2014年1月6日月曜日

咲-Saki-全国編 1話



局:テレビ東京
放送日:2014/01/05
制作:Studio五組
評価:HV1280


下のような分布になるところもあったけれど、見た範囲では上のような横長楕円分布になるところが多い。横方向の伸びは良いけれど縦に少し潰れていて、絵で見てもわずかに縦方向に乱れがある。阿知賀編とまったく変わらないくらいの鮮明画質に見えるけれど、阿知賀編の方が線の乱れも少なくちょっとすっきりした絵になっているので意識して見れば違いがわかるかも?

他にもリサイズの特徴が異なり、上下に×状のノイズ分布が見えるところがあるなど、作りが異なるカットが混ざっていた。基本が線もしっかり暗いすっきりくっきり画質なので処理が違うカットが混ざっていても普通に見ていて気づくことはないだろうけど、3種、あるいは4種くらい特徴が異なる映像があるので、1話がこの状態だと先がちょっと不安になりそう。

室内は簡素な背景な上背景をぼかしているような情報量の少ないカットが多く、ほとんどちらつきも見えないすっきり画質で圧縮劣化も少なく安定感はまずまず。

上のような分布のカットで見ると、若干線にムラは出ているものの縦720のジャギもしっかり残っていて、これもHV1280。特徴は異なるカットが混ざっていても全体がHV1280で統一されているようだ。



横伸びは上の方が少し良いけれど、阿知賀編に近い円に近い分布のカットでは縦方向の乱れもなく、滑らかではっきりした線になっていて上の状態のカットよりメリハリのある絵に見える。

ノブナガ・ザ・フール 1話


局:テレビ東京
放送日:2014/01/05
制作:SATELIGHT
評価:HV1280


大きな円に近い分布でも若干角ばった感じに見えるところが多い。鮮明な絵で見ても分布に差があり、星の違いを表現したような演出的な意図でなく、継続するシーンでのカット間で線の太さが暗さが変わるなどバラつきがある。

1話では東と西の星で別アニメに見えるくらい明るさや効果の使い方が異なっている。東の方が意図してぼかしたカットが多いので実際特徴も違っているものの、基本的なところは同じで、鮮明なところで比べると分布もあまり変わらない。

軽微なノイズ効果はあってもほとんど潰れてすっきりした絵になっているので、派手に動くところでも圧縮劣化が目立つところは少なく、十分安定した放送画質になっている。


しっかり補間の効いたリサイズで元絵の特徴も良く残っているけれど、特に細い線には解像度限界で縦720のジャギがはっきり見えているところがあり、これもHV1280。

ノラガミ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/01/05
制作:ボンズ
評価:HV1280


1話からL字発動の不運アニメ。

2本連続ボンズだけど、分布は少し異なり、こちらの方が少し大きな分布になっている。ただ軽微でも効果でカット毎少し印象が異なるので分布にバラつきがありスペースダンディより小さくなるところも少なくない。線もスペースダンディの方が少し太めで黒に近いので、くっきり感は少し弱い。

上下に×状のノイズ分布がこれも拡大時に線が太くなりにくく、その分線に揺らぎが出やすいリサイズを使っている。これに近いリサイズは冬アニメ番宣でも多かったけれど、一番最初にこのタイプのリサイズを使ったのはここで見た中ではボンズ作品だったはず。ただ何の作品だったのか思い出せない・・・

リサイズの効果もあって平均的なHV1280映像より線が細く、一見高精細HVっぽい感じもするけれど、これも3ピクセル周期の由来が強く、粒状感がある線になっているところも多いHV1280。

スペース☆ダンディ 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/01/05
制作:ボンズ
評価:HV1280


大きく綺麗な円分布。線もしっかり黒く、彩度高めのくっきり画質で全体が似たような大きさになり安定している。

光表現で効果でグラデーションになっているところはあっても、基本まったくグラデーションなしのベタ塗り絵、元は軽微なノイズ効果もあった感じだけど、ほぼ完全に潰れてノイズ効果のちらつきもなく非常にすっきりした映像に見える。

劣化も目立たず十分安定した映像でも、誉めるほど劣化が少ない感じでもなく平均より少し上程度。

絵で見ると線の輪郭は非常に滑らかでジャギ感もまったく感じないくらいだけれど、拡大してみると乱れのほとんどない縦720のジャギも綺麗に残っていて、これもHV1280。

みんな集まれ!ファルコム学園 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/01/05
制作:キャラアニ・ダックスプロダクション
評価:HV1280, HVFULL(OPのみ)


大きめの円分布になる線もしっかり黒い高コントラストのすっきりくっきり画質。動画節約感が伝わってくるくらいの低コストっぽい映像でも、 作りとしては雑な感じはしない。

適度なぼかしで滑らかに見える線になっていても元は細い線で描いていてジャギもわかりやすい。拡大処理でもほとんど乱れはなく、縦720の特徴も綺麗に残っているHV1280。

OPはフルHD相当だけど、PC作画で動画もないよ映像なので特に凄くも珍しくもない。

ノブナガン 1話


局:TOKYO MX
放送日:2014/01/05
制作:Bridge
評価:HV1280


大きな円に近い分布だけど、少し角ばった感じで8角形っぽく見えるところが多い。上下に×状のノイズ分布も見えるけれど、これは他作品同様鮮明優先のリサイズで拡大した影響。どこかで見たような表現や画風を適当に見繕って放り込んだような効果も多用しているけれど、基本は高コントラストのくっきり鮮明画質。

線が酷く荒れていた番宣と比べて本放送は比較的安定した映像になっているものの、元からややジャギ感のある絵にボケにくいリサイズを使った影響で輝度ムラのある粒状感が残る線になっていて、場所によっては線がガタガタに見えてしまうところがある。見ていて気になるところは少ないけれど、狙ってこの質感にしたというよりは、雑というか安っぽい作りに見えてしまう。


分布の特徴通り1.5倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎがはっきり出ていて、これもHV1280。

ハピネスチャージプリキュア! 番宣


局:テレビ朝日
放送日:2014/01/05
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/900

効果などで少しソフトに見えるカットばかりで、本編の普通のシーンの画質の参考にはならなそうだけど、そんな特徴のカットでも巨大というほどではないものの大きな円に近い分布になる。

今回の番宣では黒浮き気味の線が多く、精細感は高めでもくっきり画質というほどの鮮明さはないけれど、本放送ではもう少しメリハリのある絵になるだろう。

圧縮劣化の影響で少し線が崩れた評価に使えないフレームが大半だけど、動きの少ないカットのフレームを平均化して劣化を相殺すると断片的でも十分正確に縦900と判断できる特徴も見えてくる。最近の東映アニメーションではちゃんと整数で16:9になる数字でも1440x810とか1600x900などのわかりやすい数字から少しずれたドリランドや京騒戯画があったけれど、プリキュアは引き続き1600x900のHV1280+を維持。

分布は省略するけれど、映画プリキュアオールスターズNewStage3のCMは縦720ジャギがはっきり見えるHV1280。プリキュア映画は相変わらず黒帯なし16:9の1280x720で作っているようだ。

生徒会役員共* 1話



局:TOKYO MX
放送日:2014/01/04
制作:GoHands
評価:HV1280


横の伸びは良いけれど、縦がばっさり切れたような横長分布になるところがほとんど。縦方向に少しボケた感じの絵になっているけれど、線がしっかり暗い高コントラストのくっきり画質が基本なので、映像で見るとまったく気にならない。

1期から背景を中心はGoHandsらしい効果多用のきらきらした感じの絵になっていたけれど、比較してみると、効果の量や強度が5割増しくらい派手な作りになった印象。

ノイズ効果もあり圧縮劣化も少ないわけではないけれど、動きのあるカットでも荒れた絵になっているところは稀で、それなりにNRが効いていれば十分安定した映像に見えそう。


横長分布でもフルHDに拡大する処理で縦方向に少し崩れた絵になるわけではなく、この状態でも縦720の特徴は乱れももなく綺麗に残っていて、これもHV1280。



局:tvk
放送日:2014/01/05
評価:HV1280


上のMXと同じフレームの分布。

いつも通りのtvkボケでMXより一回り小さい分布になり、圧縮劣化でノイズが増え周囲も少し明るくなっている。それでも線もしっかり暗いくっきり画質が基本なのでボケても線の黒浮きが気になるところは少なく、絵で見ると鮮明さは大差ない。

ただ、それ以外の要素では、背景の描写の潰れも酷くMXの方が圧倒的に情報量の多い絵になっているし、MXでブロックノイズが目立つようなところはtvkはさらに劣化が酷く崩れているのでフレーム毎比較してもtvkの方がよく見えるところがまったく見つからないくらいの差があり、tvkとの相性は悪い方だろう。