2011年11月13日日曜日

けものとチャット


★4:3アニメです

局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/13
評価:4:3-ip/486(R)

このフレームの分布では同心円状という感じはしないけれど、PC作画のCG作品で太い線のすっきり鮮明画質だけど簡素な映像。FLASHっぽい動きにも見えるけれど、計算で描かれた線ではなくペイント系ツールで描いた絵が基本になっているので違うのかも?

486(R)なので局でのアプコンの可能性が高そう。486に戻した状態で上下4ピクセルずつの黒帯がありアプコン直前の絵は縦478になっている。最初からその数字ではないだろうし、SDマスターを作るまでの過程で少し切れたのかも?

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇


局:キッズステーションHD@e2
放送日:2011/11/13
評価:HV1280

効果などの影響でもっと小さい分布になるところも多いけれど、鮮明なところは十分大きめの円分布になる。極端に細い線での描写は少なく、コントラストを抑えたシーンも多いけれど、線が十分暗い高コントラストのくっきり画質になっているところの方が多そう。

軽微なグレイン効果の影響もあるのかキッズらしい周期的な線の崩れもあり安定感のある映像ではないけれど、気になるような圧縮劣化も少なく見た目の印象は悪くない。

ジャギ感の弱い線でわかりにくいところが多いけれど、細い線や線間隔の狭いところには縦720のジャギも残っていてこれもHV1280。映画でも黒帯なしの16:9で文字などの要素も縦720になっているところがあるけれど、キャラ紹介や最後のスタッフロールなどの文字は縦1080になっているのでこれも最初から16:9で作っている可能性が高そう。

これも横1440経由の映像。

僕は友達が少ない 1話


局:BS-TBS
放送日:2011/11/12
評価:HV1280

TBS1話と同じところ。

番宣同様、BS-TBSの方が横の伸びが少し良くさらに大きな分布になっている。色や圧縮劣化の多い不安定さは相変わらずのBS-TBSだけど、1920化後はTBSより線が僅かに細く引き締まって見える。

1920局での1920ソースの動向を集中的に調べてから1年近く経過しているので、現在は少し状況が変わっているかもしれないけれど、BS1920局でもほぼすべての映像が横1440経由になっているところも多いのに対し、1920後のBS-TBSでは僅かとはいえ1920を維持したフルHD映像も存在しているし、TBSより良い分布になるなど、エンコード以外の部分では高品質な映像を維持できる機器に変わっているのかも。

放送画質に大きく影響するエンコーダ品質は相変わらず最低レベルなのがもったいない。BS-i時代からのこの低画質エンコーダに手をつければBSでもトップクラスの画質になる可能性を秘めていると言えそうでも、やればできる子状態には何の価値はないので実行に期待したいところ。

フレームで比較すればBS-TBSの方が劣化が少ないところも多く、OPのようにTBSでも圧縮劣化が目立つ動きの大きな映像ではTBSより安定しているフレームも多く、TBSの方が優秀というほどの差は感じないものの、動きの少ないところではシーンチェンジ後を中心にブロックノイズだらけの破綻フレームが多く動画としては不安定さの方が気になりやすい環境が多いだろう。

追記
誤解を招きやすい表現になってしまったけれど、このアニメは相変わらず横1440経由の映像で再生機からエンコーダまでの伝送途中での劣化が少なくなったように見えるという話。リサイズを数回繰り返したとしても普通にテレビで見ていて気付けるような差は出ないけれど、画質向上効果は十分にある。似たような変化で顕著だったのはBSフジで、画質向上前のBSフジではすべての番組で横方向にリサイズを繰り返したノイズがはっきり残っていたけれど、変更後は1440→1920への拡大を1回しかやっていないように見えるすっきり映像に変わった。1920-1440リサイズでの劣化は編集などの映像の加工でも起こるので元から劣化していることも多く、ソースの品質向上も重要なのは言うまでもない。