2013年10月10日木曜日

京騒戯画 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/09
制作:東映アニメーション
評価:HV1280+/891


十分大きな円分布だけど、0話で見たフレームほど大きな分布になるところは見当たらず、全体に鮮明さを抑えたソフトな絵に仕上げている印象。ソフトといってもこの分布なので平均以上の鮮明映像で、高精細な特徴もしっかり残っている。


ノイズも多く周囲が明るいけれど、圧縮劣化というよりは元映像のノイズ効果やディテールなどが残っているところが多い。もちろん圧縮劣化もしっかり出ているけれど、元映像の緻密さを比較的良く維持できているように見える。

MXに限った話ではないけれど、同じグレイン風ノイズでも強度やノイズの粒の大きさ、鮮明さチラつきの周期なども放送での劣化具合にも影響してくるので、この作品はMXでは潰れにくいノイズ効果の映像なのだろう。

巨大分布ではないものの、精細な描写も多い緻密な映像で、もちろん1280x720クラスの映像ではく、0話と非常に近いサイズでも今回はちゃんと整数で16:9になる縦891になっていた。元は1600x900よりひとつ小さい1584x891のHV1280+。

少し変わった1456x819のドリランドも同じサイズを維持しているし、テレビアニメの京騒戯画はこれで統一されるかな?0話は編集の段階で少し切れたかもしれないので、後で古いCMの映像と同じところを比較してみる予定。残してあるデータと同じフレームが放送に無いと駄目だけど。

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/09
制作:ディオメディア
評価:HV1280


少し角ばった感じでも大きな分布鮮明HV。似たような分布になるところが多くカット間のバラつきが小さい。

明るさの分布を見ると意図して明るくしているにも見えるけれど、全体に明る過ぎと感じるカットも多い。輝度が間違っていると想定して補正した映像の方が自然で見やすいバランスの良い絵になるし、コントラストの低いカットも少し混ざっていたりするので、やっぱり間違ってるのかも?

これも僅かなチラつきしか見えない映像の割には、動きの少ないところでも線に微妙に乱れがある。酷く荒れたところは稀でMXの中では悪くないけれど、これも以前のMXであれば・・と思ってしまうアニメのひとつ。

線もそれなりに滑らかに見えるけれど、比較的ジャギの特徴がはっきりした線で、安定したフレームはどこを見ても縦720とわかりやすいHV1280。

BLAZBLUE ALTER MEMORY 1話


局:TOKYO MX
放送日:2013/10/08
制作:teamKG,フッズエンタテインメント
評価:HV1280


効果で少しソフトな絵になっているシーンも多いけれど、鮮明なカットは若干四角感もある大きな分布になる。黒というほど暗くなくても適度に暗い線の高コントラスト映像。ほとんどジャギ感のない線も滑らかなバランス志向の落ち着いた質感で多少明るい絵にしていても癖のない見やすいHD画質になっている印象。

はっきりとしたチラつきはないけれど動きの少ないところでも圧縮劣化での軽微な線の崩れがあり、弱いノイズ効果は使っているように見える。荒れたフレームも多いけれど、ボロボロといいたくなるような酷いところは稀で、安定画質には程遠い状態でも新MXの中ではまだましな方。まあ、BS日テレには今まで以上に差をつけられて完敗になるだろうけど。

元絵の特徴も良く残っているけれど、乱れのない縦720のジャギも残っているところが多く、これもHV1280。