線も黒に近い上に輪郭強調気味になっているので極端なくっきり画質に見える。これも色収差再現フィルタ的な色ずれ効果を使っているけれど、他にもカメラワークや光の効果を多用した癖のある映像。

派手な動きは少ないのでブロックノイズだらけになるようなフレームはないものの、全体にモスキートのノイズがかなり多い。はっきりとノイズ効果の跡は見えないものの、放送では潰れているだけで強めのグレイン風ノイズを使っていた影響で不安定になっている可能性が高そう。


少し輪郭強調気味の輪郭のはっきりした線なのでジャギの特徴もわかりやすく、縦は864。元はもえたんBASARA1536x864のHV1280+。

純粋な新作ではないOVA放送のケンイチもあるけれど、春4作品のブレインズ・ベースもこの作品は久しぶりにHV1280+。ここで調べた範囲では、2011年の春のDororonえん魔くん メ~ラめら以来3年ぶり。そのえん魔くんは1600x900と更に上のサイズだった。

GO-GO たまごっち! 番宣


局:テレビ東京
放送日:2014/03/27
制作:OLM
評価:HV1280



前シリーズと同様横長の楕円で特に変化はみられない。

分布通り縦に少しボケているものの黒に近い線なので黒浮きが気になるようなところもなく、全体にメリハリのあるくっきり画質になっている。

少し乱れはあるものの縦720のジャギもはっきり残っていて、引き続きHV1280。

ブレイドアンドソウル 番宣


局:TBS
放送日2014/03/27
制作:GONZO
評価:HV1280


場所に差があり、特に人物が小さく描かれたカットが鮮明になっているけれど、平均的なカットは小ぢんまりした分布の円分布になるところが多く、どちらかというとソフトなHV画質。

背景CGが目立ったCMがあちこちで放送されていたけれど、番宣ではCGっぽい映像から簡素でも普通のアニメ絵が中心の作画に変わっている。

その簡素な作画に加えノイズ効果も弱いのか派手な動きでもブロックノイズだらけになるような破綻フレームはほとんどなく、安定感はまずまず。

大半は滑らかに見える線になっているけれど、特に細かい描写では通常より絵を縮小して使っているためにガタガタと表現したくなるくらいジャギ感の強い線になっているところがあり、乱れのない縦720の特徴がはっきり残っていて、これもH1280。

2014年3月26日水曜日

ソウルイーターノット! 番宣


局:テレビ東京
放送日:2014/03/25
制作:ボンズ
評価:HV1280?


円に近い分布でも小ぢんまりした感じの少しソフトなHV画質。

狙った質感かもしれないけれど、癖のあるリサイズで拡大していて、線の崩れや輝度ムラもあり、粗さの残る絵を少し強めにぼかして整えたような作りに見える。極端に小さい分布ではないけれど、ぼかしの副作用で細い線の黒浮きも目立ち、細かい描写も潰れ気味になっているなど、ボンズに多い鮮明画質にはなっていない。

断片的でも縦720に近い特徴が広範囲に残っているので、これもHV1280で間違いなさそう。ただ、ズームやパンなどのカメラワーク的な動きの影響で正確に720と断定できるフレームが見つからなかったので、?付きで本放送まで保留。

2014年3月24日月曜日

マンガ家さんとアシスタントさんと 番宣



局:TOKYO MX
放送日:2014/03/23
制作:ZEXCS
評価:HV1280


BS11の番宣が劣化画質だったのでMXで再確認。下はBS11で見たフレームの再掲。

MXはちゃんと片フィールド分情報が欠けることもなく、きれいな円に近い分布になっている。

BS11では横方向しか確認できなかったけれど、MXで見ると縦も正確に720のジャギが綺麗に残っていて、HV1280で間違いなし。



局:BS11
放送日:2014/03/22
制作:ZEXCS
評価:HV1280-HALF



番宣だけの問題なので気付いても触れないこともあるけれど、BS11の番宣で毎クールごと片フィールド映像になっているが数作品存在する状態が続いている。

遊☆戯☆王ARC-V 番宣


局:テレビ東京
放送日:2014/03/23
制作:ぎゃろっぷ
評価:HV1280+/810


以前から頻繁に番宣は流れていたけれど、安定したフレームがなかったため予告枠での長めの番宣の映像でチェック。

特別大きいわけではないけれど、前シリーズ同様綺麗な円分布になる鮮明HV。

線を拡大して見ると、癖のあるリサイズで4ピクセル周期の輝度ムラも出ているけれど、映像としては線も滑らかに見え粗さはまったくなく、見た目の印象は悪くない。

輝度ムラはあっても拡大処理での乱れはしっかり抑えられていて縦810の特徴もはっきり残っていて、引き続き1440x810のHV1280+。

2014年3月23日日曜日

ノーゲーム・ノーライフ 番宣


局:BS11
放送日:2013/03/22
制作:マッドハウス
評価:HV1280


これも極端に小さい分布になるカットが多いボケHVだけれど、鮮明なところは少し縦長の楕円分布になる。NHK地上はボケのような分布だけど、番宣編集時に横に少しぼけるような劣化があっただけで、本放送では少し傾向が変わるかも。

全体に彩度高めで色効果を多用した映像だけど、色付きの線に加え色収差フィルタのような色ズレもあり、派手な色使いの絵になっている。そんな特徴でも適度なメリハリもあり見辛い映像という感じはあまりしない。


グレイン効果の影響か圧縮劣化もそれなりに出ているけれど、マッドハウス作品にありがちな線の崩れはしっかり抑えられていて比較的安定した画質になっている。縦720のジャギもそれほど乱れず残っていて、これもHV1280。

デート・ア・ライブⅡ 番宣


局:BS11
放送日:2013/03/22
制作:プロダクションアイムズ
評価:HV1280


大きな分布だった1期とは比較にならないアプコン並みに小さい分布になる極端なボケ画質。ある程度暗さを維持した線が大半のカットもあるので、分布から想像するほど極端なボケ画質には見えないけれど、全体にメリハリのない絵になっている。細かい描写の潰れもあり、環境によってはアプコンを疑いたくなるような映像に見えてしまうかも?


2014冬は効果控えめの癖のないすっきりくっきり画質のアニメが多かったけれど、2014春はボケ祭りと言いたくなるくらい強いぼかし効果を多用した番宣が目立つ。

制作が変わったといってもAICから出ただけという感じかと思ったけれど、いなりの番宣辺りまではまだAICらしい画質のカットもあったものの、今のアイムズにAICらしい画質の特徴はほとんど残っていない。







この分布でもフルHDへの拡大処理ではほとんど乱れもなく、縦720のジャギもはっきり残っていてこれもHV1280。

神々の悪戯 番宣


局:BS11
放送日:2013/03/22
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280


小ぢんまりした円分布。全体に似たような分布で安定している。ソフトな質感でも特に乱れも粗さもなく、精細感のある絵に仕上がっている。

映像全体のコントラストは高く、輝度効果できらきらしたようなカットもある派手な映像だけど、カット単位で見るとコントラストやを抑えた落ち着いた質感になっているところが多い。映像の作りとしては派手なのに、画質的には地味にしたような印象。

縦720のジャギも比較的綺麗に残っていて、これもHV1280。

星刻の竜騎士 番宣


局:BS11
放送日:2014/03/22
制作:C-Station
評価:HV1280


C-Station初の元請制作作品。

少し角ばった感じでも大きめの円に近い分布になる鮮明HV。線もしっかり暗いメリハリのあるくっきり画質になっているけれど、カットによってはガタガタと表現したくなるほど全体にジャギ感の強い線になっている。本放送ではもう少し落ち着いた絵になるかもしれないけれど、どことなく安っぽい作りに見えてしまうのは初作品では仕方ないところかな?

比較的すっきりした絵に見えるけれど、動きのあるカットの劣化はBS11の平均以上で不安定。ちらつきらしいちらつきは見えないけれど、潰れただけでしっかりノイズ効果が掛かっているのかもしれない。

ガタガタな線なので縦720の特徴もわかりやすく、これもHV1280。C-Station公式を見るとフルHD含め多くのHV1280+作品に携わっているのでちょっと期待してみたものの、無理せず無難にHV1280を選択したようだ。

ラブライブ! 2期 番宣


局:BS11
放送日:2014/03/22
制作:サンライズ
評価:HV1280+/810


比較的鮮明なカットでもこの程度で、1期1話と比べると一回り以上小さくなるカットばかり。中にはアプコン並みに小さい分布になるところもあり、番宣映像で見る限りぼかし効果を多用して1期よりボケ気味の絵に変えているようだ。

ただ、狙ってやっているというより、線の輪郭も少し崩れて見えるカットも多く、1期より雑というか、技術的に少し劣った作りになった感じがしないでもない。PVや番宣だけがそんな特徴という例は多々あるので、本放送は1期と大差ない質感に向上するかも?

この分布でも細かい描写はそれなりにあり、特に細かい描写には縦810のジャギもはっきり残っていて、1期同様1440x810のHV1280+。

一度HV1280+で作ってもあっさり1280x720に戻る制作が多いのでちょっと心配していたけれど、ラブライブはしっかりHV1280+を維持してくれそうだ。

マンガ家さんとアシスタントさんと 番宣


局:BS11
放送日:2014/03/22
制作:ZEXCS
評価:HV1280-HALF


傘付きの極端な横長楕円分布。BS11の番宣でも最近ちらほら出てくる1080iの片フィールドを捨てて拡大した映像。実質縦540程度の絵なので線がガタガタになっている。放送予定の文字はちゃんと縦1080で入っているので、番宣用の加工時に劣化したのだろう。

基本は線もしっかり暗い高コントラストの鮮明HV。効果も控えめで癖のないすっきり画質に見える。

縦方向の情報が失われているので、横方向の特徴しか確認できないけれど、ほぼ正確に1280のジャギが残っているカットもあり、元は普通にHV1280。

史上最強の弟子ケンイチ 闇の襲撃 番宣


局:BS11
放送日:2014/03/22
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280


鮮明なカットは大きく綺麗な円分布になる癖のない高コントラストのくっきり鮮明画質。線も全体に滑らかでリサイズ時の乱れもほとんどない。

ノイズ効果がほとんどないのか圧縮劣化が非常に少なくBS11でも安定した画質になっている。

 
縦720の特徴も綺麗に残っていて、これもHV1280。

ドラゴンボールZ 神と神 特別版


局:フジテレビ
放送日:2014/03/22
制作:東映アニメーション
評価:HV1280



フジテレビボケの影響もあるだろうけど、最初からにソフトなHV映像だったと思えるくらい小さい分布になる。線もあまり黒くない上、強いぼかしの影響もあって細い線の黒浮きも多。これもフジの劣化の影響かわからないけれど、線の輪郭も少し荒れていて、どこかはっきりしない絵に見えるシーンがほとんど。


縦720の十分近い数字なのは間違いないけれど、アニメ絵より鮮明なタイトルロゴには縦720のジャギもはっきり残っているので、アニメ映像も正確に縦720で間違いないだろう。タイトルのところでテレビ用に付け加えた"特別版"の文字は普通に縦1080の解像度になっていた。

2014年3月22日土曜日

オレカバトル & ドラゴンコレクション 番宣



局:テレビ東京
放送日:2014/03/21
制作:?
評価:HV1280

オレカバトルの分布。

少し縦長の巨大な楕円分布になるくっきり鮮明HV。驚くことにこの分布でも乱れのほとんどない縦720のジャギがはっきり残っていて元は普通にHV1280の映像だった。

リサイズの工夫だけではここまで大きな分布にすることは難しいので、拡大後に線の輪郭をはっきりさせるようなフィルタ処理を使って鮮明さを強調した可能性が高そう。その手の処理には線が歪むなどの副作用が出るタイプもあるけれど、多少輪郭強調気味になっている程度で元の線の特徴はしっかり残っているように見える。

ちゃんと高解像度で作られた映像のような緻密さや精細感は出せないし、細かいことを言えば気になるところもあるけれど、鮮明さを欲張ったような絵でも目立った欠点がなく良く出来た映像に仕上がっている印象。



局:テレビ東京
放送日:2014/03/21
制作:?
評価:HV1280+/810


ドラゴンコレクションパートの分布。上と比較すると一回り小さいけれど、オレカバトルが特異な存在なだけで、これでも十分大きな円に近い分布でしっかり鮮明に見える。

線もしっかり暗いけれど、オレカバトルよりは少し明るい線で鮮明でも落ち着いた質感のHV画質になっている。線も少し細いのでドラコレの方が精細な絵に見える。

そう感じるのも当然という感じで、ドラコレは縦810のジャギがはっきり残る1440x810のHV1280+で作られていた。

ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ 番宣


局:テレビ東京
放送日:2014/03/21
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/810?


アプコンとあまり変わらない小さい分布になるソフトHV。この分布でも太めでしっかり暗い線が基本の高コントラスト映像なので、十分鮮明に見える。

比較的強いノイズ効果があるのか、動きの少ないところでも圧縮劣化は多め。それでも軽いグラデーション塗りを除くとベタ塗りに近いすっきり絵の上、強いぼかし効果もかかっているので、荒れて見えるほどには不安定にはなっていない。

こんな分布なのに縦720っぽい特徴はまったくまく、縦810に近いジャギが断片的に残っていた。圧縮劣化の影響で縦810と誤認するような特徴になることもあるけれど、この映像だけで判断すると1440x810に見える。ただ全体に線の輪郭がはっきりせず断定できないので?付きで本放送まで保留。

戦国無双SP ~真田の章~


局:テレビ東京
放送日:2014/03/21
制作:TYOアニメーションズ
評価:HV1280


大きな円分布になる鮮明HV。線もしっかり暗く高コントラストのくっきり画質。軽微なノイズ効果を使っているように見えるけれど、放送ではほとんど潰れてすっきりした絵になり、圧縮劣化も少なく安定感も高い。

作画の出来はともかく、細い線で細かく描いているところも結構あるのに、解像度限界で細かい部分が潰れたり、ジャギ感のある線になってしまったりしたところが多く、作画を活かしていない撮影解像度がもったいない。

大半の線はジャギ感もほとんどなく、十分滑らかに見えるけれど、リサイズでの乱れもないので、縦720の特徴も綺麗に残っていて、これもHV1280。

ケロロ



局:BSアニマックス
放送日:2014/03/22
制作:サンライズ
評価:HV1280


思ったより短かったけれど新作のFLASH部分の分布。PC作画など、計算で描かれた線の時に出やすい同心円状の分布も見えているけれど、それとは別に背景にノイズのような分布が薄く広がった二重の特徴が見える。


線がガタガタになっているところが多く、大半はベクトル化せずPC作画で描いたビットマップ画像をFLASHで動かしているだけに見える。しっかり動画で描いているカットも多く、結果的にFLASHっぽい質感にはなっていない。

FLASH内でのリサイズは微妙だけど、拡大時の
リサイズでの乱れはほとんどなく縦横とも1280x720の特徴が非常に綺麗に残っていてこれもHV1280。



評価:HV1280-i(GONZO)

にぎやかな分布になっているけれど、OPを使い回した冒頭のケロロアワーの看板映像。

後から加えたロゴは問題ないけれど、背景の映像は例によってフィールド毎の拡大で縞々状態になった劣化HV画質になっていた。

金田一少年の事件簿R 番宣


局:日本テレビ
放送日:2014/03/22
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900


大きな分布でも四角感が強いけれど、特に縦方向の伸びが悪いところが多く横長の分布になるところが多い。

リサイズの問題か、分布通り縦方向に少し崩れた線になっているけれど、普通に見て気になるような粗さはなく、それなりに精細感のあるHV画質に見える。カットによって少し線の黒さも違うけれど、黒というほど暗くないので、くっきり画質というほどのメリハリはない。


縦方向は線の輪郭がはっきりしないけれど、横方向は乱れも少なく特徴も良く残っていて、1440放送でも正確に横1600のジャギが残っているフレームがあった。元は東映アニメーションに多い1600x900のHV1280+で間違いなさそう。

今日のあすかショー Blu-ray CM


局:TOKYO MX
放送日:2014/03/21
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280


放送ではAT-X限定で未チェックだったのでCMで確認しておこう。

カットによって画質に差があるけれど、平均するとこの辺りで、少し縦の伸びが悪く横長に見えるところが多い。演出的な理由なのか、線の黒さもカットによってバラバラで見た目の鮮明さもまちまちで統一感がない。

上下に×状の分布が見えるけれど、以前のSILVER LINKが多用していた鮮明さ優先のリサイズで拡大している影響。ただ、この分布パターンの他作品よりも線の揺らぎは目立たず十分滑らかに見え、印象も悪くない。

縦720の特徴もそれほど乱れず残っていて、これもHV1280。

劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~


局:テレビ東京
放送日:2014/03/21
制作:ぎゃろっぷ
評価:HV1280+/810


比較的鮮明なカットでも、小ぢんまりした分布になる少しソフトなHV画質。テレビシリーズのHD化初期から拡大時のリサイズの質が微妙で、線の輪郭が崩れたような特徴になっていたけれど、この劇場版も似たような特徴で、全体に線が少し荒れている。

縦810の特徴はしっかり残っていて、テレビシリーズと同じ1440x810のHV1280+。

GJ部@ Blu-ray DVD CM


局:BS日テレ
放送日:2014/03/20
制作:動画工房
評価:HV1280


かなり小さい分布になるかなりソフトなHV画質。

テレビシリーズは大半はHV1280でも十分鮮明な画質だっただけに、どこか眠い感じの絵になってしまった感じ。線は適度に暗いのでボケた絵に見える環境は少ないだろうけど、細い線の黒浮きも多くテレビシリーズよりメリハリのない絵になっている。CM編集時の劣化という感じもしないので、放送も円盤も大差ない画質になりそう。



リサイズはテレビシリーズより上質、というか普通で乱れの少ない縦720のジャギもはっきり残っていて引き続きHV1280。

2014年3月20日木曜日

棺姫のチャイカ 番宣


局:BS11
放送日:2014/03/19
制作:ボンズ
評価:HV1280


少し四角感はあるけれど、かなり大きな分布になる。高コントラストのボンズらしい鮮明画質だけど、少し太めで黒に近い線が輪郭強調気味になっているので、極端なくっきり画質に見える。線が太めな分精細さはあまりないものの、しっかり描き込まれた線の多い作画なので、情報量が多い絵に見えるカットが多い。

潰れて見えないだけかもしれないけれど、ほとんどちらつきのないすっきり画質で、動きのあるところでも圧縮劣化も少なく安定感はまずまず。


少し鮮明さを欲張ったような質感でも線も十分滑らかに見え、リサイズでの乱れも少ない。

トップクラスの鮮明さでも特に精細なわけでもなく、縦720の特徴もはっきり残っていてこれもHV1280。

2014年3月19日水曜日

ヒーローバンク 番宣


局:テレビ東京
放送日:2014/03/19
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280


もやっとした分布になっているけれど、大きく動くカットばかりの番宣で全体に圧縮ノイズが多く、画質評価には向かない映像が主因なので、本放送ではもっとすっきりした分布になるはず。もしっかり暗い線の高コントラストのくっきり画質になっている。

ノイズは多いものの、ブロックノイズだらけのボロボロの映像というわけでもなく、動きの割りには安定している方かも。

CGカットが多いけれど、通常のアニメ絵を含め、全体にジャギ感の強い絵で、線間隔の狭い細かい描写はガタガタになっているところが多い。おかげで圧縮劣化の影響があっても縦720の特徴がはっきり残っているところが多く、CG含め全体がHV1280。

2014年3月18日火曜日

FAIRY TAIL 新シリーズ 番宣


局:テレビ東京
放送日:2014/03/17
制作:A-1 Pictures, ブリッジ
評価:HV1280


劇場版は当然のようにHD化していたけれど、アプコンのまま終わってしまったテレビシリーズもHDで再開。

効果多用のカットが多い番宣で、安定したフレーム少ないけれど、鮮明で比較的安定したフレームは円に近い分布になる。線も適度に暗い高コントラストの癖のないくっきり画質。

グラデーション塗りでも緩やかな変化なのでベタ塗りに近いすっきり作画に見えるけれど、圧縮劣化が少ないというほどでもなく、軽微なノイズ効果を使っているように見える。

線は十分滑らかに見えるけれど、どちらかというと鮮明さを優先したリサイズで拡大していて、3ピクセル周期の揺らぎも出ている。それでも分布に×状の分布がはっきり見えるような鮮明さを欲張ったようなリサイズ処理ではなく、縦720のジャギの特徴もはっきり残っていて、これもHV1280。

2014年3月16日日曜日

彼女がフラグをおられたら 番宣


局:BS11
放送日:2014/03/15
制作:フッズエンタテインメント
評価:HV1280


小さめの横長楕円分布になるソフトHV。彩度を抑えた明るい絵でも線は十分暗いので、ボケた絵に見える環境は少ないだろう。ただ、強いぼかしの影響で細い線が黒浮き気味になり、どこかはっきりしない絵に見えてしまうカットも多い。

特にリサイズでの乱れはないものの、少しジャギ感の強い少し荒れた感じの線になっている。狙ってこの質感にしているのかもしれないけれど、線の粗さを誤魔化すために強めにぼかしたと考えたくなるような作りに見えなくもない。

圧縮劣化も少なくは無いけれど、大きく動くところでも破綻フレームは少なく安定感は中の下くらい?
 
わかりやすいというほどではないけれど、縦720のジャギもしっかり残っていてこれもHV1280。

2014年3月14日金曜日

一週間フレンズ。 番宣



局:TOKYO MX
放送日:2014/03/13
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280


比較的綺麗な円分布になる高コントラストの鮮明HV。彩度を抑えた明るい淡い絵でも線はしっかり暗いのでくっきり画質に見える。

動きの大きなところでは相応に劣化も見え、動きの少ないところもモスキートノイズが若干多いものの、特に荒れた絵というわけでもなく、NRが効いていれば十分安定した映像に見えそう。


意図してやっているようにも見えるけれど少し粒状感のある線になっていることが影響してわかりやすい特長が残っていないところが多いけれど、線の輪郭のノイズには縦720のジャギもしっかり残っていて、これもHV1280。



評価:HV1280-i

またこんな分布のカットが相当量混ざっていて、例によってフィールド毎の拡大で絵が崩れた縞HV映像。

これも正確に縦720→1080と拡大しているけれど、過去のHV1280-iの4分類に該当しない珍しいタイプだった。拡大後に加えた文字が崩れる問題があるけれど、映像としては

Destripe(360, 6, 5, 4)

辺りの設定でそれなりの絵に改善できる。

2014年3月12日水曜日

selector infected WIXOSS 番宣


局:BS11
放送日:2014/03/11
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/900


春の深夜アニメでは貴重なHV1280+作品になりそうなので、スルーすることが多いyoutubeのPVでチェック済だれど、放送番宣で再確認しておこう。

PVと共通の映像が多いので、youtubeで見たフレームと同じところで比較。

似たような大きな円分布でも、youtubeは横1920を維持した映像だったのに対し、BS11はいつも通り横1440経由のなので横の伸びが微妙に悪い。圧縮劣化もyoutubeの方が目立たず線の乱れも抑えられている。

安定感ではyoutubeの圧勝という感じだけど、全体に細かい描写が潰れてのっぺりした絵になってどこか安っぽい映像に見えてしまう。好みの問題になるけれど、多少荒れても情報量の多いテレビ映像の方が魅力的な映像に見える。

PV同様、放送で見ても正確に縦900の特徴がしっかり残っていて元は1600x900のHV1280+で間違いなし。

若干線に粗さが残る少し粗い絵でテスト的な映像っぽく見えるのもPVと同じだけど、その分メリハリのある絵になっているので狙ってやっているのかもしれない。ただ最近のJC作品にはない特徴なので本放送はもう少し落ち着いた質感に変わりそうな予感。JCは解像度もバラバラなので、1600x900から別のサイズが変わる可能性もありそう?

マジンボーン 番宣


局:テレビ東京
放送日:2014/03/11
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900?


縦の伸びが良い巨大分布の鮮明HV。線もしっかり暗い高コントラストのくっきり画質だけど、線がそれほど細くないので、この分布でも精細感はそれほど強くない。

大きく動くカットが多いけれど、動きの少ないカットも比較的圧縮劣化が目立つところもあった。ベタ塗りにすっきり画質に見えるけれど、強めのノイズ効果が掛かっているのかも?

動きや劣化の影響で1ピクセルの精度で確認できるフレームは見つからなかったけれど、東映に多い縦900に近い特徴が広範囲に残っているので、1600x900かそれに近いサイズだろう。

2014年3月11日火曜日

GJ部 とある飛空士への恋歌 で BS日テレの変化を検証

3/3~3/4にかけてBS日テレのエンコーダが変わったので、変更前後で比較してみよう。BS日テレはほぼ一定のビットレートを維持していた局で、3/2まで映像20.3Mbps辺りの数字で安定していたけれど、 3/3の定点観測で20.6Mbpsになり、翌3/4以降は19.7Mbps辺りで落ち着いている。CBRに近い傾向続いているけれど、真っ黒画面のように情報の少ないところではデータが極端に小さくなるようになり、以前よりビットレート変動幅は大きくなった。

ビットレート以外は特にスペック的な変化はなく量子化行列等もそのままだけど、映像で比較すると画質は大きく変わっている。



放送日:2014/02/27
評価:HV1280

上が8話、下が9話のGJ部OPの同じフレーム。

分布ではわかりにくいけれど、変化前の上の方がノイズが少ない分周囲が暗く、中心の明るい部分の伸びが少し良い。変化後の9話は圧縮ノイズが目立ち8話の方が安定している。特に動きの大きなシーンやシーンチェンジなどではブロックノイズが大幅に増え少し不安定な画質になった。

逆に良くなったところを探して見ると、以前よりディテールの潰れが少なく情報量の多い絵になっているところが増えているけれど、圧縮劣化で崩れているところも多いので、全体では特に情報量の多い絵になった感じはなく、むしろ細かい描写の潰れの方が気になるくらい。



放送日:2014/03/06
評価:HV1280

もう一点、映像ではっきり変化が出た要素は今回も色で、同じ絵で比べると8話までと9話で微妙に異なっている。完全に一致というほどではないけれど、恋歌で比較すると変化後は現在のMXに近い色合いになっている。圧縮劣化の傾向もMXに似ているし、去年のMXと今回のBS日テレの変化には共通点が多い。


GJ部のBDと比較すると8話までは非常によく近似していたけれど、9話は微妙に異なる色に変変わった。色に関しては放送局もBDもいい加減で、同一条件で比較しても作品によって一致したりしなかったりするので断定は難しいけれど、過去の比較から判断すると以前のまとめの通り、BS日テレやMXは変更前の方が正常で、今は本来の色とは違う色になっていると考えられる。

分布は省略するけれど恋歌のOPも似たような傾向で、変更後の3/9の放送の方が圧縮劣化が目立つ不安定画質になっている。恋歌でMXと比較し直してみると、現状でもMXより安定した映像に見えるところが多いものの、以前よりMXの方が良く見えるところも多く見つかるようになり、画質差はかなり縮まった。

他にも画面左隅の絵のない無効領域が出て僅かに絵が欠けるようになるなど、今回のBS日テレの変化は悪くなった要素が多かったようだ。


GJ部と恋歌で比較すると画質は悪くなったように見えるけれど、CMなどの実写映像は逆の傾向で、以前より圧縮劣化が劇的に減っていたり情報量の多い緻密な映像が結構見つかる。この点もMXの変化と共通するところだけど、以前より映像の特徴に左右されやすくなったようだ。元映像の情報を多く残せるようになったという点でエンコーダの性能は上がったものの、その分圧縮負担が大きいグレインのようなノイズ効果への耐性が無くなり、そういった効果が使われることが多いアニメと相性の悪い局になってしまったと言えるかもしれない。

2014年3月10日月曜日

ナンダカベロニカ 1話


局:NHK Eテレ
放送日:2014/03/10
制作:サイクロングラフィックス
評価:HV1280


小ぢんまりした分布のソフトなHV画質。上下に色の影が見えるけれど、鮮明さを優先したようなリサイズで拡大している。

この分布でも太めの線が多いのでそれなりに鮮明に見える。ただ、強いぼかしの影響で太さによって線の黒さのバラつきが大きく、ちょっとバランスの悪い絵に見えてしまうカットが多い印象。


縦720というよりは1.5倍に拡大した3ピクセル周期の特徴が強いけれど、これもHV1280。OPも本編と同じだけど、EDの3GCGは圧縮劣化で特徴がはっきりせず断定できるほどの特徴は見つからなかった。一見高解像度に見える特徴もあるものの、僅かでも縦720に十分近い特徴が残っているフレームがあるのでおそらくEDも1280x720だろう。

わしも -wasimo- 1話


局:NHK Eテレ
放送日:2014/03/10
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/873


CG中心の短編アニメ。

NHK地上波ボケの影響で横の伸びが微妙に悪く縦長になっているけれど、かなり大きな楕円分布の鮮明HV。極端に太い輪郭線で精細な印象は弱いものの、細かい描写も結構多い。

全体に線も滑らかでジャギの特徴もはっきりしないけれど、シャープフィルタで補正すると縦873のジャギが見えてくる。短編ではpupaも同じだけど、これもディーン標準1552x873のHV1280+。

カードファイト!! ヴァンガード レギオンメイト編 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/03/09
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280


前シリーズ同様、縦の伸びが極端に悪い横長楕円分布のまま。

線がしっかり黒いので普通に見ていて縦方向のボケが気になる環境はほとんどないだろうけど、垂直な線はくっきりしているのに、水平に近くなるほど輪郭がはっきりせずぼやっとした線になってしまっている。その影響で細かい描写は縦方向だけ潰れ気味になっているもったいない作り。

縦ボケの原因は撮影までの問題で、フルHDに拡大する処理では特に乱れもなく縦720の特徴もはっきり残っている。

2014年3月8日土曜日

劇場版 薄桜鬼



局:TOKYO MX
放送日:2014/02/20
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/910.5
 
映像自体ユニークなサイズだったこと、ノイズ効果での劣化で特徴がはっきりしないカットが多かったこともあって第一章特別編の放送から時間が経ってしまったけれど、第二章のCMと合わせてチェック。

第一章特別編の分布。

巨大というほどではないけれどかなり大きな円分布になる。極端に細くもなくしっかり暗い線で描いているので、暗いシーンが多くてもメリハリのある鮮明精細HV画質になっている。ジャギ感もほとんどなく、滑らかに見える線がほとんど。



若干線に乱れはあるもののグレインの影響と思われる圧縮劣化が主因でリサイズでの乱れは特になく、細かい描写も乱れずしっかり残っている。圧縮劣化が少ないわけではないけれど軽微なので普通に見ていて気になるようなシーンは少なく、十分安定した放送画質に見える。

数字の確認に苦労したけれど、テレビアニメのディーン標準873より高精細で縦は910.5辺りの中途半端な数字。計算では横は1619辺りになる。

映画でも黒帯なしの16:9映像にはなっているけれど、オリジナルはビスタなど16:9でない可能性もありそう?ただ、公式にある画像もほぼ16:9になっているし、これも16:9で作っているのにフルHDサイズに拡大する時に少し欠けたパターンだろう。



局:TOKYO MX
放送日:2014/02/20
制作:スタジオディーン
評価:HV1280+/910.5


第二章のCM。

あまり変わらないけれど、CMで見る限り第二章の方が少し鮮明な映像になっていて、くっきり感も増して見える。分布でも縦方向の伸びが良いカットが多い。

第一章本編の映像よりジャギの特徴もわかりやすく残っているけれど、縦はやはり910.5辺りで同じサイズを維持している。