2015年7月5日日曜日

ガッチャマン クラウズ insight 1話


局:日本テレビ
放送日:2015/07/04
制作:タツノコプロ
評価:HV1280, HVFULL(opのみ)


鮮明なカットで比べるとそれほど大きな変化にはなっていないけれど、1期の若干角ばった分布から円に近い分布に変わり、全体に若干小さくなった。

1期よりは僅かにソフトな絵で線の輪郭も滑らかに見えるけれど、かなり大きな分布になる鮮明さは維持している。線も十分黒に近く、くっきり画質と言っていいくらいメリハリのあるし、1期とほとんど変わらない画質に見える環境の方が多くなりそう。

少しジャギ感のある絵を少しぼかして整えたような特徴で、どこを見ても縦720のジャギがわかりやすく、引き続きHV1280。

EDは本編同様1280x720だけど、実写含めいろんな映像要素が詰まったOPはフルHDで作られている。静止画、動画とも絵を少し拡大して使っているところがあるので文句なしのフルHD映像というほどではないものの、動画で動くところでもフルHDに十分な作画になっているカットがちゃんとあり、CGもフルHDで出力しているように見えるところが多いので、フルHD相当の映像と言い切ってもいい作りかも。

追記
1期のOPを調べた記憶がなかったので今更ながら調べてみたところ、1期もOPの縦1080の特徴が残っているカットが複数あり、映像としてはフルHDで作られていた。ただ全体にボケた絵が多かったので2期OPの方がフルHDらしい映像に仕上がっている。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/07/04
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/918


かなり大きな円分布なる。線も太めで黒に近く、くっきり感の強い鮮明画質。極端に精細感が強い絵ではないけれど、細かい描写も多く一目で高解像度とわかる映像になっている。

滑らかな線に見えるけれど、線の輪郭にわかりやすい特徴が残っていて縦は918。

元は1632x918のHV1280+で、JCでは何度も出てきた数字だけど、テレビアニメでは2014夏のLOVE STAGE!!以来。EDも同じサイズで作られているようだ。 

戦姫絶唱シンフォギアGX 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/07/04
制作:サテライト
評価:HV1280


少し角ばった感じの大きな円に近い分布になる鮮明HV。線が黒に近い高コントラストのすっきりくっきり画質で鮮明さはトップクラス。2期もそれなりに鮮明な画質だったけど、さらにメリハリのある鮮明映像に変わっている。

線の輪郭もなめらかで高解像度な映像っぽく見えるけれど、この絵でも乱れのない縦720の特徴がはっきり残っていて、引き続きHV1280。

1568x882のHV1280+が続いたサテライトだけど、長門有希ちゃんが1クールを少し越えて続いてしまうことが影響しているのか夏は2作品とも1280x720。それでも作りは丁寧で1280x720のくっきり画質としてはとても上質な映像に仕上げている印象。

WORKING!!! 1話


局:TOKYO MX
放送日:2015/07/04
制作:A-1 Pictures
評価:HVFULL


暗くなりながらも縦は枠をはみ出す辺りまで伸びている巨大分布の精細HV。番宣通り縦1080の特徴がはっきり残るフルHD相当の映像。

番宣だけフルHD事件から5年、ようやく本編もフルHDで作られたA-1アニメが出現。ただ、フルHDと点を除くと微妙な特徴が多く、上質な映像とは言い難い。

2期はもっと変なバランスだったけれど、フルHDになっても最近のA-1に多い、線の太さがバラバラで場所によって線の黒さが大きく異なるちぐはぐな特徴が出ていて、演出的な理由がなくカット間で見た目の印象がことなる絵になってしまっているところが気になる。線がフルHD解像度で1ピクセルしかないところが多いので精細な印象は強いものの、細すぎて全体に線がはっきりしない白っぽい絵に見える上、情報量の少ない単純な背景が多いので簡素というか素朴な絵になっている印象。細い線にしたことで全体にジャギ感の強い線になってしまっているし、とりあえずちょっと無理してフルHDで作ってみた、といった感じの雑な作りに見えなくもない。

2期含め、一部のA-1作品で線の黒さが大きく変わる作品が多い傾向が長く続いているので、狙ってこの画質にしているのだろうし好みの問題かもしれないけれど、おお振り2期番宣はフルHDらしい情報量の多い鮮明映像だっただけに、個人的には5年でむしろ劣化したと感じてしまう出来かも。

Charlotte 1話



局:TOKYO MX
放送日:2015/07/04
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280


背景に細かい描写の多いフレームはもっと大きな分布になるけれど、人物中心のカットでは縦の伸びが微妙に悪く、僅かに横長感のある角ばった分布になるところが多い。

グラデーションを多用しているけれど、オーソドックスな明るさバランスで線も適度に暗い鮮明HDに仕上げている。

SHIROBAKOではPA臭が削がれて癖のないカットが多かったけれど、このアニメはいつものPA空間に戻った印象。CGが基本という感じの背景は相変わらずジャギ感が強く、大画面で見るとガタガタの線が見えてしまうカットも少なくないけれど、人物の線もややジャギ感が残っていて、輝度ムラが見えてしまうところもちらほらあった。

リサイズでの乱れは少なく全体に縦720のジャギが綺麗に残っていて、今回もHV1280のPA。



局:BS11
放送日:2015/07/04
評価:HV1280


BS11の同じフレーム。

MXと誤差程度の差しかなく安定したフレームで比較すると判別は困難。当然MXのような酷い破綻フレームはほとんどなく全体の安定性では圧勝だけど、情報量の多い絵というわけでもなく、MXと比較しなければ劣化も当然それなりにあり、特に優秀な画質という感じはしない。

例によって横方向のリサイズ跡がしっかり残っていて横1440経由の映像。



局:tvk
放送日:2015/07/04
制作:P.A.WORKS
評価:HV1280


ボケ局でなくなったtvkは以前と異なりMXやBS11と大差ない分布なっているけれど、僅かに横の伸びが悪く、線の輪郭を見ると他局より僅かにボケているところが部分的に出ている。といっても静止画で拡大して比較してようやくわかる程度の差なので鮮明さは同等と言っていいだろう。

一方、背景などの細かい描写の潰れは圧倒的に少なく、他局より情報量の多い映像になっているところが多かった。tvkの変化でも書いたように、情報を削っても安定さを優先する地上波に多い特徴ではなく、多少破綻が出ても映像の情報を残そうとするBS局に多い傾向に近いtvkの癖が効いているようだ。

デュラララ!!☓2 転 13話


局:TOKYO MX
放送日:2015/07/04
制作:朱夏
評価:HV1280


話数継続で再開。

大きな分布でも少し角ばった感じで、上下に×状の特徴も見える。精細感は弱いものの、黒に近い少し太めで線で描かれコントラストも高く、鮮明さはトップクラスのくっきり画質になっている。

×状の特徴通り鮮明さ優先のリサイズで拡大していて3ピクセル周期の揺らぎが強く残っているHV1280だけど、線が太いと線の輪郭の粗さは視認しづらく映像で見ると特に悪い感じはしない。処理で鮮明さを稼いだ上げ底画質という印象は拭えないものの、線に注目するともっと高解像度な映像に見え、リサイズの工夫もしっかり効いている。