2013年9月30日月曜日

宮河家の空腹


局:tvk
放送日:2013/09/29
制作:Ordet/エンカレッジフィルムズ
評価:HV1280


MX, BS11と同じところ。

いつも通り他局より小さな分布で、ノイズも多く周囲が明るくなっている。 それでも元が極端な鮮明さなので比較しなければtvkも十分大きな分布になる鮮明さを維持して、大差ないくっきり画質に見えるところがほとんど。

ただ、MXが緻密な絵になったので背景のディテールなど情報量の差は今までより大きくなり、比較するとのっぺりした絵に見えてしまう。

逆に、少しボケたことで過剰な鮮明さのない落ち着いたHV画質となった思えばそう見えるし、少しノイジーでも好みによっては他局より見やすいと感じることもありそう?

2013夏 HV1280+深夜アニメのまとめ

冬、春と途中で変わる作品があったので全部終わってからのまとめにしてみたけれど、今クールは全作品変化も例外回もなかったというオチ。本数では実質過去最高になったものの、サプライズもなくここではディーンの頑張りが際立った2013夏。

1
(1699)x955.5
Free!
京アニ標準フォーマットのまま1クールぶりにトップで復帰
OP, EDのフルHDも維持
2
(1600)x900
とある科学の超電磁砲S
継続だけどフルHD2作終了でランクアップ
3
(1552)x873
義風堂々!! 兼続と慶次
ディーン標準になりそうだった869から整数で16:9になる873に
3
(1552)x873
ローゼンメイデン
同時3作は無理かと思ったけれどこれも873
5
(1545)x869
八犬伝 -東方発見異聞-
1期の特徴のまま再開
途中で上2作品と同じ873になることもなく869維持で終了
6
(1523.5)x857
進撃の巨人
3話で857になってからは最後までそのまま
7
1440x810
銀河機攻隊 マジェスティックプリンス
全話1440x810で変化なし
7
1440x810
恋愛ラボ
3作品揃わなかったものの2本の動画工房
これも全話1440x810で終了

確認した中では動画工房初の1440x810だった夏雪ランデブーは1, 2話程度しか確認しなかったけれど、CSフジの再放送で再チェックしたところ全話統一されていて、結局GJ部が例外的な存在だった。進撃の巨人も比較的早いタイミングで変わったけれど、1, 2クールが多い夜アニメで途中で変わるような作品は稀な存在と考えてよさそうだ。

30分枠で8本はスタート時点で2013冬と同じだけど、春からのドリランドの時間変更と、GJ部がHV1280+で完走しなかったこと考慮すると微増傾向が続いている印象。ただ過去最高本数でもディーン3本、動画工房2本と制作の偏りが激しい。


制作数が少ないので、今回は制作毎の動向ではなく過去4年の推移を簡単に振り返ってみよう。並べてみると、2012年春が区切りになってる感じがわかりやすい。

2009秋1東映アニメーション
2010冬1SILVER LINK.
2010春0
2010夏1セブン・アークス
2010秋1アームス
2011冬0
2011春1ブレインズ・ベース
2011夏1SILVER LINK.
2011秋1ufotable
2012冬0
2012春4京アニ DEEN IG ufo
2012夏4京アニ 動工 テレコム 東映
2012秋5京アニ トムス IG アクタス 東映
2013冬8-京アニ IG DEEN ZEXCS 東映 動工- サンライズ (アクタス?)
2013春7ZEBEC JC JC IG WIT アームス 動工
2013夏8京アニ JC WIT 動工 動工 DEEN DEEN DEEN

夜アニメ限定でまとめてきたので、全体では東映、テレコム、リスト出てこないOLMなど別格の制作もあるだけど、このリスト内で何クール分のHV1280+アニメを作っているかをまとめてみると、

京アニ(5), DEEN(5), 動画工房(5-), IG(4), 東映アニメーション(4), JC(3)

で、2012年以降本気で脱HV1280した制作が主導している印象。IGはリストに入っていないBASARAもありトップの存在と言ってもよさそうだけど、HV1280作品も多くガルガンティア後はHV1280のみと目立たなくなっている。逆にこのリストにないものも含め1作品程度で脱落した制作も多く、高解像度化は簡単なことではないようだ。


偏ってしまっただけに、秋気になるのは継続含め3本のディーンだけど、メガネブ番宣が微妙だったり、30分枠かも怪しい情報が少なすぎるpupaがどうなるかで、微増傾向が続くか減少に転じるかも変わりそう。番宣で見る限り、SILVER LINK.が2年ぶりに復帰、春に復帰したアームスも維持、また番宣だけのパターンの可能性はあってもA-1、さらに東映、JCの2本に継続のディーンを加えて7作品くらいは維持できるかな?

ワルキューレ ロマンツェ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/09/29
制作:エイトビット
評価:HV1280


特に鮮明なところは四角感の強い分布になる鮮明HV。輝度を弄る効果も多用しているのなど淡く見えるカットもあるけれど、基本は線も十分暗い高コントラストのくっきり画質。

以前のMXにはない緻密さはあるものの、動き耐性が悪くなった感じがするくらい圧縮ノイズが多い。それでも破綻気味のフレームは稀なので、NRの性能次第でほとんどノイズが気にならない映像になるかも?
 
分布通り比較的ジャギ感の強い線になっているけれど、リサイズでの乱れもなく元絵の特徴が強く出ているので線に注目すると1280x720より高精細な映像っぽく見えるところが多く、簡易な調べ方だと誤認しそうになるくらいの出来。といっても線間隔が狭いところや、線の輪郭に出たリサイズの副作用ノイズなどのは縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。

メガネブ! 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/29
制作:スタジオディーン
評価:HV1280, HV1280+/873?, HVFULL


早くからアニメ映像のない番宣が大量に流れていたけれど、ようやくPVにもあった動画カットのある番宣。

場所によって状態が異なるので動画としての動きのあるところ2箇所を見ておこう。上は普通のアニメっぽい動画のあるカットで、やや小ぢんまりした円分布になるソフトなHV画質。線の黒さにバラつきがあり、黒浮き気味になっているところも多いけれど、適度に暗い線もあって十分鮮明に見える。彩度も高めの文字通り濃い映像になっている。

圧縮劣化の影響で特徴がはっきりしないカットも多いけれど、比較的安定したフレームには縦720のジャギも綺麗に残っていて、このカットはHV1280。



模様背景でアニメ本編っぽくない特徴でも、上より格段に鮮明なカットの分布。線も黒に近く高精細と分かるくらい精細感のあるくっきり画質に見える。


ここも劣化の影響で正確な数字は確認できないけれど、ディーン制作のHV1280+標準になりそうな縦873に近いジャギが残っている。元は1552x873かそれに近いサイズのHV1280+で間違いなさそう。

これ2パターン以外に以前の番宣にあったようなイラスト静止画を使ったカットだ残っていて、その部分はフルHD相当の映像になっている。ただ、背景の絵は解像度が足りず拡大して使っている。


夏は3作品HV1280+を揃えたディーンなので本放送は本編もHV1280+の可能性もありそうだけど、この番宣を見ると一番ありそうなのはOPかEDがHV1280+でも本編はHV1280という、少し前の京アニっぽいスタイルかな?

2013年9月29日日曜日

宮河家の空腹


局:BS11
放送日:2013/09/28
制作:Ordet/エンカレッジフィルムズ
評価:HV1280


MXと同じところ。

BS11の方が僅かに大きな分布に見えてもノイズで稼いだ感じで、明るい部分はむしろMXの方が伸びが良い。BS11は劣化で線の輪郭が甘くなり、MXより少し円に近い分布になっている。多少崩れても線の黒いくっきり画質なので鮮明さはほとんど変わらず、BS11でもくっきり画質に見える。

鮮明さは同等でも背景などのディテールの残り方には大きな違いがあり、MXの方が圧倒的に潰れが少なく緻密な絵になっている。圧縮劣化もむしろディテールが失われてるBS11の方が多く、本編は概ねMXの圧勝と言っていいくらいの差がある。

一方、比較的動きの派手なOPで比較するとMXも荒れた絵になり、今までのMXより悪くなったと思えるくらいはブロックノイズが目立つ映像になっている。といっても酷く荒れて見えるようなところは稀で、BS11も負けないくらい劣化していてMXより安定して見えるわけでもない。

背景の微妙な描写を意識することはほとんどなくても、圧縮劣化の破綻は気にしたくなくても見えてしまうだけに、人間視点では劣化と言った方がしっくりくる今回のMXの変化だけど、この作品では以前のMXでは見なかったような緻密な映像になっているし、動きが地味な映像であれば画質向上も期待できそうだ。

2013年9月28日土曜日

革命機ヴァルヴレイヴ 2nd SEASON 番宣


局:TBS
放送日:2013/09/27
制作:サンライズ
評価:HV1280


線が少ないカットなので1期1話で見たところほど詰まった分布になっていなけれど、伸びは大差なく、しっかり黒い線のくっきり画質はほぼそのまま。ただ1期は鮮明さを欲張ったような輪郭強調気味でノイズが多いところが目立ったけれど、番宣の映像ではノイズも減って線の粗さも目立たなくなっている。好みの問題だろうけど少し良くなったと感じるかも?

元絵の特徴も良く残っていて線に注目すると高精細っぽく絵に見えるところも多いけれど、線の輪郭ノイズには縦720のジャギがきれいに残っていて、これも引き続きHV1280。

宮河家の空腹


局:TOKYO MX
放送日:2013/09/27
制作:Ordet/エンカレッジフィルムズ
評価:HV1280


BDのCMは片フィールド分の情報しかなく極端な横長分布だったけれど、放送は縦の伸びも良く少し四角感のある大きな分布になった。黒いに近い線の高コントラスト映像に輪郭強調も加わって、鮮明さを欲張り過ぎたような極端なくっきり鮮明画質になっている。

鮮明さ優先したようなリサイズの影響で上下に特徴的なノイズの分布が見えるけれど、少し前のSILVER LINK.や最近のマングローブに近い特徴でもあまりノイズが目立たない処理になっていて、線の輪郭も滑らかに見えるところがほとんど。高解像度化せず鮮明な映像にしようとするとジャギ感が強い線になりやすいけれど、特に粗い感じもなく見た目の印象は悪くない。

元絵の特徴も良く残っていて高精細な映像っぽく見えるところも多いけれど、細い線や細かい描写には縦720のジャギも綺麗に残っていて、これもHV1280。

超次元ゲイム ネプテューヌ THE ANIMATION 11, 12話OPでMXの画質変化を検証

25日、水曜日という変わったタイミングでエンコーダが変更されたMX。今まではビットレートの変動幅が大きく、映像によってデータサイズが異なる局だったけれど、ほぼ固定ビットレートに張り付くようになった。


アニメ映像でなく定点観測の1分データの比較だけど、左が変更前、右が変更後。平均ビットレートは少し上がっているけれど、ピークが以前より伸びなくなっている。

大雑把な数字だけど、このアニメでは11話は平均11.6Mbps、ピーク17.0Mbps、12話は平均13.2Mbps、ピーク15.6Mbps辺りの数字になり、全体のデータサイズもかなり大きくなった。ビットレート以外は、量子化行列含めスペック的に変わったところは特にないようだ。

今回の変化が映像にどう影響しているか、現時点で一番比較しやすい映像だったので、ネプ11話, 12話のOPで比較みる。 圧縮劣化の多いところは比較するフレーム次第で特徴が大きく変わってしまうため、動きのないカットの比較的安定したフレームを比較。


変化前11話OPの分布。動きはなくてもノイズ効果の影響か、圧縮劣化ノイズが多く、周囲も明るくなっていた。



12話での分布。上より明るい部分が少し大きくなり、僅かな差ながら周囲も少し暗い。11話より劣化が少なくノイズも減り、線の乱れも軽減して少し鮮明な絵になった。

細かい描写の多いカットでも12話の方が潰れが少なく、情報量の多い絵になったように見える。以前よりノイズ効果やディテールが潰れなくなったことで、圧縮劣化が出やすくなったかというと全体で見るとそうでもなく、比較的動きの少ないカットでは前より安定したフレームが増えている。データサイズが大きくなったことで情報量の増加分を吸収できているようだ。

良くなったところばかりではなく、派手に動くところや特にコーミングを伴うシーンチェンジは圧縮劣化も目立つようになり、ブロックノイズ量も大幅に増えてしまっている。シーンチェンジ近辺ではBS11の方が劣化が目立つことが多かったけれどMXもその傾向に近くなった印象。全体に点数を付けると少し高くなった感じはするものの、特別上質な絵ではなくても劣化が目立ちにくいアニメ専門局以上にアニメ向き、と言いたくなるような今までのMXの特徴は薄れてしまった。

大雑把にいうと、いままで安定していた映像はさらに安定して緻密さを維持した絵になったけれど、 不安定で圧縮劣化が出ていたところは不安定さが増し圧縮劣化ノイズも増えている。良い場所と悪いところ落差が激しい映像になった印象だけど、その傾向はBS局に多い特長だし、BS11との差も今までとは違う傾向になりそうだ。

作品によっても局との相性があるしMXの秋は再放送も多いので、他作品でも過去のデータと比較してエンコーダ設定の変化の影響を確認してみる予定。

2013年9月27日金曜日

ダイヤのA 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/09/26
制作:マッドハウス, Production I.G
評価:HV1280


縦の伸びが悪く、小さめの横長楕円分布になるソフトなHV。十分暗い線でコントラストも高く、この分布でもしっかり鮮明に見える。

ボケ気味のIG作品は比較的綺麗な円分布になるのに対し、マッドハウスはこんな感じの横長分布作品が多いので、この番宣の映像はマッドハウスっぽい特徴と言える。それぞれの担当回があるとすれば話数によって傾向が変わるだろうけど、作業分担で撮影が統一されていれば全話同じ特徴になるのだろう。


パンやズーム、あるいは振動っぽい効果のあるカメラワーク的表現大好き映像で、チェックした15秒番宣では16カット中14カットで使っている。作画寄りの話だけど画質にも影響はあって、背景が動く分圧縮劣化も増えて不安定になり細かい描写も崩れやすい。

その影響で線の輪郭が荒れて特徴がはっきりしないところが多いけれど、比較的安定したフレームで見ると縦720のジャギが綺麗に残っているところもあり、これもHV1280。

IS<インフィニット・ストラトス>2 番宣



局:TBS
放送日:2013/09/26
制作:エイトビット
評価:HV1280


鮮明に見えるカットでも分布のばらつきが大きいけれどこの辺りで平均で、さらに横の伸びが良く大きな楕円分布になるところもあった。細すぎずしっかり暗い線が多く、高コントラストのすっきりくっきり画質になっている。

派手に動くCGパートは相応に圧縮劣化も多いけれど、それ以外は軽微なノイズ効果はあってもほぼ潰れているので圧縮劣化も気にならず、十分安定して見える。



こんな感じに二重に見える分布になるカットもいくつかあった。この分布になるところは少し線が太く、輪郭が波うってる感じに見える。

計算で線が描かれるCGで同心円状の分布が見えたり、 背景と人物で鮮明さが異なっている場合も似た特徴になることもあるので理由を断定するのは難しいけれど、この映像は内側の明るい分布になるくらいのソフトな絵をシャープ系フィルタで鮮明な絵に補正した影響かも?


線の輪郭も上と下のカットで少し異なっているけれど、双方とも縦720のジャギが綺麗に残っている。CGも同じで全体がHV1280。

アウトブレイク・カンパニー 番宣


局:TBS
放送日:2013/09/26
制作:feel.
評価:HV1280


このフレームは悪いというほどでもないけれど、全体に小ぢんまりした分布になるところが多い。番宣内のカットは演出効果の影響も強いけれど線もあまり黒くなく、ソフトなHV画質に見えるところがほとんど。


ちゃんと動くところもあるけれど、番宣なのに動画節約感が伝わってくるカットが他作品より気になった。CG利用のデジタル臭の強い背景も多用しているし、作画面は期待しない方がよさそう?

feel.は比較的強いノイズ効果を使うけれど、この作品もちらつきが見えるくらいのグレイン風ノイズが掛かっていて派手な動きのないカットも圧縮劣化が比較的多く、環境によっては粗さが気になるかも。

線ジャギ感の弱い滑らかな線はfeel.作品らしい特徴でわかりにくいけれど、安定したフレームでは縦720に十分近いジャギが散在して見えるほか、絵を極端に縮小して使っているカットには解像度限界でガタガタになった横1280の線も残っていて、これもHV1280。

WHITE ALBUM2 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/26
制作:サテライト
評価:HV1280


大きめの円に近い分布でも、6角形あるいは8角形っぽい見える形になるところが多い。番宣では効果で線があまり黒くないカットも多いけれど、基本は線も適度に暗いコントラスト高めの鮮明HVなので、全体ではもっとメリハリのあるくっきり画質になるところが増えそう。

軽微なノイズ効果はほとんど潰れてしまいすっきりした絵になっていて圧縮劣化もそれほど気にならず、安定感もまずまず。

ジャギ感が残らないように丁寧にリサイズしたようなとても滑らかな線ばかりでわかりにくいけれど、特に細い線には乱れの少ない縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/26
制作:ディオメディア
評価:HV1280



番宣としての文字情報がうっとうしいくらい多いのにアニメ映像としても文字表記の多いカットが多く、やたら長いタイトルも加わって絵より文字が主張しているごちゃごちゃした番宣。

ここは比較的伸びも良く見えるけれど、それほど動かないカットでも一回り小さい分布になるところもあり。

極端な黒浮き画質ではないものの、暗部を持ち上げた淡い感じのソフトなHV画質に見える環境もありそう。


リサイズも無難で特に乱れもなく線も滑らかに見えるところがほとんどだけど、ややジャギ感の強い絵をぼかして整えたような特徴。特に細かい描写には階段状に見えるくらいはっきりとした縦720のジャギが綺麗に残っていてこれもHV1280。

2013年9月25日水曜日

マギ 第2期 番宣



局:TBS
放送日:2013/09/22
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280


1期の本放送より少しノイズ効果が強く見え、周囲が少し明るくなっているけれど、1期1話と大差ない横長の楕円分布で鮮明さは大差なし。

1期も番宣では本放送より少しノイズが多かったけれど、どちらかというと番宣の方がひと手間かけて効果を加えた丁寧な作りに見え、本編の方が少し雑な作りと思えるような違いがあった。

この番宣も1期本編よりしっかり仕上げている感じがするし、2期も番宣より単調な映像になっているとすれば、本編より予告に力を入れるのもA-1の伝統なのかも?

多少ノイズは多くても滑らかな線になっていて、逆にジャギの特徴がはっきりしないけれど、比較的細い線には縦720の特徴も断片的に残っていて2期もHV1280のままになりそうだ。

COPPELION 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/24
制作:GoHands
評価:HV1280


秋の新番でも放送先送りで実質2011年制作と言った方がよさそうなCOPPELION。

GoHansらしい派手なカメラワークの1カット番宣だけど、CG的に作った背景の情報量の多さが災いしてブロックノイズだらけの劣化画質になり、明るい部分が小さく周囲のノイズが目立つ分布になってしまうところがほとんど。放送での圧縮劣化が原因なので、本放送の安定したフレームはまったく異なる分布になるだろう。

荒れた絵でも線も若干太めで黒くはっきりしていること、さらにフレームによっては細かい描写もそれなりに残っているので、動画ではしっかり鮮明に見えるし精細感もまずまず。Kでも派手なカメラワークを多用していたけれど、こちらの方が古いからかPV含め大画面だと酔ってしまいそう動きが多い気がする。

大半のフレームは線が酷く荒れてわかりやすい特長はほとんど残っていないけれど、動きが少なくなる番宣の最後辺りのフレームを見ると縦720のジャギがしっかり残っているところがあり、これもHV1280。

コイ☆セント


局:TOKYO MX
放送日:2013/09/24
制作:サンライズ
評価:HV1280


基本は輪郭線のある3DCGのOVA。

輪郭線がしっかりあるので、3DCGにありがちなもやっとした分布ではなく、明るく大きな円に近い分布になるところがほとんど。

モブが普通のアニメ絵になっているところが多いので、3Dで作っているメインのキャラの方が浮いて見えてしまうカットも少なくない。最近はCG利用の背景が当たり前になって、モブキャラも3Dで描いている作品も珍しくないけれど、この手の2D向きのキャラデザが3DCGで動く方が不自然さを感じやすいかも。

全体にアニメ絵の方が線も滑らかでCG部はいかにもCGらしい乱れのないジャギが綺麗に残っていて、これもHV1280。

2013年9月24日火曜日

のんのんびより 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/09/23
制作:SILVER LINK.
評価:HV1280+/846


縦の伸びも非常に良い巨大分布の鮮明精細HV。ただ、縦の伸びの悪く横長楕円分布になるカットも多く、フレーム内でも鮮明なところと少しソフト(といっても平均的なHVより鮮明な状態だけど)があるようだ。適度に暗い線の高コントラストのすっきりくっきり画質で背景の情報量も非常に多く、高解像度を活かした映像な印象。

動画で見ると荒れた絵には見えないけれど、しっかりノイズ効果もあって、軽微な圧縮劣化は少なくない。

ジャギの特徴もきれいに残っていて、縦は846になっている。1504x846は整数で16:9になる組み合わせのひとつで、近い数字は過去何度か出てきたけれど、正確に1504x846の映像は初かも。SILVER LINK.もバカテス2期以来、約2年ぶりのHV1280+復帰になりそうだ。

未来日記リダイヤル



局:TOKYO MX
放送日:2013/09/21
制作:アスリード
評価:HV1280


テレビシリーズ同様大きな分布の高コントラストくっきり画質。処理的な違いというより絵の差かもしれないけれど、テレビシリーズより少し鮮明さを欲張ったように見えるところが多く、このフレームも上下隅にノイズの分布が出ている。

縦720のジャギがきれいに残っていてこの分布でもHV1280。



局:BS11
放送日:2013/09/21
評価:HV1280


MXより僅かに横の伸びが良いけれど、判別できないくらい似た絵に見え鮮明さも変わらない。まったく気付けないレベルだけど、拡大して比較するとBS11の方が線の乱れがあり、MXの方が線が細く引き締まって見えるところが多かった。



局:tvk
放送日:2013/09/22
評価:HV1280


tvkでも大きな分布になる。極端な高コントラスト映像なので鮮明さは他局とほとんど変わらないけれど、tvkボケもしっかり起こって線が少し太く見えるなど、精細感が劣ってみえる。

インフィニット・ストラトス アンコール 恋に焦がれる六重奏


局:TBSチャンネル1
放送日:2013/09/21
制作:エイトビット
評価:HV1280


TBSアニメでは特別編も放送される作品が多いけれど、未放送だったISアンコール。

TBS1話より気持ち大きな分布になった感じもするけれど、同等の高コントラストすっきりくっきり画質はほぼそのまま。拡大してみるテレビシリーズより線が滑らかに見えるところが多い。画質より作画に少し違和感があるかも?

縦720の特徴も同じようにわかりやすく残っていて、これもHV1280。

2013年9月23日月曜日

ゴールデンタイム 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/22
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/9xx


枠をはみ出すほどではないけれど縦の伸びも非常に良い巨大分布になる。線もしっかり暗い高コントラスト映像で、1280x720クラスでは実現できない精細鮮明HV画質になっている。

僅かなチラつきは見えるもののノイズ効果の粒もまったく見えない素っきり画質で、気になるような圧縮劣化もほとんどなく安定した放送画質に見える。

ジャギも比較的よく残っているけれどカットによって数字が異なって見える変わった特徴。見た範囲では最も粗いとこでも918くらいはあり、上は960辺りの京アニ標準に近いカットも混ざっている。元絵の特徴が出ているだけかもしれないれど全体に共通する特徴は見当たらず、何故バラバラなのかわからない不思議な映像。

1600x900を前提として作っているような数字なので、本放送ではきっちり1600x900になるのかも?

ガンダムビルドファイターズ 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/22
制作:サンライズ
評価:HV1280



アプコンを疑いたくなるほどではないものの、小さい円分布になるソフトHV。黒というほど暗い線ではないけれど適度に暗く、コントラストも高めで分布の割には鮮明に見える。

BS11番宣特有の横方向の崩れがあり、左右にノイズの分布が出ているので、本放送はもう少しすっきりした絵になりそう。

ボケている分、元絵の特徴もよく残っていて1280x720より上に見えるところも多いけれど、直線の多いメカの細かい描写にはきれいに縦720のジャギが残っていて、これもHV1280。

夜桜四重奏 -ハナノウタ- 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/09/22
制作:タツノコプロ
評価:HV1280


大きな円に近い分布の鮮明HV。線の太さにバラつきがあるような描き方になっていても、細い部分でもしっかり暗いはっきりした線を維持していて全体にメリハリのある絵になっている。少し輪郭強調気味なのでくっきり感も十分。

弱いノイズ効果があったようにも見えるけれど、粒状感がまったくないくらいのすっきりした絵に見える。圧縮にも有利に働いて動きのあるカットでもブロックノイズが目に付くところはほとんどなく安定した放送画質になっている。

乱れの少ないリサイズで線も滑らかに見えるけれど、特に細い線の描写などには乱れのない縦720のジャギがきれいに残っていて、これもHV1280。

2013年9月22日日曜日

ログ・ホライズン 宣伝映像@秋のEテレアニメスペシャル


局:NHK-Eテレ
放送日:2013/09/21
制作:サテライト
評価:HV1280


NHK地上波ボケの影響で縦長の楕円分布になるパターン。黒というほど暗い線ではないけれど、適度に暗く、コントラストも高めの癖のない鮮明HV。放送でもそのままかわからないけれど、OP映像は本編より淡くソフトな映像になっていた。
 
僅かにちらつきも見えグレイン風ノイズもしっかり使っているけれど、ほとんど潰れてしまい圧縮劣化も少なく安定感はまずまず。背景は情報量の多いところもあるけれど、グラデーション塗りも少ないベタ塗り絵なのでかなりすっきりした絵に見える。

線も十分滑らかに見えるけれど、リサイズでの乱れも少なく縦720の特徴も広範囲にきれいに残っていてこれもHV1280。

ファイ・ブレイン 神のパズル 第3シリーズ 宣伝映像@秋のEテレアニメスペシャル


局:NHK-Eテレ
放送日:2013/09/21
制作:サンライズ
評価:HV1280-i(SPICE)



1期の番宣にもあったけれど、再びフィールド毎に拡大した縞HVの宣伝映像。縞解消状態は1期番宣と似たような分布なので省略。ヴァルヴレイヴの番宣にもあったし、一部とはいえサンライズの番宣は不適切な処理が繰り返されている。



癖のない高コントラストのすっきりくっきり画質だった前シリーズまでの特徴と比べると、効果多用でソフトに見えるカットが多い。そういうシーンを選んで使っていただけかもしれないけれど少し印象が変わる絵になるかも。

縞の状態から720→1080と拡大したのは間違いないなく、これも引き続きHV1280。

最強銀河 究極(アルティメット)ゼロ ~バトルスピリッツ~ 1話


局:テレビ朝日
放送日:2013/09/22
制作:サンライズ
評価:HV1280


大きな円分布の鮮明HVだけど、コントラスト抑え目で少し暗めの絵で地味な映像に見える。それでも線は十分暗く、部分的に極太な線も多用しているので、大半のカットは鮮明に見える。

ただ、人物が小さく描かれるところのように細い線が多いカットでは線の黒浮きが激しいところがあったり、CG部が極端に低コントラストな映像になっているので、シーンやカット間で印象差が大きく変わるなど全体で見るとちぐはぐな印象。

画質より作画的要素になるけれど、鮮明なアニメ絵と淡い3DCGで差がありすぎて本来CGの方が手前なのにアニメキャラより後ろにいるように見えたりするなど、バランスがおかしいカットが気になった。

乱れの少ないリサイズを使っているのでどこを見ても縦720のジャギがきれいに残っていて、これもHV1280。

コゼットの肖像 第1話



局:BS11
放送日:2013/09/20
制作:童夢
評価:SD-p?


横の伸びは非常に良いけれど、縦に潰れた横長分布になる。これでも縦の伸びは良い方で、下のようにさらに縦潰れた分布になるところの方が多いようだ。


全体の特徴から考えると、線の輪郭が劇的に変化する極端な鮮明化処理を施したアプコンっぽく見えるけど、横方向は元がSDとは思えないくらい線も細く鮮明な絵になっているのに、縦は上質なアプコン程度のボケ具合からあまり向上していない不思議な映像。

元映像の特徴が消えてしまう処理なので、処理前のサイズを推定することは難しいけれど、強力な鮮明化処理でも元画像のジャギを隠せなかったところは720に近い特徴になっているように見える。ただ細かい描写はSDの限界辺りでつぶれているところが多いけれど、背景のディテールも非常に良く残っているし、横1280くらいでも不可能と思えるような細かい描写も少なくない。アプコン映像を鮮明化処理でここまで精細感の高い線を実現しているとすれば脅威的と言いたくなる出来なので、普通のSDではない変わったサイズなのかも?



一方縦は、 背景などの直線的な描写に400程度と480にも届かないくらい粗いジャギが出ているカットが複数あった。正方画素の16:9を考えると720x405とか704x396辺りの懐かしい数字になるので、その辺りのサイズだった撮影時の特徴が見えているのかもしれない。

ただ、720x405くらいの映像を直接フルHDに拡大すると縦横とも同じ倍率になり、こんな横長分布になることもないだろうし、レタボでしか残っていなかった、など縦方向に劣化する何らかの処理があったはず。絵で見ても縦方向は粗い特徴が多い。

1話では本当に元がSD相当なのかも?なので3話まで追っかけてみよう。

2013年9月21日土曜日

機巧少女は傷つかない 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/20
制作:ラルケ
評価:HV1280


伸びは悪くないけれど、特に大きい感じはしない分布。この作品も映像全体ではそれなりに暗い色も使っているのに、勇しぶより線が明るく、低コントラストの淡い絵なのでソフトな映像に見える。

ただ勇しぶより線の黒さのバラつきが小さく、リサイズなどでの乱れも弱いので、個性的でもバランスの悪さを感じるないかも。

派手に動くカットがほとんどで圧縮劣化も目立つけれど、ノイズ効果の影響か動きの少ないところでも劣化が出やすくはっきりした特徴が残っているフレームがほとんどない。それでもタイトル背景の動きの少ないCGっぽい映像にはわかりやすく縦720のジャギも見えるし、断片的ながら通常のアニメ映像カットでも正確に縦720といえる特長が残っているので、これもHV1280で間違いだろう。

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/20
制作:アスリード
評価:HV1280


最近は大きな分布が多く、この程度でも小ぢんまりした感じに見えるけれどそれほどボケた状態ではない。

ただ、映像全体のコントラストは高いのに、線がかなり黒浮きした状態なので、分布以上にソフトな絵見えるカットも少なくない。ぼかしの副作用で線が黒浮きしているため、元の絵の線の太さ次第で線の黒さが変わってしまい、不自然なバランスに見えてしまう。

荒れているというわけではないけれど、線に輝度ムラがあったり、細かい描写はジャギ感が強くなってたりとリサイズ処理も上質な感じがしない。完成した絵が思っていた質感になっていなかったので、後から補正してみたけどさらに微妙になってしまったような特徴かも。

線だけでははっきりしないところが多いけれど、線の輪郭のノイズなどに縦720の特徴がきれいに残っていて、これもHV1280。

フリージング ヴァイブレーション 番宣


局:BS11
放送日:2013/09/20
制作:A・C・G・T
評価:HV1280


圧縮劣化のノイズで周囲が明るくなっているけれど、若干四角感のある大きな分布は1期とほぼ同じ。

効果でコントラストを抑えている部分もあるけれど、基本は線がしっかり黒いくっきり鮮明画質で鮮明さも1期と変わっていない印象。ただ、ノイズの粒が見えるところも結構多く、グレイン効果が少し強くなったようにも見え、圧縮劣化も全体に多い。番宣より本放送の方が安定した映像になりやすいけれど、BS11の1期放送と比べても不安定になってる。

少し荒れ気味でも動きの少ないカットには縦720のジャギもきれいに残っていて引き続きHV1280。

ポケットモンスター THE ORIGIN 番宣



局:テレビ東京
放送日:2013/09/21
制作:OLM, Production I.G, XEBEC
評価:HVFULL



特徴の異なるカットが混ざっているけれど、ここは縦1080のジャギもきれいに残っているフルHD相当の鮮明精細HV画質で、縦は枠を超えてしまう巨大分布になる。

OLMは映画で、XEBECもニャル子WでフルHDを作っているので、解像度だけではこのカットがどちらの担当かはわからないけれど、線の輪郭の特徴を見ると、ZEBECっぽい感じがするようなしないような・・・

下のような分布のところよりは線も暗く、メリハリのある画質になっている。



評価:HV1280+/864

チェックした番宣ではこちらの状態のカットが圧倒的だったけれど、少し縦長に見えるくらい大きな分布でも上のフルHDパートと比べると伸びが悪い。線もやや黒浮き気味でくっきり画質というほどの鮮明さはないけれど、平均的なテレビアニメより精細感が高く鮮明さも十分感じられる。

この部分も比較的わかりやすいジャギが残っていて、縦はもえたんBASARAの864。I.GのHV1280+標準サイズそのままなのでここはI.Gが作ったカットの可能性が高そう。

3制作で統一せず、それぞれ自分の普段の作り方で作っているようなので、カットによって少し印象差のある作品になりそうだ。仮に上のカットがXEBECで、テレビでは1440x810が多いOLMがそのサイズ作っていれば、制作ごと異なる3つの解像度混合状態なんてことも?

ガイストクラッシャー 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/09/21
制作:studioぴえろ
評価:HV1280


奇妙な分布になっているけれど、補間なしのリサイズで拡大して線がガタガタになっているのが主因。どちらかというと動画よりカメラワーク的な動きの方が目立つけれど、良く動くカットばかりで圧縮劣化も多い。かなり汚い映像だけど、線もしっかり黒い高コントラストのくっきり画質で、離れてみればくっきりHV画質に見える。


線を見ると縞状の崩れがあり、フィールド毎のリサイズで拡大したようにも見えるけれど、リサイズ品質が悪いだけで処理はフレームで行われている。可能性0ではないものの、放送では普通のリサイズ処理に変わり、この状態のままにはならないだろう。

3/2倍に拡大した3ピクセル周期の特徴がはっきり残っていてこれもHV1280。横720のジャギがはっきり見えるけれど、実際にSD相当の横720の状態があったわけではなく、放送までに何度か繰り返された横方向のリサイズの影響かも。

修正しようとする人もいなそうな映像だけど、縦方向の粗さは

PointResize(1440, 720, src_top=-1)
で一旦縦720に戻して拡大しなおすと改善する。文字は普通にフルHD解像度で入っているので、全体で処理すると文字が崩れてしまうパターン。

リトルバスターズ! ~Refrain~ 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/09/20
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/900

JCフィルタ画質としても悪すぎる1期のボケHVの小さい分布とは比較にならない大きな円分布の鮮明精細HVに変わる。彩度低めなカットが多い辺りには1期に近い雰囲気はあるものの、線も十分暗い高コントラスト映像は別次元レベル。

グレイン風ノイズもしっかりあり、褒めるほどの安定感はないけれど、ノイズ効果ほとんど潰れてすっきりした絵になってMXでは十分安定した放送画質になっている。

超電磁砲Sと同じ、乱れの少ない縦900のジャギがはっきり残っていて元は1600x900のHV1280+。1280x720超作品を作っても短期間程度で1280x720に戻ってしまう制作も多いけれど、継続してHV1280+を維持のJC。

2013年9月20日金曜日

ガリレイドンナ 番宣


局:フジテレビ
放送日:2013/09/19
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280+/810


縦の伸びは悪くないけれど、横が窮屈そうに切れたフジテレビらしい劣化分布。くっきり画質というほどのメリハリはなく、線の黒さがバラバラだけど、適度に暗くはっきりした線が大半、若干輪郭強調気味になっていることもあって鮮明さも十分。

ノイズも少なくないけれど、フジテレビの中では線の荒れも抑えられている方で、動きの少ないカットは汚い感じもそれほどない。ただ、動きが大きくなるとブロックノイズだらけの破綻フレームも出てしまい、やはり不安定さが気になるフジテレビ画質。

特別縦の伸びが良いわけではないけれど、全体に縦810に近い特徴が断片的に出ている。特に安定した1カットでは正確に810と断定できる乱れのないジャギが残っているので、1440x810のHV1280+で間違いないだろう。ただ、古くはおお振り2期番宣のフルHD、去年のマギは直前番宣が1440x810っぽい特徴だったのに、本放送はどちらも1280x720ということを繰り返してきたA-1制作ということで、今回も本編はHV1280なんてオチかも?

黒子のバスケ 第2期番宣


局:BS11
放送日:2013/09/19
制作:Production I.G
評価:HV1280


1期1話より少し縦の伸びが悪いけれど、動きの多い番宣で圧縮劣化の影響もあるので、本放送は同等の分布になりそう。

番宣で使われたカットの傾向か、若干暗部が沈んでコントラストが高くなったように見えるところが多かったけれど、1期との印象差はほとんどなく、はっきり変わったと言える要素は特に見当たらない。

縦720のジャギも広範囲に残っていて、引き続きHV1280。

2013年9月19日木曜日

コードギアス 亡国のアキト 第1章



局:TOKYO MX
放送日:2013/09/07
制作:サンライズ
評価:HV1280

MX, BS11, tvkの同じフレームを比較。

大きな円分布になる高コントラストのくっきりHV。フレーム全体に輝度グラデーションがかかって上部が淡い感じになっているシーンも多く、その辺りは少しソフトな絵になっている。

基本は細い線もしっかり暗く、高コントラストのくっきり画質で、リサイズも上質で線の乱れも非常に少ないけれど、特に細かい描写では解像度限界でガタガタと表現したくなるくらいジャギ感の強い線になってしまっているところもあり、大画面で見ると解像度不足感が出てしまうこともありそう。

元絵の特徴も良く残っているけれど、細かい描写のジャギはしっかり縦720になっていてこれもHV1280。途中で変えたりしないだろうけどCMで見る限り第2章も同じサイズ。




局:BS11
放送日:2013/09/07
評価:HV1280


MXより横の伸びが僅かに良いけれど、いつも通り横1440経由の映像。

少し鮮明になっているのだろうけど、絵で見比べると特に線が引き締まって見えるところもなく、鮮明さはほとんど変わらない。むしろ軽微でも全体にMXより圧縮劣化が多く、線がちょっと荒れていたり、シーンチェンジ近辺ではブロックノイズだらけになっているところも少なくない。

MXもこの作品では褒めるほど安定した状態ではないけれどMXの方が良く見える環境が多くなりそう。

比較するフレーム次第の話でMXより良いフレーム多々あるけれど、シーンチェンジ後のフレームを中心にtvkより荒れたフレームも結構多かった。




局:tvk
放送日:2013/09/08
評価:HV1280


元が鮮明画質なのでtvkボケがあってもまだ大きな分布を維持しているところが多く、特に線がしっかり黒いシーンは他局とほとんど変わらない鮮明に見える。

比較しなければ不満を感じるような悪さはないけれど、細かい描写の多いシーンや効果線が少し明るくなっているカットで見ると、tvkボケの影響で線の黒浮きが目立ってどこかはっきりしない絵に見えてしまうところも少なくない。

大人女子のアニメタイム まとめ


作品ごと制作も変わっていることに気付かず、3月の放送時スルーしてしまったので再放送でまとめ。2011年の川面を滑る風はこちら。

夕餉



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:プロダクション リード
評価:HV1280


大きめの円に近い分布だけど、周囲に少し特徴的なノイズ分布が見える。あまり黒くなく色のある線も多用しているけれど、軽くシャープ系フィルタをかけたような輪郭強調気味の線になっているのでメリハリのある絵に見える。

派手な動きもないけれど比較的安定した放送画質で、グレイン風ノイズもあまり潰れず良く残っている。

背景だけでなく動画的にも実写を利用したカットも多い作品で、ほとんど実写そのままだったりするところもあれば中途半端に加工したところ、普通に作画した要素しかないカットも混ざっている。実写を使わない背景が極端に簡素な絵なので、作品全体では個性的というよりチグハグで手抜きに見えてしまう、というのは個人的感想。

線も比較的滑らかに見えジャギははっきりしないけれど、線の輪郭ノイズには縦720の特徴もきれいに残っていてこれもHV1280。


人生ベストテン



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:ボンズ

評価:HV1280


ちょっと小ぢんまりした分布のソフトなHV画質。ぼかし効果の影響で線が黒浮き気味になっているところも多く分布以上に甘い感じに見えるカットも多い。

線の輪郭は非常、というより異常と表現したいくらい滑らかでジャギ感がほとんどなく、その特徴だけに注目すると 高解像度の映像っぽく見える。その特徴の割りに特に細かい描写があるわけでもなく絵としても精細な感じもしないので、 線の輪郭が変わるようなフィルタ処理を使っている可能性が高そう。

人物の線にはジャギの特徴がほとんど残っていないけれど、細部の潰れ具合や比較的細かい描写の多い背景などに 1280x720に十分近い特徴が残っているのでこれもHV1280だろう。


どこかではないここ



局:BSプレミアム
放送日:2013/09/10
制作:ワオワールド
評価:HV1280


大きな円に近い分布になる鮮明HV。この作品もそれほど黒い線ではないけれど、シャープ系フィルタで鮮明にしたような輪郭強調画質になっていてコントラスト抑え目でも鮮明に見える。

実写加工画像やCGっぽい要素の多い背景と人物のバランスが悪く、人が浮いて見えたり前後関係が不自然に見えるカットが多い。暗部を持ち上げた淡い色彩が基本なのに、ところどころ高彩度の色が出てくるなど、統一感のない作りはちょっと雑な仕事に見えてしまいそう。

鮮明な分、上の2作品よりジャギもはっきり見え、縦横とも1280x720の特徴がしっかり残っているHV1280。



稀に横1920維持の映像も出てくるBSプレミアムだけど、どの作品も横1440経由のソースだった。

2013年9月18日水曜日

世界でいちばん強くなりたい! 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2013/09/14
制作:アームス
評価:HV1280+?


十分大きな円分布でも、全体に暗部を持ち上げた感じで線も明るくソフトなHV画質に見える。

効果としてのぼかしも使っているけれど、比較的敵細い線で描かれた精細な絵ということも影響して線がはっきりせず、ボケていないのにボケて見えるところもある。色収差効果のあるカットもあったり、どちらかというと効果で絵作りしているような映像。

高精細さを感じにくい特徴でも、作画は非常に精細で、百花2期に850近辺のジャギも断片的に残っている。HV1280+は間違いなさそうだけど、安定したフレームがほとんどない番宣で十分な精度で確認できず、正確な数字は本放送待ち。

ぎんぎつね 番宣


局:テレビ東京
放送日:2013/09/17
制作:ディオメディア
評価:HV1280


大きな円分布の線も適度に暗い高コントラスト映像。ノイズ効果も使っているっぽいけれど比較的すっきりした絵のくっきり画質。


映像としてみると癖のない鮮明HVだけど、やや鮮明さ優先のリサイズで拡大していて、3ピクセル周期の輝度ムラも出ている。大半の環境ではまったく気にならないだろうけど、テレビの鮮明化処理次第では少し粗い絵に見えてしまうこともあるかも。といっても、そのリサイズのおかげで拡大後も線の細さが維持されていて、バランス志向のHV1280アニメより精細感の高い絵に見えるし十分上質なHV画質と言っていいだろう。

周期的な揺らぎの影響で720から微妙にずれて見えるところが多いけれど、広範囲に縦720の特徴も1ピクセル以下の誤差で残っていてこれもHV1280。

キルラキル 番宣


局:BS-TBS
放送日:2013/09/14
制作:TRIGGER
評価:HV1280

上質なアプコン並みの小さい分布になるところが多い。それでも太くしっかり暗い線が基本なので精細な印象は弱くてもそれなりに鮮明に見える。

絵のザラつきがわかるくらい強いグレイン風ノイズもあり、比較的動きの少ないところでも圧縮劣化が多く出ている放送には厳しい映像。放送よりは落ち着いた状態だけど、youtubeの公式フルHDPVでも線が少し荒れた状態になっていた。

派手な動きもあって放送では判断に使える特徴が残っているフレームがほとんどないけれど、PVでは崩れていても断片的に縦横とも1280x720の特徴がしっかり残っていて、これもHV1280で間違いなさそう。