2010年3月18日木曜日

きみのおうちへ (LOST AND FOUND)


局:BShi
放送日:2010/03/18
評価:HV1280

イギリスの3DCG作品で2008年12月テレビで放送されたらしい。BS2では昨年末放送済み。

3DCGで普通のアニメのような輪郭線がないので少しもやっとした分布になっているけれど、伸びは悪くない。

CGなのでジャギの特徴も確認でいるけれど、ジャギ感が残らない程度に適度にソフトに仕上げられた映像。遠近も丁寧にピンボケで表現されているなど、CGというよりミニチュアの実写っぽく見える街並みは個人的に好きな質感。

ほぼ正確に1280x720のジャギが確認できるHV1280。海外作品で1280x720の確認例は少なくちょっと珍しい。

バカとテストと召喚獣 11話


局:テ レビ東京
放送日:2010/03/17
評価:HV1280+


初期のグレイン風ノイズで荒れた状態から、ここ数話はすっきりした質感に変わっているので改めてチェック。ここはデジタル的な加工の要素もあるフレームで、精細な要素も多く巨大な分布になっている。

ノイズの差以外は初期から変化無く、一部縦1080の解像度を持った要素のあるカットはあるけれど、大半は高精細なHVでも縦1080よりは小さい状態。

1080の部分は、アイキャッチと予告のほぼ静止状態の部分と、画面下部に数字やステータスの表示エリアが出ているカットの下部のエリアのデジタル的な効果と文字程度しかない。黒地に文字だけというカットも多かったけれど、その部分は輪郭がボケていて解像度の判断ができず不明。この分布のカットもそうだけど、デジタル的な加工をされた要素も多いもののステータス表示部以外は1080ではなく、本編中の縦1080の要素は極めて少ない。

1080ではない部分は、1話で書いたようにカットによって異なる解像度に見えるところも多々あるけれど、通常のアニメ作画部分もデジタル的な効果の部分も、縦885という不思議な数字のジャギが確認できるカットが非常に多い。1080の要素があるカットでも885に近いように見える部分があるなど、何か意味がある数字のようだ。2話での仮説の延長で考えると、この数字は撮影時に使う元絵の解像度なのかも?

強引に縦885の意味を考えてみると近い数字は1600x900で、その映像の周囲を8ピクセルカットした状態を考えると1584x884と近い数字になる。このアニメでは1600x900が作画時の基本解像度で、撮影時はその絵の余白部分を切り取って使うためにこの数字になったとかかな?

放送あるいは劣化の少ないBDで見たとしても、映像の特徴から断定することは不可能で、真相は関係者に直接取材しないとわからず、撮影がフルHD解像度という話も含め高確率で間違ってそうな憶測の話なので念のため。処理過程はともかく、このアニメの解像度は1600x900に近いサイズ(放送では横は足りないけれど)で、稀にフルHD要素もある、というくらいの認識でよさそう。

一時期EDが別バージョンになっていたけれど、2つめのED含め、OP, EDはHV1280。ぼかしも弱くコントラストも高いので本編より鮮明に見え、OP,EDの方が解像度も高い?と思ってしまいそうだけど、本編の方が上。