2012年1月4日水曜日

機動戦士ガンダムSEED 1話



局:TOKYO MX
放送日:2011/01/03
評価:LB-p?, HV1280

BS11で見た状態の異なる3箇所それぞれ同じ場所で比較。

上は無難なHV化と言えそうなカットの分布。BS11との差は周囲のノイズの違い程度で元々状態の良いアプコン程度の精細感の弱い絵なので、見た目の印象差は皆無に近い。新作映像以外全体がこの状態であれば、無難な作りというくらいの感想で済んだのだけど。




線が異様に太く細かい描写が潰れまくりの問題カットの分布。ここもBS11との差は僅かでロゴを隠すと判別できないくらい似たような画質。

精細感も残しつつ自然に鮮明に見えるアプコン処理もたくさんありそうなのに、どんな環境で見るとこの映像でやろうと判断できるのか逆に興味深い。HV環境では辛いけど640x360くらいに縮小すると意外とまともな絵に見えるような?




B開始のアイキャッチの分布。圧縮劣化の出ている場所は違うけれど、ここもBS11とほぼ同等。

ハッピーフィート


局:TOKYO MX
放送日:2012/01/02
評価:HV1280

去年ムービープラスで放送されてものをチェックしていて、状態が大きく異なっていたので比較。

上がMX, 中央がムービープラスの分布。MXの方が一回り小さい分布になっているけれど、ムービープラスでは太い黒帯付きのシネスコサイズでの放送だったのに対し、MXではサイドカットで黒帯なし16:9に拡大された状態になっているのが主因だろう。ただ、ムービープラスの画像をMXに合わせてリサイズするともっと小さい分布になってしまう。

ジャギの特徴もわかりにくい映像だけど、縦720に少し足りないくらいの特徴なので、HV1280クラスの映像と言っていいだろう。



局:ムービープラスHD@e2
放送日:2011/02/20
評価:HV1280+

去年見たところそのまま。

黒帯付きシネスコサイズの映像だけど、不思議なことにMXと比べると絵の上下が少し切れた状態になっている。ということは、オリジナル映像はシネスコ並みの横長映像ではなく、少し上下を切ってシネスコサイズのテレビ用映像を作ったということなのかな?

あるいは映画ではシネスコサイズだったけれど、後でテレビ用映像を作る時に上下を少し足して16:9で作り直したとか?

いずれにしても映画作品において放送映像の特徴だけオリジナルの状態を予想するのは危険、ということが再確認できる違いだったので、特にこの作品の画質に興味がある人もいないだろうけど取り上げてみた。

それでも16:9で正確に縦720のジャギが綺麗に残っていて文字類がテレビ解像度の縦1080で入っている映画は最初から16:9で作っていると考えたくなるし大半はその通りだろう・・・だったらいいな。

ちなみ似たような例で、BSJAPANキッズではシネスコだったのに、BSフジでは16:9に拡大した状態だった鉄コン筋クリートの場合、BSフジでは左右だけでなく上下もBSJAPANより僅かに切れた状態だった。

鋼の錬金術師 シャンバラを征く者


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/01/02
評価:HV1280

他局で何度もチェックした作品なのでスルーしていたけれど、最後のチェックも誤認も多かった2008年だったのでなんとなく再確認。

BS-i, BShiで見たところと同じところ。

キッズの方が横の伸びがよい。どの局も少し横長の分布でリサイズの質の影響で縦に少し崩れている。

当時は曖昧な表現だったけれど、結論からいうと正確に縦720のHV1280で間違いなかったようだ。線周辺のノイズに縦360周期の揺らぎが出ているけれど、これは720→1080でリサイズの質の影響でよく出てくる特徴。当時縦720からずれているように見えた特徴は元絵の特徴が見えていただけだろう。

すでに横1440のBS-i(BS-TBS)も、BS-hiも存在しないので局ごとの特徴を比較しても余り意味はないけれど、いずれも圧縮劣化が目立つ局ばかりなのも何かの運命?BS-iだけ劣化が目立つので一番悪く、キッズとBShiは判別できないくらい近い状態。キッズの方が僅かに鮮明に見えるけれど、圧縮劣化はBShiの方が少なくどれか選ぶならBShiかな?

スカイ・クロラ


局:BSアニマックス
放送日:2012/01/01
評価:HV1280+


僅かに横長でも大きめの楕円分布になる鮮明映像。若干コントラスト控えめでくっきり感の強い絵というほどでもないけれど、線も細く、全体に精細感のある映像になっている。

ジャギの特徴も広範囲に出ているけれど、かなり高解像度の映像でリサイズでの歪みで高精度で確認できるところが見つからず、正確な数字かどうかは微妙だけど、線間隔の狭いところに出ているジャギは縦923辺りの周期になっている。

正確な数字と言えない時点で計算しても余り意味はないけれど、16:9では1640x923程度になり整数で16:9にならない数字なので、オリジナルはもう一回り大きな横長映像かも?

ただ、放送は黒帯なしの16:9でスタッフロールの文字も縦1080で入っているように見える。

劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/01/01
評価:HV1280+, HV1280

新番ラッシュの前に年始放送の映画をいくつか見ておこう。

テレ東で見た2箇所それそれ同じところで比較。

上はフルHD撮影っぽいけど元絵の解像度不足で僅かに拡大した跡が見えるところの分布。テレ東の極端な縦長分布と大きく異なり、横方向にかなり伸びがよくなっているキッズ。それでも横はばっさり切れた分布でいつも通り横1920放送でも1440経由のソースでの放送だけど、1440x1080の限界に近い巨大分布になっている。

テレ東より線も少し細く鮮明になっているけれど、極端に細い線の描写も少ないので、分布の差の割には絵で見比べると印象差は少ない。テレ東の方は何かの都合で複数回1920-1440間のリサイズを繰り返すなどして横方向に少しボケが出たのかな?色の滲みもテレ東より少ないなど、良い要素も多いけれど、圧縮劣化は圧倒的にキッズの方が多く、鮮明でも劣化で細部が崩れてしまっているので安定感のあるテレ東の方が良く見える環境も多そう。




縦720の特徴がはっきり残るHV1280のところの分布。ここもテレ東より横の伸びがよくかなり大きな円分布になる。

テレビのでCMで見る3Dアニメ映画の映像はいまのところHV1280ばかりなので、状態の異なるカットが混ざっている理由に3Dが関係している可能性もありそう?(憶測)

ロゴは目立つものの、キッズでは特に途中でCMが入らない映画が多く落ち着いて視聴できるところは有料局らしい利点も大きい。

戦姫絶唱シンフォギア 番宣


局:TOKYO MX
放送日:2012/01/03
評価:HV1280

これも動きの大きなカットが多いけれど、比較的安定したフレームで見ても小さい分布になるソフトなHV画質。効果で低コントラストになっているところも多いけれど、線の黒浮きもそれほど目立たず分布の割には鮮明に見えるカットもある。

動きの割には線がぼろぼろになるような酷い圧縮劣化はない。安定しているとも言えるけれど、比較的簡素な絵を効果で強引に派手に見せている感がしないでもない。

分布通り線の輪郭がソフトな上、リサイズ品質は悪くなく元絵の特徴もよく残っていてわかりにくいけれど、動きの少ないフレームには縦720のジャギが出ているところがあり、これもHV1280で間違いなさそう。